転生銀色バ、世界を獲る[ウマ娘編開始!]   作:アールワイ

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ども、素人投稿者です。

引退レースです。
これでもう馬名を考えなくて済む!つかれた!

え?産駒は募集で来たの使います。
皆さん結構いい馬名ばかりで悩みますねぇ。
引退したんでもうそろ産駒出てきます。


ではどうぞ


修羅〈革命家と魔王〉

 レウスです。

 

帰国して、ジャパンカップに出て、もう引退レースです。レースを走り続けて早3年……。あっという間のように感じるのに、とても永い間走っていたような…………感慨深いです。

今日のレースで()()()も引退らしく、文字通り最後の一戦。泣いても笑ってもそれが真実。

 

 

中原「今日で引退だ、レウス。今日のレースは有馬記念…………無事に帰って来いよ」

 

このやり取りも最後になるな……。嗚呼、無事に勝ってくるよ。

 

中原「本当に最後まで……手のかからない奴だよお前は」

 

思いにふけてないで激励の言葉をくれ。

 

中原「……勝ってこい! レウス!」

 

しゃあっ! いくぜ!

 

 

~~~~~

 

 

パドックの周りも満員だな。

 

 

 

子供「じいちゃん、あのウマ?」

 

おじいちゃん「ああ、あのウマだよ」

 

子供「眩しい!」

 

おじいちゃん「ハハハ、グラサンでもかけてなさい」

 

子供「あれがじいちゃんのなの?」

 

おじいちゃん「いーや、じいちゃんのウマの子供だよ」

 

子供「じいちゃん凄いヒト?」

 

おじいちゃん「じいちゃんはそんなに凄くないよ。じいちゃんは凄いヒトに託しただけ」

 

子供「フーン……」

 

 

 

おや? あれは……? あの時のちびっ子……こんなに大きくなって……。小さい子の成長は早いね。

 

 

いつかの記憶の幼き子を見て時の流れを知る。そして視線を周りからある鹿毛のウマに移す。

 

 

よう、会いたかったよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……()()()

 

ここで何か絡みに行くのは不粋だろう、全てを語るのはレースで……。

 

 

 

伏長「レウス」

 

ユーイチ、最後のレースだ。

 

伏長「いつも通りだ」

 

ッ! ……そうだな、いつも通りでいいな。

 

伏長「いつも通り走って、いつも通り勝つ。やるぞレウス」

 

数々の経験をしてきたレジェンドの名は伊達では無いか。

 

中原「頼みます。伏長さん」

 

伏長「任せて下さい。レウスの最後、僕が共に駆け抜けます」

 

俺たちの時代に決着(ピリオド)をつけよう。

 

 

~~~~~

 

 

「来て欲しかったような、来て欲しくなかったような、有馬記念が開催されます。今レースをもって、アルギュロスレウスとモッブモブは引退となります。修羅の時代を築き上げた二頭の引退は明確な時代の移り変わりを示しています。アルギュロスレウスは凱旋門賞、ブリーダーズカップクラシック等の海外の世界最高峰のレースで勝利を重ね。モッブモブは今年に入るまでGIレースで勝利することが出来ずにいましたが。去年の有馬記念で同世代のウマたちが引退してから一変、年内ここまで負け無しでジャパンカップを除く国内の古馬GIレース全てを勝ちました。覚醒した革命家と、最強の魔王の最後の戦い。私達は今日を、忘れることは出来ないでしょう……」

 

 

 

1枠

一番 デルウィング

二番 ファインビット

2枠

三番 セレクトリアル

四番 スカイオンクライ

3枠

五番 アルギュロスレウス(一番人気)

六番 グランサラトレア

4枠

七番 リーグプレミア

八番 ジルクリフ(三番人気)

5枠

九番 パースリング

十番 デアリングファクト

6枠

十一番 アースタイト

十二番 キャプテンシュネル

7枠

十三番 エフフェイト

十四番 クロノレガシー

十五番 メイショウコウサク

8枠

十六番 シャッフルエール

十七番 フィッツジェラルド

十八番 モッブモブ(二番人気)

 

 

 

行こうか、モッブ。()()()()()()()()()()()

 

 

「各ウマがゲートに入ります」

 

僕らの時代はもう終わりだ。道はまだまだ続いていく、後は他のヤツらに任せよう。これからの道を創る者よ、この偉大な背中をよく覚えておいてくれ。次のレースからは君たちが主役だ。

 

「最後にモッブモブがゲートに入ります」

 

そしてモッブ。僕らの時代の一員。君が長年追いかけたこの背中を、最後くらい捕まえて見せろ。

 

「全頭ゲートイン完了。有馬記念、スタートです

 

ユーイチ……、逃げるぞ。

 

伏長〈最後のレース、悔いなく走れレウス〉

 

「ハナをとったのはアルギュロスレウス。最初から飛ばしていきます」

 

 

────────────────────

 

 

我は先の時代を築き上げし者

 

先の時代を代表して、この我が先頭を駆けよう

 

革命家(モッブモブ)よ、魔王の首は此処だ

 

己が役割(宿命)を呪い、

屈しず設定(未来)を変革したいなら、

 

革命を成し遂げたいなら、此処まで来い

 

 

勇者(主役)では駄目だ、

村人(脇役)であるお前こそ、

 

この首取るに相応しいと我は思う

 

 

 

革命望む者(モッブモブ)よ、

 

最後の戦い(ラストラン)だ!

 

 

 

「アルギュロスレウスこれは大逃げだ。後続をグングン離していく」

 

走り納めなんだ。スタミナ全部持っていけ。

 

「コーナー終わって先頭アルギュロスレウス、六馬身開いて二番手リーグプレミア、その外三番手キャプテンシュネル」

 

観客席の前を通る。老若男女様々なヒトが溢れんばかりにぎゅうぎゅうとなったスタジアムから熱く、空気が震え、耳を塞ぎたくなるほどの大歓声が湧き上がる。

 

「先頭アルギュロスレウスのまま各ウマ次のコーナーへ」

 

後ろから覇気が迫る。予想通り。ここだよな? 前回のレースで久しぶりの芝を追い込みで走っていた我を封じる為に。後方で走っていたお前が勝つにはロングスパート、それも向こう正面前からの超ロングスパートする必要があるよな?

 

「後方三番手にいたモッブモブがロングスパート、先頭のアルギュロスレウス目掛けて行進します」

 

錯覚が襲いかかる。これは、ある物語のプロローグ。脇役が、主役へと成り代わる。目指したエンディングを求めて……。そこに、借り物の力などない。正真正銘、望み叶える為に磨いた力。主役と成った脇役は、自らの物語を歩き始めた。

 

「向こう正面で先頭アルギュロスレウス、二番手リーグプレミア、差は五馬身、三番手はクロノレガシー」

 

迫る覇気を感じながら脚を回す。

 

「アルギュロスレウスが最終コーナーに入りました、二番手まで来たモッブモブが後に続く!」

 

後ろの脚音が近付いてくる。

 

「先頭二頭はコーナーを終え最終直線へ」

 

コーナー終わる。その時に隣には彼が居た。

 

「モッブモブが並んだ! 革命は成し遂げられるのか!」

 

凄い。凄いよモッブ。

 

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

 

その闘志滾る威勢に最大限の感謝を

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

その諦めを知らぬと語る瞳に最大限の敬意を

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

 

この感謝と敬意をもって、全てを使い御相手いたそう。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

 

「アルギュロスレウス更に加速! 二の足を残していた! モッブモブ苦しいか!」

 

お前は()()()凄い奴だよ。

 

「モッブモブ伸びない! 必死にくらいつく!」

 

尊敬するよ。

 

「アルギュロスレウスが先頭! 革命すらものともしない!」

 

「アルギュロスレウス! やはりアルギュロスレウス! 修羅の時代の創世者が! いま! 有終の美を飾りましたぁ!」

 

「二着モッブモブ届かなかった! 差は五馬身差! アルギュロスレウスはレコード!」

 

「常識を壊し、絶対を掲げ、覇道を歩んだ我らが魔王。アルギュロスレウスが、数々の記録と共に最強を貫き通しました!」

 

 

 

スゥーーーーーーー

 

 

ヒヒ──────────ン

 

 

「最後も轟かせた嘶き! その声は! 世界に! 最強に! 確かに届いたと知らしめました!」

 

 

 

ユーイチ……。

 

伏長「お疲れ様レウス」

 

勝ったよ、俺こそ最強だ。

 

伏長「ありがとうレウス」

 

ありがとうユーイチ。

 

伏長「本当に、本当に、僕を乗せてくれてありがとう」

 

いい歳したおっさんが泣くなよ。

 

伏長「楽しかった。とても楽しかったよ。世界で走って、勝って勝って勝ち続けて」

 

勝つってのは嬉しいもんな。

 

伏長「凱旋門賞は残念だったけど。アメリカでは僕を選んでくれてありがとう。君の背中に乗れたのは、僕の誇りだ」

 

凱旋門賞は……うん、すまんかった。

 

伏長「君と駆け抜けた日々を僕は生涯忘れないよ」

 

俺もこの背中にユーイチが居たことを生涯忘れないよ。

 

伏長「………………ありがとう、レウス」

 

ありがとう、ユーイチ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

競走バ編

~完~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウマ生は続く。




モッブ……逞しくなって。

裏の話をするとモッブがここにねじ込んできたのは最初の設定では無かったです。
後付け設定ですね。
一応ライバル枠では無いです。
ウマ娘編での絡みをお楽しみに!


ではまた!
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