前半は実際に見た夢、後半は構想整理のノリと勢いから生まれた。
新たなる始まり 終わりの始まり
「あぁあー!失敗したー!」
僕の名前は、桐崎大地。転生者だ。
そして、この世界はデジモンが存在する世界だ。
これが興奮せずにいられるだろうか。いや、ありえない。
僕は何を隠そうデジモンオタクだ。
アニメは全部見てるし、(デジモンサバイブ発売前に地震で切れた電線で感電死したけど)ゲームも手に入る物は全てやった。
こんな人間がこの世界に来たらする事は一つ!
パートナーと出逢う事だ!
その為に頑張って勉強した。運動も頑張った。
この世界についても調べた。
DATSが存在するから、セイバーズ世界なのはすぐ分かったが、驚くべきことが沢山あった。
本来のセイバーズでは、本来デジモンは秘匿されていて、倉田がバラしてしまって人々が知る事になった。その後は、長き別れってエンディングだ。
この世界では、当初秘匿されてたのは同じようだが、
倉田がテロリストとして捕まってから、DATSが倉田の被害者兼良き隣人として公表したようだ。
広報として販売されたデジモンカレンダーは、もちろん毎年買っている。
人気を受け、DATS所属のデジモン別の写真集も出た。尚1番人気はクダモンだった。やっぱり小動物系だもんな。
(尚、人気最低はテントモン。
成長期の姿がダメな人が多かったらしい。究極体のページだけ切り取って捨てる人が多かったのだとか。)
この世界には"デジソウル検査"という物があり、任意でデジモンを受け入れる制度が出来ていた。
もちろん、僕も受けているが、未だに連絡は無い。
そこで、僕は考えた。
デジモンは別に自身のパートナー以外にも存在するのだと。
DATSなら、生で見る機会どころか、触れ合うチャンスすらあるのだと!
そこで、最低条件の高卒での就職に挑戦した。
デジモンと触れ合うのが目的なら、学歴より勤務歴の方が優位だと思ったからだ。
もちろん完璧に準備した。絶対に受かると思った。
想定外だったのは面接官の1人だ。
この娘が歳下の推定中学生だったというのは問題ではない。
顔がセイバーズのイクト似で、名前が大門沙優だったのだ!
絶対原作キャラの娘だろ、知香とイクトやっぱりくっついたのか、とか考えたら、頭が真っ白になった。
その結末は誰にも予想できる物であり、冒頭の悲鳴がその証明だ。
落胆しながら帰ると、家に明かりがついていた。
(父さんと母さんには落ちたって、連絡したし? 叔父さんでも来てるのかな?)
「ただいま〜」
返事は無く、リビングから人の声がした。
「貴方達を不法侵入で逮捕します!何故ゲートを感知できたのかも教えてもらうわよ!
もちろん、そのデジタマも渡してもらうから!」
「デジモン様が降臨なされた。皆の者、邪魔をさせるな!」
「「「はっ!」」」
(あの娘は面接官だった、って知らないのが沢山いる。ってかデジモン様降臨だって!どういう事だ?!)
「お前達!人ん家で何やってる!」
(特に変な白装束!)
「貴方は今日の」
白装束はムッとしたようだ。
「お前のような部外者が口を挟むな!」
「何よ、勝手に人の家に上がり込んだ分際で偉そうに言うわね!」
DATSの娘が言い返す。
「うるさい!お前達、黙らせろ!」
「「「はっ!」」」
「テメェら、子どもに何する気だ!」
桐崎が怒鳴りつつも、大門の前に出る。
その時、デジタマが悍ましい気配を発した。
その場にいた者は、その気配に恐れ、震え、死を感じさせられた。
「?」
桐崎以外は。
桐崎は相手の動きがおかしい事にも気づかず、
前に出た勢いそのままに、最寄りの相手の頭を掴み、椅子の端を蹴り、更に机の端を蹴って、
顔面に膝蹴りを叩き込んだ。
「グェ」
「貴様!」
仲間がやられて正気に戻ったのか、下っ端ぽい2人が桐崎に掴みかかるが、3人共ひっくり返る机の下敷きになる。
「「う〜ん」」
下っ端2人は打ちどころが悪かったようだ。
「役立たず共め。私だけでも」「逃がさないわよ」
ボスっぽいのは、逃げようとするが、大門のアッパーカットで沈んだ。
ボスっぽい奴の手から跳ねたデジタマは、桐崎の手に収まる。
「「えっ?」」
2人が驚くと、デジタマから光が溢れて、デジモンが孵った。
(確か、リアライズに出てきた)「プスモン?」
「♪〜」
「わぁっ。くすぐったいよ〜♪」
「(こんなに直ぐ孵るなんて…それにさっきの気配は?)それより連絡をしないと」「こちら大門、デジタマが孵化しました。不審者4名を拘束したので、応援を願います。」
結局、あの白装束はデジモン信者だったらしい。
そりゃデジモンにも神みたいなのとか、オリンポスとかいるけど、人間界には関係してないのに馬鹿みたい。
そんな事より!
念願のパートナーができた!
あのプスモンとデジソウルが合ってたそうで、正式にパートナーになれた!
ヒャッホイ!
未知の種である事から、DATSへの仮入隊と、提携大学への入学が決まった。
受験してた大学より偏差値高いのが心配だけどやるしかない!入学費や授業料が結果的に安くなるし!
今日は、入学式が終わったら、入隊式だ。
きちんと準備しとかないと。
正に人生薔薇色だー!
《後日の一幕》
「ぜーはーぜーはー。この後に授業の課題!嘘でしょ。 パートナーのためだ。やったるぞー!!」
ここは何処だ?
「全てを無に」 あそこにいるのはアポカリモン?
「そんな事させるものか!『スパイラルヴァニッシュ』!」 あれは、ラセンモン? という事はプスモンか? なんだあの姿は? バーストモードとも違う?
あれ? 周りにも沢山いる? あれは、バーストモードのシャイングレイモン達だよな? 奥のは、インペリアルドラモンのバーストモードか?
反対側のは…ロイヤルナイツだよな。 オメガモンの姿はなんなんだ。純白でマーシフルとは違う? デュークモンもだ。あれはまるでクリムゾンモードだ。
『まだ貴方が知るべき時では無い』 ふぇ?今までデジモンの足元だったのか! この姿…確かグレイスノヴァモン? : : |
なんかすごい夢を見ていた様な?
次の蛇足で終わり。