東方軍事組織   作:SOCOMレオン

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#23 社長

ある日の八雲家の事である

 

藍「起きてください!紫様!」

 

紫「う~ん・・・」

 

藍「起きてくださいってば!」

 

紫「何よぉ・・・藍・・」

 

藍「何よじゃないですよ!紫様が出社しなくてどうするんですか!」

 

紫「ハイハイ・・・分かったから。おやすみ・・・」

 

藍「寝ちゃダメですってば!ホラ!」

 

藍は紫の掛け布団をひっぺがす

 

紫「寒いよ~」

 

藍「紫様は社長なんですから少しは威厳をもってください!!」

 

紫「う~・・・」

 

そんなやり取りが続き、2時間後

 

藍「もうすぐ着きますよ、紫様」

 

紫「もう帰りましょうよ~」

 

藍「何でですか!もう着きますって言ったばかりですよね!?」

 

紫「だって今日はダルいから~。それに何でわざわざ車に乗らないと行けないのよ~。私の能力使えば一発じゃない」

 

藍「仕方ないじゃないですか。政府の方から能力は使用禁止だって言われてるじゃないですか。密入国される恐れがあるからって」

 

紫「そうだけど・・・」

 

藍「それに何がそんなに嫌なんですか。橙なんか遠足気分ですよ」

 

橙「藍しゃま~。まだ着かないの~?」

 

橙はウキウキした笑顔で藍を見る

 

藍「ちぇぇぇぇえぇぇぇええん!!!!!」

 

紫「ちょ、ちょっと藍!ハンドル!ハンドル持って」

 

 

 

それから10分後

 

紫「全く・・・もう少しで事故を起こすところだったじゃない」

 

藍「申し訳ありません・・・」

 

藍はGMDSの社長室で紫に頭を下げていた

 

紫「まあいいわ。で?今日は何すればいいわけ?」

 

藍「あ、はい」

 

藍はタブレットで今日の予定を確認する

 

藍「1時間後に、防衛省で幻想郷反対派対策についての会議です」

 

紫「まぁためんどくさい予定が入ってるわね。パス」

 

藍「ダメですよ紫様。ちゃんと出席なさってもらいますからね」

 

紫「幽々子に任せればいいじゃない」

 

藍「ダメです」

 

紫「ハァ・・・それにして藍、貴女少し厳しくなったんじゃない?」

 

藍「そうですか?」

 

紫「そうよ」

 

藍「私は秘書らしくしているだけです。それでは、行きましょう」

 

紫「どこに?」

 

藍「幻想郷反対派対策の会議にです!」

 

紫「え~?もう~?」

 

紫は嫌々ながら、社長室を出ると、藍と共に防衛省に向かう

 

1時間後30分後

 

紫「あー、疲れるわぁ」

 

橙「ゆかり様、どうぞ」

 

橙は紫にペットボトルに入った冷たいお茶を渡す

 

紫「ありがとう、橙。藍、この後の予定は?」

 

藍「この後は、確かGMDSで政府高官との対談です」

 

紫「はぁ~・・・めんどくさいわぁ社長って」

 

紫はそう言って冷たいお茶を飲む

 

それから3時間後

 

紫「全く、あのエロ親父には苦労させられるわ」

 

藍「お疲れさまです」

 

紫「で?まだあるんでしょう?次は何?」

 

藍「次はですね・・・南米のマフィアの元に飛んでもらいます」

 

紫「何で?」

 

藍「ユニット3から人数が少ないと不満が来ておりまして、せめてあと二人は欲しいと」

 

紫「わがままねぇ。吸血鬼達の部隊も同じ人数なのに」

 

藍「まあ、彼らは救出部隊ですから、もう少し人数を増やした方が良いかと」

 

紫「で?ユニット3のメンバーを増員する為に南米に飛ぶと?雇う連中は決まってるの?」

 

藍「はい。色々と調べあげた結果、雇うには充分かと。紫様の端末に送っている筈ですが、ご覧になってませんか?」

 

紫「ゴメン、見てない」

 

藍「・・・ハァ」

 

藍がため息をつくが、紫はスマホでそれらしきタイトルのメールを見つけると、メールを開く

 

紫「・・・フーン。18の男の子が二人、ねぇ」

 

藍「博麗の巫女達も丁度同じ年齢なので問題ないかと」

 

紫「名前のところが表記されてないけど?」

 

藍「はい、恐らく名前はないのでしょう」

 

紫「職業が殺し屋・・・物騒な世の中ね」

 

藍「仕方ありませんよ。こんな世の中ですから」

 

 

 

それからしばらくして

 

ボス「ハハハ!気に入ったぜGMDSの社長よぉ!こんなガキ二人に9億も出せるなんてよ!」

 

紫「恐れ入ります」

 

紫(調べた金額の3倍。ぼったくるわね)

 

大金を手にしたマフィアのボスは上機嫌でレモンティーを飲む

 

ボス「先に言っとくけどよぉ、コイツらはホレた奴以外はどんなことしても抱かねえみたいだからな。俺に売った奴がそう言いやがった。まあ、男の俺には関係も糞もねぇけどな」

 

紫「そう、それは残念だわ」

 

紫(アホらしいわね、この男)

 

すると、少年二人はソファーに座っている紫の隣に立つ

 

紫「貴方達、日本語分かる?」

 

「「はい、分かります」」

 

紫「フフッ、それは助かるわ」

 

ボス「さぁ、とっとと連れて帰りな。と言いてえ所だが」

 

マフィアのボスが指を鳴らすと、数人の部下達が紫達を取り囲む

 

ボス「気が変わった。今ここで殺されるか、俺の奴隷になるか。どっちがいい?まあどっちみち、そこのガキ二人は殺すけどな」

 

紫(・・バカさ加減にも疲れてきたわね)

 

紫「4人共、何分でゴミの片付け出来る?」

 

すると、4人は口を揃えてこう言った

 

「「「「5分あれば」」」」

 

紫「なら・・・お片付けの時間よ」

 

紫が指を鳴らすと、四人は一斉に銃撃を開始する

 

コンペンセイター、レーザーサイト、ドットサイト、ロングマガジンを装着したグロック18を持った藍は紫を守りつつ部下達に発砲する

 

今いる部屋に集まっていた部下達を射殺すると、買ったばかりの少年の一人がボスに発砲する

 

ボス「ぎゃぁぁぁぁ!!」

 

「ギャーギャー喚くな。うるせえんだよ」

 

灰色のジャンパーを着た少年のはそう言うと、ボスの頭を右手で持ったワルサーP99で撃ち抜く

 

すると、銃声に気がついた部下達が何人か入ってくるが、コンペンセイター、レーザーサイトを装着した2挺のM92Vertecを持った橙がヘッドショットを決める

 

紫(藍や橙も結構やる方だけど、あの子達も中々やるわね)

 

紫「橙、1挺貸して」

 

橙「どーぞ」

 

紫は橙からM92Vertecを受けとると、前を向いたまま後ろに発砲すると、中庭に隠れていた部下の一人の頭に命中する

 

紫「ありがと」

 

紫は橙にM92Vertecを返すと、愛銃を受け取った橙は再び2挺拳銃で発砲する

 

「失礼します」

 

赤色のパーカーを着た少年は弾切れのグロック17を捨てると、紫が座っていたソファーに隠してあったG3A4と予備マガジンを持ち、通路を歩きながら部下達を射殺していく

 

それから少しして

 

紫は腕時計で時間を確認する

 

紫「5分ピッタリね」

 

今現在生存しているのは紫達5人だけである

 

紫「実はね、貴方達に名前をプレゼントしようと思うの」

 

紫は黒いジャンパーを着た少年を指差す

 

紫「貴方は白群(びゃくぐん)」

 

次に紫は赤色のパーカーを着た少年を指差す

 

紫「貴方は紫苑(しおん)よ」

 

紫「これから宜しくね、二人とも」

 

白群&紫苑「よろしくお願い致します」

 

二人は紫にお辞儀をする

 

 

 

それから1週間後

 

すっかりGMDSに慣れた二人はユニット3の分隊員達にも気に入られていた

 

そんな二人は今、食堂で食事を取っていた

 

紫苑「・・・夢みたいだ」

 

貧しい国に生まれ、地獄の様な日々を送ってきた紫苑と白群は食べ物もある、快適な環境もあるGMDSがすっかり気に入っていた

 

白群「ああ、1週間前の事が嘘みたいだ」

 

紫苑「でも、もう俺達は銃の無い生活には戻れない」

 

白群「・・・」

 

紫苑「ゴメン、盛り下がる様なこと言って」

 

白群「別にいーーー」

 

突如、白群の言葉は失われる。何故なら白群の目にはある一人の少女の姿が目に映ったからだ

 

その少女は銀色の髪に青色の瞳、腰には数本のナイフをホルダーに入れてぶら下げていた

 

紫苑「・・・白群?」

 

白群「・・・」

 

紫苑は白群の目の前で手を叩く

 

白群「へっ!?」

 

紫苑「お前、どうした?」

 

白群「別に・・なんだっていいだろ」

 

紫苑「おかしな奴だな、いきなりボーッとーーー」

 

そして、紫苑の言葉も失われる。紫苑の視界には金髪で褐色系の瞳をして、頭にはヘアバンドのように結んだリボンを付けていた

 

白群「・・・紫苑、お前もじゃねえか」

 

紫苑「前言撤回する。俺もおかしいようだ」

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