星アキラは自由に生きたいっ 作:Magical forest
時は2013年のクリスマスの前。
今年もクリスマスのシーズンがやってきた。
そんな訳で僕はクリスマスを満喫するべく様々な準備をすることにした。
まずは、重要なことはクリスマスツリーの飾りつけである。
「阿良也、そっち持って!」
「これ結構重いな。」
注文していたもみの木が届いたので、僕はリビングルームにクリスマスツリーを飾る。
日本では珍しい生もみの木だ。
根元から切り落とされているので、クリスマスが終わったらいつも庭を管理してくれている造園業者さんにお願いして、処分することになるね。
アメリカだとクリスマスツリーを捨てる指定場所ができて、みんなそこに捨てるんだけど、さすがに日本では無理だね。
クリスマスツリーのために、もみの木を切るのはかわいそう?
うん。でもそれで経済が成り立っているし、そもそも普通の森でも木を間伐しているからね。ちょっとかわいそうな気もするけれども、生のもみの木の香りがリビングに漂うのは別格で、クリスマスが来たって感じがするから一般のアメリカ人と同じく、僕も生もみの木でクリスマスツリーを作るのが最高に楽しみだから仕方が無いね。
そんなわけで、リビングにもみの木を立てて、僕、阿良也、景ちゃん、千世子ちゃん、雪ねぇちゃん、夜凪ママ、ルイ君、レイちゃんのみんなで飾りつけを行う。アリサママは仕事中なので欠席。 アリサママ、まじでアリサパパ。
飾りつけ自体もみんなで選んで来た物だ。
みんなで楽しく飾りつけして、見事なクリスマスツリーが完成した。
「飾りつけなんて面倒だと思っていたけど結構楽しいな。」
「みんなで飾りつけってすごく楽しいですっ。」
「こういうのもいいわよね。」
「私、クリスマスツリーの飾りつけなんて初めて!」
「本物のもみの木のクリスマスツリーなんてすごく贅沢ね。でも綺麗だしすごくいい匂いね。」
「かざるの~。」「ぷとぷとする~!」
クリスマスツリーの飾りつけに参加してもらったメンバーにもすごく好評だった。
さて、クリスマスプレゼントだけれども、ぶっちゃけて言えば双子を除いて、みんなそれなりに収入がある人間ばかりだった。
だからこのメンバーは一般の親子みたいに一方的に親から子へプレゼントをあげるという関係ではなかった。
このため、各自が各メンバーにクリスマスプレゼントを選んでプレゼントをあげる人の名前を書いてクリスマスツリーの下に飾る事にした。
そしてクリスマスイブ当日。 みんなが買ってきたクリスマスプレゼントがクリスマスツリーの下に溢れんばかりに置かれていた。
クリスマスイブ当日は、クリスマスパーティー用の料理を準備する。
ちなみに、実はアメリカではキリスト教徒以外はクリスマスパーティーという名称を用いずに、一般ではホリデーパーティーと言われる。
アメリカでもキリスト教徒ばかりじゃないからね。
それでパーティーの掛け声も「メリークリスマス!」ではなく一般ではキリスト教徒以外の人を考慮して「ハッピーホリデー!」になる。もちろん、キリスト教徒だけのパーティーなら「メリークリスマス!」だよ。
でも日本での名称はクリスマスパーティーで、掛け声もメリークリスマスでいいと思う。逆にキリスト教徒が少ないのに、この辺にこだわりが無い日本のおおらかさを僕は気に入っている。
僕たちは夜凪ママと一緒に商店街にお願いしていたクリスマスパーティー用の食材を取りに行く。
まずは、鶏の丸鳥。 七面鳥とかも良さそうだけど、あまり食べなれていない食材を注文して失敗すると面倒なので、無難に丸鳥にしておいた。
続いてケーキ屋さんに注文していたスポンジケーキや生クリーム、中に入れるフルーツ類。 これは台座のスポンジだけで生クリームや飾りつけなんかはみんなでやるつもりだ。ケーキ屋さんからも忙しい時期に手間がかからなくて良いって言われて遠慮なく注文した。
他に魚屋さんで手巻き寿司セット。 日本のクリスマスの謎伝統である手巻き寿司だね。
なぜ手巻き寿司?って思うけれども、こういった伝統もリスペクトしたい。
第一、肉々しいクリスマス料理ばっかりだと飽きるからね。手巻き寿司は良いチョイスだよね。
他にみんなクリスマスで食べたいお菓子や食材などを好き勝手に買った。
こうして家に帰ったら料理の準備。
夜凪ママは丸鳥の下ごしらえをするとガロニと共に、ガスオーブンで丸鳥を焼き始めた。そのあとは酢飯を用意する。
手巻き寿司の具材は魚屋さんで一括してカットしてあるから、酢飯を用意して並べるだけだった。
後はみんなが買ってきた食べたい食材を調理して並べる。
僕たちは台所に備え付けられているスタンドミキサーで生クリームを泡立てると、みんなでわいわいとクリスマスケーキの飾りつけを行う。
余った生クリームや具材のつまみ食いはすごく美味しかった。普通に食べる以上に謎の背徳感による美味しさが・・・・。
料理の準備が整い、アリサママも帰ってくると、いよいよクリスマスパーティーのスタートだよ!