何の為に今を生きているのか?
普通にそんな事を聞かれて直ぐに真面目に答えられる人は少ないだろう。
何の為に生きているのでしょう?
ナンノ為二
ナンノタメニ
場面が切り替わる。
「ここって?・・・・!!」
「う・・・ええ・・・」
「これは!?」
其処に広がっていたのは見るもおぞましい光景のだった。
子供達が番号を付けられ、順番に注射されていく。
「やめてぇ!?やめグゴガバぁrj(yygnamgd」
注射された子供から緑の液体が出てきて包み込み、子供達を取り込んでは膨張する。
ラウラ以外の二人は口を抑え吐き気催す。
ラウラはラウラでその光景にイラつき歯ぎしりをする。
「・・・・こんなのって・・・あれは!?」
1人の男がある子供を連れて来た。
何処か見覚えのあるその子をその場の全員が知っていた。
「晴人!」
簪は走って駆け寄る。
が、先程と同じで近寄ることもできない。
「言ってるだろ?もう終わってるんだ」
「だからってこんな!」
その時、簪は話している彼の顔が見えた。
後悔、悲しみ、怒り、苦しみ、嘆き、様々な捉え方は出来ても間違いなくそれは負の感情以外の何者でもない。
そんな表情だった。
そして、突如その光景が止んだ。
また黒い空間の中に彼等は漂い始めた。
「晴人・・・なんで!・・・なんでこんな・・・・」
簪は泣きながら蹲る。
「こんな事が!こんな事が許されていいのかよ!」
怒りを露わにする一夏。
「・・・・・・・」
唇を噛みしめるラウラ。
「反応豊かだな」
その一言で全員が黒い龍だった男を見つめる。
「でだ・・・この状況を作り出して覗き見しているゴミ共がいる」
全員がハッとする。
そうだ。この状況になったのはラウラのISが原因。
「まさか・・・潰しきれていなかったということかッ!」
ラウラは怒りを前面に押し出す。
「相棒はこれを見せる気は無かった」
彼は語り始める。
いつか自分の口から真実を伝えたい。
そうする事で過去とのケジメをつけたい。
秘密をなくして本当のトモダチになりたい。
いつ消えるかも分からぬこの身体でも
彼は龍の姿に戻りながら言う。
「頼む・・・・・これを引き起こしたフザけた野郎をドウカ・・:ブッツブシタイ・・・協力シテクレ・・・ネェか?」
頼む龍に子供たちは静かに頷いた。
其々、別々の気持ちをその胸に秘めて。
???side
「クヒッ!」
焼け落ちた研究所の奥から狂った声が聞こえてくる。
「クヒヒヒッ!良いねぇ・・・」
男は恍惚な笑みを浮かべながら酔いしれる。
「全てを始まりの0に・・・クヒャハハハッ!」
物語は脆くも崩れ去る