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春
アンチョビ「さあさあ寄ってらっしゃい見てらっしゃい!おいしいイタリアンはいかがかな~?」パンパン
ペパロニ「特製の鉄板ナポリタンだよ~!おいしいパスタだよ~!」ジュンジュワ~
カルパッチョ「はい、どーぞ。食べ終わった容器はそこのカゴに捨ててね」ニコッ
新入生A「ありがとうございます!・・・おいしい!」ングング
新入生B「こんなにおいしいパスタがこんなに安いなんて・・・やっぱアンツィオに入学してよかった~!」パァー
アンチョビ「どんどん食べてけ~!ちなみに戦車道チームでは毎日いろんな料理が食べられるぞー!カッコイイ戦車に乗れてオイシイ料理も食べれて最高だよー!」
\ワイワイガヤガヤ/ \ドヤドヤオイオイ/ \ドンチャンドンチャン/
「鉄板ナポリタンください!」 「カルボナーラひとつ!」 「おいしければなんでも!」 「お熱いのがお好き!」 「ピザとペペロンチーノと鉄板ナポリタン大盛りで!」
アンチョビ「はいはい並んで並んで~!戦車道のチラシを受け取ってから料金を払ってな~!」
\ワイワイガヤガヤ/ \ドヤドヤオイオイ/ \ドンチャンドンチャン/
新入生C「あたし戦車道やろっかな~」 新入生D「私も~。こんなオイシイの食べれるなら最高だもんー」 新入生E「なんかカッコイイよねー」
カルパッチョ「評判は上々ですねドゥーチェ。みんなおいしいって言ってくれてるし、戦車道にも興味持ってくれてるみたいです」
ペパロニ「売れ行きもすんごいことになってるッスよ!大繁盛ッス!」
アンチョビ「うむ!資金も稼げて履修生も呼び込めて一石二鳥!この一年、この日のためにがんばってきたかいがあったってもんだ!よーしもっとたくさん人を集めて――」
役人「君達、勝手に商売してもらっては困るよ」
ペパロニ「あ、新入生の親御さんッスか?ウチのパスタに年齢制限はないッスから遠慮なく食べてってくださいッス!」
役人「勘違いしているようですね。私は文科省の者だ。・・・君達、即刻店をたたみなさい」
アンチョビ「え!?・・・な・・・ど、どうして!」
役人「文化祭等の特別な催し物でも無いのに、高校生が校内で飲食物を売買しているなど当然認められるものではない。衛生面やモラル等、多くの問題を抱えている」
ペパロニ「なに言ってんスか。ちゃんと石鹸で手ー洗ってから調理してるし、具材もキチンと洗ってるッスよ」
役人「事故が起こってからでは遅いのですよ。火の不始末で火事が起こるかも、集団食中毒になるかも、不当な値段でボったくるかも・・・」
\ザワザワ・・・/ \ナンダナンダ?/ \ナンカモメテルヨ・・・/
アンチョビ「(マズイ、新入生達が不審に思い始めてる・・・)ちょ、ちょっと待った。私達はちゃんと学校から許可もらって商売してるんだ。問題なんかなにもないぞ」
役人「証拠はあるのですか?もしそれが嘘ならこの件は大きな問題になりますよ」
ペパロニ「調理師免許証でも見せろってんスか」
カルパッチョ「ペパロニ、噛みついちゃダメ。ちょっと待っててください。ひとっ走りして先生に相談してきます」
アンチョビ「カルパッチョ」
カルパッチョ「大丈夫ですよドゥーチェ。やましいことはしてないんですから。すぐに戻るので待っててくださいね」タッタッタ
役人(フフ・・・適当にアラを見つけてあげ足を取れば大事になる。この学校も簡単に廃校にできるさ・・・私は文科省役人!その仕事は学園艦を廃艦にすることなのだ!)
ペパロニ「冗談じゃねーッスよ。アタシ達ゃ何も悪いことをしちゃいないっての!」
役人「ふっ・・・これだから子供は嫌いだ。もし食中毒でも起こればどうするつもりですかね?」
ペパロニ「だからちゃんとキレイにしてるからそんなことにゃなんねーッスってば!」
役人「どうだか。君のようなガサツで言動の荒い学生は信用ならんからな」
ペパロニ「なっ・・・!」
役人「今までどういう教育を受けてきたのかね。近頃は親の教育がなっていないから君のような粗暴な子供が増えていて困るよ」
ペパロニ「こ、この野郎~・・・っ」
役人「君のように親からまともな教育を受けていない子供を正しく指導するのが我々文科省の役目で――」
アンチョビ「さっきの言葉取り消せ!!!」
役人「!?」ビクッ
アンチョビ「ペパロニの親御さんを侮辱するのはこの私がゆるさん!さっきの言葉を取り消せ!」
カルパッチョ「ドゥーチェー、先生から証拠の許可証をもらって来――・・・!」ピタリ
役人「な、何をそんなに怒っているのですか・・・彼女の親はあなたにとって赤の他人じゃないですか」
アンチョビ「他人じゃない!こいつの姉は私の姉貴分!こいつの兄は私の兄貴分!こいつの友達は私の妹分!こいつの親は私の親!」
ペパロニ(姐さん・・・)
アンチョビ「アンツィオに関わる全ての身内は私の身内でもあるんだ!その身内を罵倒するのはゆるさん!どんな理由があっても絶対にだ!」
役人(ウッ・・・こ、こわい・・・最近のキレやすい若者というやつか・・・)ガチガチ・・・
カルパッチョ「・・・・・・ドゥーチェ、先生に許可証を書いてもらって来ました。文科省の方、これで満足ですか?」スッ
役人「む・・・た、確かに・・・」
カルパッチョ「これで問題はありませんね?今日はもうお引き取りください。この鉄板ナポリタンを差し上げますので」ジュワ~
役人「・・・ま、まあ・・・今回は見逃してあげましょう。く、くれぐれも事故の無いように気をつけてください。・・・えと・・・それでは私はこれで・・・」
アンチョビ「コラ!帰る前にペパロニと親御さんに謝れ!」
役人「!・・・ご、ごめんなさい」ペコ
アンチョビ「うん!ちゃんと謝ったからゆるしてやる!」
カルパッチョ「今度はお食事に来てくださいね〜」
役人(お、おのれ・・・アンツィオ廃校は容易ではないか・・・それにしてもなんという生徒だあの子は・・・モグ・・・あ、このナポリタンおいしい)ソソクサ~
カルパッチョ「・・・なんとか事なきを得ましたね」
アンチョビ「まったく、ひどい大人もいたもんだ。でもちゃんと謝ったからゆるしてやろうな?ペパロニ」ポン
\ワアアアアーーー!/ \スゲー!ドゥーチェカッコイイー!/ \サスガドゥーチェー!/
アンチョビ「わわっ!?な、なんだなんだ!?新入生達が・・・」
カルパッチョ「お疲れ様でしたドゥーチェ。お見事でしたね」
アンチョビ「おみごと?なにが?」
ペパロニ「アンチョビ姐さ~ん!ありがとうございやす~!やっぱり姐さんはサイコーッスよ~!」ダキッ
アンチョビ「おわっ!やめろペパロニ!ケチャップが制服についちゃったぞ!」
ペパロニ「このペパロニ!一生姐さんについてきます~!」ギュー
カルパッチョ「私もです、ドゥーチェ♪」ダキー
アンチョビ「な、なんかわからんがとにかく落ち着けお前らー!」
――・・・翌日
―戦車倉庫―
\ワイワイガヤガヤ/ \ドヤドヤオイオイ/ \ドンチャンドンチャン/
アンチョビ「・・・」ボーゼン
ペパロニ「・・・こ、こんなに履修者が来るなんて・・・」アゼン
カルパッチョ「きっと露店のイタリアンがおいしかったのと、ドゥーチェの人柄のおかげですよ」
ペパロニ「すげー!やっぱ姐さんはサイコーだな!」
アンチョビ「・・・~~~っ!こ、こんなに仲間が増えるなんて・・・」ウルウル
カルパッチョ「さ、皆に挨拶しないといけませんよドゥーチェ」ポン
アンチョビ「・・・うん・・・うん!これもお前達のおかげだ!ありがとうカルパッチョ!ペパロニ!」ギュ
ペパロニ「?どーいたしまして」
カルパッチョ「まだ感動するのは早いですよ。私達の本当の戦いはこれから始まるんですから」
アンチョビ「うん!そうだな!ぃよーし!アンツィオ高校の統帥の姿を見せてやるかー!」バッ
「あっ!ドゥーチェだ!」ワイワイ 「隊長のドゥーチェが出てきたー!」ガヤガヤ 「カッコイイー!」ドヤドヤ
アンチョビ「みんな揃ってるな!私がアンツィオの統帥(ドゥーチェ)アンチョビだー!」バッ
\オオオーーー!!!/
アンチョビ「よくぞ我が戦車道チームの門を叩いてくれた!まずは礼を言わせてくれ。皆には本当に感謝している!」
アンチョビ「知ってる者もいるかもしれんが、我がアンツィオ戦車道チームはつい最近まで解体の危機に瀕していた。私が1年の頃はセンパイも数人しかいなかったんだ」
アンチョビ「そのセンパイ方が引退してから、私は一人ぼっちだった・・・統帥は強いからさみしくはなかったが・・・・・・いや・・・一人で寂しかった」
アンチョビ「だが去年!このカルパッチョとペパロニが仲間になってくれた!すんごくうれしかった!本当にうれしかった!やっと仲間ができてな!」
アンチョビ「それから3人で練習したり、料理したり、遊んだり、履修者を増やす方法を考えたり・・・楽しかったぞ!試合は全然やってないけどな!」
アンチョビ「そしてこの一年の努力は今日!この日!ついに実を結んだ!君達が仲間に加わってくれた!君達が来てくれたおかげでこのチームは存続できるんだ!」
アンチョビ「私達の努力は無駄じゃなかったんだ・・・君達が来てくれたおかげで・・・本当にありがとう!ほんとうに・・・」グスン
カルパッチョ(ドゥーチェ・・・)
\・・・・・・/
アンチョビ「・・・スマン、ちょっと鼻炎でな・・・グスン・・・とにかく!お前達は今日から私達の仲間だ!家族だ!これから一緒に楽しく毎日を過ごすぞー!」
\オオオオオーーー!!!/
ペパロニ「よーしお前らー!我らがドゥーチェを称えるぞー!ぁそーれっドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!」
カルパッチョ「ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!」
\ドゥーチェ!/ \ドゥーチェ!/ \ドゥーチェ!/ \ドゥーチェ!/ \ドゥーチェ!/ \ドゥーチェ!/
【戦車道履修生を増やす】✓