書き始め「うーん、今回短くなりそうやな。ここ足すか」
途中「ここおかしいな。ここも文増やすか」
終盤「……思ったより長くなった」
あるあるだね~
この作品もだんだん文字数増えてって平均文字数上がるの草生える。
語彙力……語彙力が足りねぇ。
ではどうぞ
── それは、運命だった
時はレース開始前まで遡る。
私のパパはとっても偉い社長さんで。今日の私はパパに無理を言って出張のお仕事について来たんだ。何故かは分からなかったけど、どうしても行きたくなってお願いしたの。この日この場所に行かなきゃいけない。……そんな気がして。
~~~~~
「パパ、お仕事終わった?」
「うん、今日はいつもよりだいぶ早く終わったよ」
付き人のヒトと一緒に待っていたパパがオフィスから出て来たので、私はパパに走って駆け寄る。パパは私の頭を優しく撫でてくれて、私はつい笑顔になってしまう。
「ねぇ、パパ。今日ここの近くでレースがあるんだって! 私行きたい!」
「シャインがお願いだなんて珍しいね。勿論いいよ。場所はどの辺りかな?」
「ここら辺!」
私はチラシを指さして言う。こんなにワクワクするのは初めてだ。レースなんて今までも見てきたのになんでこんなにワクワクするんだろう?
「ん~? まあいっか!」
「ん? どうしたんだいシャイン」
「なんでもないよ! 早く行こ!」
浮かんだ疑問を私は特に気にもしなかった、今はとにかく早くレースが見たかったから。
~~~~~~~~~~
「んむ~?」
「どうだいシャイン?」
レース場に着いたらワクワクの正体が分かると思ったのに、やっているレースを見てもまっったくワクワクしない。あれれ~おかしいな~~?
「ワクワクがいな~い」
「ワクワク?」
「うん! このレースにはワクワクがある気がするの!」
「そのワクワクってのは何のことか分かるかい?」
「え~、ワクワクはワクワクなの!」
「そ、そうか」
パパはこのワクワクが分からないっぽい。こんなにワクワクの予感がするのに、パパって変なの。
いつまで経ってもワクワクが無いことにイライラしてると、ゲート前に
「あー! あの子! あの子がワクワクだよ!」
「え? どの子だい?」
「あれ! あの銀髪の子だよ!」
私は興奮しながらあの子に指を指しながらパパに教えてあげる。居た! 本当に居た!
「どうやら次のレースに出るみたいだね。あの子が勝つってことなのかい?」
「え? ……わかんない!」
「え、えぇ……」
あの子がゲートに素早く入ってく。凄い! ゲートを全く怖がってない!
「…………小さいな」
「ん?」
「……シャインは彼女が勝つと思うかい?」
「んー、勝つよ」
「…………なるほど」
そう言うとパパは真剣な顔で考え込んじゃった。
全員ゲートインしてレースが始まる。
あの子、スタート速! 一人だけ完全に抜けた! あれ、でも先頭は譲った。逃げじゃないのかな。
あの子は二番手の位置で先頭の子に付かず離れずの距離を保ってる。位置取り巧いなぁ。あ、抜けた。って加速速!
結果は大差であの子の圧勝、あっという間にゴールしちゃった。凄い凄い!
「パパ! ワクワクだったね!」
「そ、そうだね」
パパは凄い驚いてる。確かに凄かったけど、驚きすぎだと思う。
ここで私は閃いた。
「パパ! 私、あの子が欲しい!」
「え? ……欲しい?」
「うん! お願い! 一生のお願い!」
「ほ、欲しい?!」
あの子が欲しい。絶対に欲しい。あの子以外には何もいらない、そう思えた。
「いいかいシャイン、人身売買は違法なことで。悪いことなんだよ」
「ヤダー! 欲しい! 一緒に居たいー!」
「一緒に居たいなら友達でもいいじゃないか」
「ヤダー! ずっと一緒がいいー!」
「すみません、ちょっといいですか」
どうにかパパを説得しようとしてると、二人のおじさんが話しかけてきた。
「はい、何でしょう?」
「いえ、あなた達がレウスについて話してるのでつい声をかけてしまいました」
「レウス?」
「あの銀髪の子、アルギュロスレウスって名前なんですよ」
「知り合いの方ですか」
「ええまあ、知り合いのようなものです」
「そうでしたか」
パパがおじさんたちと話し始めちゃった。もう、あの子のことはどうするのよ。
「パパ~」
「待ってくれシャイン」
「そちらのお嬢さんは娘さん?」
「インペラトルーチェって言います。パパとママたちはシャインって呼ばれてます!」
私に話題が来たから元気よく自己紹介する。自己紹介は大事ってママも言ってた。
「インペラトルーチェちゃんはレウスのことが欲しいの?」
「うん!」
「そっか……」
おじさんは私にそう聞くと、パパの方に向かって。
「アルギュロスレウスは施設の子です。なので、養子として迎えてあげることが出来ます」
「え!?」
「決断するのは難しいでしょう。でも、
「え、家族になれるってこと!」
あの子は実は施設の子で、家族になれることが判明した。やった! これで一緒に居られる。
「パパ! 家族になれるよ!」
「……シャイン。これは一生のお願いかい?」
「うん! 一生のお願い!」
「…………分かった。シャインの初めての一生のお願いだ。何とかしてみせるよ」
「本当?」
「ただし、本人から承諾を得られたらの話だ」
「わかった! 承諾させてくる!」
「ちょ、シャイン!」
私はパパがお願いを聞いてくれると聞くや否や走り出した。後はあの子の承諾だけ、絶対に連れ出す!
~~~~~
くすんだ銀髪のあの子が居た。名前は確かアルギュロスレウスって言ってたっけ? 名前は今はどうでもいい。
「ねぇ、そこのアナタ」
呼びかけると彼女が振り返る。私に向けられた眼は光を中で反射してるように綺麗な銀色で、背は私より小さいけど芯の強いオーラを醸し出している。私は秀麗な彼女に見蕩れてしまうも、ここに来た目的を思い出す。
「私の名前はインペラトルーチェ。アナタ、私と一緒に来て!」
彼女は驚き目を開いた。まあ当然の反応だろう。いきなり一緒に来ては少し話を端折り過ぎだった。
「ごめんなさい、話を端折り過ぎたね。つまり、私と家族になって!」
まだだいぶ端折ってる気がするが、先程よりはわかりやすくなっただろう。すると彼女は何処か納得した様子で。
「わかった、私はあなたと一緒に行く」
「本当? やった!」
私は嬉しくて彼女に抱き着いた。フワッといい香りが鼻をくすぐる。……安心する匂いだ。
「決断早いね」
私は何の気なしに思ったことを言う。
「別に、
顔を背けながら彼女が言う。ホホーン、さてはこの子、クーデレってやつだな。
「照れないでよ~。そうだ! アナタの名前を教えて!」
「…………え? 知らずにあんなこと言ってたの?」
「アナタの口から聞きたいな~」
ハグを解いて一歩下がると、彼女の顔が少し紅くなるのが見える。あ~可愛い~。
「私の名前はアルギュロスレウス。よろしく、インペラトルーチェ」
「私のことはシャインでいいよ」
「そう、じゃあ私のことはレウスでいいわ」
彼女は優しく微笑む。ショートヘアなのもあって、王子様のようにカッコいい整った顔が私を見つめる。私は顔が熱くなるのを感じると、顔を隠すようにまた抱き着いた。
「よろしく! レウス!」
「よろしく、ルーチェ」
彼女も手を私の背中に回して抱き締めてくれる。
──私はこうしてレウスと出逢った。
ここから入学までどうしよ
どれくらいの長さがベストなんや?
とりあえずあるネタは書くかな。
ではまた!