転生銀色バ、世界を獲る[ウマ娘編開始!]   作:アールワイ

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ども、素人投稿者です。

目が覚めたら投稿期間が空いてました。
私は新手のスタンド攻撃を受けている!


ではどうぞ


本格化

 

 ♪♪♪、♪♪♪♪。

 

 スマホのアラームが耳に嫌々しく入ってくる。まだ眠たい私は覚醒しきってない意識の中、手探りでスマホの停止ボタンを押す。これで私の睡眠を妨げるものは何も無い。……って訳では無かった。

 

 

「レウス、起きて」

 

私は同室の金髪ウマ娘の起きるよう促される。私は寝起きが悪い訳でないが、三大欲求の強い私には平均の睡眠時間でも寝足りないのだ。

今も布団を抱き締めてベッドに横になっていると睡魔が襲ってくる。このまま私は二度寝の為に意識を手放す。二度寝は健康に良いって私が言ってた。だから大丈夫だ。

 

「あー! またアラーム消して。だから朝起きれないんだよ」

 

どうとでも言ってくれ、私の睡眠は誰にも邪魔され…………

 

「レウス! レーウースー!」

 

後一歩、後一歩だった。後一歩で完全に寝る瞬間に私の肩は掴まれ、前後左右上下に揺らされる。上下にも揺らしてくるなんて鬼畜以外の何ものでもない。なんてパワーだ、カクテルでも作るのかってくらい脳がシェイクされる

 

「あばばばばばば」

 

「起きてー!」

 

「起き、起き起き、起きる、起きる……ウッ」

 

気持ち悪い、最悪の目覚めだ。眠い目を擦っているとだんだんピントが合ってくる。私を起こしたのは同室のルーチェだ。太陽のような笑顔で朝日にも負けない輝きを放っている。

 

「おはよう……ルーチェ」

 

「おはようレウス。ほらほら、準備して早く行きましょ!」

 

「……ふぁぁぁい」

 

元気な彼女に欠伸をしながら答える。ルーチェは私の手を引いて洗面台に私を座らせると、私の寝癖を櫛で解いてくれる。鼻歌を唄いながら私の髪を解くルーチェは上機嫌だ。私はと言うと、まだ眠い目をしょぼしょぼさせながら歯を磨いている。

 

「ヨシっ!」

 

ルーチェが満足そうに櫛をしまうと、私の髪を纏めていつものポニーテールにしてくれる。私の髪はルーチェより長いのでポニーテールに纏めても背中の真中よりしたまで毛先が伸びている。

伸ばし始めたのはルーチェが伸ばして欲しいと言ったからとか単純な理由ではない、別にルーチェの頼みに弱いとかそんなことは無いから悪しからず。いやほんt「今日のコーデは~、コレ!」

 

ルーチェが私に渡したのは今日のコーディネートだ。こういうのにまだ疎い私にとってはありがたい。

私は渡された服を一つ一つ身に付けていく。パーカーに少しダボッとしたズボン、キャップとシンプルなコーデだ。

 

「やっぱりレウスは無地が似合うね」

 

「地味な感じが落ち着く」

 

「地味……」

 

私は柄物の服はあまり好まない、シンプルイズベストな嗜好だ。カッコイイ柄なども嫌いではないが、やはり無地だ、無地を如何にカッコ良く着こなすかが私のファッションスタイルなのだ。

 

「レウスの滲み出るオーラが隠されてないけどね」

 

「オーラだなんて大袈裟だね。正しいフォームを常日頃から心掛けてるだけだよ」

 

()()()してから存在感隠そうともしてないよね?」

 

弥生賞の後、ルーチェの言う通り私は()()()した。ウマ娘たちは本格化すると背が伸びたり、発育が良くなったり、身体能力が向上する。レースを走る子の殆どは本格化を終えた子だ。ただ、本格かはいつ来るか分からない上、あまり成長しない子も居たりして、個人差の激しい現象だったりする。レースを走るウマ娘たちにはこの本格化が天賦の才能というやつだ。

私の場合はと言うと、凄く成長した。身長はルーチェより高くなり、シルエットも出るとこは出るようになった。自分で言うのもアレだが、可愛いより子より美人って感じの美少女だ。私の容姿が()のタイプドンピシャ。うむ、我は大満足ぞ。

 

 

~~~~~~~~~

 

 

 今日ルーチェに起こされたのはショッピングモールで買い物をする約束をしたからだ。レース後ということで、私もルーチェも東条トレーナーにトレーニングを規制されてるから時間は有り余ってる。()()()で過ごすことも考えたが、ルーチェの頼みは何よりも優先されるのでまた今度だ。……いや、別に頼まれるのが嬉しいとかそんなこt「この服とこの服、どっがい~い?」

 

「右の」

 

ルーチェが両手に服を持って私に聞いてきたので即判断する。こういった小さなことも素早く考えることがレース中の素早い判断に生きていたりする。小さなことをコツコツと、だ。

 

「じゃあどっちも買っとくね」

 

……何故聞いたのだろう? 察する力は身に付けたが、私は未だに女心というのが分かってないらしい。女の子って大変だな。

 

 

私達は服を買って店を出る。会計は勿論黒いカードだ。この黒いブツにも慣れたもので、最近は普通に使っている。と言っても日用品を買う時くらいだが。甘えるのも一種の親孝行だと思う。

 

 

~~~~~

 

 ルーチェとの買い物(デート)を終えて寮に帰ってくる。今日は私の本格化で着れる服が少なくなったから(主にルーチェがコーデした)服を大量に買ってきた。想定はしていたがクローゼットに収まらないので、許可を取って大きめのクローゼットを買っておいて良かった。

荷物を置き終わると、寮の食堂で夕飯を食べ、お風呂までの間私はルーチェと別行動する。

 

 

「お待たせ、じゃあお願いね」

 

「は、はい」

 

私が待ち合わせしてたのは同じトレセン学園の生徒だ。トレセン学園の生徒と言っても全員がレースを走ってはいない。今回()会うのはレースに出てない子だ。

 

「これです」

 

「ありがとう」

 

例の物を受け取って報酬を渡す。報酬を確認したその子は、足早にその場を後にした。

 

「いやー、金持ちも捨てたもんじゃないよね」

 

私が行ったのは簡単に言うとスパイ行為の依頼だ。勿論犯罪のような行為を強要している訳じゃない。ただ軽く観察した状態を文字に起こして貰い受け取っているだけだ。それに、私は別にこの情報を当てにしてない。私が真に信じるのは自分で得た情報だけだ。私自ら見に行ってもいいが、弥生賞でのこともあり警戒されている。安全マージンは過剰な位が丁度いい。

 

「仲を悪くしてる訳じゃないしね」

 

私が依頼しているのは対象に近い人物だ。仲が良かったり、クラスメイトだったりと、学生である限り繋がりの一つや二つは有る。スパイと仰々しい物言いをしたが、ほんとに私の変わりに遠回りに見ていた程度の情報だ。敵意ある裏切り行為ではない……はず。親睦を深めるのも私自身も出来るが、向こうからの接触が無い限り此方から接触することはしない。無闇に近づいて寅の尾を踏むのは御免だ。

 

そして、今日のこれが皐月賞前最後のラストピース。後はパズルみたいに繋げて予測して手を潰すだけだ。やれることはやった、今日は良く眠れそうだ。

 

 

 

自室に帰ってからルーチェとお風呂に入り、ルーチェとスキンケアして、ルーチェと尻尾のケアして、ルーチェと風呂上がりのストレッチして、ルーチェと寝るまで雑談。

 

 

私はルーチェ無しでは生きていけないなとつくづく思う。あ、いや、1人だと寝坊するからとかお風呂で髪上手く洗えないからとか尻尾のケアの方法分からないからとかじゃ無いから、決して、多分、maybe。

 

 

 

 

 

 

王と成るのは唯一人、戦いは間近

銀の輝きは、未だ⬛︎⬛︎を知らず




レースホンマにどうしよ

スパァン!って飛ばしたら一気に進むけど話分かりにくくなりそう……
その時決めるぜ!

ではまた!
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