ごめんなさい
今後もサブタイトルなしかもです
いいの思いついた方がいたら教えてください汗
「『潤羽るしあ』さんをホロライブに復帰させるためです!」
と、言い放った
10秒程の沈黙の後、宇田さんが「え…」ポツリと呟いた
他の試験官は僕をこれまでより鋭い目つきで見据えてくる
続きを話せということだと思いまた口を開く
「順を追って説明します
私がVTuberと御社を知ったのは4年前です
VTuberという文化に触れ、私もこの業界に携わりたいと思いました
そして5年の春、御社に就職を希望することを決意しました
御社ではタレントの方々のマネージャーをやりたいと思っていました
VTuberというのは職業柄、多くの人から様々な評価を受けます
私は知っています、『かわいい!』と思ってもらうため、いい評価をを受けるため、スーパーチャットをたくさん貰うために彼女たちが日々努力していることを
しかし、その努力が裏目に出ることもあります
例えば、話を盛り上げるため特定の職業の存在を否定し、その場は盛り上がるけど、SNSから批判があがり、イメージがマイナスとなってしまうだけでなく、名誉毀損を煽られる、とかはありました
こんな時、法律なルールに詳しい人が近くにいればすぐにフォローが出来ると考えていました
なので私は法律に誰よりも詳しくなることで、担当するタレントを法律の範囲で精一杯活動できるように支えたいと思い弁護士資格が取りました
しかしそんな矢先、潤羽さんが御社から去ってしまいました
その経緯が何とも遺憾でなりませんでした
もちろん契約違反というのは許されるべきではないと私も考えています
しかし、何とか活動を続ける方法があるのでは無いかという一心でこれまで潤羽さんを復帰させる方法を思案してきました
結果、たどり着いた答えは2つあります」
ここまで話すと最後のひと言に対し宇田さんが手を机に着き机から体を乗り出すような体勢を取った
そしてこれまでのような小さな呟きではなく、はっきりと僕に対して発言する
「そ、それって本当ですか!?」
「ええ、私に考えられる方法としましては2つです
全てお話しいたします
ただ、あくまで私は説明するだけで皆さんが許可してくださらないと決して実現しません
まず1つ目ですが、」
「高野さん」
潤羽さんを復帰させる1つ目の方法について、話し始めると同時に自己紹介以降沈黙を保っていた谷郷さんが口を開いた
「高野さん、今は潤羽さんの話をする時間ではありませんよね?
今は志望動機を聞いているのです
そしてそれはもう充分話して頂きました」
それに対し、宇田さんが僕と谷郷さんを交互に見ながら「えっ、でも」と困惑しながら続きを聞きたそうにしている
だが日寺さんに肩をぽんと叩かれ、座り直し、「ごめんなさい」とひと言
谷郷さんが更に続ける
「確かに興味深いお話ではあります
しかし、ここでその話をする権利はあなたには無い
あなたが一番お分かりなのでは?
そういうことは社員が話し合うべき事です」
と、正論をぶつけられ少し頭を冷やした
「そうですね、申し訳ございません
志望動機は以上です」
中途半端になってしまった志望動機を一旦締めると、渡辺さんが咳払いをしてから話し始める
「そうですか
ありがとうございます
本日の面接は以上となります
お疲れ様でした、気をつけてお帰りください」
僕は、熱くなりすぎてやってしまったかなと思いながらマナー遵守で部屋を出る
椅子から立ちあがり一礼の後、
「本日は貴重なお時間をさいて下さり誠にありがとう御座いました
失礼します」
と礼の言葉を述べ部屋を出ようと後ろを向いた
「いやしかし気になりますねー
どうですか皆さん、彼の話
続きを聞きたくないですか?」
と、先程と真逆の言葉を真逆の表情で繰り出す谷郷さん
それを聞き宇田さんがまたもや困惑した顔で
「でもさっきは言うなって」
と谷郷さんに対し発言する
「面接はもう終わりましたので」
「なんだよそれ」
と宇田さんは少し怒っていた
「それに、彼の言っていた法律に詳しい人間が味方にいることによるメリットも確かに良い」
僕はどうしたらいいのか分からず、とりあえず安藤さんを見てみた
それに気づいた安藤さんが僕に優しく話してくれた
「つまり、合格ってことですよ」
「」
「「え?」」
僕と宇田さんが同時に言った
「いやいや、おかしいですよ
そんな簡単に決めちゃダメですよ」
焦る僕に頷き、
「そうです社長!
勝手に決められては困ります
安藤さんもです!
人事の最終決定件は私にあるんですからね!?」
と、渡辺さんが谷郷さんと安藤さんを叱りつけるように言った
「しかし渡辺さん
聞きたくありませんか?
潤羽さんを復帰させる方法について」
「それはっ、
まあそうですね…
とても興味があります……
でも、それとこれとは別です!」
「なら彼は不合格だと思いますか?」
「………いえ、私も彼は充分に合格に値すると思います」
「なら決まりですね
どうですか高野さん?
人事部長があなたは合格だと言ってくれました
私としてはあなたにこの場で内定の約束をして頂けるととてもありがたいのですが」
急に話を振られ戸惑い、外行きの言葉で話すのを忘れてしまいながら返事をする
「それは、願ってもないことなんですが…
でもいいんですか?
たぶん僕だけですよね?こんなこと」
「まあそうですね
でも、元々あなたしか合格にするつもりはありませんでしたから」
「っ!
ちょっと社長!」
「いいじゃないですかもう彼は弊社も同然なのですから」
頭にはてなを浮かべていると谷郷さんが話してくれた
「実はですはね、今回の弊社へのマネージャー志望の応募者、5000人ほどいたんですよ
ですがそのほとんどがなんのスキルもないのにただタレントとイチャイチャしたい、あわよくばタレントと交際したいみたいな人でして……
渡辺さんは人事部長だけあってそういうことを見抜く目はいいんですよ
まあ、そういう愛情が芽生えることもあるので交際自体には目を瞑ろうと思っていますけどね
あとはある程度スキルがあってもコミュニケーション能力が低いひとでしたね
なのでぶっちゃけた話、消去法です」
だいぶぶっちゃけた話だなと思いながら
「だいぶぶっちゃけた話ですね」
と正直に口にした
「人の下心というのは案外わかりやすいものです
あなたからは下心よりも大きな熱意が感じられました」
と、渡辺さんが補足を加えてくれた
「谷郷さん、そろそろ」
「あー、そうですね」
日寺さんが時間が来たことを知らせ、谷郷さんが同意する
「予定より少し長くなってしまいましたね
また後日、正式な合格通知と次に来ていただきたい日時を履歴書に書いてあるメールアドレスに連絡しますので、お待ちください
それでは気をつけてお帰りください」
と、最後も谷郷さんが締めた
私のセリフなのにと言わんばかりの表情の渡辺さんを始め、試験官全員を流し目に見てから一礼をし部屋を後にした
「るーちゃん、待っててね
もうすぐまた一緒に……」
ご意見、ご感想お待ちしております
4話くらいでほかのホロメン出す予定なのでしばしお待ちを