転生銀色バ、世界を獲る[ウマ娘編開始!]   作:アールワイ

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どうも
久しぶりの主人公です(時間でいうとそれほどかも?)
下地が済んできました
ボチボチいきます

ではどうぞ


弥生賞、それは夢の種子

 忘れてないかな? 久しぶりレウスだよ

 

初陣を終えた我に待っていたのは砂のレースでした……。

 

いやどんなローテや! まぁ勝つけどさぁ。

 

 

最近は此処の空気も張り詰めてます。

 

皆ピリピリしすぎ。リラァックス、リラァックス(ねっとりボイス)。

 

 

中原「もうじきだぞレウス」

 

何が? 

 

中原「追い切り頑張ろうな」

 

レース? 

 

中原「次のレースは強敵だらけだぞ」

 

どんな? 

 

中原「特にドリフトスピード、こいつはコーナーが速く立ち上がりの加速がピカイチだ」

 

中原が動画を見せながら解説してくれる。理解出来る賢いウッマである自分には大きなアドバンテージだ

 

 

ちなみに何のレース? 

 

中原「お前も重賞デビューだ、弥生賞だよ」

 

なるほどトライアルか、強敵が集まるのも理解できる。

 

中原「頑張れよ」

 

おうよ、しっかり勝ってみせるからな! 追い切りいくぞ中原ぁ! 

 

中原「おうおう速いって」

 

 

~~~~~~~~~~

 

 

「うーむ……」

 

動画を見ながら唸り声をあげる、見ているのは新潟の新馬戦。

 

[一着アルギュロスレウスー! ]

 

画面を睨みつけて同じレースに出るウマの粗探しをする。

 

「……わからんな」

 

自分は長いこと調教師をしてきてウマを見る目にはそれなりに自信がある、しかし、動画のウマから見えるのはただ速いだけだった。

 

ただ速いだけならウチのドリフトスピードの敵ではないが、何処か走りに違和感を感じる

 

「何か隠してるのか?」

 

このウマは新馬戦に勝った後、何故かダートを走ってさらには勝てている。

 

 

情報が定まらない。しかし、何かありそうなのは確かだ。

 

 

だとしても。

 

 

「勝つのはドリフトスピードだ」

 

 

ドリフトスピードはこの世代でもトップクラスに強いと自負している。コーナーをあれ程速く走るウマを私は知らない、コーナーだけならあのインペラトルーチェにだって負けない。だからこそ徹底的にやる。

 

ドリフトスピードの追い切りも順調だ、GIIだとしても手は抜けない。

 

 

必ず勝つ。

 

 

~~~~~~~~~~

 

 

レース当日だ、緊張感も慣れてきたが。今まで通りにはいかないだろう。

 

 

でも、

 

 

楽しみだ。

 

 

湧き上がる感情を抑えきれない。

 

中原「何ニヤついてんだ?」

 

楽しみなのさ。

 

中原「そうか、こっちとしては無事に帰ってきたらいいから、楽しんでこいよ」

 

ああ…………。

 

 

………………やっぱお前おかしいよ、何普通に会話してんだよ。こっち言葉発してないんだけど。

 

 

ええ……

 

 

中原「だからお前はわかりやすいんだよ」

 

にしてもよ。え? キモっ、コワッ。

 

中原「酷いなあ」

 

うっわゾワゾワする、今の凄いゾワゾワきた。変人の域を超えてやがる。

 

中原「ほらほらパドックいくぞー」

 

いつまでヒトのフリしてやがる。オメーもウッマなんだろぅ? おおぉん? 

 

中原「俺はヒトだ」

 

ひえぇぇぇぇー! 

我こいつ怖いよー、まじおかしいよー。

 

中原「パドックなんだからシャキッとしろシャキッと」

 

あ、はい真面目にやります。

 

さあ我を刮目せよ!




レース頑張ります
………頑張ります

いくぜ!

ではまた!

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