競走馬たちってどんな気持ちで走ってんだろう……
はい!わからないですねー
ではどうぞ
ヤア、レウスダヨ。
イマネ、イッパイハシッテルノー。
タノシー
タノシー
タノシー
タノs…………ハッ!
あ、どうも皆さん、レウスです。今ですね走ってます。
え? なんかあやふやだって? ふふ…………走ってます(無視)。
言うなればルーチェと永遠のレースをしてます。アイツ速すぎ、速過ぎ謙信。でも負けん、負けたくない。いいか? 何事も出来るまでやれば大体できる!
つまりぃ! 勝てるまでやれば勝てるわけだぁ!
おおおおおおおおおお!
中原「おい! 止まれレウス!」
あん? …………ああ、終わりか。
中原「止めないと何時までも走りやがるコイツら」
北山「流石と言えばいいか頭を抱えればいいか」
中原「流石と言っておこう、考えはじめると胃がもたんぞ」
北山「ですねー」
ふむ、貴様ら我らが胃痛の種と言いたいのか? ん?
中原「や、別に面倒とか一切考えてないぞ、うん」
…………まあよかろう、我は寛大だからな。小言の一つや二つくらい聞き流してやろうではないか。
北山「やっぱ凄いですよねぇ、この二頭だけ別の生き物みたいですよ」
中原「まあルーチェはわかる、血統もこれだけの奴が出てくるのも納得出来るものだしな。ただしレウス、オメー血統偽装か何かしてんのか?」
そういうのはおっちゃんに聞けよ、ウマがどうこう出来るわけねえだろ。
北山「まあ気持ちはわかりますよ」
北山ぁお前もか。
ん? どうしたルーチェ? そんな近付いて?
ルーチェ ペロっ!
ビクッ!
え? ちょ、くすぐったい。
中原「わお、グルーミングじゃねぇか」
北山「凄い気に入りようですね」
グルーミング? って確かウマの同士のコミュニケーションの一つだったはず……。
ルーチェ ペロペロペロペロ
凄い舐めるね、ベトベトだよ。汚されちゃった(照)。
ってかきみ牝馬だよね?
…………モテ期か
悪ぃな藤原ぁ、俺はモテるそうだ、気は落とすなよ。
中原「あーあー、ベチャベチャだな。こりゃ水浴びさせるか」
シャワーか、汗を流す感じが爽快だよね。
はよ行くぞ中原ぁ!
ルーチェ ペロペロペロ
えぇ(困惑)。
もう良くない? 長ない? ドラゲナイ? ほらいくぞ。
ブルル(シャワーいくぞ)
ルーチェ ピタッ! テクテク
…………ついて来たわ。牝馬とシャワーイン…………悪ぃな藤原。
~~~~~~~~~~
フゥーサッパリー、いい汗かいたなルーチェ?
ルーチェ ジーーーー
わァ、いつもの。
中原「飯だぞー」
お、キタキタ。
ウッマウッマ♪
ルーチェ ジーーーー
ウッマウッマ。
ルーチェ ジーーーー
ウッマ。
ルーチェ ジーーーー
ウッ
ルーチェ ジーーーー
……………………これがええんか? ヒョイッ
ルーチェ バッ! ムシャムシャ
ええ…………。
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ここでの生活にも慣れてきた。競走馬としても仕上がってきた感覚はある。だが、まだレースを知らない身としては不安が残る。
周りのヒトは自分をとても褒めてくれる。褒めてくれるのは嬉しいし、やる気にも繋がる。
しかしそれが嘘であったとしたら?
親バカと同じような現象で周りが見えなくなっているのだとしたら? …………駄目だな、ヒトの悪い所が出ている。
自分に出来ることなど誰より速くゴールすることなのに。ただそれだけを考えればいいのに。
なんだ、答えは最初から持っていたじゃないか。
本能に従う、思うがまま進む、障害は対処する。
単純だ、実に単純、赤ん坊が泣き声をあげるように、鳥が空を飛ぶように
競走馬である自分は速く走る、誰よりも…………。
ただ己の為に。
レウスは志を宿した。
ガンギメてゆけー
何事も志が大事!
何故なら行動には思考が付き物だからである(自論)
ではまた!