喫茶リコリコで看板娘の奴隷やってます   作:布団は友達

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君は頑張……やっぱクソだ!!

 

 

 最悪だ。

 俺は思わず目眩を覚えて額を手で覆う。

 周囲に公言してはいるが、千束に聞かれると調子に乗るので本人の前では口にしなかった文句がいよいよ聞かれてしまった。

 現に、彼女は奇行に走っている。

 俺の隣に移動して、つんつんと指で体を突っついてきていた。

 ええい、鬱陶しい事この上ない。

 

「テ〜ンくん?」

「……」

「そう、私を最優先!学習しているようで何よりです」

「うっぜぇ……」

 

 今すぐ体をつんつんする指を掴んで捻り上げたい。

 案の定、調子に乗りやがって。

 たきなまでもが千束の奇行を冷めた目で見ている。

 知ってるか?今この場で最も浮いてるのはキミなのだよ、ご主人様。

 

「大人のお話してるんだから何処かに行ってろ」

「カチン」

「カチンとか口で言うな」

「おうおう。折角この千束さまが直々に迎えに来てやったのに、体力測定で疲れた体を引きずって足を運んだのに、その態度はなんだぁ?」

「嘘つけ、疲れてないだろ」

 

 千束の物言いをフキが即否定する。

 昔、千束とコンビを組んでいたとあって気心が知れている彼女は、千束の気質を理解しているのでこういう時は助かる。

 主に千束関連の被害者として気が合うのだ。

 まあ、二人目の俺なのか元祖俺なのか知らんけど。

 

 しかし、状況はこれからだ。

 楠木司令がここに来たのなら、必然的にたきなの目的が開始される合図である。

 彼女が現れるなり、たきなの瞳に緊張が走った様子はすぐに分かった。

 横から余計な口出しが無いよう注意しなくては。

 俺は一応、たきなと乙女サクラの間にそれとなく立ちつつ、横にいた千束を軽くヘッドロックをかけて動きを封じた。

 流石にフキは大丈夫だろう。

 

「なーに?そんなに私が恋しふぎゅっ!」

「少し黙ってなさい」

 

 足りないようなので拘束力を強めておく。

 腕の中で千束が短い悲鳴を上げた。

 これで、良し。

 

 俺は片手でたきなの背中を軽く叩く。

 こちらに振り向いた彼女に俺は頷いて、用件を始めるよう促した。

 正直、結果は見えているが……。

 たきなも眦を決して、楠木司令へと向き直る。

 

「司令、私は銃取引の新情報となる写真を獲得し、提出しました!この成果では、まだDAに復帰できませんか?」

 

 普段に比べて声をやや張ってたきなが言葉にする。

 それを、俺と千束は固唾を呑んで見守る。

 懸念していた乙女サクラも、ニヤニヤと気に入らない笑みは浮かべているが、ここでは口出ししないようだ。

 果たして、自らの復帰を懸けたであろうたきなの意思を聞いて、楠木さんは――目を細めた。

 

 

「――復帰?」

 

 

 冷たい声が返される。

 たきなにも動揺が走り、顔が強ばる。

 

「せ、成果を挙げれば私はDAに」

「そんな事を言った憶えはない」

 

 楠木司令は、極めて冷静にその考えを否定した。

 今度こそたきなが固まり、呆然と彼女を見上げている。

 明らかな失敗、いや失敗ですらない。

 完全にたきなの思い違いである。

 リコリコに左遷された事実について、エリカから経緯を説明された時点で俺は察していた。たきな本人の失態による責任以外にも、明らかに別の意図が動いて左遷へと導いた。

 隠れた問題点だから、たきなに別の責任として背負わされ、ああいった処遇になったのである。

 隠れた問題というのは、組織的な物だろう。

 

 とうとう俺の後ろで噴き出す声がした。

 

「諦めろって言われてるのがまだ分かんないんすかー?」

「やめろ!」

「おーっ、怖。ところで何すかこの人」

「それが噂の千束だ」

「ほう、なるほど。迫力あるっすね」

「サクラ、訓練の時間だ。――行くぞ」

 

 フキが乙女サクラを連れて射撃場を後にする。

 それを、不意にたきなが腕を掴んで引き止めた。

 ぎこちない沈黙が一瞬だけ互いの間を流れる。たきな自身も無意識だったようで、自身の手を見て驚いているようだった。

 フキがすぐに腕を振り払う。

 

「ぶん殴られたのでまだ理解してなかったのか?だったら言葉にしてやる」

「っ」

「おまえはもうDAに必要ないんだよ」

「やめろ、フキ!!」

 

 流石に大人しく見ていられなかった千束が俺の腕の拘束を抜けてフキの胸倉を掴む。

 フキはそれに対しても動じず、不敵な笑みすら浮かべてみせた。

 

「まだわからないか?なら、今から模擬戦でブチのめして分からせてやるよ」

「おーおーおー、良いじゃん!たきな、やろうやろう!」

 

 売り言葉に買い言葉。

 喧嘩を始める二人を、俺と楠木司令は黙って見つめる。

 その間も、たきなは沈黙していた。

 隣からは煽るように乙女サクラが囁いている。

 

「あれ、もしかしてビビってる?」

「ようし、二対二で勝――」

「っ!」

「あ、あれ!?たきな!?」

 

 空気に堪えかねて、たきながその場から走り出した。

 射撃場を出て、姿を消してしまう。

 その後ろ姿にまた煽り文句を言う乙女サクラにいよいよ拳骨でも落としてやろうかと本気で悩み始めていたが俺も大人だ、誰よりも堪えなくてはならない。

 ちら、と千束を見やる。

 彼女もこちらを見た。

 

「行ってやってくれ」

「テンは?」

「……セッティングの準備を手伝う。話し終わったら戻って来い、存分にお互いの鬱憤が晴らせるフィールドを作っておくよ」

「わかった」

 

 千束がたきなを追って走る。

 また同じようにその背中に向けて挑発しようとする乙女サクラの頬を軽く抓って止めておいた。

 

「藤宮、私を軽蔑するか?」

 

 仏頂面だった楠木司令が唐突に尋ねてくる。

 苦手ですよ、メチャクチャね!

 昔の嫌なヤツとそっくりな感じの雰囲気があって、今まで好印象を抱いた事は一度もありません、ごめんなさい。

 

「軽蔑はしませんよ」

「………」

「司令部を統括する者として、他の誰よりも責任があるのは貴女だ。組織の一員として組織を守る為の採択を行う事を間違いとは言いません」

「そうか」

「……そういえば、あの日……通信障害がありましたよね?」

「そうか、おまえもいたのだったな」

「ハッキングの件、どうにかした方が良いですよ」

 

 俺がそう言うと、彼女がぴくりと僅かに反応を示す。

 

 あの銃取引の事件の日。

 俺も近辺で警護に当たり、DAと通信機で連絡は取り合っていた。

 リコリスを一人人質に取られ緊迫した状況、その中で通信が行えない異常事態が発生した。

 DAの通信は、機密性の保持の為にどんな物よりも優れた高性能AI――ラジアータが管理している。これが街の治安を影から守り、常にその気配を世間に気取らせなかったDAの力の正体である。

 インフラでは最優先権を有するその機能性に、通信障害などまず有り得ない。

 そこが不自然だった。

 

「何の事だ?」

「俺の憶測ですよ、たきなに被せられた別の責任ってやつです」

「ただの技術的トラブルだ」

「別に良いですよ、俺は追及しないんで」

「私の差配に疑問を抱くなら、おまえが司令部に来い。そして改善しろ。……我々もその為におまえを育てたのだ」

「知りませんよ。頑張って下さいね、楠木司令」

 

 俺はフキの方へと振り返る。

 彼女は彼女で、どこか気まずそうだった。

 まるで家族に黙っていた悪戯を見咎められたような反応である。

 まあ、俺の前では基本的に良い子だったからな。

 たきなへの態度は、正直驚いている。

 

「テン兄、アタシは間違ってるのか?」

「いや、間違ってない」

「…………」

「こればっかりは、俺に口出しする権利は無いしな。過ぎた事だからどうしようもない」

「…………」

「そら、フキも喧嘩売ったんだから戦う準備に入りなさい。お兄さんがフィールドの設置くらいしてやるから」

「私もやらされるんだがな」

「すみません」

 

 フキと乙女サクラが去っていく。

 俺と楠木司令、秘書官が残されてそっとため息をついた。

 リコリスといえど、やはり子供だ。

 一時の感情に振り回されやすい。

 だからこそ、この喧嘩も大人がしっかりと仲裁していれば模擬戦で決着を付けるなどという発想には至らなかっただろう。

 

「司令」

「……?」

「俺もやっぱり、まだまだガキです。子供の喧嘩も止められませんしね。たきなの件も、憶測とはいえ俺から事実を告げればこうはならなかったかもしれない」

「どうかな」

「ん?」

「リコリスといえど子供だ。おまえの説明でも理解したくないというのもあるだろう」

「………」

「いずれにせよ、おまえの言った通り。過ぎた事だ、今更考えても仕方がない」

「さすが大人」

「おまえも早く大人になれ」

 

 楠木司令が模擬戦の準備に向かう。

 秘書官の人が俺に一礼し、その後に追従した。

 やれやれ、つくづく苦手だ。

 

 俺は射撃場を出て、模擬戦の会場となる場所まで移動する。

 うわー、やりたくねー。

 たきなの為の戦とはいえ、DAに長時間滞在したくはないんだよな。厄介の種にしかならないから、本当はいたくないんだよなー。

 そんな事を独りでボヤいていると、目の前で何やら二人のリコリスが相対していた。

 どちらも赤い制服。

 フキと千束だった。

 何してんねん、はよ会場に行けや。

 

「おまえのワガママでまたテン兄が司令に言われてたぞ」

「んー?」

「いい加減に解放してやれ」

 

 な、何やら俺を話題にしている。

 そうだフキ、言ってやれ!

 千束が解放してくれたら、俺は何の憂いも無くDAからの逃亡生活が始められる。

 

「え、嫌だよ」

「……あのな、あの人は十八を過ぎたら戸籍を得て職が得られるって約束だったのに、未だにそう出来てないのはおまえの面倒見る為だぞ」

「うん、そうだね」

「だったら」

「でも、それがテンのやりたい事だし」

「…………」

 

 え、やりたいのではなく、やれる事がそれしか無いからなのですが?

 ご主人様、曲解が過ぎるぞ。

 

「……なら、アタシが勝ったらテン兄を本部に返せ」

「返せって何様じゃ。テンは元から私のですー」

「ちっ」

「でも良いよ。フキじゃ勝てないし」

 

 やべぇ。

 どっちが勝っても嬉しくない勝負が始まった。

 無条件で千束から解放されるなら容赦なくフキを応援していたが、DAに引き取られるなんて話をされたらどちらにも肩入れできない。

 し、消去法だとしても千束の応援とか嫌だし……。

 

 く、もう考えるの嫌だからたきなを応援しよ。

 千束は千束で負けてまえ!

 後は模擬戦で結果的にたきなが勝利すれば良いんですよ、ははははは!!

 

 

 

 

 

 一時間後、俺は観戦室にいた。

 多くのリコリスに囲まれながら、戦場を俯瞰する位置にいる。

 運良く司令と一緒に、という状況は免れた。

 何かみんな距離が近いし重いが、気にしない。

 

「テン兄はどっちが勝つと思う?」

「そりゃ、千束だろ」

「えー、でもフキ先輩も凄いよ?」

「ファーストは化け物揃いだけど、千束は埒外の生き物だぞ。少なくとも、毎回俺は手合せしてるが勝てた事が無い」

「テン兄が?」

「だから未だに奴隷なんです、ハイ」

 

 勝利者の予想なんて愚かだ。

 最初から、千束以外には有り得ない。

 ファーストリコリスになるには、相応に実力が求められる。任務遂行力というのは、主に様々な要素――隊を率いる統率力や、個人での判断力などもあるが、最も重要視されるのは戦闘における立ち回りだ。

 たしかに、その点ではフキも大変優秀に相違ない。

 だが、それでも千束に及ばない。

 七歳以前から赤い制服を着ているという前代未聞のリコリス。

 そんな幼少の砌から第一線として戦っている。

 

 アレの実力は、本当に例外なのだ。

 

 

 号令が鳴り、戦闘が開始される。

 予想通りだった。

 たきなは未だ現れず、千束は二人を相手にする状況になっている。誰もが劣勢を予想するが、それでも彼女は常に笑顔で立ち回る事から余裕が垣間見える。

 慢心ではない。

 明らかな実力の開きがある。

 あの千束に数の利で戦うなど無為に等しい。

 

「じ、銃弾を避けてる?」

「何なのアレ。テン兄、わかる?」

「嫌って程にな」

 

 どれだけ撃とうとも千束には当たらない。

 まるで――未来でも視えているように、銃弾を容易く回避する。

 銃で武装した相手に一本道で仁王立ち。

 それも彼我の距離は数歩分しか無い。

 だが、一発も命中しないのだ。

 あれぞ、千束が最強たる所以。

 

「目が良すぎるんだよ。服やら筋肉の動きで、次の動作が読み取れる。だから射撃タイミングも読める上に、相手の射線すら即時把握しちまうから銃弾だって距離関係無く躱せるんだ」

 

 俺が九年前に負けた理由そのもの。

 どれだけ撃っても当たらないし、俺が逃げた先にバンバンと弾を撃ち込んで来る。

 だから模擬戦の数を重ねようと勝てなかった。

 対策なら幾つかあるだろう。

 しかし、千束は目以外の身体能力も優れているので罠にはめる事すら至難だ。

 

 まあ、目が良すぎて逆に俺の指の動きからスマホの暗証番号もバレて好き放題されたんですけどね。

 お蔭で銀行口座も握られるわその他諸々のプライバシーも侵害されました。

 

「ほんっと、バケモノだよ」

 

 嫌味を込めてつぶやく、評価する。

 早速、乙女サクラが脱落した。

 このままフキも軽く落とされるか――そう予想していたところに、雄叫びを上げながら闖入者がその背後より出現する。

 驚いたのは俺だけではない。

 観戦室にいたリコリス達すら目を見開いている。

 

 フキを背後から殴りつけ、勢いそのままに床を転がり、立ち上がりしなに銃を構える。

 フキもまたたきなに向けて銃口を向けた。

 互いの間には、千束がいる。

 

 

 いけぇエエエエエエ!!

 二人がかりでぶっ潰せぇええええ!!!!

 

 

 

 そんな願望を込めて、二人の勝負の行方を見守った。

 結果は……千束がその場を飛び退き、たきなの射撃がフキを狙い撃つ。遮蔽物を失って自身に命中した弾の威力に、フキは後ろへと倒れた。

 

 相手チーム二名、脱落。

 模擬戦は、たきなと千束の勝利で幕を下ろした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 模擬戦が終わり、いよいよリコリコに帰る時間となった。

 いや、疲れたわマジで。

 定休日に何て事をさせるんだよ。

 今日は家でぐーたら過ごして、夕方からボドゲ会で無双してやろうと思っていたのに、こんな事で休日が潰れてしまうなんて遺憾である。

 

「天、ありがとうございます」

「ああ、うん。気にしなくて……ふぇあ?」

 

 帰るにあたっての荷物確認をしていたたきなからの唐突な呼び方の変化に俺は思わず変な声が出た。

 振り返ると、たきなはそっぽを向いていた。

 表情はわからないが、耳が赤くなっている。

 年頃の娘だな、ホント。てか恥ずかしいならやらなきゃいいのに。

 

 でも、微笑ましくて俺も笑顔になってしまう。

 自分なりに、リコリコメンバーとの距離を詰めようとしているのだ。

 細やかだが、とても大事な努力だ。

 応援すれど、これを笑うまい。

 

「俺は何もしてないよ」

「いえ、模擬戦前に千束さんにも言われました。『今は次に進む時。失う事で得られる物もある』と」

「アイツがそんな理知的な事を!?」

「はい。とても意外でした」

「……」

「それを聞いた時に、天……さんに言われた事を思い出したんです」

 

 たきなが天井を見上げて告解する。

 

「もう私に居場所は無いと思いました」

「……」

「でも、私を支えようとする千束や、味方でいてくれると言った天さんがいる場所は、私がリコリコに来て得られた物だと」

「……そっか」

 

 どうやら、あの気休めの言葉が響いてくれたようだ。

 俺からすれば、同情でしかない。

 それに、大部分は千束の言葉の効果だ。

 

 ……良いコンビじゃないか。

 

「たっきなー!迎えの車来たってー!」

 

 頭上からうるさいヤツの声がする。

 まあ、今日は頑張ったのでクソとか付けずちゃんとご主人様って呼んでやるか。

 

 

「そこの私が大好きな、チ・サ・ト・ノ・タ・テく〜ん!早く来たまえよ〜?」

 

 

 やっぱりクソだクソ!!

 絶対に痛い目見せてやるぅううう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おまけ

 

 

 

 DA本部を訪ねた日の夜。

 家のリビングで俺は寛いでいた。

 千束の映画鑑賞に付き合わされ、その休憩中である。一時も俺一人の時間が尊重されていない。

 どうして?

 やっぱり調子に乗らせたんだよね。

 

「あのさー、テン」

「なに?」

「…………」

 

 何やら隣に座っている千束がこちらを見ずに声をかけて来る。

 

「命令なんだけどさ」

「ちっ……何でしょう」

「ヘッドロック、もう一回してくれない?」

「………………………………………………………………………………………え゛っ?」

 

 ちょ、え、ちょ、え?

 全く予想していない方向性の命令だった。

 ヘッドロックの再注文。

 いや、あれは余計な口出しをしそうな千束さんを大人しくさせる為にしただけのことであって、むしろ嫌がられる行為のような気がするのだが。

 

「え、何で?」

「良いから」

「…………」

 

 よ、よくわからないがやるしかない。

 俺は千束の首に腕を回し、脇を締める。

 軽い力でやってるので、正直これ完全に抱き寄せているようにしかなっていない。

 

「………」

「………い、如何でしょう?」

 

 意味が分からなくて俺の声も上ずった。

 

「もっと」

「へ?」

「もっと強めに」

「え、なに、怖」

「良いからやれー!」

「はひぃっ!」

 

 ぎゅっと、腕の力を強める。

 流石に可愛そうだから気道は絞めない。

 恐る恐る千束の顔をそっと覗き込むと…………何か、ほんのり頬を朱に染めて微笑んでいた。

 え、怖。

 

「何で悦んでんの?」

「これ、何かさー……ぴったりくっつく感じがしていいよね……」

 

 え、何、ホントに怖い……。

 

 

 

 それからしばしば、千束にヘッドロックを注文されるようになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ちさたき描写を増やしたい。
こう見えて、ちさたきが好物です。

三話終了。
次回、ゴリラvsバランサー
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