個性:クラスターセル   作:鳥松

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UAが5000を超えてました。いつも読んでくれてありがとうございます。USJ編も近いので頑張ります。


マスコミと学級委員長

 

「オールマイトの授業はどんな感じですか?」

 

 

「え?わ、わかりやすい…?」

 

 

「はい、ありがとうございます。」

 

 突然記者っぽい人に話かけられた。咄嗟に受け答えると、記者は去っていき、他の生徒にインタビューを続けた。

 

 

(あの答えで良かったのか…?)

 

 

 咄嗟に出した答えだったがあとから考えればもっといい答えができたのではないかと思ったがよくよく考えればどうでもいいことなので考えるのをやめた。

 

 

「昨日の戦闘訓練お疲れ。ブイと成績見させてもらった。爆豪、お前もうガキみたいなマネするな。緑谷、個性の制御が出来ないから仕方ないじゃ通さねえぞ。俺は同じ事言うのが嫌いだ。個性の制御さえ出来ればやれる事は多い。焦れよ緑谷」

 

 

 昨日の戦闘訓練のことについて相澤先生は爆豪君と緑谷君に小言を言った。緑谷は返事をしたが、爆豪はケッ、と小さな声で反応をした。

 

 

「さっそくだが、君らには学級委員長を決めてもらう。」

 

 

((((学校っぽいの来たー!!)))))

 

 

 そう相澤先生に言われるや否や生徒たちは我先にと立候補をし出す。跳田は学級委員など柄ではないので立候補はしなかった。

 

 

「静粛にしたまえ!」

 

 

 皆が我も我もと立候補する中、飯田君の声が轟いた。彼曰く、学級委員長とは多を牽引する責任重大な仕事であり、周囲からの信頼があってこそ務まる聖務だという。

 

 

 

「民主主義に則り、真のリーダーを皆で決めるというのなら…これは投票で決める議案!」

 

 

 

「そびえ立ってんじゃねーか!何故発案した!?」

 

 

 

 クラス内での選挙を提案しながらも、右手を高々と挙げていた飯田君にツッコミが入る。しかし、その提案自体は真っ当なモノであり、相澤先生の『時間内に決まれば何でもいい』という発言も受けて学級委員長を決める投票が行われた。

 

 

 

 結果、緑谷3票。八百万2票で委員長が緑谷君。副委員長が八百万さんとなった。因みに跳田は飯田君に入れていたが本人が緑谷君に入れていたようで飯田君は委員長にはなれなかった。爆豪君は緑谷君が委員長になったことでキレていた。

 

 

 

 時刻は変わり、昼休み。跳田が教室で先生お手製の弁当を食べていた頃、突然警報が鳴り響いた。

 

 

 

『セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんは速やかに屋外に避難して下さい』

 

 

 

「え」

 

 

 思わず跳田はそんな声が出てしまった。しかし、教室に残っている他の生徒も困惑しているようだった。

 

 

「屋外ってどこに避難すればいいんだ!?」

 

 

 跳田は取り敢えず何が起きているか確認するため、教室の窓を開け、飛蝗を飛ばそうとするが、校門のほうでマスコミがひとかたまりになっていた。

 

 

「ちょっと待って、あれただのマスコミじゃない?」

 

 

「あれ、本当だ。相澤先生たちが対応してる。」

 

 

「なあんだ、なら大丈夫だな。」

 

 

「チッ!つまんね!」

 

 

「まあまあ…」

 

 

 警報が鳴っていた原因がわかり、皆食事にもどろうとしたとき、

 

ザワッ!

 

 

「!?」

 

 

 一階の職員室の辺りからなにかを感じた。しばらくその辺りを見ていると、

 

 

「どうしたの?跳田ちゃん。」

 

 

「あ、ああな、何でもないよ…!ちょっとボーッとしてただけだよ蛙吹さん。」

 

 

「梅雨ちゃんと呼んで。」

 

 

「つ、梅雨ちゃん…」

 

 

「ふふ、ゆっくりでいいのよ」

 

 

梅雨ちゃんは小さく笑いながら答えた。

 

 

 

 

 弁当も食べ終え、放課後のHR、学級委員長になった緑谷君はその任を辞退し、新たな委員長として飯田君を指名した。どうやら食堂で活躍したらしく、自分よりも飯田君の方が適任であると判断したという。切島君や上鳴君などその様子を見ていたクラスメイトもそれに賛同し、反対意見も無かった為、緑谷君に代わり飯田君が正式な学級委員長となった。

 

 

 

(それにしてもなんでセキュリティが破られたんだろうか…)




 打ち込みやすいのでこれからは梅雨ちゃんと表記します。打ちやすくしてくれてありがとう梅雨ちゃん。次回からUSJ編に入ります。もちろん戦闘描写もあります。いつものことですがあんまりスッキリした終わり方ではないと思います。
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