個性:クラスターセル 作:鳥松
跳田ちゃんはお友達とグループ作れるかな?
因みに跳田ちゃんの脚ですが、第一種目が終わった後すぐに保健室に行って脚を治してもらってます。
第一種目、跳田15位
「うぅ、まさかあんなことになるとは…」
「跳田ちゃん最初の方は一番だったのに急に減速したわね。何かあったのかしら?」
「新しい移動方法を編み出してみたんですが、数回使った程度であそこまでの影響が出るとは思いませんでした…。」
「予選は問題なく通過出来てると思うからそんなに落ち込むことはないわ、跳田ちゃん。」
「ありがとうございます…蛙吹さん。」
「梅雨ちゃんと呼んで、跳田ちゃん。」
「つ、梅雨ちゃん…」
「自分のペースでいいのよ跳田ちゃん。」
そうこうしている間にミッドナイト先生の口が開くもうすぐ第二種目が始まるようだ。
「予選通過は42名!落ちちゃった人もまだ見せ場はあるから安心しなさい!さぁ、次はいよいよ本戦よ!!」
ミッドナイトが「第二種目はコレよ!」とスクリーンを指差す。
そこには「騎馬戦」と映し出されていた。参加者は2〜4人のチームで騎馬を作ること。
普通の騎馬戦と違うのは、第一種目の順位に応じてポイントが割り振られるところ、だそうだ。
割り振られるポイントは下の順位から5ポイントずつ上昇していく。
「参加者は2~4人のチームを自由に組んで騎馬を作ってもらうわ。基本は普通の騎馬戦と同じルールだけど、異なる点も有るわ。まずはポイント。第一種目の結果にしたがい各自にポイントが振り当てられるわ!」
「そして、一位に与えられるポイントは1000万!!」
「「「「「!?」」」」」
第一種目の一位は緑谷君。つまり、
全員の緑谷君を見る目が変わる。まるで、獲物を狙う獣のようだ。そんな目を向けられる緑谷は放心状態で今の状況をあまりわかってないようだった。一方、跳田は緑谷とは別のことで放心状態となっていた。
(え、グループを各自で作る…?え?各自…カ…ク…ジ…?)
(終わりだ…)
跳田は某死神漫画のような絶望顔をして空を見上げていた。
(いや、落ち着け。この状況でグループを作るなんて容易いはずだ。根拠は緑谷君。一位に与えられるポイントは1000万第二種目は実質これの取り合いになるだろう。つまり私の計算では緑谷君は間違いないなく孤立し、話しかけやすくなるに違いない。それに1000万ポイントがあれば守るだけで1位になれる。守るのは私の得意分野、終了まで騎馬を守りきる!)
(よし、この作戦でいこう。緑谷君は…?おっ、いたいた。やはり組む人がいないようだな。早速話しかけよう、落ち着いて…落ち着いて…)
「み、緑谷君。」
「わあ!?ど、どうしたの?跳田さん。」
「その、えっと、わ、私と組んでくれないかな?私、守るのは得意だから…。」
「跳田さん…」
「ああっ、いやだったら全然断ってくれて構わないけど…もし緑谷君がいいなら…」
「ありがとう!!すごい嬉しいよ!一緒に頑張ろう!」
「う、うん!頑張ろう!」
無事、グループを作ることが出来た跳田。その後も麗日さんと常闇君を味方につけ、攻守ともにバランスのよいチームになった。
配置は騎手が緑谷君、一番前が常闇君、後ろは麗日さんと跳田が担当することとなった。作戦としては常闇君の黒影が前方を守り、私の飛蝗が他の方向を守り及び常闇君のカバーをするという作戦となっている。麗日さんには別の役割があるがそれは見ていればわかるだろう。
「麗日さん!跳田さん!常闇君!よろしく!」
「ああ!」 「「うん!」」
「それでは、第二種目!始め!」
開始と同時にほぼ全ての騎馬がこちらに向かってくる。
「実質1000万の争奪戦だ!」
「いきなり襲来とはな、追われし者の運命。選択しろ!緑谷!」
「もちろん、逃げの一手!」
「させるかよォ!」
先程まで固かった地面がまるで泥みたいに柔らかくなる。目の前の恐らくB組の人の個性だろう。
「まずい!麗日さん!跳田さん!常闇君!あれをやろう!」
「よし!」 「うん!」
麗日さんが皆に触れ個性を発動、全員軽くなる。そして、跳田は泥の中に無理やり飛蝗を突っ込み、自分の足元に足場を作った。常闇君は個性のダークシャドウで全員を抱えた。
「しっかり掴まって!」
ドヒュン!!
スプリングを使った跳躍+無重力で騎馬は4人とは思えない程の大ジャンプを見せる。
「飛んだ!?」
「耳郞ちゃん!!」
「わかってる!」
耳郞さんが個性のイヤホンジャックを使い、攻撃をするが、跳田が飛蝗を使いそれを弾く。
「ぐっ」
「すごいよ!跳田さん!僕らに足りなかった防御力…それを補って死角の監視と全方位中距離防御!それに常闇君のダークシャドウ、すごいや、二人とも!」
「選んだのはお前だ。」
「着地するよ!皆!足場を作るからそこに!」
足場に着地するよう着地地点に足場を作り出す。着地が安全に出来るようダークシャドウも身体を支えてくれている。
『さぁー!まだ開始から2分と経ってねぇが早くも混戦混戦!各所で鉢巻き奪い合いー!1000万を狙わず2位から4位狙いってのも悪くねぇー!』
「ワーハッハッハ!奪い合い?違うぜこれは、一方的な略奪よォ!」
どこからか峰田くんの声が聞こえてくるが、姿が見えない。そして、右から障子君が一人で向かってくる。
「障子君!?あれ、一人?騎馬戦だよ!」
「一旦距離を取れ!とにかく、複数を相手に立ち止まってはいかん!」
常闇君の言う通りにとりあえず移動しようとするが、跳田が麗日さんの足元にある紫のボールに気付く。
「麗日さん!そこあぶない!」
「え!?うわっ本当だ!何これ!」
「これは峰田君の…一体どこから!?」
「ここだよ…緑谷…」
峰田君は障子君の複製腕の中にすっぽりと身体を収めていた。
「それ、あり!?」
「ありよ!」
ミッドナイト先生がそう言って裁定を下すと障子君の中から長い舌が飛び出てきた。跳田はとっさに壁を作ってガードした。
「さすがね、跳田ちゃん。」
「つ、梅雨ちゃん!?」
『峰田チーム!圧倒的体格差を利用してまるで戦車だぜぇ!』
峰田君は個性のもぎもぎを投げまくり、梅雨ちゃんは長い舌を利用し、鉢巻きをもぎ取ろうとしてくる。
「跳田!離れろ!」
「ふっ!」
先程のように跳躍を使い大ジャンプした。しかし、
「調子乗ってんじゃねぇぞ!」
爆豪君が手のひらを爆発させ、上空にいる跳田たちに向けて攻撃を仕掛けようとしている。
「常闇君!」
「ウオォットォ!!」
常闇君が爆豪君の爆発をダークシャドウを使ってガードした。
『騎馬が離れたぞぉ!いいのか、あれぇ!?』
「テクニカルだからオッケーよ!地面についてたらだめだったけど!」
再び跳田たちは地面に着地し、体勢を整えようとするが、着地した跳田の脚に痛みが走る。
「いっ!」
「跳田さん!?」
「ごめん、もう脚がやばい…次飛んだら走れなくなるかも…」
「ありがとう、跳田さん!ここからは自力で攻撃を防いでいこう!」
『盛り上がってきたなぁ!ここで全員のポイントを掲示するぜぇ!』
『ん?どおしたぁ!?爆豪!?0ポイント!?』
「皆!逃げ切りがやりやすくなっ…」
前方に騎馬が横入りし、進行を遮った。
『さぁー!残り時間8分を切ったぞ!』
「そううまくはいかないか…」
横入りしてきた騎馬は轟君チームの騎馬だった。
『後半戦突入ー!果たして1000万ポイントは誰の手にー!?』
「そろそろ獲るぞ。」
(さあ、ここからが…正念場!!)
キリがいいのでここで切ります。今回の跳田ちゃんの活躍がほぼ飛んだだけってまじ?情報量が多くて書くの大変だぁ…