物語中々順調でテンション高めです!
誤字報告サンキューです!
感想もニマニマしてますよー。
ではどうぞ
現在の競馬における世界最高峰のレース。幾多のホースマンが一度は夢見た景色、
しかし、人々は二頭のウマに希望を抱いた。片や
光の女皇 インペラトルーチェ
片や
銀の魔王 アルギュロスレウス
二頭の激突は去年の有馬記念にて行われたが同着の結果となり、どちらも無敗を続けることとなった。有馬記念の後、インペラトルーチェは主にフランスなどで勝利を重ね、アルギュロスレウスはイギリスにて蹂躙を行った。無敗が続いていることもあり応援の声は日本だけでなく、世界各国からもあるという。三冠バの蔓延るこの世代にて世界を獲るのは一体誰なのか、まだ誰にも分かりはしない。
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「どうしたものか」
ため息をつきながら私は今の直面している問題を解決すべく考える。夢の舞台、凱旋門賞。そこに自分のウマを走らせることが出来ることはとても嬉しく思う。問題となっているのは……。
岳「凱旋門賞ではレウスに乗りたいです」
岳さんのこの発言だ。レウスは賢く、本来騎手を必要としないタイプのウマだ。最初の方は岳さんが色々とレースを教えていたが今となっては彼だけでレースメイクが出来てしまう。その証拠に菊花賞からはスパートなどはウマなりで行っていた。ムチも使ってるところを見てない。故にどんな騎手が乗っても走るし、勝つことが出来るウマだ。でもそれは乗りたい理由にはならない。岳さんが言うには
「凱旋門賞を勝つ時は彼の背中に乗っていたい。彼は僕に夢も希望も見せてくれた」
らしい。ルーチェはどうなのか聞くと
「ルーチェは確かに強くて良いウマです。ですが良いウマと夢のあるウマは違います。自分はレウスに夢を見ました」
言いたい事はとても良く分かる。かつての自分を見ているようだった。しかし、ここにきてその話は不味い。レウスには伏長さんに乗って貰おうと思ってここまで乗ってきて貰ったのだ、ここに来て伏長さんに「レウスは岳さんが乗るのでルーチェに乗って下さい」なんてとても言いづらい。岳さんは真剣だ、真剣に考えた上でこの我儘のような要求をしたのだろう。伏長さんとの話し合いが必要だと考えた私は御二方を呼んで話をした。
伏長「なるほど、話は分かりました」
伏長「岳さんの言っていることもとても分かります。……期限ギリギリまでは取り敢えず僕に乗せてくれませんか?」
水上「考えては下さるんですか?」
伏長「正直言いますと自分は最初ルーチェに乗りたかったんです、あの背中に乗って先頭でゴールする気分はどうなんだろうって」
伏長「でも、レウスを知ってしまった。あのウマは確かに夢のウマです、乗る度にそれを感じます。ルーチェが僕にとって希望なら、レウスは僕の夢みたいなものです。自分なりにでも、踏ん切りはつけます」
「ありがとうございます」
話が進んで良かった。今は待つだけだな。
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伏長「決めました」
「どうですか?」
伏長「ここは……レウスに決めて貰いましょう」
「レウスに?」
伏長「はい、彼は賢い。自分なりにでも考えがあると思います。僕は彼を尊重したい」
「岳さんもそれで大丈夫ですか?」
岳「はい、機会を与えてくれてありがとう伏長さん」
伏長「選ばれなくても泣かないで下さいね?」
岳「そちらこそ」
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ボ──
馬房でボーとしているとユーイチ、タッケ、馬主様が入ってきた。
水上「元気にしてたか?」
馬主サッマじゃないか! 元気よ元気、超元気。
岳「僕も久しぶりだね」
タッケ! 久しぶりー!
伏長「今日はお前にある事を決めて貰いたいんだ」
どうしたんだユーイチ? 真剣な話か?
伏長「レウス、凱旋門賞では僕と岳さん、どっちを乗せたい?」
え? え──────────!!
中原「ほらどっちにする?」
中原?!
岳 ジーーーー
伏長 ジーーーー
あわわわわわわわ。
夢か希望か。
唐突なクライマックス、俺は見逃したね。
さあ!レウスの選択は!(アンケート取ります)
感想や評価待ってます!
ではまた!