パッパと投稿出来なくてすみません。最近は少し忙しくて時間が無かったんですよ(言い訳)。
言い訳言っていいわけ?なんつって(エアグルーヴのやる気が下がった)
クライマックスということでいつもより長めです。楽しんで下さい。
ではどうぞ
譎る俣襍キ縺阪m逶ョ隕壹a蜍晏茜謇九↓縺吶k
────────────────────
気がつくと此処にいた。
何も無い場所、まっさらなキャンパスのように白い。
辺りを見回してから目の前のモノに意識を向ける。
見た目は中世ヨーロッパ風の城門で、首が痛くなりそうなくらい見上げないといけない程デカい。門にしてはデカ過ぎるし、使用するにしても門だけで城壁は見当たらないから用途も分からない。
門に向かって歩く。
ゆっくり、ゆっくり。
門に近づくにつれて周囲に陽炎のようなものが増えていった。彼らはこちらを羨望か、或いは激励を込めて見つめている。
門の前まで来た。
門は硬く閉ざされていて、重圧感が漏れ出ていた。
私は陽炎のようなものを一瞥して、門へと手を伸ばした。手が門に触れた瞬間、自分の奥深くにある何かが大きく鼓動した。
とめどなく銀色が溢れる。自分を満たし終えたそれは、手を伝って門に広がる。とても大きい門ではあったが、直ぐに染め上げられ、銀色へと変色する。銀色は門だけでは収まらず、この場所自体も染めてしまった。一面の銀色。澱みなんて無い、ただ純粋な銀色。その余りにも美しい光景に見惚れていると、陽炎のようなものが伝えてきた、
『行って』
その言葉に導かれるように門を手で押すと音もせずに開かれる。その先にあったのは……………………
──────────
ゆっくりと覚醒して目を開く。
雑念が無く、意識が澄んでいる。一種の集中状態であった。自分の身体のことが鮮明にわかる。今までとは比較にならない程の絶好調だった。
あの夢は一体何だったんだろう。門、銀色、素敵な夢だった。先の景色を見れなかったのは残念だけど、とても良かった。…………陽炎と私はどんな姿をしてたっけ? ……どうでもいいや。
中原「おはよう、レウス」
ああ、おはよう。
中原「今日は気迫がいつもより凄いな」
絶好調だしな。
中原「……雰囲気が」
どうした? おかしいことは何も無いだろ?
だってほら、
~~~~~
パドックに入る。
今まで一緒に走ってきた奴の中でもトップと言える奴しかいない、厳しいレースになるかもしれないな。
ルーチェとスキャンも当然にいる。だがどうしてか絡みに行く気にはなれない。代わりに闘志が溢れてくる。
中原「覇気が凄い……」
レースを前に気を抜く阿呆がいるか?
中原「」
中原が唾を飲むのが見える。
緊張してんのか?
「お疲れ様です」
乗れ、お前の夢を叶えてやる
タッケ
~~~~~
「日本競馬の悲願、凱旋門賞。このウマで駄目ならもう駄目だ。そう断言できます。日本のアルギュロスレウスとインペラトルーチェ両者未だに無敗。海外の芝への適性の高さも見せつけました。数々の日本バが挑み、敗れた凱旋門。最強の王と女皇は閉ざされた門を開くことはできるのか」
枠
1.九番 GeorgiaKING ジョージアキング
2.三番 Catharsis Drop カタルシスドロップ
3.十番 Hesty ヘスティー
4.五番 Chronicle sign クロニクルサイン
5.八番 Galaxy E-Taniity ギャラクシーエタニティ
6.十一番 Imperat Luce インペラトルーチェ(一番人気)
7.四番 Clear Azur クリアアズール
8.七番 Frontier Formulas フロンティアフォーミュラ
9.一番 Anthem Aria アンセムアリア(三番人気)
10.十二番 Satellite scans サテライトスキャン
11.六番 Emperer Genesis エンペラージェネシス
12.二番 Argyros Leus アルギュロスレウス(二番人気)
ゲートに入る。周りのウマが正確に感じられる。
呼吸、動作、目線、
それらの認識処理を意識の裏に回す。
「悲願成就なるか。ゲートイン完了──」
刹那、夢に見た門が現れる。目の前、と言うよりかは頭の中に。門はゲートと重なり────開かれた。
「凱旋門賞、スタートしました」
ゲートが開くのと同時に走り出す。過去最速であると実感出来たスタート。タケ、お前の意見を見せろ。
岳〈逃げだ、ルーチェを抑える〉
勢いそのまま内に行くよう誘導される。外枠であったため内に行くまで距離がかかる。その不利を突くように一頭自分の前に躍り出た。
「先頭インペラトルーチェ、次いで二番手にアルギュロスレウス、三番手にはアンセムアリア」
無理にハナを奪いには行かずに後ろに着き、平坦な直線を進む。
「アルギュロスレウスインペラトルーチェの真後ろにピタリと着きました、三番手とはおよそ四馬身」
彼女はハイペースな逃げでそのままゴールまで突っ切るようだ。後ろもそれを察したのか徐々に速度を上げている。
「ここで坂に入り先頭インペラトルーチェ、アルギュロスレウスも続いて変わりません」
馬群は恐らく縦長、中団後方は抜けづらくて焦るだろう。ルーチェのペースはまだ上がり続ける。
「3コーナーに入り先頭インペラトルーチェ」
チリッ──
小さな、ホントに小さな変化だった。彼女の身体から光が火花のように弾け飛んだ。分かっている、これは幻覚だ。だが彼女の速度はグンと上がり、私を離しにかかった。
「3コーナー終わりフォルスストレートにかかりましたインペラトルーチェ三馬身差をつけてます」
彼女に多少の変化はあったようだが何も問題ない。私は私で
一つ、この身は銀色へと染まりて
一つ、世界は銀色に変わりて
一つ、銀色は鎖と成りて
一つ、銀色は枷と成りて
何人たりともこの業からは逃れられぬ
お前たちは私の前では目覚めし奴隷である
自らの
銀色なる私に世界を捧げよ!
「アルギュロスレウス上がってきた。フォルスストレートに惑わされたか」
その虚偽、私が本物にしてやる。
「アルギュロスレウス加速、曲がり切れるか」
彼女に近づく、最後の直線。立ち上がりを想定し突入角度を調整する。
「アルギュロスレウス立ち上がりで上がってきた! インペラトルーチェと並んだ!」
後ろの奴らも来るだろう。特に鎖も枷もモノにしない彼女が。
「内からサテライトスキャンが迫る! 差は二馬身。その外アンセムアリアに並ぶ」
まだだ
「インペラトルーチェ先頭!」
もっと
「アルギュロスレウス先頭に変わる!」
「アルギュロスレウス抜けた! アルギュロスレウスが抜けた! 残り200! アルギュロスレウス先頭!」
「インペラトルーチェ半馬身差! サテライトスキャン伸びる! ウチからもアンセムアリア! しかし差は四馬身!」
「インペラトルーチェがアルギュロスレウスに並んだ! 二頭並んだ! 粘る! アルギュロスレウス粘る! インペラトルーチェか! アルギュロスレウスか!」
数センチ、
「輝く馬体のぶつかり合い! 競り合って! 競り合って今ゴールイン!」
「どちらが勝っても日本バの悲願は達成! やりました! ワンツーフィニッシュ!」
はぁ、はぁ、はぁ、
岳「お疲れ様、レウス」
タッケ、やったな。
岳「君と出会えてよかった」
「着順がでました。一着と二着はビデオ判定です。三着はサテライトスキャン」
どうやら時間がかかるようで待ってるとルーチェとスキャンが寄ってきた。
ルーチェ ……(耳絞り)
スキャン ……(耳パタパタ)
あ、スゥーーーーーーー(察し)
……まずはルーチェにグルーミングだ!
ハムハム!
ルーチェ ブルッ (耳ピコピコ尻尾パタパタ)
スキャン ジーーーー
スキャンお前もだ!
ハムハム!
スキャン フムッ (クロスカウンターグルーミング)
ルーチェ …………
岳「モテモテだねぇ」
伏長「ですねぇ」
何とかなれやぁ──────
~~~~~
「出ました、結果は一着アルギュロスレウス。二着インペラトルーチェです!」
岳「ッ! …………グスッ」
フフ、泣くなよタッケ。
岳「レウス…………ありがとう」
どういたしまして。
岳「僕を乗せてくれて………………ありがとう」
夢、叶えたかったんだろ? 俺はその手助けをしたに過ぎないよ。ほら、観客に見せつけてやるぞ。勝ったのは俺たちだって。
スウーーーーーーーーーーーーーーー
ヒヒ──────────ン
レウス、世界を獲る。
勝っちゃった……
最初の文字化けについては復元が出来なくなってばっかで出来るようにしたら文じゃ無くなったんで意味について各々好きに捉えてください。
色々詰め込んだけど読みにくくはならないよう頑張ったけどどうかな?
ウマ編はサクッと読める手軽さが売りなんだけどなぁ。
ではまた!