東方軍事組織   作:SOCOMレオン

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初めてこう言う警察ものを書いたので出来映えはダメダメかもしれませんが、それでも良ければごゆっくりどうぞ


警察

「ねぇママ、パパはどうしていつもお家に居ないの?」

 

椅子に座っている母親と思われる女性に、幼い少女が質問する。母親は少女にニッコリとした表情を見せると、少女の頭を撫でながら答える

 

「それはね、パパはお仕事で忙しいの。この国を守るお仕事よ」

 

「まもる・・・?もしかして、パパはヒーローなの!?」

 

少女が目をキラキラと輝かせながら母親に問うと、先程の笑みを浮かべたまま、少女を抱き締める

 

「そうよ、パパはヒーローなの」

 

「へー!パパすごーい!!私、おーきくなったらパパのお嫁さんになる~!!それでそれで!私もヒーローになって、パパとママを守るの~!」

 

「あらあら、フフ。さぁ、おやつの時間ね。なに食べたい?」

 

「ママのドーナツ!!」

 

「いいわよ。すぐに出来るからね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーそれから数年後、私は知った。この世界にヒーローなんて居ないことを。言葉だけの正義も、世の中じゃなんの役に立たないことを

 

正義には力がいる。悪と言う名の暴力を抑制できるだけの力が

 

私は警察官。犯罪者と言う名の獣を狩る狩人だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ!!」

 

ベッドで眠っていた二十代半ばほどの女性は、汗だくの姿で上半身を勢いよく起こす

 

「・・・フフ、やな夢」

 

彼女は一人呟くと下着姿のまま、ベッドから降りてシャワールームへと歩く

 

ドアを開け、脱衣所で下着を取って生まれた頃の姿になった彼女、リサ・オルティースはシャワーのコックを捻って体の汗をシャワーで流しながら、肌身離さず首から下げている彼女の母親の形見のネックレスに視線を落とす

 

「ママ・・・・天国で元気にしてるかな」

 

リサは病気で既に居ない母親の顔を思いだし、泣き出しそうな顔をするが、すぐにネックレスから手を離し、自分の両手で両頬を叩く

 

「いけないいけない。今日からまたお仕事なんだから・・・」

 

リサはシャワーのコックを捻ってお湯を止めると、シャワールームを後にし、バスタオルを体に巻き、別のタオルで肩まである自分の黒い髪を丁寧に拭いていく

 

「ふう・・・生き返った」

 

彼女はそういって、バスタオル姿のままタンスから下着を取り出して体に巻いたバスタオルを取り、着用してその上からYシャツを着る

 

そのあと、スーツのズボンを掃くと、灰色のネクタイを締め、ハムとレタスを挟んだ適当なサンドイッチを作る

 

「でっきた出来た♪あっさごはんっ♪」

 

妙な歌を歌いながらサンドイッチを食べ終えると、皿を流し台に置いて、ベルトにハンドガンのマガジン3つ入れたマガジンポーチを装着し、ショルダーホルスターに腕を通して彼女の愛銃、H&K P30をホルスターに入れると、ズボンと同じ黒色のスーツを着て部屋を出る

 

部屋を出た彼女は駐車場に停めてあった彼女のセダンに乗り込んでエンジンを掛け、仕事場へと走らせる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おはよーござまーーーす!!」

 

リサは自分の班のドアを元気よく開ける

 

「おはよう。久々の休暇はどうだった?」

 

「ええ!そりゃもうめちゃくちゃ充実してましたよ!」

 

「良かったわね。そんなに楽しめて」

 

リサの班、ユニット6(警察的実行部隊)部隊長の古明地さとりは先程まで読んでいた新聞に視線を戻す

 

「ヤマメ、お茶」

 

「自分で入れな」

 

ヤマメは煎餅をかじりながらお茶を飲む。お茶をねだったパルスィは小さな声で「妬ましい」と言うと、自分でお茶を入れる

 

「相変わらずですねぇ」

 

リサはそう言うと、自分の席に着いてドーナツを食べる

 

「相変わらずドーナツ好きだね。リサ」モグモグ

 

「こいしちゃんもね」モグモグ

 

二人はドーナツを頬張りながら会話をする

 

「やっぱりプレーンドーナツが美味しいなぁ」

 

「こいしちゃん、三日前はチョコドーナツが一番とか言ってたよね。その二日前は抹茶ドーナツが最高って。それから1週間前は・・・・」

 

「も、もういいからリサ!」

 

「相変わらずの頭脳ね・・・・妬ましいわ」

 

すると、壁に掛けられている固定電話が着信音を部屋に響かせる

受話器をパルスィが取る

 

「はいもしもし、こちら警察です。はい。はい。落ち着いてください。はい・・・分かりました。場所を教えてください。第三区の河川敷ですね。分かりました。すぐに向かいます」

 

パルスィは受話器を戻す

 

「第三区の河川敷で死体が見つかったそうよ」

 

「河川敷で?分かったわ。すぐに行きましょう」

 

さとり達は背凭れに掛けていたスーツの背広を着ると、部屋を出てパトカーに乗り込み、現場に向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現場に到着した一行がパトカーから降りると、事件の現場を一目見ようとたくさんの野次馬と制服警官や鑑識達が現場にいた

 

「はい退いて退いて~、ちょっと通るから~」

 

さとり達は野次馬を押しどけて現場に入ると、制服警官達に警察手帳を見せる

 

「ユニット6の者よ」

 

「はっ、ご苦労様です。どうぞ此方へ」

 

制服警官はさとり達を遺体発見現場へと案内する

 

「・・・学生なの?」

 

「ええ、制服から見て恐らく近所の高校の学生でしょうね」

 

パルスィが真っ先に目に入ったのは、死体が学生を着た少女の無惨な死体だった。その質問に、制服警官は答える

 

「・・・・可愛そうにな」

 

ヤマメは、何も言わぬ少女の冷たくなった死体の瞼を下ろす

 

「・・・とにかく、あとで司法解剖する必要があるわね」

 

さとりは目を閉じて両手を合わせると、こいしやパルスィ達も両手を合わせて黙祷する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー幻想郷 GIEF本社 ユニット6待機部屋

 

「司法解剖の結果も出たところで、さっそく今の状況を整理するわね」

 

さとりは現場写真や現場状況等のデータを目の前の大型ディスプレイに表示させると、説明を始める

 

「彼女の名前は柊 加穂留(ひいらぎ かおる)。第三地区にある私立高校の3年生よ。司法解剖の結果、死因は転落したときに出来た頭蓋骨陥没、及び失血が原因の即死だと断定したわ。死亡推定時刻は今日午前1時27分頃だと判明したわ」

 

「他に情報は?」

 

「聴き込み済みよ。パルスィ」

 

さとりがパルスィを呼ぶと、メモ帳を持って、こいしが立ち上がる

 

「彼女の学校の関係者やクラスメートに話を伺ったところ、彼女は成績も優秀で自殺するような生徒ではなかったと」

 

「それ以外は?」

 

「殆ど似たような証言だからそれ以外は特に何も・・・」

 

質問したヤマメは頭をガシガシと書いてため息をつくと、リサが声を漏らす

 

「・・・・おかしい」

 

リサの声に、さとりはリサの方に視線を向ける

 

「おかしいって、何が?」

 

「よく考えてくださいよ。その場にいた学校の関係者やクラスメートのほとんどが、似たような証言しかしないなんて、変じゃないですか?」

 

「言われてみると・・・そうだな」

 

ヤマメは頷いて納得する仕草を見せる

 

「チーフ、他に彼女の解剖で何か分かった事はありますか?」

 

「・・・そう言えば、両足の骨が粉々に砕けたみたいになったって言ってたわ」

 

「・・・・なるほど」

 

リサは真剣な顔で、断定したかのような発言をする

 

「何か分かったの?」

 

「これは私の意見ですが、私は他殺の線が濃いかと」

 

「他殺?なんでまた」

 

「まず1つ目、もし自殺なら足の骨なんか砕けたりしない。もしも私がこのビルから橋と同じ高さで自殺するなら、頭から下に落っこちます。そうすれば首の骨は折れて頭蓋骨も陥没します。ですが、足の骨はどうでしょう?粉々に砕けますか?」

 

「待って、橋と地面までは5メートル程あったのよ?砕ける可能性だってあるわ」

 

「パルっち、確かにそうかもしれない。でも、もう1つ不審な点があるの」

 

「不審な点?」

 

リサは右手でブイサインのように人差し指と中指だけをたてる

 

「2つ目、さっきパルっちが言った聴き込みの結果を良く思い出して。勿論パルっちは覚えてるよね?」

 

「それは勿論。彼女は自殺するような生徒じゃ・・・・あ!!」

 

「・・・なるほどね」

 

どうやらさとりのパルスィは気づいたようだが、ヤマメとこいしはまだ悩んでいる

 

「え?おねーちゃん達分かったの?」

 

答えがわからないヤマメとこいしに、助け船をだすかのようにリサが答えを出す

 

「こいしちゃん、考えてみて。この事件、まだマスコミには報道されてないのに、なぜクラスメート達は自殺だと断定したの?」

 

「「あっ!」」

 

ようやく二人にも答えは分かったようだ

 

「この件、何か裏があると思うんです。チーフ、もう一度聞き込みすることを提案します」

 

「・・・そうね。こいし、ヤマメと彼女のご両親や近所の家の人に聴き込みに回って。リサ、パルスィと学校の方にもう一度聴き込みに向かって頂戴。私は諜報部と協力して何かないかもう少し探ってみるわ」

 

「「了解」」

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