やぁっとテスト終わりました(色んな意味で)
みんな元気にしてた?
ウマ娘編までもうちょい!お付き合いくだせぇ。
ぶち飛ばすぜベイベー!
あっ、今回は台本形式じゃないです。気にしてる人いないと思うけど前書きで一応伝えときます。
今回はなんと!
採用された産駒名が公開です!
誰のかな~?誰のかな~?
ではどうぞ
僕は、あの輝きに救われたんだ。間違いなく、かのウマの輝きによって……。
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僕が小さい頃、じいちゃんはよく競馬場に連れて行ってくれた。僕のじいちゃんは馬主で、ばあちゃんにグチグチ言われながらも細々と競馬をしていた。昔、じいちゃんに何で馬主なんかしているのか、と聞いたことがある。するとじいちゃんは優しく笑い、僕の頭を雑に撫でながら「じいちゃんはウマに夢を見ているんだよ」と教えてくれた。当時はウマに夢を見るなんてよく分からなかった。あの時までは…………。
僕が小学生の頃、世界に誇る日本の最強バが出現した。
銀の魔王、アルギュロスレウス。
日本の競馬界に突如として現れたそのウマは、文字通りあらゆるレースを蹂躙した。芝、ダート、短距離、マイル、中距離、長距離、全ての条件のレースに出て悉く勝った正真正銘の化け物。じいちゃんはそのウマの親の所有者だった。連れてってもらったレースは少なかったけど、アルギュロスレウスの凄さを知るには十分だった。
アルギュロスレウスに出会う前の僕は、正直競馬を見てても面白く無かった。一番人気なのに掲示板外とかはザラ、ジャイアントキリングのような下の人気のウマが一着をとったりした時はまだ興味が沸いたが、それでも強いと言われていたウマが勝てないという事実にどこか不満があった。
強いと言われても、勝てなきゃ意味が無い。
そのレースがどんなに白熱したレースであっても、後世に語られるのは一着の勝者のみ。二着や三着のウマも少しは語られるかもしれないが、少しあるかもしれない程度。これが現実だ。人気があろうと、実績が多少あろうと、ここ一番の所で勝てないならそれまでだ。
だから、僕はあのウマの虜になった。
レースに出たら絶対勝利、おまけに弱い血統と来たもんだ。僕の興味は止まることを知らなかった。銀色に輝くそのウマは、有終の美を飾るラストランを先頭でゴールを駆け抜けた。
そこから僕が行動を起こすまでは早かった。最初にしたのは親の説得。両親は中学校は普通の所に行って意思が変わらないのならと言ってくれた。次に、じいちゃんに騎乗を教えてくれるヒトを教えて欲しいと頼み込んだ。
暫くして、じいちゃんが紹介してくれたのは
引退したアルギュロスレウスだった。
いや、いやいやいやいや。ヒトって言ったじゃん。騎乗を教えてくれるヒトって言ったじゃん。
…………じいちゃん曰く、アルギュロスレウスはめっちゃ賢いからきちんと教えてくれる。だとか。……正気を疑った、ボケもここまでいくと滑稽を超えてくる。当時の僕は本気でじいちゃんをどこかの施設にぶち込もうと考えていた。
厩務員のヒトによると一応ちゃんとした根拠があるらしい。世界でも理想の騎乗フォームと言われるのが岳騎手であるように、アルギュロスレウスの走行フォームは理想的なんだとか。アルギュロスレウスに騎乗した岳騎手と伏長騎手はともに「レウスほど走りやすいウマはいない」と断言された程。ウマの理想の走り方を知れば、どんなウマも上手く走らせることが出来る。というのがじいちゃんの見解らしい。
…………逆じゃね?
暴れウマを抑えられたら大人しいウマが楽に思うってのはわかる。大人しいウマから暴れウマに行ったら苦戦しない? ってのが最初の感想だった。
でも、「レウスは賢いから」だと。大人は皆本気だ。おかしいのは僕なのか?
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物は試しと、連れてきたアルギュロスレウスの背中に厩務員のヒトに体をひょいと持ち上げられて乗る。
「た、高い!」
「どうだ嬢ちゃん、レウスはデカいだろ?」
予想以上の高さに声を上げると厩務員のヒトが嬉しそうに話しかけてくる。なんか良い奴感が凄いおじさんだ。
あの時見ていたアルギュロスレウスの背中は、とても安定していた。
「よし! いけレウス」
感慨深く思っていると、厩務員のヒトが合図を出した、するとアルギュロスレウスはゆっくりと進み始めて……
………………え? ちよっと待って欲しい。手綱は持たせてもらってるが、せめてあの、その、誘導みたいに引っ張ったりして下さい。いきなり1人で乗るのは聞いてない誰か助けあああああ!
タタッ、タタッ、タタッ、タタッ、
アルギュロスレウスがテンポよく土を蹴って走る。
ゆ、揺れて! 落ち…………ない。アルギュロスレウスは確かに走っている。だけど背中に乗ってる自分は揺れをほとんど感じなかった。アルギュロスレウスが周りを一周すると、徐々に減速して止まってくれた。
「嬢ちゃん、レウスの背中はどうだった?」
「……安心、しました」
初めて騎乗する自分に気を使ってくれたのだろうか。揺れの少ない快適な走りのおかげで、初めてウマに乗って走った感想は安心だった。
「嬢ちゃんは筋がいいよ。こりゃ将来は立派なジョッキーだな」
これは嫌味だろうか。お前は僕があたふたしてるの見て笑ってただろうに。
心の中で少し悪態をつく。こちとらいきなり1人で騎乗させられたんだ。
「綺麗な騎乗だったぞ
「お世辞はいいよじいちゃん」
「いやいや、贔屓目無しでも綺麗だと思ったよ」
綺麗な騎乗……か。綺麗なのは恐らくアルギュロスレウスだ。こんなお世辞に乗せられるほど僕は甘くない。
「ほんとっ!?」
……僕はまだ幼かったんだ。仕方ない。うん仕方ない。と、とにかく!
この乗馬で完全に調子に乗った僕は、空いている日があれば必ずアルギュロスレウスに乗りに連れてってもらった。
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僕はアルギュロスレウスに乗り続けた。中学校に入っても夏休みや冬休み等の長期休暇で泊まり込みで乗せてもらっていた。アルギュロスレウスにも種牡馬としてヤらなくてはいけないこともあるから、予定が空いた日を教えてもらって乗せてもらっていた。今振り返るととんでもなく図々しいな……。
そして僕の意思は変わることはなく高校課程は騎手になれる学校へと入った。アルギュロスレウスという超一流のウマに乗っていた経験は、とても大事なことだとこの時気付いた。気付きと同時に、レウスは知らず知らずのうちに騎乗の難易度を上げていたのだと分かった。これを賢いで済まして良いのだろうか……。
学校は普通に楽しかった。別にもっと厳しくてもいいと愚痴を漏らすと何故か周りが凄い目で見てきたが……。こ、向上心があるのはいいことだろ!
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そして今、僕は銀の馬体に跨っている。
[先頭駆けるはインペリアルサーガ! 強い! 王の血は! 輝きの一族は! 三つの王冠がお気に入り!]
[紡がれるのは皇帝の物語! 終わらない
[三冠達成! インペリアルサーガがゴールイン!]
[若き天才ジョッキー
僕はサーガと、あの日の夢を手に入れる。
何も見えていなかった僕の瞳に入ってきたあの輝きを、自分の物にする為に。
はい!
採用されたのは……
〈終焉齎す王〉さんの『インペリアルサーガ』でした~!
採用おめでとうございます!ドンドンパフパフ~
ここでの採用理由としては
・惺名ちゃんの愛バとして王家の物語を紡いで欲しかったから
・サーガ「物語」…うん!シンプルイズジャスティス!
インペリアルサーガ:皇帝の物語 銀毛
追加設定:クラシック三冠達成
他の産駒も登場するので募集送ってくれた人は採用される準備しといて下さい。いいですねッ!
ではまた!