東方軍事組織   作:SOCOMレオン

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遅くなってしまい申し訳ありません!

ここ最近スランプに陥りやすくて・・・

雅人「ケッ、アホな作者だ」


決着

アフガンのとある場所にて、二人の少女が対峙していた。一人は笑顔で、一人は驚愕に満ちた顔だった

 

 

「どうして・・・お前が生きて・・」

 

 

「さぁねえ。私もその事に関してはさっぱり分からないわ。目が覚めたら、横にされてたし」

 

 

実際、霊夢はどのような原理で煉獄軍に召集されたのかはよく分かっていなかった。その事に関しては、煉獄軍最高司令官であるカルロスに聞いても教えてくれなかった

 

 

「そんなことはさておき、どうして貴女達がここに来ているの?此方の関係者から介入するなと言われていた筈でしょう?」

 

 

「仲間を拐われてみすみす黙ってられるかよ!!」

 

 

魔理沙は霊夢に対してM249を構えながら怒鳴りこむが、霊夢は涼しい表情をしていた

 

 

「・・・魔理沙、今なら間に合うわ。全員をつれて幻想郷に帰りなさい。早苗と妖夢なら気絶させているだけだし、アリスも大した傷じゃないわ」

 

 

「・・・・」

 

 

だが、魔理沙は霊夢を睨み付け、M249を下ろさなかった。魔理沙の覗くACOGの照準は霊夢の額に向けられていた

 

 

「・・・なんのつもり?魔理沙」

 

 

「気安く呼ぶな!私の知ってる霊夢は仲間思いで、部下だろうと上官だろうと平等に接する奴だった!そんな私の親友の博麗霊夢は・・もうこの世に居ない!!お前は霊夢じゃない!!」

 

 

魔理沙のその言葉は霊夢の心に突き刺さり、霊夢のなかでホローポイント弾の如く体をえぐる

 

 

「・・・そう、貴女の中ではもう私は居ないのね」

 

 

霊夢は一瞬寂しそうな顔をするが、少しの間空を見上げて目を閉じるがすぐに顔を下ろし、瞼をゆっくりあげる

 

 

「なら、いいわ。私も容赦しない」

 

 

霊夢の目は、何人も人間や妖怪を殺し、死線を生き延びてきた戦士(ウォーリア)の目だった。その視線が、魔理沙に突き刺さる

 

 

魔理沙が霊夢の瞳に気をとられていると、霊夢はS&W社製サバイバルナイフを引き抜き、魔理沙に向かって切りかかる

 

 

「ぐっ!」

 

 

魔理沙は体を反らして避けた為、致命傷は避けたが彼女の頬から一筋の血が頬を伝って落ちる

 

 

霊夢は続けて斬撃を行おうとするが、魔理沙は素早くTOPS社製のナイフを引き抜いて霊夢のナイフを受け止める

 

 

魔理沙は霊夢にミドルキックをかまして距離を取ると、ヒップホルスターに入れたSTIエッジを抜いて霊夢に構えようとするが、霊夢は魔理沙の腕をつかみ、ナイフの峰を首に当てて足を絡めて転倒させる

 

「あぐっ!!」

 

魔理沙の力が一瞬緩んだとき、霊夢はSTIエッジを奪って銃口を向ける

 

 

「2度目は無いわ、大人しく帰りなさい。でないと・・・・」

 

 

「・・・そう言わずに撃ったらどうだ?容赦しないんだろ?」

 

 

魔理沙の発言に、一瞬霊夢の腕がピクッと震える。まさか、魔理沙の口からそんな言葉が出てくるとは思わなかったからだ

 

 

「ほら、早く撃ってみろよ。撃てるんだろう?」

 

 

「・・・そんなに死にたいなら、お望み通り」

 

 

霊夢は引き金を引こうとするが、自分の頭に金属の固い物が突きつけられる

 

 

「何で生きているのか分かりませんが、その引き金、引いたら貴女の頭が吹き飛びますよ。・・・霊夢さん」

 

 

背後から聞こえたその声は、UH-60に乗っていた筈の文の声だった。だが、霊夢は手にしたSTIエッジを捨てずにいつでも魔理沙に向けて引き金が引けるようにしていた

 

さらに、自分の背後から鈴仙とジダンが通ってアリスと早苗、妖夢の容態を鈴仙が確認し始める

 

 

「勘違いしないで、文。私達の任務は貴女達の殲滅じゃない。私達は雅人を助けたいだけよ」

 

 

「なら霊夢さん達が引いてください。雅人さんは私達の仲間です。私達が助け出します」

 

 

「紫から頼まれたのは私達が先。この作戦に割り込んできたのは、貴女達なのよ」

 

 

二人はお互い譲る気配もなく、埒があかなかった。だが文の肩の上に手が置かれる

 

 

「その辺にしときなって、かわいこちゃん二人がいがみ合っても何にもなんねぇだろ?」

 

 

文が首だけ動かして後ろを振り向くと、葉巻をくわえた日系と思われる顔の若い男の姿があった。その男の声を聞いた霊夢は反論する

 

 

「・・・・マコト、貴方には関係ないことよ」

 

 

「いんや、関係あるさ。任務に私情を持ち込まれちゃ安心して背中を預けられないからな」

 

 

「・・・霊夢さん、この馴れ馴れしい人誰ですか?」

 

 

「レオナルド・マコト。雅人以上の女たらしよ」

 

 

「女たらしって・・・ひでえな。俺達に敵対する理由なんてねぇからこうやって若い兄さんが仲裁に入ってるんじゃねぇか」

 

 

「中身80代のじいさんが何言ってるのよ」

 

 

「生憎、昼も夜も現役だ。なんなら試してみるか?」

 

 

「生憎私は雅人にしか抱かれたくないの。他の男なんかゴメンだわ」

 

 

「・・・・まぁいい。俺の好みはそこで寝転がってるパツキン姉ちゃんみたいなのが好みだからな」

 

 

「・・・・・・抱かれねえぞ?」

 

 

「わぁってるよ。それはさておき・・・」

 

 

マコトは1度咳をして話を本題に戻す

 

 

煉獄軍(俺達)GIEF(あんた達)の目的は同じだ。俺達はアンタ達の仲間を取り戻して送り返す。アンタ達はアンタ達の仲間を取り戻して連れて帰る。これ以上の交戦は弾薬と体力の無駄だと思うが?」

 

 

「「・・・・・・・」」

 

 

文は先にM110の銃口を下ろすと、霊夢もそれに続いてSTIエッジを魔理沙に返し、霊夢は魔理沙の手をつかんで起こす

 

 

「・・・お前達を信頼した訳じゃないからな。怪しい真似ひとつしてみろ。撃ち殺すからな」

 

 

「その言葉、そっくりそのまま返してやるわ」

 

 

霊夢と魔理沙はまだ完全に打ち解けてはいなかったが、マコトの思惑通りにはなっていた

 

 

マコトは一旦その場を離れると、禍霊夢が壁に背を当てて腕を組んで立っていた

 

 

人心獲得工作(ハーツ・アンド・マインズ)・・・お前の十八番だな」

 

 

「案外こっちの方が銃ぶっぱなすより楽さ。ただ話をしたり慈善活動すりゃいいんだからな」

 

 

「・・・私にゃ無理だな。そんなこと」

 

 

「アンタは話すより銃ぶっぱなすのが楽なんだろ?」

 

 

「違いねぇ・・・」

 

 

禍霊夢はタバコをくわえてマコトの葉巻を奪い取って自分のタバコに火を付ける

 

 

「・・・ライター使えよ」

 

 

「近くに火があるんだ。そっちの方が早い」

 

 

そう言うと、マコトの葉巻は地面に落としてブーツのかかとで踏み消す

 

 

「アンタひでえな」

 

 

「よく言われるさ。さて・・・この得物、ちょっくら返してくらぁ。もう弾がねえんだ」

 

 

禍霊夢はM14EBRを霊夢に返しに行くが、マコトは禍霊夢に踏み消された葉巻を見つめて肩を落とす。様子からして最後の1本だったようだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クソッ!!何故だ!何故こんなことに・・・!」

 

 

ピックアップトラックを走らせるジョルジオは悪態を吐きながらアクセルを踏み込んでいた。どこの部隊かも分からずに任されていた基地の部下のほとんどが殺されたからだ

 

 

(このようなこと、あの方になんと言えば・・)

 

 

ジョルジオがそう思っていると、フロントガラスにビシィッ!!という音と共に小さな穴とヒビが入る

 

 

「ッ!?」

 

 

ジョルジオは後ろを振り返ると、自分の後ろを追いかけてきている1台の車両が確認できた。その屋根には二脚を展開し、狙撃銃を構えるスナイパーの姿もあった

 

 

「クソッ!もう追っ手が!!」

 

 

彼は懐からマテバ2006Mを取りだし、連続で引き金を引く

 

 

「あっぶねっ!!」

 

 

スノウのすぐ近くで相手の弾は命中して、スノウは一瞬怯むがすぐにスコープを覗く。だが、車両の振動で照準線はあらぬ方向へ移動してとてもではないが正確な射撃は困難だった

 

 

「おいレスト!もっと静かに走れよ!」

 

 

「文句ならエンジンに言え!!俺に言われても困るんだよ!!」

 

 

レストは車を運転しながら、左手で自らのセカンダリであるP226をフロントガラス越しに引き金を連続して絞る

 

 

「やめとけレスト!どーせ当たらねえんだからよ!!」

 

 

フォルドはそう言うと、AK-103の引き金を指切りをして引き続ける。そんなフォルドのAK-103が放った弾丸(7.62×39mm弾)はジョルジオの肩に命中する

 

 

「あぐっ!!」

 

 

ジョルジオは思わずハンドルを左に切ってしまい、彼の車両は岩に激突して走行不能状態に陥る

 

 

「よっしゃ!事故りやがった!!」

 

 

レストはジョルジオの車両付近でブレーキを踏み、3人は車両から降りて銃を構えながら慎重に進む

 

 

「クソが!!動くんじゃねえ!!」

 

 

ジョルジオは最後の抵抗と言わんばかりに、雅人を盾にして銃口を雅人のこめかみに突きつける

 

 

「無駄な抵抗はやめな。もうお前に逃げ場はない」

 

 

スノウはG3のアイアンサイトを覗き込みながら、ジョルジオに投降を呼び掛けるが当の本人は雅人に銃口を突きつけたまま投降する気配など見せない

 

 

レストやフォルド達も引き金に指をかけるが、雅人が重なって迂闊に引き金を引けない状況だった

 

 

「撃てるものなら撃てばいい!!貴様らの欲しがっているこの男も道連れだ!!」

 

 

「往生際の悪いやつだな。すぐに此方にも仲間が来る。そうなればお前はおしまいだ」

 

 

「黙れ!!」

 

 

ジョルジオはフォルドに銃口を向けるが、何かを思い出してニヤリと笑う

 

 

「貴様・・・あの女にどこか似てるな」

 

 

「あの女・・・?」

 

 

「名前は・・サーシャって言ってたなぁ」

 

 

サーシャという名前に、フォルドはピクリと反応する。その名前は、ずいぶん前に行方不明になった姉の名前だったからだ

 

 

「何故姉さんを知っている」

 

 

「アイツはガキのクセにいい体していた。今でも思い出すと勃ちそうだからな!!」

 

 

「貴様・・・!!」

 

 

フォルドはドットサイト越しに強く睨み付けるが、当の本人はヘラヘラしていた

 

 

「アイツの死にザマ、愉快ったらありゃしないぜ。少年兵(ガキ)だったこいつと逃げ出して、こいつの目の前で俺が首を落としてやったんだからな!!あの時のこいつの顔は忘れられないさ!ハハハハハハハハハハハハ!!!!」

 

 

ジョルジオは高らかに笑いながら再び雅人に銃口を突きつけるが、フォルドは絶望に満ちた目となる

 

フォルドは信じていたからだ。"姉は死んでいない"と。信じたくない現実が、彼の体に突き刺さる

 

 

「そんな・・・姉さん・・」

 

 

「なんなら貴様も送ってやろうか?姉のもとにな!!」

 

 

「・・・・まれ」

 

 

「あぁ?」

 

 

「黙れってんだよ・・クソ・・・野郎」

 

 

先程まで黙っていた雅人は、自分に残っている力を振り絞ってジョルジオの足を踵で思いっきり踏みつけて彼の鳩尾に肘打ちをかます

 

 

「がっ!!」

 

 

雅人を拘束していた左腕の力が緩み、その隙に雅人はジョルジオから抜け出す

 

 

「きさま・・・!!」

 

 

ジョルジオは雅人に銃口を向けて引き金を引こうとするが、銃声と共にジョルジオの体に弾丸が命中する

 

 

「姉さんの・・仇だ」

 

 

フォルドのAK-103はジョルジオに向けて弾切れになるまで弾丸を吐き出していく。弾切れになったころ、ジョルジオは地面に倒れてピクリとも動かなくなる

 

 

「・・・・殺ったか」

 

 

スノウはジョルジオの方を見てポツリと漏らす。7.62×39mmの弾丸を20発以上受けたのだ。生きてるはずもなかった。フォルドは死体となったジョルジオにゆっくり近づき、手にある2006Mを足で退ける

 

 

「・・・分隊長、最後のカナリヤを保護しました。今から戻ります」

 

 

【カナリヤは無事なのか?】

 

 

禍霊夢からの問いを受けたレストは雅人の方を見る。岩にもたれ掛かって傷の応急処置を受けていた

 

 

「あちこち傷だらけですが、なんとか生存しています。今そちらに戻ります。over」

 

 

【了解。アウト】

 

 

禍霊夢との通信を切ったレストは雅人の方に歩を進める

 

 

「歩けるか?」

 

 

「お前ら・・何者だ・・?GIEFじゃない・・な」

 

 

「・・・・質問に答えろ。歩けるか?」

 

 

「歩けないほど・・ヤワじゃねぇ・・・」

 

 

「・・・わかった」

 

 

それだけ確認したレストは雅人を起こして肩を貸して自分達が乗ってきた車両に雅人を乗せると、スノウとフォルドに車両に乗るように促す

 

 

スノウとフォルドはすぐに車両に乗り込むが、フォルドには不可解な事があった。それは、先程確認したジョルジオの死体だった。死体は穴だらけだったが、何故かジョルジオの側頭部に一つ穴が開いていたのだ

 

 

真正面にいた自分の銃が発射した弾丸が側頭部に命中するなど、どう考えてもあり得ない事だったが、フォルドはこれ以上深く考える事は止める。生存していると信じていた姉の死を受け止められずにいて、他のことを考える余裕など無かったからだ

 

 

「・・・大丈夫か?」

 

 

スノウは声を掛けるが、フォルドからの返答はなかった。察したスノウはフォルドにこれ以上声はかけず、ただ黙って車に揺られていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー同時刻

 

 

ジョルジオの死体にゆっくりと近づく一人の女の姿があった。SVDを背負ったその女はジョルジオの死体を軽く足で蹴りつけるが、当然死体からは返事も何も返ってこない

 

 

「ジョルジオ・・貴方には期待してたんだけど、私の思い過ごしだったようね」

 

 

彼女はジョルジオの死体に唾をはいて、部下を乗せた鹵獲品の軍用トラックに乗り込む

 

 

「基地に帰ってちょうだい」

 

 

彼女がそう言うと、ドライバーは車を走らせて基地に向かう。車両の後部には現地の米軍から鹵獲したコルトM727やM16A2、他の敵対テロ組織から奪ったAK74、RPK等を持った部下達がいた

 

 

「しかし殺してもよろしかったのですか?ジョルジオは貴女の右腕でもあったのでは・・・」

 

 

「役立たずな右腕なんて切り落とせばいいのよ」

 

 

「承知いたしました。麗奈さま」

 

 

ドライバーからの返答を得た麗奈はシートに深く背を預ける。そして、頭の中でかつての友人を思い出す

 

 

(紫・・見てなさい。貴女の進む未来が壊れていく様を・・・・)

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