追想 ‐少女と花畑の妖怪‐【完結】   作:鷹崎亜魅夜

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 これにて完結です。
 ではどうぞ。


最終話

「――痛っ」

 

 思い出していたらズキンと軽い頭痛がした。

 

「何なのよ、全く……」

 

 側頭部を押さえ、幽香はぼやいた。

 

「やめろーっ」

 

 ハッとして二人の方を見ると、魔理沙が縄でチルノを縛っていた。幽香が考えこんでいる間に事態は進展していたらしい。

 

「何するんだお前―っ」

「はっはーっ! 天然の冷房ゲットだぜ!」

 

 魔理沙は涼を取る素材を捕まえ、ドヤ顔を浮かべていた。

 

「さあて、帰って昼寝でもするかな。こうも熱っちぃと寝れないからな」

「はーなーせーっ」

 

 魔理沙は箒に乗るとそのまま飛び立って行った。幽香はそれを見送った。

 

「……さて、ヒマつぶしも出来たことだし。花の世話でもしましょう――」

 

 ぶわっ、と熱気を孕んだ空気が吹き抜ける。少し風が強かったので、幽香は目を閉じてやり過ごす。

 

「あれ、幽香さんじゃないですか」

 

 宙に視線を向けると、そこには守矢の巫女がいた。早苗はそのまま地面に着地した。

 

「何してんのよ、アンタ」

「いえ、風の通りが悪いと思ったんで、空気の入れ替え的なことを」

「風の強さを調整しなさい。今の風で折れた花があったら、折れた本数だけ歯を折るからね」

 

 カタカタカタ、と早苗は戦慄していた。

 カサ、と幽香の足に何かが当たった。見下ろしてそれを確認してみると、それはひまわりのドライフラワーが付いた麦わら帽子だった。

 

「……これは」

 

 見覚えがあった。どこでどう見たのか忘れてしまったが、幽香はそれに見覚えがあった。

 それに、このひまわりは自分が育てたモノだ。この近辺でひまわりを育てているのは自分しかいないのだから間違えようがない。

 ドクン、ドクンと心臓は強く脈打つ。

 ずざざザザざザザ、と不快な音が脳内に響く。

 

「……」

 

 ごくり、と幽香は喉を上下に動かす。意を決して、帽子の中を覗きこんでみる。

 そこには、名前が刺繍されていた。

 

「――――」

 

 バチィッ、とスパーク音がしたのと同時に、幽香は激しい頭痛に襲われた。

 

「ど、どうしたんですか幽香さん!?」

 

 早苗は心配をしているらしく、幽香の頭に手を触れた。

 瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 記憶が、蘇った。

 

 

 

 

 

 

 

 この麦わら帽子のひまわりは、自分が作って与えたものだ。

 知っているんじゃない。

 忘れていたのだ。

 幽香は今、思い出した。

 

「ありえない……ありえないわ……」

 

 だって、この帽子の持ち主は。

 先日の事件で――

 

「待ってー」

 

 幽香は恐る恐る顔をあげた。

 そして瞠目する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこにいたのは、死んだはずの少女だった。

 

 

 

 

 

 

 

 暑さに脳がやられて亡霊でも見ているのだろうか。それとも、幽香の想像で作り出した幻覚か。

 

「えーりんせんせー、早く早くーっ」

 

 少女らしき人物は手押し車とイスを足して二で割ったような道具に座っていた。随分使い込んでいるのか、随所随所には補修したような跡があった。

 そしてその道具を押しているのは、永琳だった。

 

「はいはい、待ってて――アナタ……」

 

 永琳は幽香を見つけると、困惑顔を浮かべていた。操作を止めた永琳を、少女らしき人物は怪訝な表情を浮かべながら見上げていた。

 

「どうしたの、せんせー?」

「い、いえ……なんでもないわ」

 

 ちょっと待っててね。永琳はそう言って幽香に近づく。幽香はいまだに現実を受け取ることができず、呆然と立ち尽くしていた。

 

「……帽子、取ってくれてありがとうね」

 

 永琳は半ばひったくるように幽香から帽子を奪い取った。そしてそそくさと立ち去ろうとする永琳に「待ちなさいッ」と呼び止めた。

 

「……」

「……なんで生きてるの?」

 

 幽香がそう問いかけると、永琳はハッとして振り返った。

 

「アナタ、もしかして……」

 

 覚えてるの? と聞いてきた。幽香は答えず、小首を傾げる少女に視線を向けた。

 

「「……」」

 

 永琳は少女らしき人物に帽子をかぶせると早苗に向かって

 

「少し話をするから、この子の相手……お願い出来る?」

「は、はい……」

 

 早苗は少女らしき人物に近づき、膝を折って話を始めた。

 幽香と永琳はそれを遠巻きに見る。

 

「……」

 

 幽香の視線は少女らしき人物に釘付けだった。永琳はそんな幽香の横顔を眺めながら語り始めた。

 

「まず最初に、あの子は本人よ」

 

 アナタが愛した、ただ一人の人間の娘よ。永琳はそう言った。

 

「……なんで、生きてるの?」

 

 先ほどの問いかけを幽香はした。視線の先では少女と早苗が仲良さそうに話していた。

 

「あの子は自分で血を造れない。全くでは無いけど、微々たる量しか作れない。だから、手術とやらは出来ない。……アンタは、そう言ったはずよ」

「良く覚えているわね」

 

 永琳は小さく笑っていた。

 

「確かに私はそう言ったわ。アナタ、あの時の状況を覚えてる?」

 

 思い出したくもない記憶だ。しかし、幽香はあの時に感じた『命』の重さをしっかりと覚えていた。

 血みどろの少女は息も絶え絶えで、僅かな衝撃で命を落としそうなほどに弱っていた。

 

「あの出血量を見て、私も流石に匙を投げようかと思ったわ。でも、その場に居た面子を、アナタは覚えている?」

「当り前じゃない」

 

 まずは件の少女。少女を運んできた幽香。風の加護で少しでも少女の延命処置をしていた早苗。悪戯好きのてゐ。仙人みたいな思考を始めた輝夜。そして、永琳の六人だ。

 

「それがどうかしたの?」

「アナタの能力はなんだったかしら?」

 

 煙に巻かれているのか、と思った幽香だったが「『花を操る』能力よ」と答えた。

 

「その質問に意味はあるの?」

「じゃあ、その場に居た人物の能力は?」

 

 教えるつもりがないんじゃないだろうか。なぜそんな話とは全く関係のない能力の話をしているのか幽香には分からなかった。

 幽香は順番に思い出す。

 

 

 

 

 

 八意永琳――『あらゆる薬を作る』能力。

 蓬莱山輝夜――『永遠と須臾を操る』能力。

 因幡てゐ――『人間を幸運にする』能力。

 東風谷早苗――『奇跡を起こす』能力。

 

 

 

 

 

「……」

 

 この四人で一体何が出来るのだろうか。

 頭がキレるワケでもない幽香には分からなかった。

 

「ピンとこないようね。思い出して? 私は一度も、あの子が死んだなんて口にしていないわよ?」

 

 そんなはずはない。幽香が問いかけたとき、永琳は確かに

 

「……」

 

 確かに、言っていなかった。もう何が何だか分からない。お手上げ状態だ。

 永琳は種明かしをするのが楽しいと言いたげな表情を浮かべて

 

「そうね、この場合は二人だけに注目すれば良いかしら」

 

 永琳は、言った。

 

 

 

 

 

 

 

「東風谷早苗が居ることで『奇跡が起き』、因幡てゐが居ることで瀕死の『人間が幸運にも』九死に一生を得た」

 

 

 

 

 

 

 

 幽香はバッと永琳の顔見た。まさか、そんなことがあり得るのだろうか。

 能力者どうしの異能が干渉し合ったとでも言うのだろうか。

 

「私も意図したワケじゃないわ。偶然にも、その二人がそこに居た。だから、私は賭けることにしたの。東風谷早苗が起こすであろう奇跡を。てゐがもたらす幸運を」

 

 あの二人の、お陰だ。あの二人のお陰で、今も少女は笑って居てる。あの愛くるしい笑みを、幽香に見せてくれている。

 

「それと、あの子が患っていた病気も治ったわ。あの子はもう、他の人間となんら変わりのない健康体よ」

 

 幽香はハッとして少女を見遣った。自分で血液を作ることができず、外部からの供給で命を繋いでいた少女。

 少女を蝕んでいた病は『奇跡的に』も、『幸運にも』完治したのだ。

 

「……でも、何事も全てがプラスに働くワケじゃなかった」

 

 永琳は悔しそうな顔をしながら少女を見つめていた。

 

「そう言えば、なんであの子はあんなものに座っているの? っていうか、あれはなんなの?」

 

 幽香が問いかけると、永琳は答えた。

 

「あれは私が河童に頼んで作ってもらった……そうね、言うなれば『手押し車椅子』と言ったところかしら」

 

 イスの座席の横に大きな二つの車輪が付いており、背もたれのところに取っ手らしき突起が二つあった。

 

「殆どが木で出来てるから傷むのが早くてね。何回も補修してもらってるわ」

 

 だから所々歪な板が打ちつけられていたのだ。あの時、にとりは言っていた。「『盟友』の役に立つモノを作りたい」と。

 

「話が逸れたわね。全てが万事解決、ハッピーエンド、丸く収まらなかった」

「……」

 

 幽香はその先を待った。

 永琳は心苦しそうに告げる。

 

 

 

 

 

「あの子は記憶を失い、さらにはこの先の将来、自分の足で歩くことが出来なくなってしまったわ」

 

 

 

 

 

 幽香は言葉を失った。

 

「……どうして?」

 

 たっぷり一分ほどかけてその言葉を理解し、幽香は問いかける。

 

「人間の脳はとても複雑なの。ちょっとのことで超人的な能力を開花する者もいれば、心臓は動いてるけど脳が死んでる状態にだってなるの」

 

 医学的な話は幽香は分からない。永琳もそれを理解しているらしく、噛み砕いて説明をしてくれた。

 

「人はね、多くの血液を失ったけど生き長らえた場合……少ない確率だけど、記憶を失ってしまうの。そして、血流が阻害されると脳に酸素が行き渡らず、ダメージを負ってしまい、それによって運動神経系がやられちゃう時があるの」

 

 手押し車椅子に乗った少女はきゃっきゃ言いながら早苗と遊んでいた。あの少女はもう、自分の足で地面に立つことが出来ない。

 それだけでも幽香にはショックが大きすぎた。

 

「あの子は記憶を失い、かつての『あの子』ではなくなっていた。私は『あらゆる薬を作れる』能力を持っているけど……記憶を消す薬は作れても、失った記憶を甦らせる薬は作れないの」

 

 だとしたら、あの時の無言の意味も変わって来る。『かつてのあの子』は死んでしまったが、『あの子』は生きている。錯乱状態の幽香にそれを説明しても理解できないだろうと踏んでいたのだろう。だから、あの時は誰も言わなかった。

 

「あの子は血を多量に失ったが『奇跡的に』病気が治ったが記憶を失い、血を多量に失ったが『幸運にも』生き長らえることが出来たが、歩くことが出来なくなってしまったの」

 

 マイナスの要因も併せ持つ。世の中はやはり、そう上手くは回らないらしい。

 

「失った血を取り戻すために、姫様の『永遠と須臾を操る』能力で空間の時間を引き延ばして処置をしたわ。本来なら一年くらいかかるところを、たった一日でやってくれたわ」

 

 輝夜もまた、少女の為に能力を使ってくれたらしい。輝夜の能力を大雑把に説明するのであれば『時間の長短を操る』ことだ。一日を須臾の如く短くすることも出来れば、永遠の如く長くすることもできる。そうして、少女の血量を回復させていたらしい。

 全てを語り終えた永琳は黙っていた。しかし、あまりにも沈黙の時間が長かったので幽香の顔を見た。

 

 

 

 

 

 

 

「良かった……生きてて……本当に良かった……」

 

 

 

 

 

 

 

 幽香の心からのセリフに、少なからずも永琳は驚いていた。 

 鈴仙の能力により波長は元の『人間を見下す幽香』に戻ったはずだ。にもかかわらず、幽香は人間に対してそのようなセリフを述べていたのだ。

 ぶわっ、と風が吹いた。どうやら早苗が調子に乗って風を起こしたらしい。

 少女の麦わら帽子が宙を舞い、幽香の手に落ちた。早苗の方に視線をやると、早苗は小さくウィンクをしていた。

 本人は気を利かせたらしいが、余計なお世話である。しかし、悪くはない。

 

「すみません、少し力の加減を間違えてしまって」

「アンタ、後で卍固めだからね」

 

 なぜ!? と早苗は戦慄していた。

 素直に感謝を言うことができず、幽香はつい暴力的なことを言ってしまった。

 少女は幽香に近づき、見上げて来る。あの時は見下してしまったが、今は見下ろすだけだった。

 幽香は少女の頭に麦わら帽子をかぶせた。

 

「飛ばされないように、しっかりと被っておきなさい」

 

 その声色は、いつもの幽香ではなく、『母親』のような優しさがあった。

 少女は幽香を見上げると、満面の笑みを浮かべて

 

 

 

 

 

「ありがとぅ、おねいちゃんっ」

 

 

 

 

 

 幽香の胸に、『愛』が、溢れた。

 抱きしめたい。抱きあげたい。

 あの時そそぐ事の出来なかった『愛情』を。この胸にこみ上げて来る愛しさを。溢れんばかりの『愛』を、この子に向けてあげたい。

 幽香は少女を抱きしめようとしたが、やめた。代わりに麦わら帽子の上から少女の頭を撫でる。

 

「大切なモノなんでしょう? ……無くすんじゃ、ないわよ」

 

 少女は不思議そうな顔をしていた。どうしてそんな事を知っているのだろう、と良いたそうな顔をしている。しかしそんな表情を浮かべたのは一瞬だった。

 

「うん。これは、私の大好きな花だから。もう死んじゃったけど、おかあちゃんが言ってたの。『アンタの名前は太陽よりも眩しい笑顔を咲かせてほしいって意味がある』って」

 

 ああ。ああ。

 まさしくその通りだ。少女はまさに、その花を体現させている存在だ。

 その名に恥じぬ、美しき少女だ。

 

「私、そろそろ帰らなくちゃ。ばあばが心配する」

「じゃあ、私がこの子を送って行きますよ。ついでに里で布教活動をして、守矢の信仰を集めてきますっ」

 

 しんこー? と少女は首を傾げていた。

 少女と早苗は方向転換をして去っていく。その背中を見送りながら、幽香は呟いた。

 

「……アンタのところの姫とこんな話をしたわ」

「輝夜と?」

 

 永琳は意外そうな顔をしていた。

 幽香はあの時の輝夜のセリフを思い出す。

 

「人は様々な物を忘れる。勿論、『愛』も。なんて悲しいのかしらね。それだけの感情を持っていたのにそれすらも忘れてしまうだなんて。『愛』なんて、朽ちてしまうのよ。……ねえ、月の医者」

 

 幽香は震える声で言った。

 

「確かに、私は今の今まであの子のことを忘れていた。元の自分に戻って、忘れたの。自分で望んだ事とは言え、私はあの子に対する全てを、忘れていたの」

「……」

「でもね。でもね……」

 

 幽香は胸に手を当てて言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「この『愛』は、朽ちていなかったわ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 少女に向けていた『愛』は、朽ちていなかった。だとしたら、少女のことを抱きしめたいとか、愛してあげたいとか思わないはずだ。

 元に戻った幽香にも、確かにあったのだ。

 忘れていた幽香にも、残っていたのだ。

 少女に対する、溢れんばかりの『愛』が。

 愛したいと願う、幽香の『ココロ』が。

 

「……私はもう、あの子には近づかないわ」

「……正気?」

 

 永琳は目を見開き、その理由を尋ねる。

 

「元に戻ったアナタにもあの子に対する愛があることが分かった。あの子は記憶を失ってしまったけど、だけど、これからだっていくらでも関係を築けるじゃない。それこそ、アナタが望んだ――」

「所詮は人間と妖怪……。越えられない壁があるのよ。……それに、いつかは子離れをしないとね」

 

 人間と同じ体構造をとっていても、中身は違う。異形の技をその身に宿し、長い歳月を生きる存在。それが、幽香たち妖怪だ。

 

「私はあの子に近づけないけど……。私の代わりが、いつもあの子の傍に居る」

 

 自分が与えたひまわりの飾り。それが幽香の代わりに、あの少女を守ってくれるはずだ。

 ひまわりの花言葉は『崇拝』や『光輝』、『にせ金貨』だけじゃない。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ひまわりの花言葉は……『私の目はあなただけを見つめる』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 永琳は寂しげに答えた。

 

「知っていたのね」

 

 幽香は目を閉じてそう呟く。

 離れていても。あの子が、私を忘れてしまったとしても。

 幽香の目は、あの少女だけを見つめ続ける。

 決して届くことのない愛を、少女に捧げよう。

 

「ということは私は……失恋をしたのかしら?」

 

 少し違うようで合っていそうなセリフに、永琳は何も言うことが出来なかった。

 愛しい存在は自分のことを忘れてしまった。そもそも、人間と妖怪が仲良くしている方が異常なのだ。

 あの日々は、幽香にとって、まさに夢のような時間だった。

 

「……ねえ、月の医者」

「……なにかしら」

「今日は……暑いわね」

 

 何を当たり前のことを言っているんだろうと思った永琳は幽香を見た。

 

「……。……ええ、暑いわね」

 

 僅かに目を見張った永琳はすぐに相好を崩し、微笑みを浮かべていた。

 

「こうも暑いと……汗が流れて仕方ないわね」

「……ええ」

 

 永琳はそっと幽香に近づき、頭を抱き寄せた。

 

「……なにしてんのよ」

「汗はすぐに拭かないと、身体に悪いのよ」

「……」

 

 永琳の遠回しの優しさが、嬉しい。

 幽香は目から汗をボロボロ流していた。止め処も無いそれは、次々と溢れては永琳の胸元を濡らしていく。

 幸い、今日も蝉はうるさく鳴いている。多少は大きな声を出しても聞こえないだろう。

 日輪草の別名を持つ花の名を冠した少女への、とある妖怪の届くことのない愛の歌をかき消すように、蝉たちはさらに大きな音で鳴り響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ばいばい、――――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          ―少女と花畑の妖怪― 了

 

 

 

 




 これにて追想―少女と花畑の妖怪―は完結です。

 幽香は結局、少女を愛していました。元の幽香に戻ったにも関わらず、人を過度に見下す幽香に戻ったけど、その『ココロ』には少女への純粋な愛がありました。

 この物語を読んで、何かしらを思っていただければ幸いです。

 近日のとある報告をしますので、少しお待ちください。

 ご愛読、ありがとうございました。

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