素人投稿者です
物語が一つの山を越えようとしてます
そう、一つの山です
進捗状況は詳しくは言えませんが、やっとって感じです
読んでくれるみんなに、伝えたいことがあります
( ᐛ)バナナ
ではどうぞ
こんばんは、みんなのレウスです。
今宵は世紀の対戦の前夜です。つまり、有馬記念前日です。
やっときたか、
どちらが本当の最強なのか、ハッキリさせようじゃないか。
ルーチェ フンス!
Kawaii!
……は! しまったつい。
ルーチェ パチクリ
ズキューン!!
ルーチェ ペロペロ
…………サラサラサラサラ。
いやアカ──ーン!!
このままでは文字通り骨抜きにされてしまう! な、何かないのか?
ルーチェ ? 頭カタムケ
何にもないやーデレデレ。
もういい!
考えるのやめる!
可愛ければよし!
カワイイのがよし!
明日の自分が真面目にするだろうから今はいっか! 張り詰め過ぎると良くないしね!
イチャイチャ イチャイチャ イチャイチャ
中原「……明日しのぎを削り合う仲には見えねえな」
北山「……いつも通りですね」
中原「……とうとうか」
北山「そうですね」
中原「明日で決まる」
「本当の最強が」
北山「中原はどっちだと思います?」
中原「ん? …………ん──ー?」
北山「まぁ、そうなりますよねぇ」
中原「意地悪な質問だな」
北山「実際には普通の質問ですけどね」
中原「よく知ってる俺らでコレなんだ、世間は混沌としてるだろうよ」
北山「ホントに混沌になってますよ、全体的に見ると半々くらいです」
中原「無敗の七冠バの対決なんだ。こんな競馬史上初のこと、誰が予想できる?」
北山「水上さん」
中原「あのヒトはー……、……わからん!」
北山「読みにくいですよねあのヒト」
中原「ポーカーフェイスってやつか」
北山「まあ兎に角、明日の結果予想で賭けません?」
中原「お? いいねぇ。何賭ける?」
北山「そうですねー。あ、次の飲み代にしません?」
中原「いいねぇ、美味い酒が飲めそうだ」
北山「もう当てた気ですか?」
中原「もちろん、たんまり飲んでやるからな」
北山「後で泣かないといいですね」
中原「言うじゃねえか」
北山「では予想を」
「「せーのっ!」」
「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎!」
「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎!」
中原「へぇー」
北山「なるほど」
中原「明日が楽しみだな」
北山「ええ」
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おはよう皆さん! レウスです。
今日は待ち焦がれた決戦日、真の強者が決まります。
一番の強敵はもちろん……、
ルーチェ ビリビリ
インペラトルーチェ。
無敗の七冠バ、今世代の牝馬最強、黄金の月毛が眩しい自分の
このレースは今までとは比にならない程厳しくなる、その証拠にパドックもまだなのに負けが頭をチラつく。
こんなこと初めてだ、でも……。
ウズウズする、
身体がレースはまだかと急かしてくる。
確固たる確信だ、
楽しくなるとハッキリ言える。
鼓動がうるさい、
緊張か興奮かはたまた恐怖か。
最初に会った時はただの珍しいウマだった、月毛で、別嬪で。
でも走ってわかった、強さを、実力を。
この出会いが自分を変えたんだと胸を張って言える。
運命のような、小さな、ホントに小さなことが絡み合ったモノだ。
キミを負かすのは自分でありたい、自分を負かすのはキミでありたい。
今日は、何があってもとても素敵な日になる。
でも、俺は勝つよ。
決めたんだ、世界一を獲ると。
自分で決めたことなんだ、悪いけど。
我は、銀の王だからさ。
遂に決着!
デュエル開始ー!
果たしてこの勝負を制するのは?
ではまた!