個性:クラスターセル 作:鳥松
「来た!来てる!届いてる!」
子供たちが合否がわかる封筒を持ってはしゃいでいる。
「あーもう、はいはいわかったから。見せたげるから一回渡して。」
「はーーい!」
全く効いてる感じがしないが無事渡して貰えた。
「お姉ちゃん!はーやーく!はーやーく!」
「はいはい、そんな面白いものでもないのに、何でそんな見たいのかねぇ。」
(先生は…受からなかったときが怖いからあとで言おう…。)
「せんせー!ゆーえーからとどいてたよー!」
「え!?本当!?今行くわ!」
「………。」
(私の意思…)
私の全く思いどおりにならないが、もういろいろ吹っ切れたので開けてしまおう。
ガサ
(ん?なんだこれ?これだけ?学校についてと…なんだこの灰皿みたいなもの。)
ガチッ
《私が投影された!!!!!》
「わあっ!ああっ落としちゃった!」
「わあ!オールマイトだぁ!!!」
《HAHAHA!驚いているかい?実は今年度の春から雄英で教師をする事になってね!おっと。この事はまだ世にでまわっていないから広めないでくれよ?》
《そして気になる結果だが…。まずは筆記試験!!こいつは問題なく合格だ!》
「よ、よかったあ~」
思わず安堵の声が出た。
《そして実技試験!40ポイント!少しギリギリだが合格だ!!!》
「!!!!!!」
《だけどそれだけじゃない!》
《なにも我々が見ていたのはヴィランポイントだけじゃあ
ない!ヒーローの本質は人を助ける事!そこも審査に入っていたのさ!……その名も、レスキューポイント!!》
《確かに、ヴィランを捕まえる事も大事な事だ。だからといって、人助けという基本的な部分を疎かにしちゃあいけない!理想論?上等さ!その理想論を実現するのがヒーローなのだから!》
《そんな跳田少女のレスキューポイントは…10ポイント!
合計で50ポイント!問題なく合格点だ!!》
《さあ、来いよ!跳田少女!ここが君のヒーローアカデミアだ!!!!》
そう言って映像は止まった。
「やっやったああああああ!!!!」
「うおー!お姉ちゃんすごーい!」
「すごいわ!桐子ちゃん!今夜はご馳走ね!」
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夕食を食べ終え、風呂にも入り、布団入りねむろうとするが、
「眠れない…。」
雄英の合格が決まり、少し興奮気味なのかもしれないが彼女の場合そんなことでは全くない。
「今日は一段とうるさいな…。くそ…。」
いつも無機質に頭に響く声は寝るときだって鎮まらない。
今夜はうるささと興奮で一睡もできなかったのは言うまでもない。
補足説明
今の桐子ちゃんは四六時中ずっと頭のなかで声が聞こえてる状態です。