転生銀色バ、世界を獲る[ウマ娘編開始!]   作:アールワイ

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ども、素人投稿者です。

なんか最近ちょくちょく日間ランキングに入ってるらしいですね。
本当にありがたい限りです。
ランキングは別に気にしてないですけど入ったら入ったで嬉しいです。

個人的に今回は甘めです


ではどうぞ


イチャイ……チャ?

 

 

「レウスはどのレースに出るの?」

 

 

選考が終わった日の夜、レウスとルーチェは寮の自室で寝るまでの間に今後のことについて話し合っていた。ルーチェは渡された出走希望の用紙をヒラヒラと振りながら楽しそうにレウスに話しかけ、レウスはそれ聞きながら寝る準備を淡々としている。

 

 

「クラシック三冠」

 

「なるほどぉー?」

 

 

ルーチェはレウスの希望を聞くと、唸る様に悩んだ末。ヨシっ! と意を決した。

 

 

「私はトリプルティアラにする」

 

「…………へぇ」

 

 

レウスは意味深な含み笑いをしながらベッドから起きてルーチェに抱き着く。ルーチェはゆっくりとレウスを受け止めて微笑みを浮かべる。

 

 

「私と三冠争わないんだ」

 

「私は一番好きな物は最後までとっておくタイプなの」

 

 

レウスがルーチェのお腹に頬をスリスリさせる。ルーチェはレウスを腕で包みながら自分のベッドに倒れる様に寝転がる。……傍から見ればただイチャイチャしてるようにしか見えないが、二人の発する言葉には覇気が宿っていた。

 

 

「ルーチェは喰われる側なのに?」

 

「言葉で攻めるのは自信の無い証拠かな?」

 

 

……この二人が同室でよかった。もしこの場に他のウマ娘が居たなら萎縮してしまっていただろう。甘〜い雰囲気と戦場のような緊迫感が混在するこの不思議な空間は、ここ最近では珍しくも無い。

 

 

「自信は無いね、負ける自信だけど」

 

「負けないように頑張ってね」

 

 

そろそろ寝るにはいい時間だ、二人共早く寝た方がいいだろう。これ以上圧が強まると部屋から漏れてしまう。さっさと寝てくれ、他の子の為に……。

 

 

~~~~~~~~~~

 

 

 次の日……

 

 

「聞いたよ! 二人ともリギルに入ったんだって?」

 

 

二人が教室に入った途端、モッブモブが衝突寸前まで突っ込んで来た。モッブモブは興奮して周りが見えていないのか、教室内の目線は三人が独占している。

 

 

「おはようモッブモブ、元気だね」

 

「ふふ、そうですよ」

 

 

目を輝かせているモッブモブ。レウスは面倒くさそうだから挨拶をして話題を終わらせようとするが、ルーチェが話題を広げようとしてしまう。

 

 

「インペラトルーチェさんは凄いって分かってたけど、アルギュロスレウスさんも凄かったんだね!」

 

「たまたまだよ」

 

「それでも凄いよ!」

 

 

元気なのはモッブモブの長所と言えるだろう。しかし、今のレウスは彼女が厄介な敵に見えた。

 

 

「そろそろ席に座りたいんだけど」

 

「あ、ごめんなさい。折角席近いし、座って聞かせて」

 

(まだ聞いてくるのか)

 

 

席に座ると、レウスは警戒レベルをMAXにしてモッブモブと対峙する。彼女にとって自身の情報は一つでも漏らせば敗北一直線のキーパーツだからだ。

レウスはモッブモブのキラキラと輝く瞳を見る。……気に入らない。夢も希望も叶うと信じて違わない瞳。嗚呼、早く、

 

早く壊したい

 

 

 

「アルギュロスレウスさん?」

 

「アルギュロスレウスは長いだろう? レウスでいいよ」

 

「私もルーチェでいいよ」

 

「じゃあ私もモッブとかでいいよ!」

 

 

上手く脱線させることが出来たことに安心するレウス。ついでだ、このままモッブモブの情報も得ておこう。

 

 

「モッブモブはチーム?」

 

「私はねぇー、カノープスに入れたんだ!」

 

「なるほど」

 

 

カノープス、所属するウマ娘らは重賞で活躍する実力の有る、トレセン学園内でもかなり実績のあるチームだ。レウスの持つモッブモブの情報から推測しても、モッブモブがカノープスに入れる実力は十分にある。ここから何処まで成長するのか……。

 

 

「出たいレースとかあるの?」

 

「やっぱりクラシック三冠は狙いたいよね!」

 

「じゃあ私と三冠争いしなきゃね」

 

「レウスも三冠? 負けないぞぉ!」

 

 

元気だなぁ、とレウスがモッブモブを見て思っていると、前の席からルーチェがぶち込んで来た。

 

 

「トゥインクルシリーズは私とレウスがGI全部とるからね」

 

「え?」

 

「あー!あー!あー!」

(おいやめろ本当にやめろ! まだ出るレース確定してないんだから変に挑発しないでくれ!)

 

 

レウスは大きめの声でルーチェの発言をかき消すと、ルーチェを連れて一目散に教室から退室した。レウスは廊下に誰も居ないことを確認すると……

 

 

 

 

 

 

壁ダァン

 

「やだレウスったら大胆♪」

 

「ちょっと黙ってましょうねー」

 

「唇で唇を塞ぐってこと?!」

 

「……して欲しい?」

 

「…………ンっ///」

 

 

ルーチェが目をつぶって唇を差し出す。プルプルの健康的な色をした唇を見つめて、私はそのまま……いや今そんなことしてる場合じゃねぇ!

 

 

「私のこと言いふらさないって誓える?」

 

「言いふらして欲しく無かったの? 言ってよー、ごめんね」

 

 

キッスが中々来ないことにルーチェが目を開けると、レウスが真剣な瞳でルーチェを見ていた。レウスはルーチェの言ったことに安堵して……

 

 

 

 

 

 

 

 

チュっ

 

 

 

「これは口止め料ね」

 

「…………………………ふぇ?//////」

 

 

ルーチェは教室に戻っていくレウスの背中を見ながら自身の()に指先を添えた。彼女の顔は徐々に耳まで緋色に染まり、この熱が冷めるまで動くことが出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時何処かで、爆発音が聞こえた気がしたが、火災などは起こらなかった。




モブくんも潰れちゃう……ってこと?

自分に文才無いなーと感じるこの頃。

ではまた!
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