個性:クラスターセル   作:鳥松

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遅くなりました、すみません。そういえば、ヒロアカ全巻買いました。今まで記憶とアニメを頼りに書いてたんですけど限界だったので買いました。私が持ってたの12巻から全部って感じなので今の話が一番つらかったです。

そういえば確認してわかったんですけど第一戦の順番間違えてました。すみません。少し違和感があるかもしれないですがこれからは原作準拠で行きます。


雄英体育祭(6)最終種目第二戦

 

6、7、8試合そして切島君と鉄哲君の腕相撲も順調に進み、第二戦の対戦相手はこうなった。

 

 

第一試合  轟vs緑谷

 

第二試合  塩崎vs跳田

 

第三試合  常闇vs芦戸

 

第四試合  爆豪vs切島

 

 

 

(次の相手はB組の塩崎さんか…障害物競走は2位で強敵…それに上鳴君との戦闘を見る限りツルの個性だったからどう戦おうかな…)

 

 

そんなことを考えているともうすぐ第一試合が始まりそうだ。

 

 

 

『今回の体育祭両者トップクラスの成績!!まさしく両雄並び立ち今!緑谷バーサス轟!!』

 

 

 

二人がステージに立ち、にらみあう。

 

 

『スタート!!』

 

 

少し前…

 

「二人まだ始まっとらん?」

 

 

「麗日さんと飯田君!」

 

 

第一試合が始まる少し前、飯田君と麗日さんの二人が観客席に戻ってきた。

 

 

「飯田君お腹大丈夫でしたか?一応、威力は抑えたんですけど…」

 

 

「心配ご無用だ跳田君。それに君と戦ったことで改善点も見つかった。実りある勝負をありがとう跳田君。」

 

 

「そ、そんな私はただ…」

 

 

「ンンッ、今は反省よりこの戦いを己の糧とすべきだ。」

 

 

「うん。デク君あの氷結どうするんだろう…?」

 

 

「「タシカニ…」」

 

 

飯田君と二人で前回の試合について話していると隣で座っていた常闇君から正論を言われて飯田君と二人で少し悲しんだ。

 

 

『スタート!!』

 

 

スタートと同時に轟君は氷結を発動したが…緑谷君は個性の超パワーでデコピンをして氷結を破った。だがデコピンをした緑谷君の中指は変色し、骨折しているようだった。

 

 

「デク君自分の指の犠牲にして…」

 

 

「うん…でも緑谷君が氷結を突破するにはあれしかないから相当痛いだろうけど…仕方ない。」

 

 

『また破ったー!!』

 

 

「轟君は戦闘訓練の時もそうだけどいつも勝負が一瞬で情報が少ない、だから緑谷君はこの戦いで情報を集めようとしてるんだ。」

 

 

「だからデク君は腕じゃなくて指でやってたのか…」

 

 

「ゲッ、始まってんじゃん!」

 

 

「おっ!切島、二回戦進出やったな!」

 

 

腕相撲を終えた切島君が観客席に戻ってきた。二回戦で切島君はあの爆豪君と当たる。

 

 

「おう!次オメーとだ爆豪!」

 

 

「ぶっ殺す。」

 

 

「ハッハッハやってみな!とは言ってもお前も轟も強力な範囲攻撃ポンポン出してくるからなー」

 

 

「ポンポンじゃねぇよ、ナメんな。筋肉酷使すりゃ筋繊維が切れるし走り続ければ息切れる。個性だって身体機能だ、やつにもなんらかの限度があるはずだろ。」

 

 

(確かに私にも飛蝗を大量に広範囲に出せば飛蝗が私の制御を外れるし、飛蝗との視覚共有が多いと脳への負担が大きくなる。だからきっと轟君だってなんらかの限界があるはずだ。)

 

 

「考えりゃそりゃそっか…じゃあ緑谷君は瞬殺マンの轟に…」

 

 

「耐久戦か…すぐ終わらせてやるよ…」

 

 

轟君は氷結で緑谷君を攻撃し続ける。緑谷君は小指を犠牲に氷結をかき消した。しかし緑谷君の右手の指は全て折れてしまいもう使いものにならないだろう。

 

 

『轟、緑谷のパワーに怯むことなく近接へ!!』

 

 

轟君は自身が作った氷結に乗り、飛び上がって緑谷君に攻撃を仕掛ける。そして緑谷君は先程よりも強い攻撃で轟君を攻撃した。

 

 

「…さっきより随分高威力だな、近付くなってか…」

 

 

「終わりにしよう、緑谷…おかげでやつの顔が曇った…」

 

 

『あー!圧倒的に攻め続けた轟ー!とどめの氷結をー…」

 

 

轟君は緑谷君にとどめをさそうと氷結を繰り出す。

 

 

(そろそろ…準備しようかな…緑谷君、残念だけど…)

 

 

「どこ見てるんだ…!」

 

 

瞬間、緑谷君が氷結をかき消した。

 

 

(!?もう腕も指も使えないはずじゃ…まさか…!壊れた指で…!なんでそこまで…)

 

 

「狂気…!」

 

 

「震えてるよ…轟君…!個性だって身体機能の一つだ…君自身、冷気に耐えられる限度があるんだろう…?で、それって左側の熱を使えば解決できるんじゃないのか…?」

 

 

「………っ!皆、本気でやってる…勝って目標に近付くために…っ、一番になるために!半分の力で勝つ!?まだ僕は君に傷一つつけられちゃいないぞ!」

 

 

「全力でかかって来い!!」

 

 

(そんな…ボロボロで…よく言うよ…)

 

 

轟君は緑谷君に近接攻撃をしようと走り出す。だが、先程とは違い緑谷君は轟君の右足が上がったタイミングに合わせて向かってきた轟君を迎撃した。

 

 

『モロだぁーーー!生々しいの入ったぁ!』

 

 

「入った!」

 

 

「そういえば、気になってたんですが轟君は何故左側の熱を使わないんです?使えばもっと楽になるのでは?」

 

 

「それが、轟君は戦闘では左側を使わないようにしてるらしい…理由は教えてくれなかったが…」

 

 

「でも轟君動きが鈍くなってるし、やっぱり冷気に耐えられる限界があるんだ…それに氷の勢いも弱まってる…。」

 

 

(それにしても心配だな…緑谷君…。あれもう勝っても次の試合にはいけないでしょ…リカバリーガールがいるからって…無茶し過ぎでしょ…)

 

 

緑谷君が叫ぶ。期待に応えたい、カッコいいヒーローになりたい。とだから全力で皆やっていると。

 

 

それでも轟君は左側を使うのを渋っている。そして、緑谷君が再び叫んだ。

 

 

「君の!!力じゃないか!!」

 

 

そして何かが切れたように轟君が左側から炎を出した。その瞬間、観客席にまで高熱が伝わってくる。

 

 

「ネツキタ…!」

 

 

「使った…!」

 

 

『これはーーーー!』

 

 

「ちくしょう…勝ちてぇくせに…敵に塩送るなんて…どっちがふざけてるって話だ…」

 

 

 

「俺だってヒーローに…!」

 

 

観客席にまで伝わる程の高熱。跳田はその光景を見て高揚を隠しきれない。体の中の飛蝗がざわついているのがわかる。口元を大きく歪ませてニヤリと笑う。

 

 

「跳田さん…?すごい顔してるけど…」

 

 

「へっ!?ああ、なんでもないよ!すごいなぁ、って思っただけだから!」

 

 

 

「焦凍ォォオ!やっと己を受け入れたか!!そうだ!!いいぞ!!ここからがお前の始まり!!俺の血をもって俺を超えていき俺の野望をお前が果たせ!!」

 

 

『エンデヴァーさん急に激励…か?親バカなのね』

 

 

二人が個性をフル稼動し、お互いに全力を持ってぶつけようと死力を尽くす。

 

 

「これは…大きいのが来るよ!」

 

 

跳田が叫びクラスの皆に注意を促す。跳田は壁を張ろうと思えばできたが、二人の激突を生で体感したくなり、張らなかった。

 

 

ドォオン!!

 

 

スタジアム全体に轟音が響き渡る。

 

 

「なにこれぇえ!」

 

 

「ハハッすごいな!」

 

 

徐々にステージの煙がなくなり、見えるようになってきた。

 

 

『何今の…お前のクラス何なの…』

 

 

『散々冷やされた空気が瞬間的に熱され膨張したんだ。』

 

 

『それでこの爆風ってどんだけ高熱だよ!オイこれ勝負はどうなって…』

 

 

煙の中から緑谷君の足先が見えた。勝負は緑谷君に軍配が上がったかに思えた。

 

 

 

が、緑谷君はステージの外であり、意識がないようだった。

 

 

『緑谷君場外!轟君三回戦進出!!』

 

 

第一戦の勝者は轟君に決まった。

 

 

「デク君…!」

 

 

「え!麗日さん!?」

 

 

麗日さんは突然立ち上がって緑谷君がいるであろう保健室に向かった。保健室に向かっていると途中から飯田君や梅雨ちゃん、峰田君が一緒についてきた。保健室に着くと扉を勢いよく開けた。

 

 

「「「「デ緑ク谷くくん!!!」」」」

 

 

「みんな…次の試合は…」

 

 

「ステージ大崩壊のためしばらく補修タイムだそうだ。」

 

 

「試合、すごかったよ緑谷君。私、魅入っちゃった。」

 

 

「うるさいよホラ!心配するのはいいがこれから手術さね!」

 

 

「「「「シュジュツーーーー!?」」」」

 

 

緑谷君のことは心配だが、リカバリーガールに追い出されてしまった。

 

 

時は変わり補修タイムが終わったあと。

 

 

『さぁステージ補修も終わったから早速第二試合始めるぞ!A組跳田vsB組塩崎!』

 

 

跳田はステージへと入場し、塩崎さんと相対した。

 

 

『スタート!!!』

 

 

開始と同時に両者個性を展開し、相手に向かって攻撃した。塩崎さんのツルと跳田の飛蝗がぶつかり合う。

 

 

『両者ともに手数の多い個性でのぶつかり合い!お互い相手に攻撃出来ない!』

 

 

お互い個性を巧みに使い勝機を見出だそうとするがお互いの個性でガードされ決定打にならない。

 

 

(わかっていたけどやっぱりこうなるか…でも塩崎さんの戦い方も戦闘方法も全部見切った。それに準備も整ったし、そろそろ勝負を決めようか)

 

 

両者一歩も譲らぬ攻防の最中、ステージ場外から無数の棘が飛び出し、塩崎さんのツルを切った。

 

 

「!?」

 

 

塩崎さんは目に見えて焦っていたがすぐに他のツルを跳田に伸ばした。だが、塩崎さんの頭のツルには無数の飛蝗が纏わりつき、ツルを噛み千切った。

 

 

 

跳田はその隙を見逃さず跳躍で距離を詰めて塩崎さんの腹に両手を当てた。

 

 

「インパクト。」

 

 

スプリングを使った殴打ではなく、手のひらを使ったインパクト。威力は殴打の時より落ちるし、速さも殴打のほうが速いが行動不能にさせるにはこれで十分。狙いどおり塩崎さんは痛みで動けなくなった。

 

 

 

「塩崎さん行動不能!跳田さん、三回戦進出!!」

 

 

 

『幅広い戦術でツルを完封!圧倒的万能力で三回戦進出だぁ!』

 

 

試合を終えた跳田はステージを後にし、観客席に戻って行った。

 

 

「ごめんね、塩崎さん。私、やるべきことができちゃった。」

 

 

観客席に着くとA組の皆が出迎えてくれた。

 

 

「おっ!跳田お疲れ!俺の仇をうってくれて嬉しいぜ!」

 

 

上鳴が帰ってきた跳田に労う。

 

 

「てか跳田よォ…お前結構えぐい戦法するだな…」

 

 

「あんまりそんなこと言うんじゃないわ、峰田ちゃん。」

 

 

「あはは…あ!それよりもう第三試合始まりますよ!」

 

 

峰田君に少し痛いところをつかれて慌てて誤魔化した。

 

 

『芦戸vs常闇!第四試合!スタート!』

 

 

ダークシャドウが芦戸さんに向かって攻撃をする。芦戸さんは個性の酸化液を使ってダークシャドウを攻撃するが全て避けられ、ダークシャドウの攻撃を喰らい場外に押し出されてしまった。

 

 

「芦戸さん場外!常闇君三回戦進出!」

 

 

 

「さすがですね…常闇君。対人戦闘だとかなり強く感じるね…」

 

 

「正直、無敵だと思うわあの個性。」

 

 

続けて第四試合。切島vs爆豪

 

爆豪君が爆破で切島君を使い切島君を攻撃するが硬化のせいで攻撃が通らない。両者一歩も譲らない攻防の末、切島君の硬化に綻びが生じ、爆豪君の爆発をモロに喰らって三回戦に進出したのは爆豪だった。

 

 

(さて…)

 

 

「あっ!跳田さん次の試合頑張ってね!」

 

 

「うん、ありがとう麗日さん。」

 

 

跳田が席を立つと麗日さんから激励をもらった。

 

 

(それにしても…楽しみだなぁ…全力で戦おうね、轟君。)

 

 

跳田は歪んだ笑みを浮かべステージの方へ向かった。




轟君と緑谷君の戦いを長めにやっちゃったせいで長くなってしまった…でもこの戦いは大好きなので書きました。後悔も反省もしてません。

今までの話で跳田ちゃん実は戦闘狂では?と思ったかもしれませんが前も言った通りちゃんと理由があります。まあ、個性が個性なのでちょっと理性がなくなっても仕方ないですよね()轟君には頑張ってもらいましょう。


塩崎戦の解説。

拮抗状態を装って周囲に飛蝗を飛ばす。

塩崎さんは自分のツルで視界が狭まり飛蝗が見えない。

ある程度数が集まったところで棘を出してツルを切る。

違うツルで攻撃してくるのも想定済み。脳無戦と同じように棘を刺したところに飛蝗を残してツルを噛み千切る。

隙をついてインパクト!

こんな感じです。その気になれば塩崎さんをハゲに出来ましたね。
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