ある日の事
霊夢「お腹減ったぁ!」
午後1時42分。霊夢は朝から何も食べてないため、空腹になっていた
雅人「なら虫でも食ってろ。それが嫌なら石でも食ってろ」
霊夢「うるさい雅人!なんか買ってこい!」
雅人「やなこった」
雅人は先程買った焼きそばパンを口にする
霊夢「あー!なに自分だけ焼きそばパン食べてるのよ!」
雅人「文句あるか?」
霊夢「私にも頂戴!」
雅人「やーだね、欲しけりゃ自分で買ってこい」
すると、雅人はあることに気づく
雅人「・・・なんだよお前ら。めっちゃ怖えよ」
魔理沙達も空腹なのか、焼きそばパンを食べてる雅人を妬ましい目で見ていた
雅人「頼むからそんな目で俺を見ないで」
魔理沙「あ~あ、腹減ったなぁ~」
射命丸「でも私達財布に冬が来てるんですよね~」
霊夢「こう言うとき財布に余裕のある人が奢ってくれたらなぁ~」
雅人「・・・はいはい、分かりましたよ。なんか買ってきます」
女性陣「イェ~!!」
雅人は、財布を持って部屋を出る
30分後
雅人「ったく、そもそもなんで俺が・・・」
雅人は食料を買いに町に出ていた
すると、パン屋の主人が雅人に話しかける
主人「よお雅ちゃん!」
雅人「ういっす」
主人「もう仕事帰りで?」
雅人「いや、同僚に食い物買ってこいって言われてこの有り様だよ」
主人「ハハハ!なら丁度良い!」
雅人「?」
パン屋の主人は紙袋に入った大量の雅人に渡す
主人「持っていきなよ!」
雅人「え!?でもこんな量悪いよ!」
主人「良いってことよ!この前絡んできたチンピラを追っ払ってくれたお礼だよ!」
雅人「でも・・」
主人「いいのいいの!」
雅人「・・・じゃあ、お言葉に甘えさせて」
雅人は、紙袋を持って霊夢達の元に足を運ぶ
その頃、霊夢達は男性の話に夢中になっていた
魔理沙「やっぱり・・・私はユニット3の佑真かな」
早苗「あ~、分かります」
魔理沙「あの人の笑顔、思い出しただけでもう惚れそうだぜ」
魔理沙は顔を赤くして分かりやすい反応をする
射命丸「でも私はユニット3の中ではやっぱり・・・悠生さんかな」
射命丸「あんなに可愛い顔した男の人は居ませんよ」
妖夢「それには賛同します」
射命丸「ですよね!」
早苗「霊夢さんは?」
霊夢「・・・別に誰だって良いでしょ」
魔理沙「何だよ白けてんな」
妖夢「そうですよ。霊夢さんも教えてくださいよ」
霊夢「居ないわよ、そんな人」
早苗「寂しい方ですね」
霊夢「うるさい」
霊夢は機嫌悪そうにそっぽを向く
魔理沙「ちえっ、つまんねえの」
魔理沙がそう言った途端、大きい紙袋を持って雅人が戻ってくる
雅人「今戻ったぜ~」
早苗「そ、そんなに買ったんですか!?」
雅人「いや、なんかパン屋の主人がこの前のお礼とかいって俺にくれた」
雅人はパンが入った紙袋を置く
雅人「と言うわけでパンでも食ってろ」
霊夢達は袋に入ったパンを取って口にする
魔理沙「あ、これ美味しい」
早苗「フワッフワですね」
アリス「美味しいわ」
射命丸「どこの店ですか?」
雅人「田中次郎屋って店」
妖夢「・・・覚えやすい名前ですね」
霊夢「・・・時間ね、雅人、パトロール行くわよ」
雅人「あいよ」
霊夢はジャムパンを食べながら雅人と一緒に部屋を出ると、車両置き場で車に乗り込んでパトロールに出る
雅人「で?空腹は満たされたか?」
霊夢「それなりにね」
雅人「そーかそーか」
霊夢「・・・ねえ雅人」
雅人「ん?」
霊夢「雅人は、どんな風に私を見てる?」
雅人「どんな風にって?」
霊夢「え~と、なんかこう・・・私の事どんな風に思ってるのかなって」
雅人「ん~・・・上司兼相棒かな」
霊夢「・・・そう、安心したわ」
雅人「お前はどんな風に俺を見てるんだよ」
霊夢「えっ?え~と、部下だけど友達で相棒みたいな感じかな・・・」
雅人「そうか、友達って思ってくれてたのか。それは嬉しいな」
霊夢「え、ええ・・・」
霊夢(何だろう・・この気持ち。まさか・・・)
霊夢がそう思った瞬間、本部から連絡が入る
本部【こちら本部、1丁目のコンビニにて近くの不良による強盗事件発生。付近の警官が駆けつけた所、犯人達は店員と客を人質に店内に立てこもった模様。至急、現場に向かえ。なお、犯人達は拳銃らしきものを持っているとの連絡あり】
霊夢「了解、現場に向かいます」
十数分後、二人は現場に到着していた
雅人「野次馬多いなぁ」
霊夢「そうね。それで状況は?」
警官「はい、犯人達は拳銃を所持しています」
雅人「エアソフトガンじゃないのか?」
警官「あなた方が到着する前、店内から発砲音がして、あの通り」
警官は窓ガラスを指差すと、ガラスには弾痕が残っていた
雅人「どっから銃なんて手に入れたことやら」
霊夢「その調べは警察に任せるとしましょう。雅人、いつもの奴持ってきて」
雅人「了解」
雅人は車のトランクからドットサイトつきのモスバーグM590を取り出して、その内一挺を霊夢に投げ渡す
霊夢「で?どうやって突入するの?」
雅人「どうせ犯人達は裏口から逃走するつもりだろ」
雅人「裏口には鍵かけて、逃げるときに開けて逃走ってな」
雅人「だから、裏口の鍵をこじ開けて徐々に犯人確保ってな。警察流だ」
霊夢「了解」
二人はM590を持って裏口に回る
裏口付近に到着すると、雅人はキーピックを鍵穴に差し込む
霊夢「こちら認識番号8967、これより突入を試みる」
本部【了解。許可する】
雅人「開いたぞ」
霊夢「了解」
二人は耳栓と対閃光ゴーグルを付けると、雅人がドアを少し開けてスタングレネードを投げ込む
スタングレネードは地面についた瞬間に辺りを閃光と高温で包み込む
相手が怯んでいる隙に雅人と霊夢は突入して二人の不良の身柄を確保する
雅人「OK、後は2人だな」
霊夢「ええ」
雅人と霊夢は武装解除させた不良を放って置いて、霊夢が店内のドアを少し開けて音をたてないように中に侵入する
霊夢「私は右をやるわ」
雅人「了解。俺は左だな」
雅人と霊夢は片手を軽くぶつけ合う
雅人「頼んだぜ、相棒」
霊夢「ええ」
雅人は身を乗り出してドットサイトを覗き込み、左の不良に向かって発砲すると、XREPが不良の体に突き刺さり、電流を流す
不良「ぐぁぁぁぁ!」
叫び声をあげた不良に驚いたもう一人の不良は声のした方に首を向けるが、その瞬間に霊夢に取り押さえられる
霊夢「動くな」
霊夢はそう言って、手をあげた不良の両手に手錠をかける
それから数時間後、二人は再びパトロールを行っていた
霊夢「・・・」
雅人「なあ霊夢、なんでさっきから黙ってるんだ?」
霊夢「別に、話すことがないだけよ」
雅人「ふーん。ところでさ、なんでさっきあんなこと聞き出したんだ?」
霊夢「・・・なんだっていいでしょ」
雅人「なんだよ、教えてくれたっていいだろ?」
霊夢「・・ちょっと気になったから、よ」
雅人「あっそ」
霊夢(・・・・言えるわけないじゃない。雅人の事が好きになったからだなんて)