「おいおい、なんだ?今の警告みたいなの」
離れた通路で、雅人達は先程のアナウンスを聞いていた
「・・・・こう言うのは大抵嫌な予感しかしないんだよなぁ」
零夜はため息を吐くとより一層警戒し始める
「奇遇ね。私もよ、零夜君」
霊夢は冷や汗を書いていた。勘のいい霊夢は、強大で、禍々しい何かを感じていたのだ
「・・・ハハ、そりゃ楽しみだ」
雅人にも、何か来るのが分かっていた。長年戦場で戦い続けた軍人としての勘、それが雅人に危険を知らせていた
「・・・続きだ、爆薬設置に向かう」
「あいよ」
雅人達は武器庫に爆薬を設置に向かう。既にプラスチック爆弾を幾つもの場所に設置しているので、武器庫に仕掛ければ完全にこの施設はお陀仏になる
しばらく進んでいると、プレートに『武器庫』と書かれた部屋を見つけると、零夜は慎重にドアを開け、中を確認する
「・・・誰もいない」
「よし」
零夜達は武器庫に侵入すると、雅人が最後のプラスチック爆弾を設置する
「爆薬設置完了」
「なら後はここから出れば、俺達の勝ちだな」
「ええ。早く出ましょう」
霊夢達が出ようとした瞬間、目の前には見覚えのない少女の姿があった
「貴女誰・・・・・?」
霊夢がそう尋ねると、少女の腕が変形し始める
「・・・・」
あっという間に、少女の右腕は禍々しい悪魔のような腕へと変形する
「なっ!?」
霊夢達は身構え、零夜と雅人が銃を構えると、少女は霊夢の頭を掴んで壁に叩きつける
「がっ・・・!!」
「霊夢っ!!」
零夜と雅人はそれぞれ銃を発砲する。当然ながら少女の体に弾丸は風穴を開けていく
「殺ったか!?」
しかし、俯いていた少女は顔をあげると、ニヤリと口許をつり上げ、指の先から弾丸を落とす
「・・・ケッ、やっぱ効かねぇか」
B.O.Wとの戦闘に慣れている零夜は取り乱すことなく、冷静な口調で呟く
「おう雅人、彼処でへばってる貧乏巫女頼むわ」
「お前はどうする気だ?」
零夜はPT909のマガジンを落とし、新しいマガジンを装填する
「・・・アイツの気を引いといてやる。さっさとしろ」
「あいよ・・・。任せときな」
雅人は壁に叩きつけられて気絶している霊夢の方に向かう
「おい!しっかりしろ!」
雅人は霊夢の頬を軽く叩いてみるが、脳震盪を起こしているのか、全く反応がない
その後ろから少女の姿をしたB.O.Wが接近してくるが、零夜が腕を掴み、雅人への攻撃を阻止する
「さっさとしろ!バカ野郎!」
「分かってる!」
雅人は霊夢に肩を貸してその場を離れようとするが、前方から銃弾が飛来し、雅人の体に命中する
「ハハハ!良いぞ!素晴らしい!!」
どうやら残っていたアンブレラ兵が発砲した銃の弾のようだ
「あの野郎!!」
零夜も援護しようにも、目の前の相手で精一杯の様だった
「くそ・・・!」
床に倒れた雅人はUSPを引き抜いて発砲するが、アサルトライフルを持った敵達に叶うはずもなく、次々と弾丸が命中していく
「クソッタレがぁぁ・・・!」
零夜にも弾丸が命中し、回復するとはいえ痛みでどんどん力が抜けていく
「くそ・・・・」
雅人は激痛が走る体を引きずって未だに気絶している霊夢に覆い被さり、身を呈して霊夢を守る
「畜生・・・・こんなとこで・・・」
妖夢や鈴仙も零夜の援護で忙しく此方にはサポートしたくても出来ない状態だった
(ゴメン霊夢・・・約束、守れそうにないや・・・)
銃弾が命中していく痛みに襲われながら、雅人は意識が薄れていくのが分かった
誰もが敗北を察する時、一つのスキマが開くと同時に、聞き慣れた声が聞こえてくる
「雅人ォォォォォォォォォォォォ!!!!!」
スキマからはBDUに身を包んだ、雅人にとって見馴れた顔の
「何で・・・お前ら・・・が・・・」
「水臭いわよ雅人!私達に隠し事なんて!」
霊夢は雅人の側に移動し、アンブレラ兵に向かって発砲する
「な、なんだあいつ等は!!」
「わかりません!!」
アンブレラ兵は霊夢達の攻撃によって次々に倒されていく
「霊夢さん!何時でも離脱できます!」
「よし!全員出口まで走れ!!」
霊夢と早苗が負傷した雅人に肩を貸して、走り始める
「お前らも早く!!」
BDUに身を包んだ魔理沙が急かすように手を動かして、伝える
「やかましい!」
零夜はそう言いながらも、力を振り絞って少女を突き倒して、魔理沙達についていく
「う・・・?」
逃げている途中、BDUを着た妖夢に抱えられていた霊夢が目を覚ます
「目が覚めましたか、霊夢さん」
霊夢は辺りを見回すと、逃げている途中だと言うことと、自分の隣にもう一人妖夢が居ることが分かった
「よ、妖夢が・・・・二人・・・?」
「すぐにここから出られますからね」
霊夢を抱えた妖夢は、霊夢ににっこりとした笑顔を見せるが、すぐに前を向いて真剣な顔をする
「もうすぐ出口のはず・・・・!!」
しかし、零夜の後ろからは、あの少女が追いかけてきていた
「くそっ!しつこすぎるぜ!」
魔理沙は持っていたM249分隊支援火器を発砲し、少しでも足止めを試みる
「魔理沙!早く!!」
アリスの大声が魔理沙の後ろから響き、魔理沙は発砲しながら後ろに下がっていく
「全員出た!?」
「ええ!」
充分離れたところで、霊夢は預かっていた起爆スイッチを雅人に渡す
「雅人、貴方も兵士なら・・・任務のケリ位自分でつけなさい」
「あいよ・・・」
雅人は起爆スイッチを押すと、自分達が先程まで居た地下施設は、爆発音と共に瓦礫の山と化し、あの少女も追ってくることは無かった
「全く・・・、無茶しないでよ」
「うるせぇ・・・。にしても、お前らどうやってここに・・・」
「ちょっと銃口向けたら、すぐに開けてくれたわ」
「・・・・あのなぁ」
「うるさいわね。まぁ、結果オーライってやつよ」
二人がそんな話をしていると、零夜が二人のもとに歩み寄ってくる
「・・・・助け出してくれて、感謝する」
「気にしないで、私達は私達の事をしただけよ」
「・・・」
霊夢達がそんな会話をしていると、霊夢達の後ろにスキマが開く
「やれやれ、帰ったら処罰受けないとな」
「良いじゃないですか、仲間を助けれたんですから」
「だな」
魔理沙と早苗が短い会話をすると、霊夢は雅人に肩を貸してスキマへと歩いていき、他のメンバーも霊夢についていく
「・・・・零夜」
雅人が零夜を呼ぶと、雅人は左手の親指を立てる
「・・・またな」
「・・ああ。死ぬんじゃねえぞ」
「お前も、な」
二人はそんな会話を終えると、雅人達はスキマへと入っていく
これにて、コラボ編は終了となります
変な文章でごめんなさい・・・
ホーシーさん、コラボ、ありがとうございました!!!