悪竜退治の英雄な俺が信奉する神様は悪神らしいが、異教の神全部倒したら正義の神にアップグレードするらしい。頑張る、俺、最強チート転生者だから……。   作:風の教主より、伝聞。

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007 知と勤勉と地の神

「ご挨拶、痛みいります水の教主さん」

 

「愚かな妹が、ご迷惑をおかけしました……こちらの失態の尻拭いまで……」

 

「一度分派はしてしまいましたが、同じ神を崇める仲間です。当然ですよ」

 

「そう言っていただけ、恐縮です」

 

 水の教主はかしこまってそう言った。

 彼女は教団を率いる地位についているようだったが、見た目は子どもだった。邪法により成長は止まっているようで、実年齢はまだ上らしい。ただ、見た目こそ変わらずとも寿命は普通の人間と同じそう。

 

 そして、神様いわく、その見目麗しい姿は、例の美の権能の範囲内だった。

 世が世なら国を傾けてしまいそうな可愛さだ。

 

「欲しいですか?」

 

 チラチラと彼女の目線が、手もとの机にあるこの瓶を来ていた。気になるのだろう。

 

 ビンを手に取る。夜のお供の『エンチャンティング・クリーム』だ。神様の『神薬』を混ぜた黒いクリームで、乳製品ではなく、それなりに日保ちする。味は良くない。

 

「ほ……欲しいです」

 

 彼女はとても素直だった。

 

「……では、これを。一回はこのスプーン一杯分です。コップ一杯に必ず薄めて……一回の服用から、必ず八時間はあけるように」

 

「はい! えへへ」

 

 弾んだ声で、俺からビンを受け取る。

 

 彼女は今まで見たことがないほどに、心の綺麗な子だ。薬の魔力に負けず、言ったことを、素直に守ってくれるだろう。そう信頼できる。

 

「…………」

 

「んしょ……」

 

 そうして、彼女はビンのフタを目の前で開けた。

 そのまま、スプーンで『クリーム』を掬う。スプーンの上にはこんもりと山ができていた。

 

「…………」

 

「へへ……」

 

 目を輝かせて、そのスプーンで掬ったたくさんの『クリーム』を、そのまま口に入れようとする。

 

「いや、ちょっと待ってください!?」

 

「へ……?」

 

 そんな彼女の腕を掴む。

 あまりにも堂々としていたからこそ、危うく、見過ごすところだった。

 

「えっと……薄めてと言いましたよね?」

 

 記憶違いでなければ、そう言ったはずだ。

 

「唾で薄めるつもりでした!」

 

 あまりに、曇りなき目だ。本気で言っているのだろう。その心の透明さからもわかる。

 なんと、これで、彼女には出し抜いてやろうだとか、そういう邪悪な意図はないのだ。ただ、言われたとおりに、自分なりにやってみた結果、ということか。

 

「飲み物で薄めましょう」

 

「は……! わざわざ! ありがとうございます」

 

 チート転生者の能力を使い、高速で、ミルクとコップを持ってきた。ミルクは『黄金水』を混ぜる前のものだ。経費でいいだろう。

 

「それに、スプーン一杯は、こんなふうに摺り切ってですね。こんなにも山盛りでは二杯分です」

 

「あ……っ」

 

 俺が代わりに摺り切ると、それを彼女は悲しそうな、まるで愛情を注いで飼っていたペットが死んでしまう光景を、無力で見ているしかないかのような、そんな目で見つめていた。

 

「はい、牛乳に混ぜて飲んでくださいね」

 

「……はい」

 

 しょぼんとしながら、スプーンの『クリーム』を牛乳に混ぜる。

 子どもの相手をしているような気分になった。見た目は違うが、実年齢は良い歳だろうに。

 

「…………」

 

「ごく、ごく……ぷはぁ……」

 

 良い飲みっぷりだ。

 こんなにも良い飲みっぷりならば、作った人間もさぞ嬉しいだろう。俺は心の疲れで、あまり嬉しくはなかった。

 

「はぁ……」

 

「あ……気持ちいいです。ふふ、ぎゅー」

 

「な……っ」

 

 不意に彼女は抱きついてきた。

 この純粋な心からの悪意のない行動を、俺は避けきれなかった。

 

「友好の証に踊りません?」

 

「私は踊りがあまり得意ではないので……。昔は、舞踏会でも恥を掻いたことが」

 

 こればかりは、チート転生者の俺の能力をもってしても無理だった。

 

「ん、じゃあ、そうですねー」

 

 彼女は、彼女が飲んだコップに、残った牛乳を入れ、スプーンで『クリーム』を掬って混ぜている。

 

「八時間……」

 

「はい、どうぞ、飲んでください。友好の証です」

 

 コップが渡される。期待をするような目でこちらを見ていた。さすがに飲まないとだろうか。

 

「ありがとうございます。では、失礼して……」

 

 渡されたコップを飲み干す。

 

「おお……!」

 

 感嘆して、彼女はこちらを見つめていた。

 そんなに嬉しいのだろうか。

 

「なかなかのお手前でした」

 

 コップを置く。えぐみが喉に残った。

 俺は悟りの境地に至っているから、薬の効果は効かない。俺にとっては、ただミルクに美味しくないものを混ぜた液体だ。

 

「ふふふ、お兄ちゃんと呼んでもいいですか?」

 

「え……? いや、いいですけど……」

 

「ふふ、お兄ちゃん」

 

「ええ……」

 

 少し困った。

 ただ、司祭の秘書ちゃんが、確か教主のこの子のことをあね様と呼んでいたことを思い出す。彼女たちは血が繋がったわけではない。神様に寵愛を受けた幹部はその年齢順に上から共に姉妹と呼び合ってるそう。

 

 見た目の年齢ではもちろん逆なのだが、本当の年齢として、教主ちゃんは秘書ちゃんよりも年上だ。

 その括りで行けば、確かに俺は兄だろう。

 

「ふふ、ふふ、一緒に飲んだらみんな家族です。ファミリー!」

 

 けれど、なんとなくそういうことではないのだろうと感じた。同じ杯を酌み交わした仲間、というか……これでは、ヤクザか……。いや、ファミリーだからマフィアか……? そういう響きを感じてしまう。

 適量の風の『神薬』が適度に効いて、ちょうど良く近くにいた俺に親しみを感じてしまっているのだろう。そういう効果があった。

 

「はぁ……」

 

「ぎゅー」

 

 本当の家族のような親密さで、またもや彼女は抱きついてきた。

 

「…………」

 

「お兄ちゃんはあったかいです……。ちゅー」

 

「いや、それはちょっと……」

 

 頬にキスをされる。遅かった。

 身長差があるから、こう、飛びかかる感じだった。無理な態勢に彼女はなる。俺のチート転生者な反射神経で、彼女が態勢を崩す前に支えてやる。

 

「は……!? 浮気……!!」

 

「あね様!?」

 

 ドアがいつのまにか開いていた。

 教祖ちゃんに構っていて、そんな気配を感じ取ることができなかった。

 

「あ、神様、おかえりなさい」

 

「えへへ、かみさまー。私、家族が増えましたー」

 

「私の大切な子たちが……!? 二人ともなのに……。私の知らない間に……! 私を間に挟めずに……!? 私は邪魔者だった?」

 

 ガクガクと震えて、神様は目が虚だった。そういえば、教主ちゃんは一番偉く、神様に気に入られていたのだったか。

 

「あー、マイシスター! 飲みますか?」

 

「あ、私はえっと……三時間くらい前に……」

 

 教主ちゃんは、『クリーム』の瓶を秘書ちゃんに掲げたが、秘書ちゃんはそれをすげなく断る。

 

「えへへ。もう飲んでますか……! この素晴らしい薬を世界に広めましょう! そうすれば、みんな家族で世界は平和です」

 

「『黄金水』のときも、私の可愛い子たちは、そんな感じで広めようとしたの。国、滅んだけど……」

 

 なんとなく事情が分かったのか、神様は復活していた。

 

「それにしても、この薬……。惚れ薬とか、世間では言われちゃってますけど……気持ち良くて、つい他人にベタベタしたくなっちゃいますから……。近くにいた相手に下心でもあれば……考えたくもありませんね……」

 

「であるが、もともと親しき相手と共に使えば、より結束も深まるというものであるよ。夫の夕食に内緒で混ぜたら、ずっと背を向けられるばかりの夜であったが、今では新婚のようにラブラブと、そんな感謝の手紙も届いておった」

 

「それもそれで、ちょっとどうかと思いますねー」

 

 苦情の手紙もよくくるが、そんなふうに感謝の手紙も来ることがあった。俺も読んだことがある。おかげさまで、宿屋に連れ込み『これ』を飲ませたら、見向きもされなかった女性の心を射止めることができましたとか、そんな感じだったと思う。

 

「そういえば、神様。製品開発の方はどうでしたか?」

 

「滞りなく……と言いたいところだが、難航しておる」

 

「融合状態で作ったものなら、と、思ったんですけど……そうじゃなかったんですか?」

 

「薄めたら、効果は大して得られないのに、依存性だけがやけに高いものができあがりました。一定量を超えると効果の方は跳ね上がりますけど……」

 

「依存性が少なく効果が高いものを作るという方針からは逸脱しておる。失敗であろう」

 

 新聞などでは依存性の高さが問題視され始めているため、それに応える商品を形だけでも出そうという計画だった。

 

 最初は、『神薬』同士のベストマッチの配合を探すという方向だけでやっていた。『神薬』には他の『神薬』の依存性を打ち消す効果があるからだ。

 別のアプローチとして、融合状態の神様が『神薬』を作ったら、ベストマッチなものができあがるのではないかというのが、今回の目論みだったが外れてしまった。

 

「一応、いろいろな添加物を試して、引き続き実験してみましょうか」

 

「そうですね」

 

 添加物によっても薬の効き方が違ったりするものだ。地道な作業になるし、成果が上がるかは分からないが、それなりに売上にも余裕もあるし、やらせておくことにする。

 

 薬に関する実験は、もと心と酩酊と水の神様の教団の子たちが担当してくれていた。

 

「難しい話はわからないです! 楽しい話がいいです……」

 

 教主ちゃんが寂しそうにしていた。

 なんとなく、秘書ちゃんが重大な計画を任されていた理由がわかる。

 

「そう、楽しい話がいいの。えぇ、そうしようね」

 

「はい……ぃ」

 

 近づいて、神様が教主ちゃんを抱きしめる。教主ちゃんは甘えるような声色でそれに応える。

 

「私は、あなたみたいな心が綺麗な子が好き……」

 

「神様のことが好きです」

 

「もう……」

 

 イチャイチャとし始めた。

 心と酩酊と水の神様としては、教主ちゃんとの関係の方が長いだろう。仕方のないことだろう。

 

「あね様には神様は甘いんですよ」

 

「あぁ、そうなんですか。心が汚れ始めてますよ? 儀式、します?」

 

「は……!? 私はなんて愚かな……!?」

 

 秘書ちゃんはとても楽しい子だった。

 

「なかなかに賑やかな社風だね。僕の会社とは大違いだ」

 

 いつの間にか、それは、いた。

 姿は神様と同じだが、色は違う。

 

「お主は……」

 

「久しぶり、僕の分身。あと、君たちははじめまして。僕は知と勤勉と地の神さ」

 

「……なっ」

 

 みんなには見えているようだから、受肉している状態だろう。

 すぐに制圧してしまおうかと、ナイフを構える。教主ちゃんも、杖なようなものを、この異教の神へと向けていた。

 

「おっと、争うつもりはないかなぁー。ここに来た理由は交渉だよ?」

 

「交渉?」

 

「あぁ、君たちにも悪い話ではないのだけれど」

 

「話すことはない。戦力が揃っているのだから、ここであなたを倒せばいい」

 

「おっと、僕は地の神であると共に、知の神でもある。ここで僕を倒そうとすると、厄介なことになるけど? そう簡単には実現できない」

 

「ちぃっ……」

 

 神様は舌打ちをした。

 こう言われると、警戒したくなる気持ちもわからないではない。

 

「ブラフでしょう。私一人で十分です」

 

「え……っ」

 

 俺はチート転生者だから、この部屋の周りの信徒の配置もわかった。

 なにも仕掛けがないことがわかる。

 

「大人しくしてください」

 

「いてて……っ」

 

 この神を地面に抑えつける。そのまま首もとにナイフを当てる。

 

「神様! このまま吸収すれば……」

 

「お……っ、そうじゃな。さすがは我の忠実な信徒じゃ。我、二分の一だし、四分の一なら弱らせなくとも吸収できるの」

 

「うぐぐ……、暴力反対!」

 

 暴れるようだが、その華奢な身体は簡単に抑えつけられる。

 神様からしてそうなのだが、受肉しても神はそれほど強くなかった。

 

「吸収!」

 

「きゃー!」

 

 神々しさのようなものは消えて、肉体が転がる。小さな女の子だった。

 

「これで完全体まで少し?」

 

「ここまで、あっさりいくとは思わなんだ……」

 

「優秀な信徒のおかげだね! 気分が良いなぁ」

 

 やはり、色が変わるサインで、神様の人格が変わっているようだった。

 

「それで、知と勤勉と地の神様は、どうしてのこのこやってきたのですか?」

 

「あぁ、それは、僕でも手に負えないことがあってね。中央教会の連中が僕らのナワバリにちょっかいをかけてきたんだ。昔と同じく……」

 

「昔のことは忘れぬ。奴らの卑劣な分断策で我らは四つに引き裂かれたのじゃ」

 

「はぁ……昔はもっとすごい神様だったのに、こうしてチマチマ『神薬』を売ってるだけの神になったの……」

 

「別れていても、神様はすごいですよ!」

 

「すごい神様です!」

 

「そう、すごいですよ!」

 

 信徒である俺たちは、心を一つに神様を励ましていた。

 

「あなたたち……ありがとう」

 

 神様は泣いていた。

 そんな神様が俺にはとても麗しく見えた。

 

「それで……ぐす……話を戻すけど。奴らは天使を使って、僕らの活動圏を荒らしていこうと画策してるんだ。優秀な諜報がいるから、そういう情報も手に入れられた。けれど、さすがに知と勤勉と地の神の持つ力だけでは防げそうになかったからね……」

 

「天使……」

 

「中央教会は、唯一神を崇め、自らの味方をする異教の神を天使、敵となる異教の神を悪魔としている。天使は唯一神に自らの格を落として媚を売る、下劣な娼婦だよ。ろくな神じゃない。ただ、数が多そうだったからね」

 

「そうだったんですね……」

 

 中央教会は知っている。昔、俺が龍退治をしていた頃は国教だった。

 やたらと天使の数が多かったと思うが、そういう理由だったのか。

 

「ん……? そんな、凄そうな勢力だったら、どうして昔は追い出せたのですか?」

 

「それは、龍退治の英雄が、奴らに迫害されていたからなの。悪竜がやられたのを機に、龍退治の英雄にあやかった勢力がこの国の権力を握ったおかげ。中央教会のやつらは引くに引けずに英雄を批判していたら、逆に迫害されてこの国では隅っこに追いやられた。ぷ……くく、滑稽だった。あれはもう、ね……」

 

「そんなことが……」

 

「神様! 英雄さん御本人は、知らないようです!」

 

「修行に夢中だったもので……お恥ずかしい……」

 

 歴史の動きなどに疎く申し訳なかった。

 こんな自分でも優しく迎え入れてくれた神殿のサリーさんには感謝しかない。

 

「あぁ、この国の宗教形態は、ある意味で英雄信仰と言えるのかもしれない。龍殺しの英雄が一番に祀られているのだからね……。とりあえず、英雄がやっていたとさえわかれば、どんな筋も通るからね」

 

「あぁ、『ミルク』のときも……」

 

 どうして、そんなふうに俺の所業が尊重されることになっているのかは分からないが、政治的な何かだろうとは思う。

 

「英雄のおかげで、僕らに都合の良いことが、たくさん起こった。風向きが変わった。そして、その英雄は、僕の夫だよ? そんな英雄である君は、ずっと僕たちの味方だったんだ……! このことを知ったとき、僕はガラにもなく興奮したんだ。あぁ、好き……! 愛してる……!」

 

「恐縮です……」

 

 神様は、ペタペタと俺のことを触ってくる。照れてしまう。

 

「『黄金水』の例に習って、僕の『神薬』……『紫晶地』を中央教会のお膝元で流通させたから、奴らは怒ってこの国への派兵に加えて、天使を受肉させた使徒をたくさん送り込んでくるつもりなんだ。僕を消すために……。信徒たちの自制心のなさという罪を僕に擦りつけようとしてる」

 

「それは大変です。俺がなんとかしてみせましょう!」

 

「じゃあ、大々的にね……。国の危機に戻ってきた英雄! って感じでバーンって、登場してもらいたい。そうすれば、妻として凱旋する僕への信仰心も爆上がりさ!」

 

「爆上がり!」

 

「はい、頑張ってみせましょう!!」

 

 二つ返事で俺は頷く。

 あまり力で物事を解決するのは、俺はあまり好きではないが、今回ばかりは神様の頼みだ。やってみせよう。

 

「神様、神様。ぎゅー」

 

 教主ちゃんだ。

 ずっとポカンと俺たちの話を聞いていた教主ちゃんは、俺と神様が触れ合っているのを見て、自分もと思ったのだろう。神様に後ろから抱きついていた。

 

「う……っ、なんて可愛いの……?」

 

「えへへ」

 

 蕩けるような笑顔を神様は浮かべる。可愛いと言われ、教主ちゃんは照れるように笑っていた。

 

「…………」

 

 少し離れてこちらを見ている秘書ちゃんの心が汚れているようだった。

 

「そう。もう今日は休み。三人で一緒に寝ましょう!」

 

「三人……!?」

 

「お兄ちゃんも一緒ですか? えへへ」

 

 神様の提案は、断れない。

 

 神様は、離れて見ていた秘書ちゃんへと顔を向ける。

 

「君は、そこに倒れている子を介抱していてくれないかい? 儀式は一日の即興だったから、目が覚めると思う。君にしか頼めないから……仲良くしてやってほしい」

 

「え……?」

 

 もともと、知と勤勉と地の神に受肉されていた子が、秘書ちゃんへと託される。

 

「さ、私たちはこっち」

 

 神様と、俺と、教主ちゃんでベッドに向かった。

 もちろん俺は教主ちゃんには手を出さない。神様がずっと愛でていた。

 

 神様の新しいモードは、探究心の高い触れ合い方を好むタイプだ。今までの二つの人格とは、また違って魅力的だった。

 さらに三つの人格が完全に融合した時、まだあどけなさが残るものの、充分と言えるほどに育った体となり、素晴らしかった。

 

 そんな幸せな時間はあっという間に過ぎて行った。

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