進捗厳しくなってきます
競馬のそういった事情詳しい博識者が居れば御教授願いたいです。
自分でも色々調べながらしてますけど……
バカだからわかんねえわ
ではどうぞ
インタビューも終わり帰路に着きながら今日の出来事を思い返す。
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[アルギュロスレウス一着!]
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ヒヒーーーーン!
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ふふ。
笑みが零れる、これから楽しくなりそうだ。
「お疲れ様です岳さん」
「あ、お疲れ様です水上さん、そちらも終わりましたか?」
水上「はい。今日の走り凄かったですね」
「初めてのレースで緊張がありましたけど、しっかり走ってくれましたよ」
水上「岳さんの騎乗こそ凄かったですよ! 流石です」
「ありがとうございます」
水上「次もよろしくお願いします」
「任せて下さい!」
タイミング良く水上さんと合流し、少し話す。自分は幸運だ。
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自分は長いこと騎手をしており、GIもいくつか勝てている。おかげで騎乗依頼等の話も有難いことによく貰う。
ふと目に着いたのは一つの騎乗依頼、奇跡の誕生とまで言われて騒がれているウマの騎乗依頼。興味を持ち受けてみようと考えた。
調教しているところをお邪魔して少し様子を見る。何故その血統から出たかわからない月毛を輝かせながら彼女は走る。その美しくも強い走りに見とれているとふと、隣で走っているウマが目に入った。
あれは……。
水上「併走相手はアルギュロスレウスです。たまたませり市場で見つけて手に入れたんです」
気になったのがバレたのか水上さんが説明してくれる。
そのウマはまるで銀色を纏ったかのように眩しく、圧倒的なオーラを感じさせた。
「あのウマの騎手は?」
つい出てしまった言葉、慌てて訂正を加える。
「あ、いえ、少し気になりまして」
水上「興味を持って頂いて嬉しいです、丁度その話もしたかったので」
「話とは?」
水上「ここじゃ何ですし移動しましょう」
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「それで話とは?」
水上「はい、実はレウスの騎乗もお願いできないかと」
「………………」
少し考える、流石に二頭の騎乗を同時に引き受けるのは躊躇われる。
でも、相手は自分に乗って欲しい、自分は乗りたい…………。
「わかりました、お引き受けします」
水上「!! ありがとうございます!」
「精一杯頑張らせて頂きます」
一目惚れというやつだろう。自分が何かに取り憑かれたようだ、だが、不快ではなく、興奮とワクワクが溢れてくる。
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後で血統を見せてもらった時は軽く戦慄した。あの奇跡と併走で競い合える程のウマの血統だと興味があった分凄い衝撃だった。
競馬はブラッドスポーツだ。より良い血を、配合を、とそっちの専門の人は日々頑張っているというのにあのウマはそれを嘲笑うかのように走る。
今日のレースだって。
最初のスタートダッシュ、丁寧なコーナー、どんな状況でもかからない精神力、ムチ一回でこちらの意図まで読んだかのような賢さと加速。
正直今まで騎乗したウマの中でもトップクラスに強いと言いきれる。
しかし安心は出来ない、この世代は全体的に強い。
相手は基本レコード保持者だ、厳しい戦いにはなるだろうが。
なんだろう。
「楽しみだ」
そう、楽しみだ。
惚れたウマと一緒に強敵達と競い合う、これこそ騎手の醍醐味だ。
競馬は熱い場所だ、どのレースにもドラマがあり、夢がある。
そんな所にあのウマと行くのが……。
「フフっ」
登場する生命は基本架空です
妄想です
騎手様だけモデルある感じです
独自解釈タグで察して下さい
あと二歩三歩踏んでレースラッシュいきます(予定)
ではまた!