ようこそペルソナ的人間模様が繰り広げられる教室へ   作:行天

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 感謝:いつも誤字脱字報告していただき誠にありがとうございます!


 今回もアンケートのご協力ありがとうございます!
 前回、あと3回あると書きましたが、
 素で間違えたぜ!

 あと1回、ご協力下さい。






証拠探し②

 さて、今日はどうしようか…………、

 

 

▶【保健室に行ってみよう】

 【Bクラスに行ってみよう】

 【Aクラスに行ってみよう】

 

 

 そういえば、当日、保健室に行って星之宮先生に看てもらった。

 もしかしたら、無実の証拠になるようなものがあるかもしれない。

 星之宮先生が証言をしてくれるかどうかも確認しないとな。

 そう思い、保健室に行くことにした。

 

 

 

 

 保健室の前まで行くと、黒髪を頭の両端で結って短いツインテールにして、小柄で可愛らしい顔をしてる一人の女生徒が何やら辛そうな面持ちでいるのが見えた。

 同じクラスの王さんだ。

 一体どうしたんだろうか。

 

「王さん」

「ひゃ!?――あ、雨宮くん!? どうしてここに?」

「ああ、例の事件のことで星之宮先生に用があって」

「そ、そうなんですか……、あ、あの、じゃあ、お先にどうぞ……」

 

 そう言って、譲ってくれるが、王さんの顔は青ざめており、両手でお腹を押さえている。

 その様子を見て、俺は…………、

 

 

 【「お腹痛いのか?」と聞く】

▶【「俺は後でいい」と言って、保健室から離れて待つ】

 

 

「いや、俺は後でいい」

 

 そう言って、俺は保健室から離れて行こうとする。

 

「あ、あの。ありがとうございます」

 

 消え入りそうな声だが、彼女のお礼の言葉を聞いて、自分が辛いのに他者を気遣う王さんの姿に、俺は少し微笑み頷き、その場を後にした。

 

 

 

 

 

 しばらくして、俺は保健室の扉をノックする。

 少し待つと、「は~い」と言って、星之宮先生が出てきた。

 

「お忙しいところ失礼します」

「別にいいわよ~。それよりどうしたの?」

「この度はBクラスにもご迷惑をおかけして申し訳ございません。今、今回の騒動のことで質問とお願いがありまして」

「ふ~ん…………、あっ、そういうことなら、中入って話す?」

 

 そう星之宮先生は提案してくるが、俺は首を横に振り、「可能であれば、廊下でもいいですか」と答えた。

 その答えに、星之宮先生はニヤリと笑みを浮かべた後に、小さく「合格っ」と言って、廊下に出てくれた。

 

「う~ん。やっぱり欲しいなあ~。気遣い上手の雨宮くん欲しいなあ~」

「…………急に何ですか?」

 

 廊下に出た途端、星之宮先生はそんなことを言い出した。

 そして、俺の質問に対して、再びニヤリと笑いこう言った。

 

「王さんなら、薬が効くまでベッドで横になってるわよ♪」

「…………そうですか」

 

 俺がそう答えると、星之宮先生は少し不満げな表情をする。

 

「む、反応悪いな~。今のはチエちゃん的に不合格っ♪」

「……本題に移ってもいいですか? 可愛くて美人な知恵先生?」

 

 お世辞最大でそう言ったが、星之宮先生は満足げに「お~け~!」と上機嫌で答えた。

 さて、何を聞こうか……、

 

 

▶【学校に提出した診断書について】

 【保健室の利用履歴について】

 【証言してくれるかどうか】

 

 

「そうですね。まずは、先日提出させていただいた診断書の原本を一度返却していただくことは可能ですか?」

「うん。それは雨宮くんの診断書だしね。記録も取ったから別に返却しても大丈夫よ」

「では、早速ですが、この後お願いします」

「おっけ~、おっけ~」

 

 このことについては星之宮先生は快く了承してくれた。

 そうしたら、次は…………、

 

 

▶【保健室の利用履歴について】

 【証言してくれるかどうか】

 

 

「あと、当日誰が保健室を利用したかを教えていただくことは可能ですか?」

「うーん。それは、ちょっと難しいかな。雨宮くんだけじゃないし、私にも守秘義務っていうのがあるしね~」

「それはそうですよね。じゃあ、俺が利用した時間については、証明書みたいのは作っていただけますか?」

「そうね~。聞かれたら答えられるけど、そうした証明書は作成してないからね~」

「では、何ポイント支払えば作成してくれますか?」

 

 そう聞くと、星之宮先生は面白そうにこちらを見てくる。

 

「ふふ。判断力があるわね~。そうね~、市役所とかが出すような証明書ってわけじゃないし、200ポイントってところかしら」

「じゃあ、明日以降に支払いますので、お願いします」

「あら、今でもいいのよ?」

「……ちょっと、学生証端末を今日は部屋に忘れてしまって」

「あらあら? 意外と抜けてるところもあるってことかしら」

「すみません」

「ん~ん。良いのよ~。じゃあ用意しておくから明日取りに来てね♪」

 

 よし。これで自分の利用履歴については何とかなりそうだ。

 そうしたら、最後に…………、

 

 

▶【証言してくれるかどうか】

 

 

「最後に先生。……来週の火曜日、予定空いてます?」

 

 俺がそう言うと、星之宮先生はキョトンとした顔をした後に、こちらを流し目でニヤ~と笑みを浮かべる。

 

「へぇ~~♪ 雨宮くんったらもう、だ・い・た・ん、なんだから~♪」

 

 星之宮先生はそう言って、両頬を手で押さえながら、もじもじと体をくねらせている。

 なんのことを言っているんだろうか。

 

「でもだめよ~。私達、教師と生徒なのよ~。あ、でも、たまにはそういう禁断の恋ってのも、悪くないかも~!」

「………………」

 

 駄目だこの先生。早くなんとかしないと。

 俺は訂正して話を進めることにした。

 

「いえ、そういう話ではなく、火曜日に今回のことの審議の場があると思いますので、そこで証言をしていただけないかと思いまして」

 

 そう俺が言うと、星之宮先生はピタッと止まり、「…………」と沈黙し、次第に目を皿にして、頬を膨らませていく。

 

「……本日の営業は終了しましたー。またのご来店をお待ちしてまーす!」

「…………あの、真面目な話なんですが」

「不合格っ!」

 

 星之宮先生は、そう言ってプイッと顔を背けてしまう。

 機嫌を損ねてしまったようだ。

 教師なのだから、こうした生徒間の諍いの際は、公平に行動してくれないものだろうか。

 さて、どうするか…………、

 

 

 【教師なんですから、ちゃんと証言してください】

▶【わかりました。俺と課外授業(デート)しましょう】

 

 

「先生。……わかりました。俺と課外授業(デート)しましょう」

「ふぇ!?」

 

 俺がそう言うと、星之宮先生は間の抜けた声を出して驚く。

 

「その代わり、ちゃんと審議の場で証言してください」

「…………んふふ。んふふふふ」

「先生?」

 

 そして、急に笑い出し、指で輪を作りながら、「花丸♪」と機嫌よくそう答えた。

 どうやら、お気に召したようだ。

 その後、星之宮先生はスキップしながら、職員室に向かい、診断書を取ってきてくれた。

 診断書を渡される際に、耳元で「エスコート、期待してるからね」と小さく言ってきた。

 それが妙に艶めかしく、なんだかんだ言っても年上の女性だなと思った。

 

 

 

《『蓮の診断書』を手に入れた!》

 

《『蓮の保健室の利用履歴証明書』を200ポイントで作成してもらえる約束を取り付けた》

 

《『星之宮先生の証言』が得られることになった》

 

 

RANK UP!

《『塔』のコープのランクが2に上がった!》

 

 

 

 

 

 その後、職員室を後にして、昇降口に向かう。

 昇降口で靴を取り出していると、王さんと鉢合わせた。

 さっきより随分顔色が良いようだ。

 

「王さん。今帰りか」

「は、はい。……あ、あの!」

「ん? どうした?」

「そ、その、気を遣ってくれて、ありがとうございます」

 

 王さんはそう言いながら、恥ずかしげに頬を赤らめる。

 

「…………いや、こちらこそ気を遣わせたな」

「そ、そんなことないです。それに、みんなが頑張っているのに、今日はすみません」

 

 そう言って、王さんは謝ってくる。

 それに対して俺は……、

 

▶【没关系(メイグワンシィ)

 【無問題(モーマンタイ)

 

 

没关系(メイグワンシィ)。むしろ俺たちがみんなに助けてもらってるんだ。こちらこそ、本当にありがとう」

 

 そう言って、俺は頭を下げた。

 

「い、いえ! Cクラスの人たちがやったことは許せないですから」

「そうか。ありがとう。王さんは優しいな」

 

 自分が調子悪いのに、こうやって気を遣ってくれる。

 やはり、王さんは優しい子だなと思った。

 そう伝えると、王さんは照れたようにしつつ、少し遠慮がちにこう言ってくる。

 

「あ、その、雨宮くん。もし良かったら、みんなみたいに『みーちゃん』と呼んでくださいね。苗字は呼びにくいと思いますし」

「そうか。ならそう呼ばせてもらうよ。みーちゃんも雨宮って呼びにくいだろ。好きに呼んでくれていいぞ」

「そんなことは、ないですが、えっと…………、じゃ、じゃあ、『れーくん』とかどうですか?」

 

 れーくんか。新しい呼び方だが、不思議としっくりくるな。

 

「ああ。それで頼む。敬語もいらないぞ」

「うん! それにしても、れーくんは中国語を話せるの?」

「いや、本で少し知ってるぐらいだ。日常会話には届かないぐらいだな」

「へえ! 興味あるの?」

「ああ、中国だけじゃなくて、他の国もだけどな。そういえば、中国って餃子って言うと水餃子のことを言うんだよな」

「そうだよ。私、中学1年のときに、日本に引っ越して来たの。その時、日本人が焼餃子とごはんを一緒に食べてるの見て驚いちゃった。そんな食べ方したことなかったから」

「旅行記の本にも書いてあったな。確かに餃子って小麦粉の皮だから、主食と主食だから日本の文化を知らないと違和感あるよな」

「そうなのそうなの!」

 

 そんな中国談義をしながら、みーちゃんと一緒に帰った。

 さっきまで調子悪そうだったが、少し元気になってきたようだ。

 人懐っこく笑みを浮かべて、楽しそうに話すので、男子が苦手そうな印象を持っていたが、意外とそうでもないのかもしれない。

 寮に着くまで楽しく会話することができた。

 

 

 

**************************

       我は汝…汝は我…

    汝、ここに新たなる契りを得たり

         契は即ち、

    囚われを破らんとする反逆の翼なり

  我、「信念」のペルソナの生誕に祝福の風を得たり

    自由へと至る、さらなる力とならん…

 

    ペルソナの力を育てる人間関係

     「信念」コープが解禁した!

**************************

 

 

 

 

 

 

 

 さて、自室に帰ってきた。

 夕方だ。何をしようか…………、

 

 

 【疲れたので寝よう】

 【美味しいものが食べたいな料理でも作ろうか】

 【風呂に入ってさっぱりしたいな】

▶【こんなときは読書だな】

 【誰かと話したいな】

 

 

 最近バタバタしていて、本を読んでいないな。

 みーちゃんと中国談義できたのも、色々な本を読んできたからだ。

 やはり、本は良い。

 こんなときこそ、心を落ち着けるために、読書しよう。

 ……しかし、そういえば、図書館で本を借りていなかったな。どうしようか……、

 

 

 ピンポーン

 

 

 ん? 誰か来たようだ。

 そう思い、玄関を開けるとひよりがいた。

 

「ひより? どうしたんだ?」

「あの、こんなときですけど、蓮くんと一緒に本を読みたくなってしまって…………、もし、良かったら」

「そうだったのか。すごいな。ちょうど、俺も本を読みたいなと思ってたんだ」

「本当ですか!? やっぱり私たちは気持ちがつながってますね」

 

 そう言って、ひよりが嬉しそうに微笑む。

 

「あっ、……すまないひより、本を借りてないから、今部屋に読めるような本がないんだ」

「ふふ。大丈夫です蓮くん。私がちゃんと借りてきましたから」

 

 そう言って、ひよりは自分の学生鞄を見せてくる。

 

「悪いな。ありがとうひより。さあ、中に入ってくれ」

「はい。お邪魔します」

 

 そう言って、ひよりを部屋に上げた。

 その後、ひよりの借りてきたものを見てみると雑誌類なんかも借りてきてくれたようで、その中の『大人の納得デート~ケヤキモール特集~』というニッチな雑誌のタイトルに惹かれて、それを読むことにした。

 その雑誌を選ぶと、ひよりが「で、デートですか」と何故かもじもじとし始め、少し考えるような仕草をした後に、「れ、蓮くん。やってみたいことがあるんですが」と言ってきたので、何かと聞いてみると、一度背中合わせで本を読みたいとのこと。

 全く問題ないので了承し、俺たちは背中を預け合うような姿勢で本を読み始めた。

 背中から人肌の体温が伝わり、こちらの体も温まるように感じた。

 ひよりは小柄なので、あまり寄り掛かり過ぎないようにしようとすると、それを察したのか「蓮くん。大丈夫ですよ」と後ろから声をかけられ、何度か調整すると、お互いに完璧にリラックスできる体勢が完成した。

 ペラペラと本をめくる音だけしかしなくなったが、不思議と心地よい時間を過ごすことができた。

 

 

♪♪

《蓮に対するひよりの好感度が上がった!》

 

《新しく選択できる外出先が増えた!》

 

 

 その後、鈴音、桔梗、真澄が今日もやってきて色々と世話を焼いてくれた。

 流石に何とか説得し、今日も泊まるのだけは遠慮してもらった。

 だけど、やはり布団は持って帰ってもらえなかった。

 

 

 

 

 

 翌日、登校すると外村くんが声をかけてきた。

 

「雨宮氏! お預かりしたスマホはこれで直ったはずでござる!」

 

 そう言って、スマホを受け取り確認すると、メッセージの件数がエグい数来ているのが見えた。

 外村くんに感謝を伝えると、「拙者、義に生きる男。感謝は不要でござるよ」と快く答えてくれる。

 そして、故障の原因について聞くと「むむ。それについては、もう少々時間がほしいのでござる。我らの勝利を確実のものとする一手になるかもしれないでござる」と真剣そうな顔でそういうので、俺は信頼して任せることにした。

 

 

 その後、クラスの皆と情報交換をしたところ、鈴音に少し離れたところに呼び出された。

 どうしたのだろうか。

 そう思い、鈴音の方を見ると、彼女は開口一番こう言った。

 

「今回の目撃者だけど、佐倉さんの可能性が高いわ」

「佐倉さんが? それはどうしてだ?」

「櫛田さんが教室で事件の目撃者がいないか呼びかけたときに、彼女だけ目を伏せていたわ。多くの生徒が櫛田さんを見ていたか、あるいは興味無さそうにしていた中、彼女だけ物憂げな表情をしていたのよ。無関係な人ならそんな表情は見せないもの」

 

 なるほど。確かに、あの状況でそのような様子なら何かを知っているかもしれない。

 

「それに昨日、彼女に話しかけたのよ」

「どうだった?」

「…………逃げられてしまったわ」

 

 鈴音はそう答えて、少し不貞腐れるような表情を見せる。

 彼女なりに事件解決のために話しかけたのだろうが、上手くいかなかったからこうして相談してくれているのだろう。

 俺はそんな鈴音が可愛く思えて、つい手で彼女の頭を撫でてしまった。

 鈴音はというと、「……ん」と言い、されるがままになっている。

 心なしか少し気持ちよさそうだ。

 

「…………なに、やってるのかな?」

 

 そんなやりとりを鈴音としていると、後ろから声をかけられた。

 振り向くと、にこやかな表情に少し怒りのオーラをまとわせた桔梗がいた。

 すぐに俺と鈴音は少し身を離す。

 

「むー……。まあ、いっか。何を話してたの?」

 

 俺は鈴音の考察について説明をした。

 それを聞いて桔梗は「じゃあ、ちょっと聞いてみようか」と言って、フットワーク軽く佐倉さんに近づいていった。

 

「ねえ佐倉さん。ちょっといい?」

「ひゃっ!? は、はい……、な、なんですか?」

 

 桔梗に話しかけられた佐倉さんは緊張した面持ちで桔梗を見る。

 

「ちょっと佐倉さんに聞きたいことがあるんだけどいいかな? 蓮くんと須藤くんの件で……」

「ご、ごめんなさい、ホームルームが始まる前に、私……お、お手洗いにいかないと……」

「そんなに時間取らせないよ? 大切なことだから話をさせてほしいの。事件の時に、もしかしたら佐倉さん近くにいたりしなかった?」

 

 桔梗が口早にそう話しかけると、佐倉さんはブンブンと顔を横に振る。

 

「し、知らないです。堀北さんに言われたけど、私全然知らなくて……」

 

 そう佐倉さんが答えると、桔梗は困ったように苦笑いする。

 無理に聞き出すのは、気がひけるぐらい彼女は弱々しく答える。

 彼女はまるでお守りを持つかのようにおそらく彼女のものであろうデジカメを握りしめる。

 その様子を見て俺は……、

 

 

 【力を貸してくれないか】

▶【無理しなくていいからな】

 

 

「佐倉さん」

「ひゃ! ひゃい!」

「無理しなくていいからな。お前の負担になるなら、気にしなくていい」

「え……」

「佐倉さんに無理強いするつもりはないから安心してほしい。もし、なにか知っていたら教えて欲しいってぐらいだ。もし、今回のことで困るようなことがあれば遠慮しないで相談してくれ」

 

 俺がそう伝えると、目を背けて小さくつぶやく。

 

「あ、あの……、も、もう行ってもいいですか?」

 

 そう彼女が言うと、少しだけ桔梗がイラッとした様子でさらに話しかける。

 

「も、もうちょっと時間もらえないかな。みんな蓮くんたちの無実を証明したいの。何か知っていたら、本当に教えて欲しいの!」

「ご、ごめんなさい!」

 

 そう言って、駆け出そうとする佐倉さんを桔梗が手を掴んでしまい、「「あっ」」と二人して声が重なり、佐倉さんが持っていたデジカメが床に叩きつけられた嫌な音がした。

 佐倉さんは慌ててデジカメを拾い上げると、「嘘……映らない……」とつぶやき、露骨にショックを受けた様子であった。

 何度も電源ボタンを押したり、バッテリーを抜き差しするが、電源がつく様子はなかった。

 

「ご、ごめんね! 私が手をつかんだりしたから……」

「い、いえ、私も、その、失礼でしたから……っ」

 

 そう言って、佐倉さんは足早に教室を出ていってしまった。

 それを桔梗は気まずそうに見送り、露骨にヘコんでいるようだ。

 俺は桔梗の頭を撫でて、「嫌な思いさせてごめんな」と伝えると、桔梗は顔を上げずに、撫でている手とは反対の手の裾をちょんとついばむように掴んだ。

 

 その後、ホームルームが始まるギリギリのところで、佐倉さんは帰ってきて、桔梗は心配そうにその様子を見るのであった。

 

 

 

 

 キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン

 

 そして、放課後になった。

 俺はすぐに教室を出て、保健室に向かい、星之宮先生にポイントを支払い、一筆したためてもらった。

 

 

《200ポイント支払って『蓮の保健室の利用履歴証明書』を手に入れた》

 

 

 まだ時間があるな。

 さて、どうしようか…………、

 

 

 【Bクラスに行ってみよう】

 【Aクラスに行ってみよう】

 

 




 平素より、お気に入り登録、感想・評価、誤字脱字報告、ここ好き!等々誠にありがとうございます。

 ここまでお読みいただいた方も気に入っていただければ、お気に入り登録、感想・評価、ここ好き!等、何卒よろしくお願いいたします。


 はい。ということで、予想以上に盛りだくさんになってしまいました。


 ここに来て、みーちゃんがログインしましたね。
 全然書き始めたときは、登場してもらうつもりはなかったんですが、
 主人公が保健室に行くことに決まった際に、折角だし、

 星之宮先生に気に入られるような行動をさせたいな
 ↓
 誰か登場させるか
 ↓
 保健室に来た理由をどうしようか
 ↓
 怪我系は止めておこうかな
 ↓
 あ、じゃあ、気遣いができるような理由にしよう
 ↓
 じゃあ、アレかな……。個人の受け取り方が大事だろうけど、寛容なキャラなら大丈夫だろう。
 ↓
 寛容なキャラか……、……、……みーちゃんにしよう!


 という理由で登場させて、コープまで開放させてしまいました。
 中国語りのところですが、原作かどこかのSSでも取り上げられていた内容にしました。
 筆者も幼少期に親の仕事の都合で数年中国で暮らしたことがあったので、有名なネタですね。
 20年以上前の話ですが、北京オリンピック開催前までの中国って、都市部でも結構寂れているところは寂れていて、練炭積んだ粗末な荷車をロバが引いてたりしてました。始めてみたときは、なんで黒いトイレットペーパーをあんなむき出しで運んでいるんだろうとか思っていましたw
 ロバと車が同じ道路を通行している様子とかは中々衝撃でしたね。
 後は、外国人が住む住居のところで、市場のうさぎが逃げ込んできて、友達と可愛いねーと人懐っこい飼いならされたうさぎを愛でていたところ、警備員さんがきて、保護してもらおうと慣れない中国語で伝えると、警備員さんが、うさぎの両耳の根本を掴んで、すごい笑顔で持って帰った様子を見て、価値観の違いっていうのにショックを受けましたね。
 あのうさぎはきっと警備員さんちの晩ごはんになりましたね。

 はい。
 ということで、幼少期の思い出を顧みることはこの辺にして。
 
 次に、ひよりとの選択肢ですが、書くのは止められなかったのですが、星之宮先生とのデートが決まった後に、ひよりが持ってきたデートスポット特集の雑誌を読んで、ひよりを期待させつつ、星之宮先生とのデートスポットのリサーチをする主人公のゲスさが酷かったですねw
 まさに屋根裏のゴミの所業を自然体でさせてしまいました汗



 さて、後書きで書きたいことはこのぐらいですかね

 では、よろしくければまたアンケートへのご協力よろしくお願いいたします。
 物語の展開にはあまり影響はありませんので、ご安心ください。
 よろしくお願いいたします。


 では、いつものもしも選択肢のコーナー(妄想)


 【「お腹痛いのか?」と聞く】
 【「俺は後でいい」と言って、保健室から離れて待つ】

 お腹痛いのかを選んでも、別に嫌われるようなことは起きませんが、みーちゃんの性格を考えると、直球で聞かない方がいいでしょう。
 この辺を気にするかは相手次第ではありますが、
 選んでしまったあなたは、普段からこうした無遠慮な発言をしないように気をつけましょう。


 【学校に提出した診断書について】
 【保健室の利用履歴について】
 【証言してくれるかどうか】

 これは、どの選択肢から始めても問題はありません。
 あくまで、証拠探しの選択肢だと思って下さい。


 【教師なんですから、ちゃんと証言してください】
 【わかりました。俺と課外授業(デート)しましょう】

 教師なんですからを選ぶと、その後の選択肢次第では普通に証言をしてくれますが、先生とのコープを深めるには、時には彼女が喜びそうな選択肢を提示してみることが大切です。
 そして、先生たちのコープは、片方進めることで、もう片方が進むというシステムなので、重要な選択肢となります。


 【没关系(メイグワンシィ)
 【無問題(モーマンタイ)

 無問題の方は、一昔前にとある芸能人がこのタイトルの映画に出演したことで、誤解が日本に広まりましたが、基本的にあまり使われない言い方です。
 なので、選んでしまうとおそらく、みーちゃんから「あ、ニワカさんですね」と思われてしまいます。


 【疲れたので寝よう】
 【美味しいものが食べたいな料理でも作ろうか】
 【風呂に入ってさっぱりしたいな】
 【こんなときは読書だな】
 【誰かと話したいな】

 前々回の後書きをご参照下さい。


 【力を貸してくれないか】
 【無理しなくていいからな】

 力を貸してと頼むと、まだ佐倉さんはその気ではないので、やっぱり断られ、知らないと言われてしまいます。
 世の中には、話すのが苦手な人は一定数いますので、まずは、何を言っても、害さないことと、無理に聞き出すつもりはないことをしっかりと伝えることが大切です。


 【Bクラスに行ってみよう】
 【Aクラスに行ってみよう】

 どちらを選んでも話の展開には大きな影響を与えませんので、安心して、選択してみて下さい。
 ご協力よろしくお願いします。



 以上です。

これから主人公が行くところは?

  • Bクラスに行ってみよう
  • Aクラスに行ってみよう
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