ようこそペルソナ的人間模様が繰り広げられる教室へ   作:行天

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月曜日、頑張っての意味を込めて短いですが、1話更新しますね。

謝辞:平素より誤字脱字報告の感謝を個別の名前で送らせていただいておりますが、なかなか数が増えてきて作成が少し大変なので、個人名は割愛させていただきますね。でも気持ち的には個々に本当に感謝しておりますので、ご了承ください。




試験対策

 放課後、さっそく行動に移すことにした。

 まずは、成績上位だった幸村くんのところへ行った。

 

「幸村くん。少しいいか?」

「雨宮くんか。何か俺に用か?」

 

 呼びかけるとメガネをクイッと上げて幸村くんはそう答える。

 

「洋介たちの勉強会とは別の勉強会を開こうと思うんだが、よかったら教師役として参加してくれないか」

 

 率直に要件を伝えるが、幸村くんは興味がないっといった表情を見せる。

 

「……すまないが、他をあたってくれないか」

「それは、どうしてだ?」

「正直僕は、自分より成績の悪い人と一緒に勉強をするメリットが感じられない。その分の時間を自分の勉強をする時間に当てた方が有意義だ」

「そうか。幸村くんはそう考えるんだな」

「……責めないのか?」

「ああ。もちろん俺個人としては、その考え方は寂しい考えだとは思うが、幸村くんの考え方は幸村くんのものだからな。俺が言えるのは、『気が変わったら、声をかけてくれ』ってことぐらいだ」

「そうか。話が早くて助かる。それじゃあ」

「ああ、引き止めて悪かった」

 

 そう言って、幸村くんは教室から出ていく。

 よし、他の人にも声をかけよう。

 その後、三宅くん、長谷部さん、佐倉さんに声をかけたが、

 

「悪いな雨宮。弓道部があるから参加できないわ。まあ、赤点は取らないようには自分で頑張るからよ」

「ごめんねー。雨宮くんと一緒だと、他の子たちから何言われるかわかんないし、私はパスでー」

「ひゃ! ご、ご、ごめんなさい!」ダダダッ

 

 と言った感じで全員にスルーされてしまった。

 声をかけようと思っていた外村くんと沖谷くんは声をかける前に帰ってしまったようで、タイミングを外してしまった。

 清隆たちの方を窺うと、

 

「死にたいの?」

「いいえ、生きたいです」

 

 一体何があったんだ!?

 

「どうしたんだ二人とも」

「綾小路くんがテストで満点をとった人と私が付き合うと言えば、釣れるって言ってきたのよ」

「……清隆。そういう誘い方は良くないと思うぞ」

「……すまん」

 

 清隆は、素直に頭を下げた。

 

「まあとにかく、そっちも芳しくないようだな」

「そうね。綾小路くんの策はともかくとして、正攻法では難しいようね」

「そうだな……」

 

 

▶【櫛田さんを頼ってみたらいいんじゃないか】

 【……やはり堀北さんが一肌脱ぐしか】

 【ここは、俺が脱ぐっ!】

 

 

「櫛田さんを頼ってみたらいいんじゃないか」

「本気で言っているの?」

 

 そう提案すると、鈴音は心底嫌そうにする。

 前の呼び出し事件のことがあるからか、どうやらその後も心境の変化はないらしい。

 

「ああ。櫛田さんなら1つのグループに囚われずに動けると思うし、少なくとも最初のモチベーションアップも図れるだろう」

「あなたも綾小路くんと同じ発想なのね。見損なったわ」

「いや、付き合う云々ではなく、美人が二人もいたらどんな男でも少しはやる気を出すのは普通だろ」

「……///」

「堀北、オレの時と反応違いすぎるだろ」

「だ、だまりなさい! 刺すわよ!」

 

 鈴音は手慣れた様子で、カバンからコンパスを素早く取り出す。

 熟練された動きだ。

 

「今は、とにかく行動に移すべきだと俺は思う」

「……わかったわ」

 

 納得はしていないようだが、飲み込んではくれたようだ。

 今夜にでも連絡をしてみよう。

 

 

 

 

 

 部屋に帰り、夕食を取った後に櫛田さんに電話をかけた。

 

「もしもーし」

 

 ブオーという強い風の音と共に通話が繋がる。

 

「すまない。タイミングが悪かったか」

「ん~ん。大丈夫だよ。気にしないで? それでどうしたの?」

「ああ。今、赤点取りそうな人を集めて勉強会を開こうと思っているんだけど、櫛田さんにも協力を頼みたくて」

「そうなんだ! うん、いいよ!」

 

 そう言って、スマホ越しに快い返事が帰ってくる。

 

「こちらとしては助かるけど、そんなにすぐに決めて良いのか?」

「もちろんだよ! クラスの仲間が困ってたら、助け合わないとね!」

「天使かな?」

「ちょ、ちょっと、なに~♪ 雨宮くんってすぐそういうこというんだから! そんなことばっかりしていると勘違いしちゃう子も出てくるよ~」

「そうか。気をつける」

「も~。ぜったいそんな気ないでしょ~」

 

 コロコロと笑う声が聞こえる。

 

「それで誰を誘えばいいの?」

「ありがとう。誘うのは清隆…綾小路と堀北さんの方で誘うから、そのときに一緒にいてくれないか」

「堀北さんも一緒なんだね」

「嫌だったか?」

「え!? 違うよ。ぎゃくぎゃく。まだ堀北さんとは仲良くなれてないから、嬉しいよ! 機会作ってくれてありがとね!」

「そうか」

「それじゃあ、明日綾小路くんと堀北さんと……あれ? 雨宮くんは?」

「俺は別行動だ」

「ええー。残念。……う~ん、でもしょうがないよね」

「ああ、こっちでも試験対策に役立つことがないか探してみるから。何かあったら連絡する」

「うん、わかった! それじゃあ、また明日ね! おやすみ雨宮くん」

「おやすみ櫛田さん」

 

 そう言って通話を切った。

 これで最初の一手はさせたのではないだろうか。

 とにかく、明日上手くいくように祈っておこう。

 

 

 

 さて、まだ時間があるし、何をしようか。

 

 【疲れたし、早めに寝よう】

▶【試験前だし、無理しない範囲で試験勉強をしよう】

 【誰かに電話する】

 

 試験前だし、しっかりと試験勉強をしておこう。

 そう思い、机に向かった。

 最近、勉強会にも参加していたし、いつもより集中できた気がする。

 

 

♪♪♪

《蓮の知識が磨かれた!》

 

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《蓮の知識のランクが2に上がった! 「平均的EX」から「物知りEX」に成長した!》

 

 

 




 平素より、お気に入り登録、感想・評価、誤字脱字報告等々誠にありがとうございます。

 ここまでお読みいただいた方も気に入っていただければ、お気に入り登録、感想・評価等、何卒よろしくお願いいたします。


 堀北さんすっかりコンパスを出すのがお上手になってしまった。
 脇腹チョップとコンパスというアクセサリーが彼女の可愛さを引き立ててると考えるように最近なりました。

 それでは、
 もしも選択肢のコーナー(ただの妄想です)

 【櫛田さんを頼ってみたらいいんじゃないか】
 【……やはり堀北さんが一肌脱ぐしか】
 【ここは、俺が脱ぐっ!】

 堀北さんが一肌脱ぐを選んだ場合、脇腹チョップが炸裂します。ただし、この時点は無理ですが、セーブデータ引き継ぎでコープランクが8以上だと、「そう言うのは二人きりのときで」と入学後1か月足らずにも関わらずそんな台詞を吐いて、めちゃくちゃ教室内にいて聞き耳を立てている櫛田さんを超絶苛つかせることができます。
 ここは脱ぐを選んだ場合、頭打ったんじゃないかと割と真剣に心配されます。その後、空気が気まずくなり、保健室に行くことができ、星之宮先生と会えますが、特に好感度関係のイベントではありません。

 
 【誰かに電話する】

 この選択肢のみ連絡先を知っている人にのみ電話かけることができます。
 特にこれといった描写はなく、話をしたぐらいの内容で終わります。
 ただし、今後運良く誰かと恋仲になった場合は、好感度が上がるシステムです。


以上です。
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