第三者set
?「はぁはぁ」
暗い夜道を誰かが走っていく。白色の髪で長さは背中まで伸びていて、瞳の色は紅く、猫の耳猫尻尾が生えている女子だった。
その女子の名前は吉井明久。原作では男子で鈍感でバカな高校生だが何故こうなったのだろうか。
明久「(よかった。誰も追ってきて無い。)」
明久「あそこに居たらこの後どんな実験をされるか分からない。だから見つかる前に早く家の中に入らないと。」
そう言って吉井明久は家の鍵を開けて中に入っていった。
先程の独り言からわかるように彼はーーいや今は彼女かーー何処かの研究所に捕まり人体実験を施されていたようだ。
第三者setout
雄二set
あのバカが居なくなってから約2ヶ月経とうとしているが一向に行方が分からない。まあ底は警察に任せておけばいいとして流石に家の中を定期的に片付けなければいけないから今日今から行って、片ずけるとするか。
ガチャ
「ん?おかしい先週来た時はしっかり鍵をかけたはずだ。ここの鍵を持ってるのは俺かあいつかあいつの家族のみだから空いてるはずがない。一応警戒しとくか。」
警戒しながらリビングまで行くとそこに人がいた。猫耳と猫の尻尾の生えた女がいた。
「誰だ!」
雄二setout
明久set
?「誰だ!」
ビクッ
突然大声を出されて僕はビックリしてその声がした方を見ると雄二がいた。
何で雄二がここに?そんな疑問が頭の中に駆け巡る。いや、分かりきったことだ。昨日の夜帰ってきた時家の中はかなり綺麗だった。多方雄二が片付けてくれていたのだろう。
「雄二?」
明久setout
雄二set
その女は俺を認識すると俺の名前を呼んだ。
「何故俺の名前を知っている?」
?「ごめん。こんな姿になってるから分からないよね。明久だよ。僕は吉井明久。」
俺が質問をするとこの女は自分を明久だと言ってきた。
確かによく見れば面影はあるが明久は男だ。だがこいつは女だ。
「明久だと?明久は男だぞ?」
雄二setout
明久set
「うん。男だったよ。約2ヶ月前までは。」
そうして僕はこれまでのことを説明した。
雄二が疑問に思うのも無理は無い僕は男だったのだから。
雄二「約2ヶ月前まではだと?」
「うん。僕は約2ヶ月前に家に帰るために歩いていたら後ろからハンカチを口に当てられた。よくある刑事ドラマみたいに人を攫うために犯人が薬品を染み込ませてその薬品を吸わせて眠らせるやつ。」
雄二「ああ。」
「まんまそれだったよ。そして気を失って起きたらベットに拘束されていた。そして薬品を注射で打ち込まれた。そして体に途方も無い激痛がはしってそれが収まると女になっていた。」
雄二「まだそこまでは分かる。いや。理解はできる。だが何故お前に猫耳と猫の尻尾が生えている?」
そこまでは理解はできたんだ。かなりありえないことだらけだったと思うんだけど。まあいっか雄二だし。
「うん。その後また薬品を打ち込まれたんだ。世の中には獣人が居るでしょ?その獣人の血液を使って作られた薬品を打ち込むことで猫の耳や尻尾が生えた。そして僕を女の子にしたのは僕の仮説だけど獣人にする薬は女の子にしか効かないからだと思ったんだ。」
雄二「なるほど。分かった。だがなぜお前は帰って来れた?」
まあ。聞いてくるよね。急にいなくなって急に戻ってきて話を聞いたらそんなことになってたとは思わないし。
「うん。その実験が終わったあと牢屋みたいなところに入れられたんだ。そこで寝ろって言われて。そして牢屋に入ってしばらくまあ昨日の朝ぐらいまで過ごしてたんだけど昨日の朝人が尋ねてきたんだ。」
雄二「人が?」
「うん。大体二三十代の男の人が。そしてその人が僕に聞いてきたんだ。ここから出たいか?って。その問いに対して僕は出たいって答えた。まぁ当然だよね。そしたら。その人が今日の夜に逃がしてやるって言ってきたんだ。そして昨日の夜その人が逃がしてくれて研究所から逃げ出した。」
雄二「そうか。」
明久「そしてその後追ってがないか確認しつつ家まで帰ってきて。そのまんま疲れて鍵も掛けずに寝てしまって今に至るって感じかな?」
雄二「OKだ。理解した。だが何故見た目がアルビノみたいになっている?」
「ストレス」
雄二「分かった。取り敢えず秀吉たちには俺から伝えておく明日にでも来るから今日はゆっくり休んどけ。」
「ありがとう」
こんにちは作者の夏の大三角形です。この度新しく作品を投稿させて頂きました。これからはなるべく時間を見つけて前作品も合わせて投稿していきますので皆さんこれからも作者を応援してください。
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