感謝:誤字脱字報告してくださった方が誠にありがとうございます。割りと最初の方のものにまだまだあるなあと思い、恥ずかしいばかりです。
翌日、放課後になり、清隆、鈴音、櫛田さんの3人が池、山内、須藤の3人と上手く話をつけたのか、一緒になって出ていくところを見送って、成功を祈りつつ、自分も行動に移すことにした。
さて、どうしようか。
【今日も話しかけてみるか】
▶【ちょっと別の角度から考えてみるか】
そうだな……。
昨日の今日で、話しかけてもしつこいと思われるかもしれない。
試験対策で見落としがないかもう一回考えてみよう。
何から考えようか。
▶【茶柱先生の話を思い出す】
【洋介たちのグループはどうしているだろうか】
そういえば、今になって思えば、茶柱先生の入学時の説明、つまり学校側の説明には、少なからずSシステムに気づく要素があった。
もしかしたら、今回も何かヒントがあるかもしれない。
今回の説明のときも、気になる言い方があったな。
確か……、
【間違いなく、今月分のポイントは振り込まれている】
【今回のテストで言えば、32点未満の生徒は全員赤点対象ということになる】
▶【お前らが赤点を取らずに乗り切れる方法はあると確信している】
そうだ。
茶柱先生は、赤点回避のために試験勉強をしろと言うような一般的な言い方ではなく、何かを示唆するような言い方をしていた。
乗り切れる方法はあると『確信』している。
つまり、その言葉を断言できるだけの『何か』があるのだろう。
その方法とは……、
【カンニングをする】
▶【過去問がある】
【
そうだ。
2年生、3年生は去年・一昨年とテストを受けているはずだ。
問題の出題傾向や似たような問題が出る可能性がある。
それが分かるだけでも、勉強範囲が絞られるはずだ。
そうと決まったら、先輩をつかまえて、過去問を貰えるように聞いてみよう。
そう思い、上級生のクラスへと足を運んだ。
上級生の階に来て、まず、同じDクラスの教室にはいることにした。
「失礼します」
そう言って、扉を開けると中は閑散として、数人の女生徒が話しているだけだった。
「ん? 誰?」
「1-Dの雨宮蓮です」
「あ、1年生か。道理で見ない顔だと思った」
「それでなにか用?」
「はい。先輩たちが去年の1学期中間テストの問題を持っていらっしゃらないかと思い来ました」
そう伝えると、一瞬空気が変わる。
「へえ、すごいね。Dクラスの子で気づく子がいるんだ」
「私たちのときにはいなかったもんね」
そう言って、感心したといった様子でこちらを見てくる。
そして、こう聞いてきた。
「それで、何ポイント払える?」
「ポイントを払う?」
「そりゃあ、そうでしょ。私たちだって危ない橋を渡るんだから、見返りがないと」
「過去問を見せてもらうことが、危ない橋というのがよくわからないのですが」
たかが去年のテスト問題を見せてもらうことと危険を冒すというのがつながらない。
「あ、もしかして、そこは気づいてないんだ」
「ね。全く同じ問題がでること知らないみたいね」
「あ! バカ!」
「あ、ヤバっ」
どうやら今のは失言らしい。
同じ問題が出るのか。それなら、茶柱先生の「確信している」という話も納得がいく。
「そ、それで、わたしらがポイント要求するのもわかるでしょ」
「いくら出せる?」
「すみません。あまり手持ちはなくて……」
節約はしていたが、ほどほどに遊んでいたので、手持ちは4万と少しだ。
そういうとやれやれと言った様子で先輩たちは首を振る。
「それじゃあ、私らも協力はできないね」
どうしたものか……、
【同じ問題が出題されることをバラした件を黙っている見返りとして過去問を要求する】
【値段交渉を行う】
▶【捨てられた子犬のように悲しげにする】
シュン……(捨てられた子犬のような寂しそうな顔)。
キュンーー!(庇護欲にかきたてられた顔)。
先輩たちは少し距離を置き、コソコソと話し出す。
「どうする? 罪悪感半端ないんだけど」、「え、てか。あの表情ズルくない?」、「というかあの子よく見るとカッコよくない」、「あ、思った思った。なんかみんなスルーしているから、言わなかったけど」、「そういえば、あの子1年で話題になってる子かも」、「え、そうなの?」、「なんか1年の間で、抜け駆けしないみたいな協定があるらしいよ」、「なにそれ漫画? 笑える」、「いやでも実物みると気持ちもわからなくもないよね」、「どうする。このまま返しちゃう?」、「うーん、ちょっともったいないよね」、「あ、そうだ。過去問あげるから一緒に遊ぼって誘えばいんじゃない。もちろん彼の奢りで」、「いいかもね、それ」、「うんうん。可愛い後輩たちが悪い男に引っかかってないか。品定めしてあげようじゃないか」、「なにそれ、ウケる」、「よしそれじゃあ、作戦開始」
しばらく様子を見ていると、眼の前の先輩たちはお互いに顔を合わせた後に頷いてこちらを見る。
「ねえ、きみぃ。みんなで話し合ったんだけど、条件によっては過去問あげてもいいよぉ」
「本当ですか!?」
「うん。これから私たちとちょっと一緒に遊んでくれない? もちろん経費はそっち持ち」
「えっと……」
「大丈夫。放課後だし、ちょっと遊ぶだけだからそんなにポイントもかからないと思うよ」
「……わかりました。俺でよければ」
「はい、決定! じゃあいこうー!」
「「おおー!」」
そして、過去問を手に入れるために、先輩たちと遊びに出かけた。
その後、バーのような雰囲気のところに行き、カクテル(ノンアルコール)を飲みながら、先輩たちの話を聞いたり、急遽始まった王様ゲームをして遊んだ。
なぜか、王様を一回も引けなかったのと、王様の命令が番号じゃなくて「1年生が王様に」という謎の縛りがあり、先輩をひざに載せたり、お姫様抱っこしたり、恋人つなぎしたり、耳元で可愛いよと言わされたり、頬にキスをされたりした。
遊び終わった後に、先輩たちが、なぜか顔を赤らめて連絡先を聞いて来たり、もじもじしながら、また今度遊ぼうねと言われたので、ポイントがないから難しいと答えたら、奢るからとズイズイ来られて、断ることもできず承諾してしまった。
経費は、5000ポイントぐらいだったので意外と安く済んだ。
♪
《蓮の魅力が磨かれた!》
部屋に帰った後、先輩たちからハートマーク多めの文面と一緒に過去問が送られてきた。
よし。目標達成だ。
その後、清隆、鈴音、櫛田さんのそれぞれから今日の勉強会の報告があった。
どうやら、問題が発生したようだ。
清隆からは「作戦失敗」といった内容で。
鈴音からは「謝罪と相談」といった内容で。
櫛田さんからは「謝罪と堀北さんと須藤くんが」といった内容で報告がきた。
それぞれに、「明日作戦会議」という内容で返信を送った。
過去問の話は、言える雰囲気じゃないな。
今日は疲れたな。
早めに寝よう。
平素より、お気に入り登録、感想・評価、誤字脱字報告等々誠にありがとうございます。
ここまでお読みいただいた方も気に入っていただければ、お気に入り登録、感想・評価等、何卒よろしくお願いいたします。
原作だと上級生との絡みってそんなにないので、お姉さま方に出演していただきました。
やったね。原作より安く過去問が手に入ったよ。
ただし、強引に過去問の存在を暴いたことで……。
といった伏線を張らせていただきます。
最新の書き溜めでもまだ1巻の内容が終わらないのですが、読者の皆さん的には大丈夫ですかね。
ストーリー進行が遅くても内容は筆者の妄想全開で楽しめるように頑張りますね。
ということで、
もしも選択肢のコーナー(妄想です)
▶【今日も話しかけてみるか】
【ちょっと別の角度から考えてみるか】
前回同様の結果になりますが、連続して毎日選択し続けると少し鬱陶しいと思われます。
【茶柱先生の話を思い出す】
▶【洋介たちのグループはどうしているだろうか】
平田・軽井沢グループの勉強会に参加することに、和気あいあいと勉強ができ、楽しく試験対策ができますが、過去問は手に入りません。
【間違いなく、今月分のポイントは振り込まれている】
【今回のテストで言えば、32点未満の生徒は全員赤点対象ということになる】
【お前らが赤点を取らずに乗り切れる方法はあると確信している】
一番下の選択肢以外は、情報整理で終わってしまいますので、その後、自由行動の行き先選択肢があらたに追加されます。
▶【カンニングをする】
【過去問がある】
▶【
カンニングをするを選ぶと試験当日までスキップされて、退学になります。残念ながらBADENDです。
お宝を盗み出すを選ぶと選択肢次第で職員室にある保管室までは進めますが、潜入道具が無いため、詰みます。同じく退学となります。残念ながらBADENDです。
▶【同じ問題が出題されることをバラした件を黙っている見返りとして過去問を要求する】
▶【値段交渉を行う】
【捨てられた子犬のように悲しげにする】
一番上の選択肢は、過去問が手に入りますが、先輩方から恨みを買います。そして、巡り巡って南雲副会長の耳に入り、エンカウントが悪い意味で早まり、上級生からの圧力をかけられます。
値段交渉を行うは、1対1なら有効でしたが、先輩方は同調圧力もあるし、一人だけポイントをもらうことを良しとしないと考えられるので、取り合ってくれません。そのため、2年生より難易度の高い3年生の方へ行くことになります。
以上です。