普段はもっと遅筆なので…。
あと、ペルソナ時空(勝手に命名)なので、基本的に時間経過がゆっくりです。
「あっ」
綾小路がコンビニに行きたいと言うので一緒に入ると、堀北さんがいた。
「……嫌な偶然ね」
容赦のない一言である。
「そんなに警戒するなよ。お前もコンビニに用事だったのか」
そう、綾小路が言うが、
「………………」
視線を商品棚に戻して、無視するのであった。
「雨宮……オレはもう駄目だ。泣きそう…」
そう言って綾小路はあからさまに落ち込む。
▶【男は度胸! 堀北さんをからかってみよう】
【男は優しさ! 綾小路を慰めよう】
そんな様子を見て、何か一手はないだろうかと思い考え、一つ試したいと思いこう言った。
「綾小路。大丈夫だ。堀北さんはシャイな女の子なんだ。きっと慣れていない異性の君に話しかけられて恥ずかしいだけなんだ」
「ちょっと、私は別にシャイな性格ではないわ。勝手に人の性格を決めつけないでもらえるかしら。不愉快だわ」
「…とまぁ。このように少し煽るように話しかければ必ず返事をしてくれる素敵な女性だ」
「んなっ!?」
堀北さんは顔を赤くしてこちらを一瞬驚いた後に、すぐにこちらをにらみつける。
その様子を見て綾小路は興味深そうに頷く。
「なるほど。雨宮の言う通りらしいな」
「--2人とも、今すぐそれぞれ左と右の頬を差し出して引っ叩かれるか。ハラスメントで学校に訴えられるかどちらがよいか選びなさい」
氷点下のような声色で堀北さんがそう言うので、綾小路とアイコンタクトを取る。
2人で顔を合わせて頷くと煽るかのように2人で頬を差し出した。
パン! パン!
本当に叩かれた。
♪
《蓮の度胸が磨かれた!》
「まさか本当に叩くとは」
「自業自得と言うのよ。勉強になってよかったわね」
ヒリヒリと赤くなった頬を擦りながら、コンビニの生活品コーナーを3人で見てまわっている。
堀北さんも無視するのを諦めたのか会話をしてくれるようになった。
そんな様子の彼女がシャンプーを手に取り、カゴに入れる。
随分リーズナブルな価格のシャンプーだった。
「女の子って、シャンプーとかこだわるかと思ってた」
「それは人によるでしょう? お金はいつ必要になるかわからないもの」
綾小路が聞くと、堀北さんははっきりと自分の考えを答える。
「確かに。でも堀北さんは綺麗な髪だから、シャンプーだけだと痛むしもったいないよ。こっちのコンディショナーとかヘアオイルも買っておいたほうがいいんじゃないか」
「……あなた誰にでもそんな感じなの?」
「??どういうこと? 思ったこと言っただけなんだけど」
「そう、……軽薄ね」
そう言うと堀北さんは顔を背けてしまった。
一体何だというのだ。
その様子を見ていた綾小路も感心したように、こちらを見ている。
…一体何だというのだ。
そんなこんなで必要なものをカゴに入れていると、コンビニの隅に置かれたワゴンがあった。
「無料……?」
堀北さんも不思議に感じたのか、その商品を手に取る。
歯ブラシなどの生活品で、ワゴンには無料と書かれており『1か月3点まで』と但し書きも添えられている。
「ポイントを使いすぎた人への救済措置といったところかしら、随分と生徒に甘い学校なのね」
とりあえず、本当に3点まで買えるか試してみるか。
「卑しいわね。そんな商品に手を出すなんて」
「いや、本当に無料か試してみたくなって」
正直に言えば好奇心以外の何物でもない。
そんなやりとりをしていると、
「一年だからって舐めてんじゃねえ、あぁ!?」
コンビニの中にしては穏やかではない声が響き渡る。
どうやら誰かがコンビニの入口あたりで言い争いを始めたようだ。
コンビニの中にまで聞こえるのだから、相当な声量だ。
しばらく、怒鳴る声を聞いていると、
「おー怖い。お前クラスは何だよ。なんてな、当ててやろうか? Dクラスだろ?」
「だからなんだってんだ!」
「聞いたか? Dクラスだってよ。やっぱりな! お里が知れるってもんだよなぁ」
「あ? そりゃどういう意味だよオイ!」
「可哀想な『不良品』に今日だけはココを譲ってやるよ。行こうぜ」
「逃げんのかオラ!」
「吠えてろ吠えてろ。どうせすぐ、お前らは地獄を見るんだからよ」
確かクラスにいたガタイの良い男子と三人組の男子たちがそんな言い合いをしていた。
「チッ! クソが!」
そう言って、赤髪の男子はコンビニのゴミ箱を蹴飛ばして去っていってしまった。
その様子を三人で見ていた。
「あんな粗暴な人間と3年間も同じクラスなんて…最悪だわ」
堀北さんは、心底落胆した様子でそう言った。
【堀北さんに同意して、赤髪の男子を責める】
▶【人の迷惑になりそうだし、ゴミ箱を直すか】
倒れたゴミ箱が目に入ったので、直すことにした。
「ちょっと、なんであなたがそんなことをする必要があるのよ?」
「? いや、倒れたままにしてたら、次使う人が困るじゃないか」
そう言うと、堀北さんは呆れたように言葉を続ける。
「偽善ね」
「やらない善よりかは、やる偽善だと思うよ」
「ーーっ。あ、そう。私には関係ないことだわ。用事も済んだし、私は先に帰らせてもらうわ」
そう言い残して、堀北さんは足早に行ってしまった。
「雨宮。手伝うぞ」
「ありがとう。綾小路。悪いけど、店員さんに箒とちりとりを借りてきてくれるか」
「ああ、まかせとけ」
♪
《蓮の魅力が磨かれた!》
二人でゴミ箱を片付けた後、スーパーにより食料を買いに行った。
スーパーでも無料コーナーがあったことが印象に残った。
その後は、お互いに他愛のない話をしつつ、これから自分の家となる寮に向かった。
寮の管理人から401と書かれたカードキーと寮のルールが書かれたマニュアルを受け取った。
「雨宮は何番の部屋だった?」
「401。綾小路は?」
「402だ。お隣さんだな」
「ああ。よろしくな。部屋割りは50音順なのかもしれないな」
教室の席が前後で、寮の部屋が隣同士とまでくると、綾小路との縁も不思議と奇妙なものではないように感じる。
「じゃあ、また明日。綾小路」
「ああ、また明日だ雨宮」
そう行ってお互いに自分の部屋に入っていった。
一通り、部屋作りも終えて、時刻は午後6時。
さて、どうしようか。
【早めに風呂に入って、寝よう】
▶【授業が本格的に始まる前に、予習をしておこう】
【よし。料理に挑戦だ!】
今日は、買い置きのもので軽く済ませよう。
高度育成高等学校というだけあって、授業内容の難易度も高いかもしれない。
今から予習復習をする癖をつけておこう。
そう思い、2時間ほど一通りの科目の予習を行い、風呂と歯磨きを済ませ、床についた。
♪
《蓮の知識が磨かれた!》
気に入っていだけましたら、評価等もお願いします。
ちなみに、選択肢は勝手に筆者が決めますのでご了承下さい。
一応違う選択肢を選ぶとどうなるかだけ、
【男は度胸! 堀北さんをからかってみよう】
▶【男は優しさ! 綾小路を慰めよう】
綾小路の好感度があがり、優しさが磨かれます。
▶【堀北さんに同意して、赤髪の男子を責める】
【人の迷惑になりそうだし、ゴミ箱を直すか】
クラスポイントと須藤くんのプライベートポイントが没収されます。
ここは原作とは違う感じです。
▶【早めに風呂に入って、寝よう】
【授業が本格的に始まる前に、予習をしておこう】
▶【よし。料理に挑戦だ!】
風呂→就寝は、何も起こりませんが、よく寝てリフレッシュということで、翌日の知識か魅力にボーナスポイントがつきます。
料理は、器用さがあがります。カレーなら度胸が上がるんですけどね。
別パターンは書きませんが、筆者的にはこんな展開になってたよというだけなので、皆さん好きに妄想してくださいね。
選択肢は結構楽しいので、今後も入れていきます。