東方軍事組織   作:SOCOMレオン

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まず最初に、約五ヶ月も遅くなってしまい申し訳ありませんでした!!

非常に長いスランプでしたが、一旦抜け出すことができました

またスランプにド填まりするかもしれませんが、気長に待っていただけるとありがたいです


終わったあとに

GIEFの駐留基地へと半ば強制的に向かわされている最中のトワイライトは煉獄軍のMi-24Dに乗り込んで上空を飛行していた。だが、そのとなりにはM134をこちらに向けたUH-60が挟み込んで何時でも撃てるようにしている

 

 

禍霊夢は納得がいかなかった。自分達の任務に横入りされ、その上無駄に弾薬を使わせた上、帰投している最中にミニガンを両サイドから向けられては禍霊夢ほど気が短くなくても不機嫌になるのは当然の事であった

 

 

「誰か、隣にいるアホどもに銃弾ぶつけてくれ」

 

 

禍霊夢は部下に頼み込むが、誰しもGIEFに敵対などしたくなかった。もしも敵対すれば容赦なく攻撃されて跡形もなく消されるであろう。それは禍霊夢もよくわかっていた

 

 

「嬢ちゃん、ムカつくのは分かるが、グッとこらえなよ。血圧上がるぞぉ?」

 

 

「ヘッヘッヘ」と笑いながらマコトは禍霊夢を宥めようとするが、逆に禍霊夢は怒りを高めていく。それもその筈。マコトの左手は禍霊夢のお尻に当たっていたからだ

 

 

「私の尻に・・・触るなボケェェェェェェ!!!」

 

 

禍霊夢は自らの尻にさわっているマコトの左手を掴み、マコトの股間を殴り付ける

 

 

マコトは自分の股間を押さえて膝をついたあと、静かに倒れてピクピクと震え、悶絶する。それを見ていたレストとスノウは目を逸らして自分の股間を押さえる

 

 

((お気の毒に・・・))

 

 

そんな賑やかな面子を他所に、フォルドは先程から黙っていた。姉がもういない事に気づかずに、もう存在しない人間を救うために強くなることを決意した自分が惨めに思えた

 

 

フォルドは頭を抱えて泣きそうな自分を必死に堪え、涙を我慢する。唇を噛みしめ、心の痛みを体の痛みでかき消そうとするが余計に涙が涙腺から出てくるだけだった

 

 

(何がスペツナズだ。何が姉さんを助けるだ。姉さんは・・・・姉さんは!)

 

 

フォルドは絶望のどん底で、何もかも無気力になっていた。すると、隣に座っていた霊夢が肩を叩く

 

 

「・・なんだよ。日本人」

 

 

「フォルド、話は雅人から大体聞いたわ。いつまでも落ち込んでいられないでしょう?」

 

 

「・・・アンタに何がわかんだよ」

 

 

「私は貴方じゃないから分かるわけないでしょ?要するに、一人でウジウジ下向いてんじゃないわよってこと」

 

 

「分からないなら、何も言うな」

 

 

その言葉を発した限り、フォルドは何も言わなくなる。霊夢もこれ以上は何も言わない方がいいと思ったのか、フォルドに声は掛けなかった

 

 

霊夢は担架で横にされている雅人を見る。拷問で痛め付けられ、痛々しい傷が残る雅人を見るのは恋人であった彼女にとっても辛かった

 

 

霊夢はフォルドの隣から立ち上がり、雅人の隣に腰かける。一度死んだ自分がまた雅人に出会えるなんて嬉しいはずなのだが、傷だらけの雅人を見ている今は酷なものだった

 

 

すると、雅人はゆっくりと目を覚ます。霊夢の視線に気付いた雅人は左手をゆっくりと伸ばして霊夢の頬に当て、ニッコリと微笑む

 

 

「よかった・・夢じゃ・・・なかった」

 

 

自分を見て微笑む雅人を見た霊夢は、思わず泣きそうなのをグッと堪えて笑顔を作る

 

 

「当たり前でしょ。アンタ残してまだあの世に逝くわけにはいかないんだから」

 

 

「へっ・・流石・・・俺の女だ・・」

 

 

雅人は左手を霊夢の後頭部に回そうとするが、霊夢はその左手を掴んでゆっくりと下に降ろす

 

 

「ダメよ。キスは、治ったときまでのお預け。ね?」

 

 

ニッコリと笑った彼女を見た雅人は、少し残念そうな表情をするが、本人はなんとか笑顔を作ってごまかそうとする

 

 

それをさらっと見ていた禍霊夢は、気に入らないと言わんばかりの表情をしてタバコを吸う

 

 

(どいつもこいつも、ピーピー言いやがって・・・。クソが)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーGIEF ユニット1

UH-60『ドッグ2』機内

 

 

【こちらファースト1-6。ハインドは現在指示通りにGIEFアフガニスタン駐留空軍基地へと向かっています】

 

 

「了解」

 

 

鈴仙との定時連絡を行った魔理沙は引き続き、ハインドの監視を続ける。元々向こうの救出対象である雅人を乗せているが、その雅人自身が煉獄軍と名乗る集団に拉致されて何らかの取引に利用される可能性もあったからだ

 

 

「にしても煉獄ってなんなのぜ・・」

 

 

死んだ筈の霊夢が居るということは死後の世界、俗に言うあの世の事なのだろうが、天国と地獄以外にあるなんて聞いたことなかった

 

 

「・・・カトリック教義で、天国と地獄の間にあると言われている場所です。天国には行けないが、地獄に堕ちるほどの悪人ではない者が苦行を積んで天国へ行くための場所・・と言われています」

 

 

ヘリの座席に凭れていた早苗が突然口を開き、煉獄の解説を行う。魔理沙も早苗が知っているとは思っていなかったようだ

 

 

「・・驚いたな。何で、早苗が知ってるんだ?」

 

 

「幻想郷に来るまえ、学校の教師が授業中の雑学で教えてくれました。あの先生、雑学が大好きでしたから」

 

 

「そうか・・・。ところで、体は大丈夫なのか?」

 

 

「まだ痛いですが・・・。まぁ、大丈夫です」

 

 

早苗は霊夢に殴られた箇所を押さえていたが、口振りでは全然元気そうだった。魔理沙はホッとしてハインドを警戒し続ける

 

 

だがそれと同時に苦しい心境でもあった。あれほど仲の良かった親友との友情が簡単に崩れさり、少しの間とはいえ敵対関係になったことにショックを受けていたのだ。今の魔理沙にとってはその事が一番辛かった

 

 

今回は煉獄軍との小競り合いだったがもしかしたら次もあるかもしれないし、その時は霊夢を殺すかもしれないと考えると辛かった。霊夢にあんなことを言ってしまったが、彼女は本心ではまだ霊夢を親友だと思っていたのだ

 

 

(すまない・・・霊夢)

 

 

心の中で謝罪しても、当然状況など変わらない。そして、これからも変わることなど無いと悟っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー中東 パキスタン 某所

 

 

アフガニスタンの隣にあるパキスタン。そのとある場所では死体の山を築き上げ、その死体を燃やしている最中だった

 

 

燃やされているのは当然人の死体だが、それらは生前神の教えを説いて銃をぶっぱなしていた者達で、死体の山の頂上には、生前に掲げられていた彼らを象徴する旗が突き刺さっていた

 

 

その光景を、リーダーである麗奈は無表情で見ていた。何の感情も出さない、何を考えているのか分からない表情だった。それをじっくり見ていた麗奈だったが、側に置いていたAK-74を持って立ち上がり、すぐ近くにいた同志に話しかける

 

 

「手に入った武器は?」

 

 

「は、はい。AK自動小銃や56式自動歩槍が合わせて16挺、改造されたAR15が9挺、FN MAGが2挺、RPKが8挺です。その他はテクニカルが3台です」

 

 

「・・まぁそんなところでしょうね。武器はすべて車両に乗せて。ここから撤収する」

 

 

「あ、あの・・麗奈様」

 

 

自らも去ろうとして背中を向けた所で、先程の白狼天狗が突然話しかけてくる

 

 

「何?用事なら手早く済ませて」

 

 

「そ、その・・こんなやり方で、本当に元の幻想郷は取り戻せるのでしょうか・・・?」

 

 

AK47を持った彼は、麗奈のやり方に疑問を感じていた。麗奈の最終的な目的は分かっている。それには賛同するのだが、テロ組織や現地軍の基地や駐留軍の襲撃を繰り返していることに疑問を感じていたのだ

 

 

「・・あなたは確か、新入りだったわね」

 

 

そう言うと、白狼天狗の彼の肩に手を乗せて続けざまに耳元で囁く

 

 

「私がしていることは、外の連中がやったことの何百倍、何千倍の仕返しなのよ。貴方だって、妖怪だという理由で人間に差別されてきたでしょう?。悪い歴史は繰り返される事なのよ」

 

 

そう言われた彼は、外の人間にされた事を思いだす。毎日繰り返される罵声や差別の声。時には仕事中に石まで投げられた。その記憶が自分の頭の中に広がっていく

 

 

「奴らが我々に行ったことすべてを、奴らに倍返しするのよ。そして、そのときになったら元の幻想郷が帰ってくるわ」

 

 

「・・はい。麗奈様」

 

 

彼は納得したのか、武器を車に詰め込む作業を行っている同志の方に向かおうとするが、「待ちなさい」と言って麗奈がそれを止める

 

 

「貴方、名前は?」

 

 

「はい。師星 周成(もろほし しゅうせい)です」

 

 

「師星・・覚えておくわ。呼び止めて悪かったわね」

 

 

そう言うと、師星が麗奈に軽く会釈して同志の方に向かう。麗奈はさっさと車両に乗り込んで、先に乗っていた烏天狗の運転手からペットボトルに入った水を受けとる

 

 

「麗奈様、次は何処に?」

 

 

「そうねぇ・・全員乗り次第、一旦私達の基地に戻って。今日の武器集めはこれまでよ」

 

 

「了解しました」

 

 

タンカラーのキャップ帽を被った烏天狗の彼は、全員乗り込むまで肩の力を抜いてリラックスするついでに、麗奈に話しかける

 

 

「それにしても、麗奈様は何故現地の者を味方につけないのですか?こちら側につかせれば戦力も大幅に上がるかと思うのですが・・」

 

 

「別に教えてもいいけど、冥土の土産話にしたい?」

 

 

麗奈は彼に向けてCz52の銃口を向ける。あまりに急すぎて彼は動揺し、抜いたはずの力がまた篭ってくる

 

 

「れ、麗奈様!?」

 

 

「・・冗談よ。同志は撃たないわ」

 

 

麗奈はCz52をホルスターに戻すと、彼はホッとして息をつく。余程焦ったようだ

 

 

「理由、知りたい?」

 

 

「へ・・・?あ、はい・・」

 

 

「私達に協力的だったジョルジオ達と一緒にGMDSを陥落させる事にしたのよ。もちろん、幻想郷の住人だけは保護してこちらに引き込むつもりだったわ。だけど、失敗した」

 

 

麗奈は忌々しそうにフロントガラスを見つめ続け、拳を握りしめる。そして、そのまま話を続ける

 

 

「あの男の部下はその保護した女を犯し始めた。・・私の娘も例外じゃないわ」

 

 

どうやら、ジョルジオの部下が行ったレイプに関しては麗奈は腸が煮えくり返るほど腹が立ったようだ。唇を強く噛みすぎて血が出ていた。彼女もそれを望んでいなかったのが見てとれる

 

 

「それから決めたのよ。いつかジョルジオも見放して、外の人間とは協力しないってね」

 

 

「それではつまり、ジョルジオを殺したのは・・・」

 

 

「必然のことだったのよ。・・・ほら、さっさと私達の基地に戻るわよ」

 

 

彼が窓から顔を出して覗くと、既に武器は車両に乗せることができたのか、味方は車両に乗っている最中だった

 

 

「了解しました。それと麗奈様、私という一概の妖怪に考えを打ち明けてくれて、ありがとうございます」

 

 

「・・・さっさと発進して」

 

 

烏天狗の彼は、「はい」と返事をしてピックアップトラックのアクセルを踏み込んで発進させる

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