原作2巻に入る前に数日あるだろうと思い、その期間を幕間として書かせていただきました。
相変わらず進行はスローペースですw
独り歩き少女と予兆
中間テストが終わってからの初めての休日。
たまにはのんびり一人で出かけるかとふと思い、ショッピングモールの方へ足を運んだ。
ショッピングモールはテスト明けの生徒たちがまるでそれまでの緊張感を開放するかのように、とても賑わっていた。
何が目的というわけでもなく、ぶらぶらとウィンドウショッピングをしていると、ホビーショップの前で足が止まった。
店頭から『超特価!在庫処分!』のポップが見えたからだ。
何かあるだろうかと思い中に入っていき、そのコーナーを見てみた。
さて、どんなものがあるだろうか……、
【鼻の長い老人と可愛らしい女の子と黒猫のフィギュアがパッケージに描かれた『ベルベットルーム完全再現セット』】
▶【リバーシ、将棋、チェスなどの複数のボードゲームが遊べる『バラエティゲームセット』】
【色々な手品ができる『これであなたも一流マジシャン!手品セット』】
色々なボードゲームが遊べるパーティ用のボードゲームセットが売っている。
将棋……、それにチェスか。
なぜだか懐かしい気持ちになり、そのゲームセットを購入したくなった。
値段を見ると、『超特価!』シールが貼ってあり、1480ポイントのようだ。
来月は臨時収入も入るし、それを買うことにした。
ホビーショップを後にして、少しのんびりしたいなと思い、
天気はよく、空は雲が少ない晴れやかな様子。
風が程よく流れ、暑くなってきた最近でもとても心地よく感じた。
遠くからは少しだけ人混みの声が聞こえてくるが、この周りは静かなもので、疲れが取れていく感じがする。
そんな風に癒されていると、
「あれ? 雨宮くんじゃん」
誰かから声をかけられた。
そちらを見ると、
長谷部さんだ。
彼女は手に持った棒アイスを食べながら、こちらに声をかけてきた。
「長谷部さんか」
「うん。珍しいね~雨宮くんが一人でいるなんて」
「そうか?」
「そりゃ~、いつも誰かに囲まれてるイメージがあるからね」
そう言って、彼女はケラケラと少しだけ笑う。
確かに、入学して以来一人で過ごした時間の方が短いかもしれない。
「確かに、言われてみるとそうかもしれないな」
「それで、人気者の雨宮くんがこんなところでどうしたの?」
「いや、なんとなく、一人でいたいなと思ってな」
そう言うと、長谷部さんは「へえ~」と言って、隣に腰掛けてきた。
「雨宮くんでもそんなこと思うことがあるんだ」
「どういうことだ?」
「いや、だって雨宮くんって、誰にでも一直線に関わっていく系じゃん?」
「…………そう、なのか?」
「いや、気づいてないんかい」
彼女は楽しそうにそう言う。
「まあ、私は今の雨宮くんの方が良いと思うけどね~」
「ん? それはまたどうして」
「だって、雨宮くんってほら、勉強会開こうって誘ってきたときとか、グイグイくる印象だったから、ちょっと苦手だったし」
「そ、そうなのか……」
ガーーーン……。
ちょっと、ショックだ。
「でも、今日はなんか人付き合いに疲れた人って感じで、話しかけやすかったし」
「そんなものか?」
「そうそう。私は人付き合いあんまり好きじゃないしね~」
「そうなのか。あまりそんな風にも見えないが」
そう伝えると、長谷部さんは目線を外し、空を見上げる。
「ほら。女子って色々あるでしょ。仲良くしてるように見えても、裏では悪口言ってるとか」
「ああ、確かに。あまりそういうのは好きじゃないがな」
「私も好きじゃないし、そういうの面倒くさいな~って感じちゃうわけ。だからと言って男子も男子で下心丸出しだから、絶対お断りだし」
「それもあまり褒められたものじゃないよな。いくら長谷部さんが美人だからといっても」
「………………」
急に長谷部さんが黙り込む。
どうした?
「……う~ん。セーフかな~。なんか厭らしさ感じないし」
「いきなりどうした?」
「雨宮くんあんまりそういうこと女子に言わない方がいいよ。勘違いしちゃう子もいるから」
「そういうこと? 長谷部さんのことを美人って言ったことか?」
「そうそう」
「でも事実だろ」
「だから、そういうところだってば。人によっては嫌味に聞こえるからね~」
「そうか。でも俺は思ったことしか言わないぞ」
「ああ、なんでこう恥ずかしいことを言えちゃうかな~」
長谷部さんはヤレヤレといった様子で見てくる。
「まあ、とにかく、私はそういうノリとか関係が苦手って話。雨宮くんは逆かもしれないけど~」
そう言って、長谷部さんは試すようにこちらを見てくる。
俺は……、
【長谷部さんと話していると楽しいけどな】
▶【苦手なことなら仕方ないよな】
「いや、長谷部さんが苦手なら仕方ないな」
そう伝えると、長谷部さんは、さっきまでの表情の変化が落ち着き真面目な顔になる。
「意外。雨宮くんは仲良くしたほうがいいと言ってくると思った」
長谷部さんは、本当に意外そうに表情をする。
それはでも当然のことだろう。
「苦手なんだろ? じゃあ、無理して仲良くしろなんて言う方が長谷部さんは嫌だろ。人の嫌がることは勧めない。おかしいことか?」
そう伝えると、長谷部さんは少し考えたような顔をして、すぐに納得したような様子に変わる。
「……ふ~ん。ちょっと雨宮くんの印象変わったかも」
「どう変わったんだ?」
「良い方に」
「そうか。それはよかった」
「なにそれ~♪」
長谷部さんは再び面白そうに笑い始めた。
「ん~~。なんか久々に結構しゃべったかも。雨宮くんって実は聞き上手?」
「ああ。実はそうなんだ」
「否定しないんかい」
長谷部さんはビシッと手を俺の胸に当ててきてツッコミを入れる。
「あははは! ねえ、これからたまにで良いから、こうして話しかけて良い?」
▶【もちろんだ】
【苦手じゃなかったのか?】
「もちろんだ」
「ありがとね。じゃあ、そうだな~。雨宮蓮だから…………あめっち、いや、あめちゃん、う~~ん…………。あっ! うん。これからは『れんれん』だね」
「『れんれん』?」
「君のあだ名。私も好きに呼んでいいよ。お友達限定サービスってやつ♪」
なるほど、そういえば、洗濯機以外にちゃんとしたあだ名では呼ばれたことはなかったな。
さて、俺は彼女をなんて呼ぼうか……、
【長谷部】
【長谷部さん】
▶【波瑠加】
【波瑠加さん】
【はるるん】
【はるりん】
【はるかん】
【はせっち】
【はせはる】
【ハル】
【(自由入力)】
「わかった。じゃあ波瑠加って呼ばせてもらう」
「おっけ~。これからよろしくね。れんれん」
「ああ、こちらこそよろしく。波瑠加」
そうして、波瑠加と友達になった。
その後は、今日買ったものを見せて、「え、一人で買い物してたのに、一人で遊べないもの買ったの? 笑えるね~」などの他愛も無い話しを少しだけして、お互いに自室に帰った。
*************************
我は汝…汝は我…
汝、ここに新たなる契りを得たり
契は即ち、
囚われを破らんとする反逆の翼なり
我、「節制」のペルソナの生誕に祝福の風を得たり
自由へと至る、さらなる力とならん…
ペルソナの力を育てる人間関係
「節制」コープが解禁した!
*************************
自室に帰ると少し遅くなった昼食を用意していると、スマホからピロンという音がして、確認するとチャットが届いていた。
神室からだ。
| 今日、この後時間ある? |
| 大丈夫だ。どうした? |
| あんたに会いたいって奴がいるんだけど |
| そうか。なんて名前の人だ? |
| 坂柳っていうAクラスの子 |
| わかった。今から昼食を取るから1時間後なら大丈夫だ |
| 了解。会うのはあんたの部屋でもいい? |
| 別に良いが、どうしてだ? |
| あんまり人に聞かれたくない…… |
| そうか。わかった。来るときにまた連絡をくれ。 |
| ありがと。それと |
| ごめん |
| ?? |
そうして、神室とのチャットが終わった。
坂柳か……。
聞いたことはないな。
どんな子だろう。
そう思いながらも、来客のために、昼食を早く食べて、掃除しておこうと考えた。
……to be continued
平素より、お気に入り登録、感想・評価、誤字脱字報告等々誠にありがとうございます。
ここまでお読みいただいた方も気に入っていただければ、お気に入り登録、感想・評価等、何卒よろしくお願いいたします。
はい。ということで、長谷部波瑠加さんがコープ入りしました!
彼女を登場させた理由については、原作2年生編6巻と7巻を読んで、感動し、そして、ふと「あ、この子、普段軽いけど、実はかなり想いが重い子だ!」と思い、この二次創作書き始めて、「想いが重い子は、ハーレムルート(屋根裏のゴミルート)には必須だな! 早めにコープ開放しなきゃ!(使命感)」と相成りました。
でも、基本的にソロプレイヤーで原作でもペーパーシャッフルがあったから、仲良くなったもんだしなあ。どうするか…………。
よし! 偶然会ったことにしよう!
でも、そのぐらいでは気を許さないか……。
いや、人間関係に疲れてそうに見せて、共通の話題にしよう……etc,etc。
と言って、半ば強引な感じに展開を持っていきました汗。
でも、好きになってしまったんだ。
早く出してあげたかったんだ。
竜司特有の主人公のあだ名である「れんれん」を、あだ名好きの美少女に言ってほしかったんや!(使命感2回目)
ということで、登場と相成りました。
以前、後書きで書いたか、感想で書いたか忘れましたが、コープは基本二人っきり(雰囲気でも可)、イチャイチャなどの条件で開放されたり、ランクが上がるようになりますので、「おい!俺の推し出てるのに開放されてないぞ!」と思われるかといるかも知れませんが、何卒ご了承ください。
そして、次回、前編後編でAクラスのあの子が登場です。
もう書きたくないと言いつつ、L○NEもどきをまた使ってしまった。
頑張って、特殊タグを勉強して、いつかP5使用のチャット画面を作りたい!
さて、
色んなよう実の二次創作を読んでいますが、「櫛田桔梗」「一之瀬帆波」「坂柳有栖」「椎名ひより」とイチャイチャするのが多いと思っていますので、期待する人も多いのではないかと勝手に考えております。
期待に答えるために、私なりに色んな意味で頑張ったので、明日と明後日を楽しみにしていただければ、幸いです。
今のところ、そこまで書いて燃え尽きているので、本当にこれで書き溜め0です。
好き嫌いはあるかもしれませんが、楽しんでもらえると幸いです。
それでは、もしも選択肢のコーナー(妄想です)
【鼻の長い老人と可愛らしい女の子と黒猫のフィギュアがパッケージに描かれた『ベルベットルーム完全再現セット』】
【リバーシ、将棋、チェスなどの複数のボードゲームが遊べる『バラエティゲームセット』】
【色々な手品ができる『これであなたも一流マジシャン!手品セット』】
なんてことのない選択肢のようですが、意外と重要です。
一番上を選ぶと、2巻のところ終了時にベルベットルームで特殊演出が見れます。
(特殊演出を見たい方は、ご自分で書いてください。さすがにルート分岐分までは書けないんやで!)
また、手品セットを買うと夜に手品の練習ができ、器用さがあがり、後日、遊びに行ったときなどに披露できるようになり、魅力が上がるといった、パラメーターを序盤で上げたい人向けの選択肢です。
どの選択肢でも長谷部さんには会えます。
▶【長谷部さんと話していると楽しいけどな】
【苦手なことなら仕方ないよな】
ここの選択は迷いやすいですね。
でも、彼女は優しい言葉より、裏表なく、思ったことを思った通りに言える関係が良いのです。だから、無理に人間関係を作りたくない彼女を尊重してあげることが大切です。
ちなみに、上を選ぶと、「雨宮くんならそう言うよね-」と予想通りと思われ、少し会話は続けられますが、あだ名はつけてくれません。
【もちろんだ】
▶【苦手じゃなかったのか?】
余計なことは言わなくて良いんです。一見お得意の揺さぶりか~ら~の~と思いますが、これは普通に揚げ足を取っているだけなので。
まあ、でもこの選択肢を選んでも別に機嫌が悪くなるわけではなく、ストーリー進行には問題になりません。
ただし、因果が変わり、あだ名が「あめっち」と苗字の方になってしまいます。
そちらが良い方は選んでください。
【長谷部】
【長谷部さん】
【波瑠加】
【波瑠加さん】
【はるるん】
【はるりん】
【はるかん】
【はせっち】
【はせはる】
【ハル】
【(自由入力)】
過去最多の選択肢となります。しかし、これはよくギャルゲー……、いや、彼女ゲーとかにある好きな呼ばれ方で、ヒロインから呼んでもらえる選択肢です。
どれを選んでも問題ありません。ただ、自由入力では誹謗中傷の言葉を入れると弾かれます。しつこく色々な誹謗中傷の言葉で試していると、ゲームが再起動し、セーブデータが抹消され、タイトルクレジットに新たな警告文が出てきます。
内容は、「あなたにこの作品のヒロインたちを愛でる資格はありません。しかし、購入していただいたことには感謝し、セーブデータは作れませんが、セーブなしでゲームをプレイするのは認めます」です。
ハードモード突入です。
覚悟してください。
また、動画配信等の話題になるからと言って、決して真似をしないようにしてください。
いいですね?約束ですよ?
以上です。※妄想ですからね笑