東方軍事組織   作:SOCOMレオン

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#25 日米合同作戦(後編)

CH-53が飛び立ってから少し経った時だった

 

~ヘリ内部~

 

「ねえ、トニー・・・だったかしら?」

 

「何だ?」

 

「さっき、状況が悪化したって言ったわよね?」

 

「ああ、言った」

 

「それってどう言うこと?」

 

霊夢の問いにトニーは素直に答える

 

「アフガニスタン国軍がアンナ・ベレゾフスキーの確保に動き始めたんだ」

 

「「「!?」」」

 

トニーの答えにGMDSの一同はトニーの方を見る。霊夢達にとって予想外の答えだったようだ

 

「ロシアの武器商人、アンナ・ベレゾフスキーについての情報は向こうの国防省も持っていてな、武装勢力に武器を供給しているということで目をつけている」

 

「彼女は大金を持っている。アフガニスタン国軍が彼女の身柄を確保したら俺達を近づけさせないだろう」

 

事態の急変に、雅人は司令部に連絡する

 

「HQ、事態が急変した。アフガニスタン国軍が動き始めたらしい」

 

【HQ了解、はっきり言ってアフガニスタン国軍とは交戦するな】

 

「了解」

 

雅人が返答すると、アリスが司令部に尋ねる

 

「あっちも同じルールかしら?」

 

【恐らくお前達を見つけない限りは、な】

 

「・・・了解」

 

【アフガニスタン国軍がアンナ・ベレゾフスキーの身柄を確保しようとしたとき、もしくはお前達に発砲したときのみアフガニスタン国軍に発砲を許可する。over】

 

「copy」

 

アリスが通信を終了すると、トニーが発言し始める

 

「そろそろ着きそうだ。準備しておけ」

 

「「「了解」」」

 

霊夢達は其々マガジンの確認をしていると、CH-53が着陸し、ハッチが開く

 

霊夢達はCH-53から降りると、別のCH-53からハンヴィーやLAV-25等の戦闘車両数台が、CH-53が内部から出てくると、暗闇の中、トニー達はハンヴィーに乗り込み、移動する

 

 

それから少しして、トニー達はハンヴィーから降りて狙撃地点で伏せていた

 

「こちら偵察班、スナイプポイントに到着しました」

 

【了解、この場に待機する】

 

「了解」

 

射命丸は返答すると、M110sassのグリポッドを捻ってバイポッドにし、優曇華はブレイザーR93のバイポッドを展開する

 

(・・・あの二人、案外やるかもな)

 

トニーは心の中で呟いて体を伏せ、SR-25バイポッドを展開する

 

「ビッドスタート」

 

ブレイザーR93のボルトハンドルを引いた優曇華がそう言うと、声を聞いた二人は其々チャージングハンドルを引き、サーマルスコープを覗く

 

「西側、見張りの敵を2名確認」

 

トニーが状況を知らせると、射命丸が状況を知らせる

 

「北側、3名確認」

 

「東側、2名確認」

 

東側を見張っていた優曇華が状況を知らせると、其々スコープの十字線を見張りの兵武装勢力の兵士に合わせ、発砲する

 

銃口に付けたサウンドサプレッサーは銃声を軽減し、弾丸は兵士達の体を貫く

 

すると、仲間が撃たれた事に気づいた兵士達も、3人のスナイパーによって脳幹を吹き飛ばされる

 

「見張りの兵を始末した」

 

【了解】

 

 

 

 

~敵拠点地、西側強襲口、ユニット1デルタチーム~

 

※アリス、魔理沙、妖夢、ジダン

 

 

「あの海兵隊員、流石ね」

 

西側の強襲口で待機しているユニット1デルタチームの指揮官を任せられているアリス・マーガトロイドは小さく口笛を吹く

 

「どうするの?もう行くの?」

 

「ええ、音を立てちゃダメよ」

 

アリスがジダンの問いに答えると、アリスはハンドサインで『ついてこい』と指示し、暗闇の中をお互いカバーしながら動く

 

すると、足音が向かってくることに気づいた妖夢はアリス達に『止まれ』とハンドサインで指示し、サプレッサーを装着したグロック17をレッグホルスターから取りだし、そのまま壁に身を隠す

 

「♪~♪~」

 

口笛を吹きながら向かってきた武装勢力の兵の襟首を掴んで引き倒すと、グロック17を額に付けて発砲すると、死体を引きずって隠す

 

「行きましょう」

 

妖夢がそう言うと、アリスは頷き、制圧地点の小屋に突入し、武装勢力の兵達にサプレッサー付きの89式小銃を発砲する

 

「ぎゃあっ!」

 

「ぐげぇっ!」

 

「がぁぁ!」

 

突然の奇襲に武装勢力の兵達は成す術もなく射殺されていく

 

 

数分後、異変に気づいた武装勢力の兵達がアリス達デルタチームの方に向かっていた

 

「行け!ほら早く行け!奴らに神の怒りを教えてやるのだ!」

 

すると、武装勢力の兵の一人が足を止める

 

「おい!貴様!」

 

別の兵が話しかけると、足を止めた兵士の首がポロリと落ちる

 

「!?」

 

「申し訳ありませんが、行かせるわけにはいきません」

 

突如女性の声が耳にはいると同時に兵士の視界は完全に真っ暗になった

 

声の持ち主、十六夜咲夜は右手に持ったGMDS正式ナイフ、M9コンバットナイフの血を振り払う

 

「て、敵だ!敵が居たぞ!」

 

「私だけではありませんよ?」

 

咲夜はそう言うと、左手を降り下ろす

 

すると、ユニット2の分隊員、フォースリーコンの隊員達が一斉に銃撃を開始する

 

「move!move!move!」

 

フォースリーコンの隊員達は移動しながら、敵兵

に向かってM16A4やM4A1カービンを発砲する

 

 

 

~敵拠点地、東側、ユニット1アルファチーム~

 

※霊夢、雅人、早苗

 

霊夢率いるアルファチームは89式小銃を持って、音もなく静かに移動する

 

霊夢はハンドサインで『回り込め』と指示すると、雅人と早苗はそれに従い、敵との戦闘が起こっている場所から素早く離れ、小屋の陰に身を隠す

 

【HQよりアルファ、目標はその小屋の中だ。護衛の敵6名がその場で待機している】

 

「了解。これより確保に移る」

 

霊夢はそう言うと、ドアの前に立ち、雅人と早苗の方を見る

 

二人は霊夢に向かって頷くと、ドアを蹴り壊して突入し、護衛の敵を射殺する

 

「クリア」

 

「そこの女が目標ですね?」

 

早苗はアンナ・ベレゾフスキーの方に近づくと、アンナは敵が落としたトカレフを取ろうとするが、早苗は手首を踏み、それを妨害して手錠を掛けると、トニーから連絡が入る

 

【敵は全滅したようだ】

 

「了解、こちらでも目標の身柄を確保した。作戦終了よ」

 

【了解。これより・・・】

 

すると、突如銃弾が早苗の腕に命中する

 

「きゃあっ!」

 

「早苗!」

 

雅人は負傷した早苗に肩を貸すと、トニーの声がインカムより入る

 

【アフガニスタン国軍!目標の身柄を渡すな!】

 

トニーの指示と共に、全部隊はアフガニスタン国軍と交戦を開始する

 

「くっ!」

 

霊夢は目標の襟を掴んで引きずり寄せ、アフガニスタン国軍の兵士から遠ざける

 

「数が多い!」

 

雅人はそう言いながら、89式小銃をアフガニスタン国軍の兵士に発砲する

 

しかし、雅人達は部隊の中でも孤立した状態。その上目標である武器商人の身柄は雅人達の方にあるため、アフガニスタン国軍の兵士達は殆ど雅人達の方に向かっているのだ

 

「誰か援護してくれ!このままじゃ持たない!」

 

雅人の通信を聞いてアリス達デルタチームやトニー達フォースリーコンの隊員達は雅人達アルファチームを援護しようとするが、アフガニスタン国軍の兵士達も援護側に向かって発砲を開始する

 

すると、雅人達の耳にヘリのローター音が響く

 

「一体何!?」

 

ローター音を鳴らして登場したUH-1Yからは、しばらくM2重機関銃が火を吹いたあと、ロープが垂れ、黒いコンバットスーツに身を包んだ兵士が二人降下し、アフガニスタン国軍に発砲する

 

【なんだあの部隊は!?】

 

「分からん!とにかく、撤退するなら今のようだ!撤退する!」

 

霊夢は早苗を、雅人は目標の武器商人を運び、負傷者達を車両に乗せて、その場を離れる

 

こうして、日米での合同作戦は終了した。しかし、雅人達にはある疑問が残った。それは突如登場したUH-1Yと降下してきた二人組である。米海兵隊司令部曰く『そんな部隊は送っていない』とのこと。こうなるとGMDSが送り込んだ事は確かなのだが、作戦に参加した部隊を調べても、そこにはユニット1とフォースリーコンの部隊名があるだけである

 

隊員達はこの疑問について首をかしげていたが、全員すぐに忘れようとしていた。参加した隊員達は皆疲れていたのだ

 

それから1週間後、突如分隊員達は集会場に召集されていた

 

「何なんだ?いきなり召集がかかったが・・」

 

「さぁ?知らないわよ」

 

すると、マイクを持った幽々子が発言を始める

 

「はいはい、静かにしなさい。せっかく新しい教官が入るって言うのに」

 

「まあいいわ。それじゃあ登場してもらうわ」

 

幽々子がそういうと、雅人達にとって見覚えのある白人男性がマイクを受け取り、発言する

 

「初めましての奴は初めましてだな。米海兵隊所属のトニー・ミドルトンだ。今日から教官を勤めることになった。ビシバシお前らにやっていくからな。そこんとこ宜しく」

 

トニーの自己紹介の後、分隊員達は皆「マジかよ」と心の中で呟いたのは言うまでもない

 

 

 

その頃

 

「アフガニスタンではよくやってくれたわ。貴方達を保険にかけておいて正解だったわね」

 

紫は目の前にいる男性と少女の分隊員と会話していた

 

「別に俺達が居なくてもあのチームなら充分やれただろうに」

 

「『石橋は叩いて渡れ』と言うでしょう?」

 

「・・・そうだな。スキマ妖怪」

 

少女は紫に向かってそう発言する

 

「さあ、まだ貴方達にはやってもらう仕事がたくさんあるのよ」

 

「やれやれ、またか」

 

「ええ、頼んだわよ。ユニット0のお二人さん」

 

紫はそう言うと、二人に向かってニヤっと笑う

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