東方軍事組織   作:SOCOMレオン

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#32 特殊作戦(後編)

雅人達はトニーを残して見張りのいる付近を泳いで、見張りに近づいていく

 

(・・・OK、気づいてない)

 

リックは両手を伸ばすと、リックの手をスコープ越しに見たトニーはSR-25の引き金を引く

 

7.62mmNATO弾は見張りのこめかみを撃ち抜き、水の中へバランスを崩すが、リックが見張りの死体をキャッチして水の中にゆっくり沈めていく

 

数分たった時、雅人が水の中から顔を出し、HK416を持って警戒する

 

「・・・周囲、敵影無し」

 

雅人が上陸していくと、それに続いてリックも上陸していく

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

 

水の中から出たこともあるのか、二人は少し荒い呼吸を繰り返しながらも、先へと進んでいく

 

すると、見張り台のような所に敵兵が居るのを確認し、雅人はホロサイトを覗く

 

【雅人、いいか?】

 

「・・・殺ってくれ」

 

雅人がそう返すと、トニーはレティクルを見張りの頭に重ね、引き金を引く

 

【周囲、敵影無し(クリア)

 

二人は先に進むと、金網のフェンスを見つける。リックが金網を切る中、雅人は隣にしゃがんで辺りを警戒する

 

しばらくして、リックが雅人の肩を叩くと、リックと雅人は施設内に侵入する

 

二人は施設の宿舎と思われる建物の中に入る。そこは荒れており、カーテンやソファーはボロボロ、壁の至るところが塗装が剥げていた

 

リックは部屋の奥のドアを開けると、その先の廊下を進んでいく

 

「・・・」

 

「・・・」

 

二人は無言でカバーしあいながら進んでいくと、壁の向こうから銃弾が放たれる

 

「来てみろ!クソ野郎共!!」

 

壁の向こうから敵の物と思われる罵声が二人に送られる

 

UAVで別の出入口から二人の敵が出てくるのを確認したトニーはSR-25のレティクルをテロリストの頭の少し前に移動させ、引き金を引く

 

7.62mmNATO弾はテロリストの脳髄を吹き飛ばし、テロリストの体は地面に倒れる

 

リックと雅人は壁に身を隠していると、雅人が手榴弾を放り込み、爆発と同時に奥に進んでいく

 

ある部屋のドアに差し掛かった時、ドアの前から弾丸が飛んでくるが、雅人は咄嗟にドアノブを掴んでいた手を離す。しばらくすると、銃声は止む

 

「突入ゥ!!」

 

雅人がドアを蹴り開けてHK416の弾丸を1発ずつセミオートでテロリストの体に撃ち込んでいくと、テロリストはH&K G3A3を掴んだまま、息絶える

 

二人は別の部屋のドアノブを勢いよく開けると、ドア付近に居たテロリストがリックに掴み掛かるが、リックもテロリストとの揉み合いになり、テロリストの首を掴むと、レッグホルスターからSIG P226E2を取り出して首に押し当て、引き金を引くと、弾丸はテロリストの首の後ろに抜けてテロリストは息絶える

 

「クリア!」

 

「オールクリア!」

 

すると、雅人はベッドにくくりつけられた女性を見つける

 

「目標確保。本人かどうか確認する」

 

雅人が英語で幾つか質問をしているなか、リックはインカムを使ってGMDSのボート部隊と連絡を取る

 

「こちら襲撃班、目標の確保に成功した。繰り返す、目標の確保に成功した。over」

 

【了解。第三撤収地点に向かえ。俺達もそちらに向かっている。over】

 

「copy」

 

リックが通信を終了すると、トニーから無線が入る

 

【リック、雅人、そこから離れろ。敵の車両が二台、そちらに向かっている。後で落ち合おう。over】

 

「copy」

 

リックは通信を終えると、雅人の方を見る

 

「雅人、カナリヤに間違いないか?」

 

「ああ、確認した」

 

雅人はカナリヤであるCIA工作員を抱き上げ、情報が入った携帯を取る

 

「西側に車両があった。それを使おう」

 

「了解」

 

二人は外に出て車両に乗ると、雅人がピックアップトラックの荷台にカナリヤと共に乗ると、リックが運転席に乗る

 

「よし乗ったぞ!早く出せリック!」

 

「分かってる!!」

 

リックはピックアップトラックを発進させると、その様子を見たトニーはUAVを回収して合流地点へと走る

 

「やれやれ、またランニングか」

 

トニーはそう呟きながらもSR-25を持って走る

 

 

 

 

 

 

 

 

雅人とリックが撤収地点に向かっている時、後ろから敵の車両が接近してくる

 

「スピードあげろ!!」

 

「これで精一杯だ!」

 

「クソッタレ!」

 

雅人はHK416のホロサイトを覗き、敵の車両に向かって発砲していく

 

敵の車両のフロントガラスやエンジン付近には5.56mmNATO弾の弾痕が付けられていく

 

「雅人!第三撤収地点までは無理だ!」

 

「無理じゃ困る!何とかしろ!」

 

「ったく!大尉に向かってなんて口の聞き方だよ!」

 

「黙れ!」

 

リックは出来るだけスピードを緩めずに進めていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、湿地帯を走っていたトニーは走りながらスペルカードを発動し、M72RAWロケットランチャーを取り出すと、M72RAWのサイトを敵の車両に合わせると、ロケット弾を発射させる

 

ロケット弾は敵の車両の一台に命中し、車両は爆発炎上を起こす

 

トニーは使い終わったM72RAWを捨てると、付近に雅人のいる荷台に乗る

 

「よし乗ったぞ!」

 

雅人が荷台の端を叩いて知らせると、リックは再び車両を走らせる

 

トニーはSR-25をスペルカードに戻すと、カスタムされたM4カービンを取り出す

 

「カナリヤの状態は?」

 

「見ての通り、負傷箇所多数だ。かなり拷問されたようだな」

 

女性の顔は腫れ上がり、手や足には釘が刺さっていた痕がある

 

「ったく、良くやるもんだ」

 

トニーがそう呟くと、後続の敵車両が接近してくる

 

「敵だ!!」

 

トニーがM4をセミオートで発砲し始めると、雅人も続いて発砲を開始する

 

「司令部!こちら襲撃班、目標救出に成功!総員4名!T(タスクフォース)3名!P(要救助者)1名!Pは負傷箇所多数!キツイ脱出になりそうだ!」

 

リックは後ろで銃声がするなか、司令部と無線でやり取りする

 

雅人のHK416が放った弾丸が敵車両の助手席に座ってい発砲していたテロリストの頭をガラス越しに貫く

 

「川があるぞ!」

 

「突っ込めリック!」

 

リックはトニーに言われた通り車両ごと桟橋から飛び込む

 

「急げ!早く出ろ!」

 

「彼女は俺が!」

 

雅人はカナリヤの女性を抱いて荷台から出ると、敵車両は桟橋付近に停車する

 

それと同時にGMDSのMk5特殊任務艇がテロリストの車両にM134ミニガンやM2重機関銃の銃口が火を吹き、弾痕を残していくと同時に爆発、炎上を起こす

 

「掴まれ!」

 

Mk5に搭乗している隊員が雅人達に手を伸ばすと、雅人達は手をつかんで乗り込む

 

「カナリヤは?」

 

「ここに」

 

リックはMk5の床にカナリヤを寝かせると、隊員はせいせんに連絡する

 

「CP、こちら保護者、襲撃班を回収した。これより撤収する。over」

 

すると、無線からは切羽詰まった声が響いてくる

 

【保護者!こちらCP!直ちに帰還せよ!】

 

「・・・・?どうした?」

 

【先ほど本社から通信があった!本社がテロリストの攻撃にあっている!】

 

すると、無線を聞いていた隊員達は耳を疑う

 

「何だと!?どういうことだ!」

 

【分からん、だが先ほどきた無線がこれだ!】

 

すると、無線からは聞き覚えのある声が響いてくる

 

【せいせん!せいせん!こちら本社!テロリストの攻撃を受けている!増援を送ってくれ!自衛隊だけじゃ持たない!繰り返す!増援を送ってくれ!このままじゃ持たない!】

 

「そんな・・・・」

 

すると、またせいせんのオペレーターに戻る

 

【非常事態だと言うことは明確だ!直ちに帰還せよ!over!】

 

「・・・copy」

 

通信はそこで切れる

 

「聞いての通りだ、すぐに戻るぞ!」

 

Mk5の操舵者はせいせんへと帰還ルートへと舵を動かす

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