東方軍事組織   作:SOCOMレオン

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#20 狙われたユニット1(後編)

ハンドガンの銃声が辺りの民間人の耳に入り、悲鳴と共に民間人達は逃げ始める

 

ジョン「ヘーゼル!あの銃持った金髪女狙え!」

 

ヘーゼル「あいよ」

 

ヘーゼルは90-twoを柱に隠れている魔理沙に発砲し、柱には40S&W弾の弾痕が残る

 

魔理沙「アリス!ジダン!平気か!?」

 

アリス「平気・・・ではないかも」

 

アリスの横腹からは、赤黒い液体が出ていた

 

ジダン「アリス!しっかりしろ!」

 

ジダンは負傷したアリスを横にさせると、身を乗り出してグロック17をジョンに向かって発砲する

 

ジョン「ちっ!あのガキ!」

 

ジョンは片手を出してHK45を発砲すると、ジダンは障害物に身を隠す

 

魔理沙「ジダン!アリスの様子は!?」

 

ジダン「横腹からいっぱい血が出てる!」

 

魔理沙「くっ・・・!」

 

魔理沙は柱から上半身を少し出してヘーゼルに発砲し、ホールドオープンした途端に再び身を隠し、マガジンを入れ換える

 

ヘーゼル「あーもう、あのバナナ女鬱陶しい。ジョン、あれ使っていいか?」

 

ジョン「ああ、使え!」

 

ヘーゼル「あいよー」

 

ヘーゼルはボストンバッグからAKSMを取り出すと、コッキングレバーを引いて初弾を薬室に送り込み、ストックを肩に当てて発砲する

 

魔理沙「ぬおおお!?」

 

魔理沙が隠れている柱に7.62mm×39弾が次々と命中する

 

魔理沙「メチャクチャしやがるぜ!」

 

すると、サイレン音と共に盾を持った警官が到着する

 

警官「銃を捨てろ!無駄な抵抗はするな!」

 

ヘーゼル「無駄な抵抗するなってさ」

 

ジョン「そう言われると抵抗したくなるだろ?」

 

ヘーゼル「それもそうだねぇ!」

 

ヘーゼルは警官達にAKSMを発砲する

 

魔理沙(チャンス!)

 

魔理沙は柱から飛び出してジダンとアリスがいる方に向かう

 

魔理沙「アリス!」

 

アリスの横腹からは、既に大量の血が出ていた

 

魔理沙「アリス!しっかりしろ!」

 

魔理沙はハンカチで応急処置を試みる

 

ジダン「魔理沙、アイツ等が警察に集中してる間に逃げよう」

 

魔理沙「ああ!」

 

ジョン「そーはさせるかってんだよ!」

 

ジョンはボストンバッグからAKSMを取り出すと、魔理沙達に発砲する

 

魔理沙「くっ!」

 

 

その頃

 

雅人「何やってんだアイツら、嫌な予感的中したぜ」

 

雅人はインカムを付けると、USPタクティカルにサプレッサーを付ける

 

雅人「聞こえるか。B地区の通りで襲撃されてる。相手は例の刺客だ。USPじゃ話にならない、俺のいつもの奴持ってきてくれ。そう、それだ」

 

雅人「あー、も~。とんだリフレッシュ休暇だ」

 

雅人「優曇華、妖夢と一緒にD地区のスナイプポイントに行け。そこで待機だ。鉛弾放出の大セールだ」

 

雅人は通信を終了すると、そのまま身を隠す

 

 

アリス「ごめんね・・・足引っ張って・・・」

 

魔理沙「喋るな!アリス!」

 

その様子を見たジダンはホールドオープンしたグロック17のマガジンを入れ換え、身を隠していた障害物を飛び越えて突撃しながらジョンとヘーゼルに発砲する

 

魔理沙「ジダン!?ダメだ!戻ってこい!ジダン!」

 

ジダンは魔理沙の制止を無視して捨て身の突撃を行う

 

ジョン「なんだ?アイツ頭イカれてんのか?」

 

ヘーゼルが警官から奪った盾で弾丸を防ぎながらジョンがAKSMのマガジンを入れ換える

 

ジョン「面白え、あの世に送ってやるよ!」

 

ジョンがジダンを撃とうとした時だった

 

突如、ジョンのAKSMのバレルに9パラが命中し、ガキィンという音と共に弾丸がバレルにめり込む

 

それと同時に、身を隠していた雅人が飛び出してジダンの襟を掴み、引っ張りながら移動して身を隠す

 

雅人「ったく、お前は何やって・・」

 

すると、ジダンは雅人の頬を殴り付ける

 

ジダン「何するんだ雅人!もう少しで仕留められたのに!」

 

雅人「落ち着けよ、どうした?いつものお前はどこ行った?」

 

雅人「確かに仕留められたかもしれない。だが、お前も絶対死んでた。相手のテンションに乗せられて感情に身を任せるな。ここはもはや戦場だ、確実に死ぬぞ」

 

雅人「いいか、俺達は兵士だ。無闇に突っ込んで仲間を危険に晒すな。覚えておけ」

 

ジダン「・・・」

 

すると、ジダンは雅人の言葉で冷静さを取り戻す

 

雅人「だが、お前の気持ちも分からないでもない。そこは勘違いするな」

 

魔理沙「ジダン!雅人!」

 

魔理沙が負傷したアリスを連れて、二人の元に来る

 

雅人「ジダン、これを使え」

 

雅人はインカムをジダンに渡すと、ジダンはインカムを装着する

 

雅人「二人とルート12を進んで逃げ回れ。出来るな?」

 

ジダン「うん」

 

ジダン「魔理沙、僕から離れないで」

 

魔理沙「了解」

 

ジダンはアリスをおぶった魔理沙と共にその場から走り去っていく

 

ジョン「あっ!待ちやがれ!」

 

ジョンが魔理沙達に発砲しようとするが、雅人がUSPタクティカルを発砲して妨害する

 

雅人「悪いがこっから先は行かせない」

 

ジョン「邪魔するな!平和ボケした黄色い猿が!」

 

雅人「その平和ボケした猿より銃の腕前が低いバカはどこのどいつだぁ?バカみたいに乱射しやがってよぉ。それならまだ殺し屋の方がよっぽどいい腕だぜ。おっとすまん、バカがバカみたいに乱射してもバカであることに変わりはないんだったな」

 

ジョン「んだとテメェ!ブッ殺す!ぜってえブッ殺してやる!」

 

ヘーゼル「落ち着けよジョン」

 

雅人「へっ、気ぃつけろよ?戦場でとち狂って冷静さ失ったらお前、死ぬぜぇ?」

 

ジョン「うるせぇ!テメエが死ね!」

 

ジョンはマガジンが尽きたHK45を雅人の方に投げつける

 

ヘーゼル「んな奴ほっとけ、もう弾がない。一旦引くぞ」

 

ジョン「この〇〇〇〇が!ぜってえ〇〇〇して〇〇〇してやる!覚えてろ!この〇〇〇〇〇〇〇〇野郎が!」

 

ヘーゼルは汚い言葉を連続して発言するジョンを連れて走り去っていく

 

雅人「へっ、あんなガキみたいなテロリストは初めて見たぜ」

 

雅人がそう発言すると同時に車が雅人の側に止まる

 

早苗「雅人さん!乗ってください!」

 

早苗は雅人に89式小銃を渡すと、雅人は車に乗り込む

 

雅人「アイツらはルート12を逃げ回ってる。ほら行け!」

 

雅人がそう言うと、早苗は車を走らせ、ジダン達の元に向かう

 

 

それから30分後、早苗達はルート12に差し掛かっていた

 

早苗「見つけました!」

 

射命丸「拾いますか!?」

 

霊夢「出来るだけ幅寄せして!負傷してるアリスだけでも!」

 

早苗「了解です!」

 

早苗は歩道に幅寄せして、ジダン達の近くに車を寄せる

 

早苗「魔理沙さん!アリスさんをこっちに!」

 

早苗がそういうと、射命丸がリアシートのドアを開ける

 

射命丸「アリスさん!掴まって!」

 

射命丸は手を差し出すと、アリスは射命丸の手を掴み、射命丸がアリスの手を引っ張って車に乗せる

 

すると、後ろから銃弾が車体後部に命中する

 

射命丸「来ました!」

 

霊夢「近づけさせちゃダメ!撃って!」

 

霊夢と射命丸は箱乗りをして、89式小銃を発砲する中、雅人は窓から身を乗り出して発砲する

 

霊夢「魔理沙!ジダン!そのまま走り続けて!」

 

魔理沙「マジかよ畜生!」

 

ジョン「へっ、見つけたぜ」

 

ジョンはピックアップトラックの荷台から、M249を発砲する

 

射命丸「タイヤ狙ってください!霊夢さん!」

 

霊夢「分かってるわよ!」

 

双方ともに銃撃を行い、お互いの車体には5.56mmNATO弾が命中する

 

ジョン「ヘーゼル、もう一度同じコース走れ!」

 

ヘーゼル「了解」

 

ヘーゼルは早苗達の車を追い抜くと、射命丸の目にある物の存在が映る

 

射命丸「!!!」

 

ジョン「へっ、使うことは無いと思ってたが、人生何が起こるか分からねえなぁ」

 

射命丸「ヤバい・・・。早苗さん!もっとスピードあげてください!」

 

早苗「?」

 

射命丸「連中、荷台にRPGを積んでます!」

 

早苗「え、ええ!?」

 

すると、後ろから先程のピックアップトラックが一周して早苗達が乗った車の後方に付く

 

射命丸「来た!」

 

射命丸と霊夢は後ろにいるピックアップトラックに向かって発砲する

 

ジョン「吹っ飛べよぉ?」

 

ジョンはRPG7の引き金を引くと、弾頭が早苗達の車の付近に弾着する

 

ジョン「チッ!外したか」

 

霊夢「危ないわね!」

 

霊夢と射命丸は一旦車内に入ると、霊夢がサンルーフを開け、射撃を行う

 

ヘーゼル「ジョン、次こそ仕留めろよ」

 

ジョン「わかってらぁ」

 

ジョンはランチャーに弾頭を差し込むと、狙いを定め、弾頭を発射する

 

射命丸「RPG!」

 

霊夢「くっ!」

 

霊夢達が死を覚悟したときだった。突如弾頭は空中で爆発する

 

霊夢「!?」

 

ジョン「!?一体何が・・」

 

「一体何が起きた」、そう言おうとしたが、ジョンが発言することはなかった。何故なら、ジョンの額には弾丸が命中したからだ

 

ヘーゼル「ジョン!?どうした!?ジョン!!」

 

すると、霊夢達やヘーゼルの耳に銃声が響く

 

ヘーゼル「狙撃っ!?」

 

優曇華【大丈夫ですか?霊夢さん】

 

優曇華はブレイザーR93のボルトハンドルを引き、ボルトハンドルを押し戻す

 

霊夢「流石ね。RPGの弾頭に命中させるなんて」

 

優曇華【日頃の訓練の賜物です】

 

ヘーゼルはその場から車を移動させようとするが、優曇華がタイヤを狙撃する

 

ヘーゼル「くっ!」

 

霊夢達は車から降りてヘーゼルの身柄を確保しようと、ヘーゼルの元に向かう

 

霊夢「無駄な抵抗はやめて、両手を頭の後ろで組んで車から降りなさい」

 

ヘーゼル「・・・」

 

ヘーゼルは素直に車から降りる

 

ヘーゼル「ジョンを殺るたぁ、良い腕のスナイパーがいるんだな」

 

雅人「無駄口を叩くな、さっさと地面に伏せろ」

 

ヘーゼル「・・・ここでお前らに捕まったら、あの世の仲間達に示しがつかねえ。一人でも多く、道連れだ」

 

ヘーゼルはシートに置いてあった90-twoを取り出すと、霊夢の方に銃口を向ける

 

霊夢「っ!」

 

雅人「霊夢!」

 

ヘーゼル「死ね!女ぁ!」

 

ヘーゼルは90-twoの引き金を引くと銃口から40S&W弾が飛び出し、霊夢の体に命中する、筈だった

 

霊夢「え・・・?」

 

霊夢は目の前の光景が信じられなかった。なぜなら、弾丸が命中したのは霊夢ではなく、身を呈して霊夢を庇った雅人だったからだ

 

雅人はレッグホルスターからUSPタクティカルを取り出すと、ヘーゼルの額に銃口を向けて引き金を引く

 

額に風穴が開いたヘーゼルは90-twoを持ったまま地面へと倒れる

 

雅人はヘーゼルを射殺すると、弾丸が命中した腹部から血を流しながら、地面へと倒れる

 

霊夢「ま・・・雅人!!」

 

霊夢は地面に倒れた雅人の名前を叫び、体を少し起こさせる

 

霊夢「雅人!雅人!」

 

雅人「大・・丈夫・・・か?霊・・夢・・・」

 

霊夢「なんで!なんで!」

 

雅人「バカ野郎・・・大声出すな・・傷に・・・ゲホッ!」

 

雅人は口から吐血すると、雅人の口許を血が汚す

 

霊夢「しっかり!すぐに病院に連れてくから!」

 

霊夢は雅人を背負うと、車に乗せる

 

霊夢「魔理沙!ジダン!私達は先に病院に行くから!」

 

魔理沙「あ、ああ!!」

 

霊夢「早苗!出して!」

 

早苗「は、はい!」

 

早苗は急いで車を病院に向かわせる

 

 

魔理沙達が到着したのはそれから40分後の事だった

 

魔理沙「霊夢!」

 

霊夢「魔理沙・・・」

 

優曇華「二人の容態は!?」

 

霊夢「アリスの方は、手術が成功したけど・・・雅人は・・」

 

魔理沙「!?雅人がどうかしたのか!?」

 

霊夢「・・・」

 

妖夢「霊夢・・さん?」

 

霊夢「雅人に・・輸血出来る血液が無いって・・・」

 

魔理沙「!!それってどう言うことだよ!こんだけ居れば誰か一人くらい!」

 

霊夢「・・・雅人は、RH-のAだって・・」

 

優曇華「そんな・・」

 

魔理沙「おい!RH-ってなんだよ!」

 

優曇華「血液にはA型やB型以前に、RH因子といってRH+やRH-の区別があって、それがあわないと同じA型でも輸血が出来ないんです」

 

魔理沙「そんな・・・」

 

早苗「この病院、RH-のストックが無いらしくて・・今、私達の血液で合う人がいないか検査してもらっているところです・・・」

 

すると、検査室から白衣を着た医師が出てくる

 

医師「It is lucky. There was only one of the RH-A types.」

 

魔理沙「な、なんて言ってるんだ?」

 

ジダン「・・・運が良い。一人だけRH-A型の人がいたって言ってる」

 

すると、一同の顔に希望の色が見える

 

霊夢「そ、その人は誰なんですか!?」

 

ジダン「Who is the person?」

 

ジダンが英語に訳して発言すると、医師は霊夢を指差す

 

霊夢「わ、私!?」

 

妖夢「霊夢さん!雅人さんを助けられるのは霊夢さんしかいないって事ですよ!」

 

霊夢「私が・・雅人を・・・」

 

霊夢「・・・分かったわ」

 

 

 

雅人「ここは・・どこだろう」

 

雅人は360度真っ白な空間にいた

 

雅人「確か俺は・・霊夢を庇って・・・」

 

雅人は記憶の糸を辿っていくが、その記憶の糸も途中までしかない

 

雅人「・・・分からないな」

 

雅人はそう呟くと、何もない真っ白な空間を歩き始める

 

雅人「誰も居ないのか・・・?」

 

???「雅人」

 

雅人はたった一人、白い空間を歩き続けていると、雅人の耳に聞き覚えのある声が入ってくる

 

雅人「・・・まさか」

 

雅人は振り返ると、そこには声の持ち主でこの世に居ない筈の人物が立っていた

 

明美「久しぶり、雅人」

 

明美は雅人に微笑む

 

雅人「明・・美・・・?」

 

明美「そうだよ。かつての恋人を忘れてたの?」

 

雅人「・・忘れるもんか」

 

明美「フフ、ならよかった」

 

雅人「お前がいるってことは、ここは天国か?」

 

雅人が尋ねると、明美は首を横に振る

 

明美「ここはあっちの世界じゃないよ。ここはこの世とあの世の間、つまり雅人は今、臨死状態ってところかな」

 

雅人「・・・」

 

明美「今私は、許可をもらってここにいるの」

 

雅人「何の・・為に?」

 

明美「さっきも行ったように、雅人は臨死状態になっているの。でもね、私のように死んじゃったらダメ」

 

雅人「何でだよ!またこうやって会えたのに!俺はお前と一緒に居たいんだよ!!」

 

すると、明美は雅人の肩に手を置く

 

明美「ありがとう、雅人。でもね、私みたいに死んじゃったら、霊夢さん達とも話せなくなっちゃうのよ?それに、霊夢さん達は絶対雅人が死んじゃうのを望んでない筈よ」

 

雅人「・・・」

 

明美は、黙っている雅人をそっと抱き締める

 

明美「雅人には生きてて欲しいの。ずっと、私が居てあげるから、雅人は幸せになってね」

 

明美「大好きだよ。雅人」

 

明美はそう言うと、雅人の視界には明美の姿が映らなくなった

 

しかし、雅人の表情に不安はなかった

 

雅人「ああ・・ずっと一緒だ」

 

雅人はそう呟くと後ろに振り返り、元来た道を走り始める

 

やがて、幾らか走っていると目の前が真っ暗になっていった

 

 

 

雅人「ん・・・?」

 

雅人は目を開けると、自分の目には白い天井が映った

 

雅人「ここは・・・?」

 

雅人は周りを見渡すと、そこには自分を枕にして眠っている霊夢がいた

 

周りを見た限り、今は夜になっているようだ

 

雅人「このバカはなにやってんだか・・・」

 

霊夢「ん・・・?」

 

霊夢が目を覚ますと、意識が戻った雅人を見て霊夢は目を丸くする

 

霊夢「雅人!私が分かる!?」

 

雅人「デケエ声出すなよ霊夢。あと、俺を枕にするな」

 

霊夢「よかった・・・本当に」

 

霊夢は安堵感からか、ため息を出す

 

雅人「ここは・・・?」

 

霊夢「病院よ」

 

雅人「そうか・・」

 

霊夢「・・・何で」

 

雅人「ん?」

 

霊夢「何で・・あのとき私を庇ったのよ・・・」

 

霊夢「庇ったりしなきゃこんなことにはならなかったのに!何でよ!ねえ!」

 

霊夢は感情に任せて発言する

 

雅人「・・明美みたいな事は・・もう嫌なんだ」

 

霊夢「バカ・・。でも・・・」

 

霊夢はそれだけ言うと、目から涙を流す

 

雅人「泣くなよ。それでも分隊長か?」

 

霊夢「だって・・えぐっ・・・だって・・・ひっく」

 

雅人は、涙を流す霊夢の頭を優しく撫でる

 

雅人「ったく、甘々な分隊長だな」

 

雅人はそう言いながらも、霊夢の頭を優しく撫で続ける

 

 

それから幾らかの時が経ってから、雅人は無事ユニット1に復帰した

 

雅人が復帰した日の夜、博麗神社では酒盛りが行われていた(ジダンはノンアル)

 

しかし、当の本人である雅人は境内で月を見ていた

 

雅人「・・・」

 

そんな雅人の耳に、突如後ろから聞き慣れた声が聞こえてくる

 

霊夢「どうしたの?」

 

雅人「いや・・・こんなに月がキレイだなんて知らなくてよ」

 

霊夢「ふーん」

 

霊夢は雅人の隣に立つと、雅人と同様に空を見上げる

 

霊夢「ねえ、雅人」

 

雅人「ん?」

 

霊夢「まだ・・・お礼言ってなかったね」

 

霊夢「ありがとう。雅人」

 

霊夢からお礼の言葉を受けた雅人は少し照れたのか、顔を赤くする

 

霊夢「フフ、赤くなっちゃって、かわいいわね」

 

雅人「うるさい・・・」

 

霊夢「さ、一緒にお酒でも飲も」

 

雅人「はいよ。それとさ・・霊夢」

 

霊夢「ん?何?」

 

雅人「いや・・・何でもない」

 

雅人は霊夢に付いていき、酒盛りが行われている居間に入る

 

そんな雅人には、霊夢に対するあるひとつの感情が生まれていた

 

雅人(・・・言えないよな。霊夢の事が好きだなんて)

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