燃えている。
ナニガ?
家が。
ナゼ?
分からない。
トウサン カアサン ハ?
僕を助けて燃えてしまった。
オマエ ハ ドウナル?
ISとか言うモノに乗れるようにするんだって。
オトコ ノ オマエ ガカ?
出来なかったら対IS用生物兵器の実験をするんだって。
オマエ ハ ドウナッタ?
ヒトじゃなくなった。
オマエ ハ イマドコニイル?
日本の学校。
ドウシテ?
逃げた先が偶然そうだった。
オマエガ イマ キドウ サセタノハ?
IS。
オマエ ハ ドウナル?
学校に行くんだって。
オレ ト カガクシャタチ ヲ ウランデイルカ?
科学者達は恨んでも君は恨まないよ。
ナゼ?
君は僕だから。
ソウカ
平穏に暮らしたいね。
ソウダナ
竜崎 晴人(リュウザキ ハルト)
身長170 体重63
今作の言わば主人公。
親戚はおらず親は殺害されている。
彼は対IS用生物兵器として改造されたがその過程で注射された特殊細胞にある人格と共存。
施設を脱出した。
その後、逃げた先の日本で"偶然"ISに触れて反応。
捕縛され、IS学園に入る事になった。
そして、生物兵器に改造された事は誰にも話していない。
因みに脱出時は、生物兵器の姿になり海を越えて来たが何処の施設かは覚えていない。
平穏を望んでいる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「織斑君?今自己紹介してもらってて「あ」から始まって今「お」なんだよね?自己紹介してもらってもいいかな?」
というわけで、僕は今IS学園にいる。
因みに今もう一人の男子が自己紹介している。
僕の席の目の前だ。
「織斑 一夏です。よろしくお願いします」
何故か周りが息を呑んで何かを待っている。
「以上です!」
全員ずっこけた。僕は無視したよ。
すると、
「まともに挨拶も出来んのか貴様は」
の声とともに織斑の頭に出席簿が
すっぱぁぁぁぁあああんッ!!!
・・・・・・・・それは何か仕込んでいるのかな?
「げぇ!?千冬姉!?」
「学校では織斑先生と呼べ。馬鹿者が」
周りが騒ぎはじめた。
僕は羨ましかったな。(・・・・・・)
「山田先生。任せてすみません」
「いえ、大丈夫です!」
なんかフンス!って聞こえきたような気がする。
「諸君。私がこのクラスの担任の織斑 千冬だ。一年で君達を使い物になるようにするのが仕事だ」
そう言った瞬間
「「「きゃああああああ!!!」」」
騒音レベルだ。うるさい。
織斑なんて頭抑えてるぞ?
「本物千冬様よ!」
「千冬様に会いにこの学園にきました!九州から!」
「千冬様が担任なんて夢みたい!」
騒がしいなぁ。
その時聞こえてきた発言に僕の頭は真っ白になりかけた。
「"もう死んでもいい"」
・・・・・・・・・・・・・・・
イノチ ヲ ナンダト オモッテイヤガル?
多分今の僕の顔は驚くくらい無表情だと思う。
僕はしばらくボーッとしていた。
「次。竜崎 晴人。」
その声に反応して、ゆっくりと席を立つ。
「竜崎 晴人です。僕には特に何もありませんが、皆さんよろしくお願いします。」
僕はそう告げて席に座った。
しばらくして、休み時間になった。
「おーい竜崎ー」
織斑が僕を呼んだ。
「何?織斑君?」
「一夏でいいぜ?同じ男子だ。これからよろしくな?」
「うんよろしくね一夏。僕も晴人でいいからさ。」
「おうよろしくな!」
これが友達ってやつなのか?
「ちょっといいか?」
「箒?」
「話がある」
「えーっと・・・」
一夏が困ったように此方を見る。
「いいよ。行ってきなよ」
「すまん。悪いな」
二人はそのまま廊下に出て行った。
「ちょっとよろしくて?」
「え?」
突然声をかけられた。
「まあ!何そのお返事?」
「ごめん。僕、君の事知らないんだ」
「あなた自己紹介聞いてませんでしたの?」
「織斑先生の後の印象が強過ぎて・・・・・」
「・・・・・・確かにすごかったですわね」
同意してくれた。何だろうこの人。
「まあそんなあなたにも気遣ってあげますわよ!なんせ受験生の中で唯一教官を倒したエリートですから!」
胸を張って誇らしげだ。
「うん!ありがとう!」
僕はそう言った。
なんかクラス全員が此方をみている?どうしたんだろう?
オルコットさんも何か半歩下がってるし
「ま、また後で来ますわ!」
そう言って帰ってきたばっかりの一夏に、僕に言ったみたいな事を言っていた。
なんかオルコットさんが声を張り上げてたけど
休み時間が終了した。
僕はずっと教科書読んでたよ。
「クラスの代表を決める自選他薦問わない。誰かいないか?」
織斑先生がそう言った。
「はーい!織斑君がいいと思いまーす!」
「私も!私も!」
「私は竜崎君かな!」
「竜崎君で!」
どうして僕の名前が挙がってるんだ。
一夏も"なんで"みたいな顔してるし。
「他は?いないな。なら、この二人で「お待ちください!」・・・何だオルコット?」
オルコットさんが怒っている?何でだろ?
そこから一夏と言い合いになった。
「私の祖国を侮辱しますの!?」
「先に言ったのはそっちだろ?」
とかなんとか。
その後、一夏は箒さんに連れて行かれた。
僕は山田先生に鍵を渡された。
「部屋番号間違えないようにですよ!」
なんか子供っぽいせんせいだなぁ・・・
部屋番号は1035
一応ノックした。
「誰?」
中から女の子が出て来た。
「今日からこの部屋で暮らすことになった竜崎 晴人です。よろしく」
「・・・更識 簪」
「よろしく。更識さん。」
「晴人って呼ぶから更識って呼ばないで」
その顔は何故か悲しそうだった。
その夜、
僕は部屋を抜け出して屋上に上がった。
そして僕は・・・
簪side
夜にこっそり晴人が出かけていった。
どうしたんだろう?
そう疑問に思った。
普段は、そこまで気になんない事だと思うような事。
それでも後を追っていった。
その背中は全てを抱え込んでいる自分の姿そっくりだった。
一夏side
夜。トイレに行ったついでにジュースを買おうとした。
そしたら、晴人がこっそりと移動していた。
気になったから付いて行くことにした。
何故かその場にいた女の子が
「一先ず、貴方の事は考えない。」
と言われた。
よく分からん。
でも、何故かあいつの姿には哀愁が漂っていた。
千冬side
夜中に出歩く愚弟を発見した。
どうやら、竜崎の後を追っているらしい。
あいつの事を調べようにも情報は手に入らない。
束にも協力を仰ごうかと思っている。
とりあえずは、何をしに行くのか調べた方がいいな。
私は付いて行く事にした。
束side
なんか石ころ共が束さんの大事なISを壊そうと作った兵器があるらしい。
その一つが脱走して今IS学園にいる。
少し見てやろう。
そう思って今、私は屋上の上に隠れている。
そこいる少年は月を見上げて泣いている。
その涙になんの意味があるのだろうか?
何だろう。束さん。初めての感覚だよ。
竜崎 晴人だっけ?
そう思っていると彼は歌を歌いはじめた。
allsideout
僕は今、「神と人と」という曲を歌っている。
僕の頭の中に浮かんでいたその曲を僕は歌う。
あの日を思い出しながら。
全てをなくす痛みを
二度と戻らぬ日々を
取り戻せぬ日常を
諦めにも似た思いを込めて
このコエが母さんと父さんに届くように
簪side
なんであんなに悲しそうなんだろう。
私はそう思った。
明日が二度と来ないだとか、どうしてあんなに辛そうなだろう。
何故だろう支えたい。
初めての感情に戸惑うばかりだ。
でも、一つだけわかる。
私は彼が気になっている。
一夏side
あいつなんであんなに苦しそうなんだろう?
晴人を見ているとなんだか昔の千冬姉を思い出した。
全部一人で背負い込んでる。
そんな大事な姉の昔の姿を。
少しは肩代わり出来ねぇかな?
千冬side
あいつは何故あんなに背負いこんでいるんだ。
まるで白騎士事件を起こした後の束を思い出した。
あいつは一体何を抱えているんだ?
私は何故か無性に悔しい気持ちになった。
あの日に戻れたらか・・・
その言葉が私から離れる事は無かった。
束side
あの子。私のせいで全部失くしちゃったのか。
私は世界中のデータをハッキングして、とある施設のコンピューターにあるデータからそんな情報をら引き出した。
気になってしまったせいか罪悪感を感じる。
亡国企業の任務範囲に入っていたらしく、家を焼かれる。
家族はその時に死亡。
ドイツ機密研究所にて人体実験。
失敗作扱いで別の実験も執り行われ人体を激しく変異。
機密研究所はもう潰れたみたい。
一部は亡国企業に吸収されたようだ。
よし。
私は彼に専用機を作る事にした。
それに、少しでいいから話がしてみたい。
例え嫌われているとしても。
何故かそう思う。
次回。
1.望んだモノ 怒りの矛先