落ち着きましたヒッヒッフー
ではどうぞ
どうも皆さん、レウスです。
環境の変化によるアレコレが落ち着き今は飯を堪能中です。ウッマウッマ♪
厩務員K「よく食べますねぇ」
厩務員N「聞いてるよりも食うな」
厩務員K「調教の方もかなり順調ですし」
厩務員N「ゲート練習とか秒で終わったしな」
So! 調教が始まって、身体がもりもり出来上がっていくのがジンジン伝わる位には頑張っている。え? ゲート? ヒト(意識)である我の敵ではないわ。
話を戻して、ここの飯は美味い、流石と褒めてやりたいところだ。アスリート飯って感じはあるけどちゃんと美味い、永遠に食っていられる。
あとはここのヒトもしっかり馬房とか綺麗にしてくれるし、便も外でさせてくれる。ありがてぇ。
厩務員N「全く手の掛からんやつだな」
撫で撫でか? お、上手い上手い。あーそこそこ。
良い奴感が凄い兄ちゃんはここの厩務員で、中原というらしい。
厩務員K「どんどん馬体も出来てますね」
こいつもここの厩務員だ。優しさでメッキしたような奴で、北山というらしい。
二人ともよく自分の世話をしてくれるヒトだ。うむ、苦しゅうないぞ。
北山「賢くて落ち着きはありますけど他のウマと競り合った時どうなるか」
中原「流石にそれはレースに出んとわからなくねえか?」
北山「もう早めに併走もさせた方が良さそうですね」
中原「だとしたら相手はアイツか」
北山「あのウマしかないでしょう」
ふむ、何やら併走をするらしい。アイツって誰? そこんとこ詳しく説明してくれよ。
中原「こいつも走れるし大丈夫だろ」
北山「まあ少し怪しいですけど」
え? 何何? 何させようとしてるの?
中原「ま、頑張れよ」
いや、説明しろよ!
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あー、コイツか、別嬪のお隣さんやん。え? 二人の反応からしてなんかあるん?
中原「うーし、頑張れよー」
よーし! やってやろうじゃねぇかよー!
合図と共に併走が始まる。と同時に目の前に金色の馬体が横切る。
え? 速! まって、まって!
金色に輝く馬体が前を走る。負けじと脚を動かすが追いつけない。差は縮まらない。明確に感じる、実力の違い……。
この時ウマになって初めての衝撃を受けた。
と同時に、自分の中の何かを感じる。湧き出る、溢れる。それは自分を染め上げ、無知であった我に語り掛ける。
(お前の中には源がある)
(お前の前に道などない)
(自分を思い描け)
心臓の鼓動が痛いくらい大きくなる。
肺が苦しくなるほど広がる。
全身の筋肉がミチミチと姿を変える。
関節がより強固となる。
目の前にウマがいる、それはいい。だが、そのウマが自分より先にゴールへと行こうとする。
許せない。頭の中に本能が告げる。
誰よりも速くゴールせよ
己を世界へ知らしめろ
脚が回る、少しづつ差が縮まる。金色にしがみつく。
このまま…………。
~~~~~~~~~~
中原「まじか、いやまじか」
何驚いてんだ中原ぁ。
中原「ほぼ同着かよ」
むぅ……。
中原「何落ち込んでんだよ、お前スゲェよ」
そうか?
中原「ああ、アイツは凄まじい血統のお嬢様でありえない月毛でありながら同世代じゃ頭五つ抜けてるなんて言われてるくらいだ」
は?
………………は?
いやお前、てかお前、せやかてお前。
中原「いやぁ、お前ならやれるって信じてたぜ」
いきなりそんなやつと併走とか頭大丈夫か? 普通戦意ゴッソリいくぞ? いいんか? やる気無くさせたいんか?
中原「何だよ、結果やれたじゃねえか」
あ、フーン。
そんな態度とるんだ、この我に。
ぶち飛ば♡
中原「え? あ待って、ちょ、やめ」
飛べやおらー!
中原「なーーーーー」
フゥー、スッとしたぜー。何してる中原、シャワーの時間だぞ。
中原「痛ぁ、ちょ、待って」
レウスは何か得たようです。
レース描写に今から不安を隠せません(汗)
寛大なヒトを振るいにかけるのです(言い訳)
馬名もボチボチいきます
ではまた!