個性:クラスターセル   作:鳥松

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この個性、やっぱ強くね?


雄英体育祭(4)第二種目後編

(さあ、ここからが正念場!!)

 

 

「時間はもう半分脚止めないでね!」

 

 

「飯田、前進!」 「ああ!」

 

 

「八百万、ガードと伝導を準備!」

 

 

「ええ!」

 

 

「上鳴は…」

 

 

「いいよ、わかってる!」

 

 

「緑谷くん!相手、何かしてる!仕掛けてくるよ!」

 

 

「周囲に気を付けて!仕掛けてくるのは一組だけじゃない!」

 

 

「常闇君は前を!私は他の組をやる!」

 

 

「ああ!」

 

 

「しっかり防げよ!無差別放電!130万ボルト!!」

 

 

上鳴君から全体に放電が放たれる。ダークシャドウは自らを盾にし、それをしっかり防いだが、他の組は痺れさせられていた。それに加え、轟君は伝導棒を使い、氷結を放ち他の組の足元を凍らせ、動けなくしていた。

 

 

『上鳴の放電で確実に動きを固めてから凍らせた。さすがというか障害物競走で結構な数に避けられたのを省みてるな。』

 

 

『ナイス、解説。』

 

 

 

その間にも轟君は確実に跳田たちの騎馬に接近していた。

 

 

「速い!逃げ切れへん!」

 

 

「任せて!」

 

 

跳田は轟君の騎馬に飛蝗を発射し、纏わりつかせた。だが、

 

 

「八百万は絶縁体!上鳴は準備が出来次第、放電を!」

 

 

「準備できましたわ!」  

 

 

「よっしゃあ!くらえ!」

 

 

先程までの規模ではないが、周囲の飛蝗を確実に散らす規模。そして、轟君の思惑どおり飛蝗は地面に落ちて動かなくなった。

 

 

「やっぱ、対策されてるか…」

 

 

「やはり上鳴が厄介だ。俺の弱点と合わせて跳田のバッタも対処可能とは…」

 

 

『あぁーっと!緑谷チーム!ここで追い詰められたぁ!』

 

 

 

跳田たちは氷結で左右の逃げ場をなくされた。

 

 

 

(明らかに追い詰めたのは俺たちのほう、だが今の状況俺たちのほうが有利とは言えない…!)

 

 

(跳田が厄介すぎる…!あいつのバッタを対処するには上鳴の電気が必須!だが……上鳴もそろそろ限界が近い…。それに戦闘訓練でも見せたあの壁。下手に氷結を出してもやつにはきっと通用しない…しかも常闇と合わせれば…)

 

 

 

(やつらは動かなくても時間切れまで俺たちを捌ききれる…!なにか…なにか、ないか…!)

 

 

「皆…!俺は残り1分…動けなくなる。だから…頼むぞ…!」

 

 

「飯田…?」

 

 

「なんか…来る…!」

 

 

跳田は飛蝗を数匹展開、視覚を共有し、次の攻撃に備える。

 

 

 

「トルクオーバー!レシプロバースト!!」

 

 

その瞬間、飯田君は常人には見えない速度でこちらに突撃してきた。このままでは、鉢巻きは取られてしまうだろう。

 

 

だが、

 

 

跳田には飛蝗の複眼を介して見えていた。恐ろしい速度でこちらに突撃してくる騎馬を。見えているなら対処は容易い緑谷君の顔の前に小さな壁を作り、なんとか鉢巻きの奪取を防いだ。

 

《な、何が起きた!?速っ、速ーーい!!飯田 そんな超加速があるなら予選で見せろよーッ!!!》

 

 

 

唖然とする緑谷、麗日、常闇。

 

 

「くそ!取れなかった!」

 

 

「え?ええ?一体何が!?」

 

 

『おぉ!?超加速を見せた轟チームだが、1000万は取れてない!?なんでだぁ!?全く見えなかったぞ!?』

 

 

『跳田が防いだな。どうやったかは知らんが、跳田はあの超加速に対応して鉢巻きを守ったようだ。』

 

 

『なぬぅー!?あれを見切ったってのか!?どんな目してんだァ!?』

 

 

「あっぶな…!なんとか防げた!」

 

 

「もしかして跳田さんが今の防いでくれたの!?」

 

 

「な、なんとかね…」

 

 

「ありがとう!!今の、跳田さんが居なかったら取られてた!」

 

 

「それより油断しないで!まだ諦めてないよ!」

 

 

「そうだ、残り時間…」

 

 

『そろそろ時間だ!カウントいくぜ、エヴァバディセイヘイ!!』

 

 

『10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、0!!!!』

 

 

『TIME UP!!!』

 

 

終了の合図が鳴り響く。1000万の鉢巻きは緑谷君の頭にあるままだ。

 

 

『早速上位4チーム見てみよか!』

 

 

 

『1位、緑谷チーム!2位、轟チーム!3位、爆豪チーム!4位、鉄て……アレェ!心操チーム!?いつの間に逆転してたんだよ、オイオイ!!』

 

 

「はぁー、疲れた…目痛いし…脚も痛い…保健室行こ…」

 

 

「ありがとう、跳田さん!跳田があの時防いでくれなかったら…」

 

 

「そうそう!跳田さん、あれ何で見えたの?私何が起こったのかもわからなかったけど…」

 

 

騎馬戦が終了し、騎馬を崩して少し休んでいると緑谷君と麗日さんが話しかけてきた。

 

 

「すまない、それは俺も気になっていた。あれは誰にも話してなかったはずなんだが…」

 

 

加えて飯田君も話しかけてきた。

 

 

「えーと、あれは…飛蝗の視覚共有を使ったんだ。この前視覚共有すればかなり細かいとこまで見れるって言ったでしょ?それを10匹ぐらいで同時にやったんだ。まあ、半分運みたいなものだけどね。」

 

 

「すごいね、跳田さんの個性。やれることが多くてすごいや。」

 

 

「まあ、大分目に負担がかかったけどね…それに脚も…」

 

 

「大丈夫?一人で保健室いける?」

 

 

「大丈夫、大丈夫。歩けないほどじゃないし。これから昼休憩だから少し、休んでくるよ。」

 

 

 

「そっかお大事にね!一緒に最後の種目も頑張ろう!」

 

 

「うん、ありがとう麗日さん。」

 

 

お礼をいいながら3人から背を向け、保健室に向かった。

 

 

「大丈夫かな…跳田さん…」

 

 

「うん…心配だね…」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「チユ~~~~~~!!」

 

 

「はい、治ったよ。あんた大分無理してるみたいだね。昼休憩が終わるまでここで寝ていきな、これ以上疲労が貯まるとまともに動けなくなるよ。」

 

 

 

「はい…ではお言葉に甘えて…」

 

 

その声は普段に比べ弱々しく眠そうな声だった。その後跳田はふらふらとベッドに入り、その後一瞬で眠りについた。

 

 

昼休憩に入り少したったころ、跳田の携帯にメッセージがきていることは、馬鹿みたいに寝こけている跳田は気づいていなかった。




攻守共にレベルの高いものができて遠中距離攻撃もできてスプリング使えば近距離戦闘もできて視覚共有できるから大量の飛蝗を出せば索敵も可能…強過ぎだろ。
一応、スプリングは負担がかかるけどたかが知れてるし…あれぇ?この小説を書こうとする前に主人公はあんまり強くし過ぎないようにしたはずなのに…なぜこんなことに…?
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