アンチョビ「さくらんぼの実る頃」   作:ゼブラーの野郎

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三年B組、統帥アンチョビ ④

エクレール「さあ、ここからが本番ですわ!Strategie《Chateau de Vaux-le-Vicomte》(ヴォー=ル=ヴィコント城作戦)を発令!陣形を組みなさい!」

 

 「「「Compris!!!」」」

 

 >ドドドドドドドド!<

             >ギャギャギャ!<

                     >ドドドドドドド!<

 

 

アンツィオ一年C【ドゥーチェ!マジノの様子が変わりました!ひし形みたいな隊列を組みましたよ!】

 

アンチョビ「えっ、ほんと」

 

ペパロニ【んなもんカンケーねー!撃って撃って撃ちまくれー!】

 

 CV33<ドパパパパパ! セモヴェンテ<ドワ!

 

 <ガァン!

 

ペパロニ【効かねェ!】

 

カルパッチョ「全車がピッタリとくっついてフラッグの盾になってます!綺麗なひし形のまま一糸乱れず前進して・・・まるで動く要塞です!」

 

 

エクレール「ヴォー=ル=ヴィコント城とはフランスの名城・・・横に広く並ぶ陣形が似てるので名付けましたわ!装甲の厚い戦車を前面に配置した鉄壁防御!」

 

 エクレール「密集陣形で整列したまま前進し続けるのは日々の練習のたまもの!この完璧な隊列はそう簡単に崩せませんわよ!」

 

  エクレール「全車、砲塔旋回!後方のセモヴェンテに一斉射!」

 

 \ドワドワドワ!!!/

 

 セモヴェンテ<ズドドドーン! \シュポッ/

 

アンチョビ「ああっ!だ、大丈夫か!?」

 

 アンツィオ一年D【すみませんドゥーチェ!集中砲火をくらって・・・】

 

カルパッチョ「ドゥーチェ、残るセモヴェンテは私達だけです。敵の後方に着いてるのはCV33だけ・・・機銃では装甲は抜けません」

 

アンツィオ「ぐ~っ・・・こっちは手も足も出ない状態か!」グヌヌ

 

 

ガレット【勝負はついたも同然ですわね!フラッグは私達に追われ、後方には豆戦車のみですわ】ドドド

 

エクレール「油断してはダメですわよ。B1二輌とFT-17は後方のCVをそのまま撃破してください。他は前方のフラッグを狙いますわよ!」ドドド

 

 エクレール「CVは車体が軽く、真芯で捉えないと白旗判定は出ません。エンジン冷却部等のウィークポイントを狙撃して!」ドドド

 

  エクレール「かつてフランスで起こった革命のように私達も変わるのです。強いマジノ女学院に・・・勝利を掴むマジノ女学院に!」ドドド

 

「「「Compris!!!」」」

 

 

 \ドワ!ドワドワ!/ \ズドォ!/ \ドグワア!ゴワアン!/

 

 アンツィオ一年E「うわ~!砲弾の雨だ~!」

                      アンツィオ一年F「やっべぇーッ!」

                                       アンツィオ一年G「アッチョンプリケ~!」

 

カルパッチョ「ドゥーチェ!このままではやられる一方です!」ゴワアン!

 

 ペパロニ【こっちも撃たれてるッスよー!どーすりゃいいッスか!?手はないんスかーッ!】ズドオーン!

 

アンチョビ「ぐぐぐっ・・・・・・手が無いことは無い。一つだけ打開策がある・・・が、かなり分が悪い賭けだ」ゴガン!

 

カルパッチョ「分が悪くても賭けるしかありません。どういう作戦ですか?」ドドド

 

アンチョビ「・・・それは――」

 

 アンチョビ「――・・・という作戦だ」ドドド

 

カルパッチョ「それはまた無茶な作戦ですね」ドドド

 

アンチョビ「すまん・・・こんな危ない策しか思いつかなくて」ドドド

 

セモヴェンテ操縦手「謝んないでくださいよドゥーチェ!仲間のためならそれくらい平気ッス!」ドドド

 

カルパッチョ「この状況を打破するにはそれしかありませんね」ドドド

 

ペパロニ【ちょぉーっと待ったァ!その役目はウチらに任せてください!】ドドド

 

アンチョビ「!?・・・ダメだ!こんな無茶をタンケッテにやらせれるもんか!」ドドド

 

 エクレール「Feu(撃て)!」ドワ!

 

 ガレット「豆戦車を吹き飛ばしますわよ!」ドワ!

 

 \ドゴォン!/ \ボガァン!/

 

アンチョビ「わぁ!」グラグラ

 

ペパロニ【フラッグ車の姐さんがそんな無茶したらヤバイっしょ!ウチの方がスピードも小回りも効くッス!その作戦はウチら向きですぜ!】ドドド

 

アンチョビ「だがCV33は軽い!一歩間違えたらどれだけ吹っ飛ぶかわからん!危険すぎる!」ドドド

 

 ソミュア<ゴワア! B1<ドォン!

 

 \ドォン!/ \ズガァン!/

 

カルパッチョ「ドゥーチェ!砲撃にさらされています!もうこれ以上は・・・」ドドド

 

 

ペパロニ「やらせてくださいドゥーチェ!心配なんざ無用です!」ドドド

 

アンツィオ一年A(CV33操縦手)「ペパロニねえさんの言う通りッス!私だって腹くくってます!きっとやりとげますよ!」ドドド

 

 \ドォン!/      \ゴワァン!/

      \ドゴォン!/

 

ペパロニ「ドゥーチェ!アタシ達に任せてください!」ドドド

 

 

アンチョビ「ダメだ!絶対にそんな危険なコトはさせない!お前達にもしものことがあったら――」

 

 \ガガァン!/ \ズドォン!/ \ドガァン!/

 

 

ペパロニ「チクショー!!!一度くらいアタシ達を信じてくれってんスよー!!!そんなにアタシらは頼りないんスかー!!!」

 

 アンチョビ「!」

 

 

カルパッチョ「ドゥーチェ、ペパロニの言う通りです」

 

アンチョビ「・・・」

 

 \ズドォン!/ \ガン!/ \コォーン!/

 

カルパッチョ「あの子達を信じてあげてください」

 

 

 \ギィン!/ \ガガガガガ!/ \ゴォン!/

 

アンチョビ「・・・っ・・・・・・ペパロニ、やってくれるか!」

 

 

ペパロニ「ッ!」パアーッ

 

 ペパロニ「はいッ!!!」

 

 CV33<ギュオオォォオ! ギャラギャラギャラ!

 

 

マジノ一年「後方のCVが一輌急接近してきます!」

 

ガレット「返り討ちにしてあげますわ」

 

 B1<ドッ! \ドーン!/

 

 

アンツィオ一年A(CV33操縦手)「うひー!」ギャラギャラギャラ

 

ペパロニ「運転変わってくれ!アタシがやるぜ!」グゥン! ギャラギャラギャラ!

 

 \ガン!/ CV33<ドパパパパパパ!

 

 

ガレット「なっ・・・車体をぶつけて機銃を接射!?直に駆動系を壊す気か!」

 

 ペパロニ「へっへーん!くやしかったらここまでおいでー!」ギャラギャラギャラ!

 

マジノ一年「CV、距離をとります!」

 

ガレット「隊長!あの豆戦車は放っておくと面倒ですわ!追撃の許可を!」

 

エクレール【やれますの?】

 

ガレット「私が抜けてから陣形を再編成してくださいませ。私は単独でCVを追います!」

 

エクレール【・・・わかりましたわ。ガレット、任せます】

 

ガレット「Compris!」ドドド

 

 

 B1<ドドドドドドド!

 

ガレット「逃がしはしないわよ豆戦車!」

 

 ペパロニ「来た来た!しっかり着いて来いカモ野郎ー!」ギャラギャラギャラ!

 

B1操縦手「森の中に逃げて行きますよ。走りづらいけど追いますか?」

 

ガレット「おそらく豆戦車は森を抜けてショートカットし、本隊のフラッグに奇襲をかけるつもりよ」

 

 ガレット「それまでに撃破する!あの子に・・・エクレールに花を持たせてやりたいもの。砲撃!」ドドド

 

 B1<ドオ!

      \ズドーン!/

 

ペパロニ「ハーズレー!」ベー

 

 ガレット「おのれ!ちょこまかと!」ドドド

 

 

 \ギャラギャラギャラ!/

 

ペパロニ「うおっしゃー!」

                 ペパロニ「どしたどしたァー!」

 ペパロニ「舐めんじゃねェぞー!」

                  ペパロニ「どおりゃあー!」

  ペパロニ「ヒャッホォーウ!」

                ペパロニ「おらおらおらー!」

ペパロニ「チョー余裕ッス!」

 

 \ギャラギャラギャラ!/

 

ガレット「お、おちょくって~!」ムキー

 

 ―――

 

エクレール「Feu(撃て)!」

 

 ソミュア(フラッグ)<ドッ! CV33<ズドーン! シュポ

 

  ソミュア<ズド! CV33<ドーン! シュポ

 

アンチョビ「ああっ!だ、大丈夫かお前達ー!」

 

 アンツィオ一年E【平気でーす!ごめんなさいドゥーチェ!】

 

 アンツィオ一年F【ケガ無しです!ドゥーチェがんばってー!】

 

エクレール「さあ、護衛のCV33はやっつけましたわ。残るはフラッグだけ・・・Feu(撃て)!」

 

 ソミュア<ドワ! \ドォーン!/

 

セモヴェンテ操縦手「うおあ~!間一髪~っ!」ドドド

 

アンチョビ「このままの速度を維持してペパロニ達を信じる!カルパッチョ、作戦が上手くいったら一気に決めるぞ!」ドドド

 

カルパッチョ「はい。任せてください。きっとやってみせます」ドドド

 

 エクレール「中々粘りますわね・・・ですがいつまで保つのでしょうかね」ドドド

 

 フォンデュ「無駄弾を撃たせようという作戦かもしれませんがそうはいきませんわ。誤差修正、右30、上10」キリキリキリ

 

アンチョビ「・・・砲撃が緩くなった・・・狙いを定めてるのか!つまりピンチ!だが同時にチャンスだ!合図したら車体を180度反転させろ!」ドドド

 

セモヴェンテ操縦手「セモヴェンテでCV33ターンしろってんでスか!?」ドドド

 

アンチョビ「お前なら・・・お前達ならやってやれないことはないハズだ!そうだろう!」ドドド

 

セモヴェンテ操縦手「っ!・・・はい!っしゃぁ!やぁってやるぜ!」ドドド

 

 ―――

 

 CV33<ギャラギャラギャラー!

 

ガレット「くっ・・・相手の操縦手もいい腕してる。当てがいがあるわ!」

 

 B1<ズオ! \ズドーン!/

 

アンツィオ一年A(CV33操縦手)「うおっと!・・・今のはアブなかった」ギャラギャラギャラ

 

ペパロニ「簡単にやられやしないぜ!風よりも速い翼!炎より熱い心!それがアンツィオの戦車道だー!」ギャラギャラギャラ!

 

ガレット「速いッ・・・あの動き・・・例えるなら・・・空を駆ける一筋の流れ星!」グッ

 

B1操縦手(ガレット様、なんか熱くなっちゃってる・・・)

 

 ペパロニ「今だ!チョーマッハ!」ギュオォン!ギャラギャラギャラ!

 

ガレット「!・・・アクセル全開にしたってもう逃がしませんわよ!こちらも全速力よ!」

 

 CV33<ギャラギャラギャラ! B1<ドドドドド!

 

ガレット「くっ!なんてスピードッ・・・!狙いが定められない!」ドドド!

 

 ペパロニ「生まれつきのスピード狂なのさ!」ギャギャギャギャギャ!

 

 ―――

 

 セモヴェンテ<ドドドドド!

 

 ソミュア<ドドドドド! R35<ドドドドドド!

 

カルパッチョ(ドゥーチェの作戦は運次第でもある・・・勝つか負けるか・・・勝負は水物)ドドド

 

 アンチョビ「もう少しだ・・・!ポイントまでもう少し・・・!」ドドド

 

カルパッチョ(ほんのちょっとでも隙を見せると一瞬で勝負が着く・・・今、この場にいる誰もが『勝ち』を狙っている)ドドド

 

 アンチョビ「来るぞ!」ドドド

 

カルパッチョ(その中で、今日、一番強い者が勝つ)ドドド

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