ルフィが5歳のころに回帰してから早2年。
この2年間ルフィが何をしていたのかというと自分の力の確認と特訓だ。
ルフィがこの2年間で分かったことは大きく分けて二つ。
一つは回帰する前に使っていた覇気3種が回帰前と同じ練度で使えることが分かった。
ただし、体が追い付いておらず、悪魔の実の能力なしではあるが全力での戦闘は6歳になった今でも10分程度しか持たない。
二つ目は
シャンクスと会う前に戦闘がある程度できるようになっていたかった。その思いで特訓してきたし、これで
それにしても、ゴムゴムの実は食べたいけれどどんな形の実だったか全く覚えていないためどう探そうか困っている。シャンクスが持ってた事しか覚えていないルフィである。
「せっかく戻ってきたんだ。前回救えなかった人、今回は絶対に死なせない!」
「そのためにもまずはシャンクスに会わなきゃ。ウタにも会えるのは楽しみだなー!」
そんなこんな考えていると港の方が騒がしくなってくる。見聞色の覇気で懐かしい気配も伝わってくる。
「おっ!シャンクスたちが来たな。会いに行こう」
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港にて。
赤と白の髪をした女の子が、海賊船“レッド・フォース号”の外周の上を歩いている。
「素敵なところね。何もなくて」
その言葉に傍にいる赤髪の男、シャンクスがこう応じる。
「フーシャ村はゴア王国の中でも辺境だからな。」
それを聞きながら女の子、ウタは歩いている。船が止まり、ウタが港の様子に目をやると遠くから少し年下に見える男の子が走ってくるのが見えた。歳がそう変わらないにも関わらず、走るのが速いな。とウタが見ているとその男の子がウタの所に来てこう話しかけた。
「お前ら、海賊か?」
その言葉を聞いたウタは少し口角を上げてこう答える。
「そーよ。海賊よ。なんか文句でもあんの?」
そう言った後、ウタは船のふちに腰かけて言葉を続ける。
「だったら聞くよ。船長シャンクスの娘、このウタが」
そう言い切るウタに男の子、ルフィが「ニカッ」っと満面の笑みを浮かべ答える。
「やっぱりそうか!おれに海賊のこと色々聞かせてくれ!おれも将来海賊になりてぇんだ!」
最初から好意的に言われることがなかったであろうウタはそう言うルフィに驚きシャンクスに聞く。
「えっ?シャ、シャンクス、どうしよう…」
シャンクスは笑うとウタに対してしゃべりかける。
「いいじゃないか。見たところ歳も近いし一緒に喋って、遊んでこい。今まで歳が近いやつと遊んだことなかっただろう?」
「う、うん!そうする!行ってくるね!」
そう言って船から降りてルフィのもとに向かっていくウタにシャンクスは、優しい目をしてこう言う。
「あのウタがここまで大きくなるとはな。時間がたつのは早いもんだ」
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船を降りたウタはルフィのもとに向かって行く。
「おっ!来たか!おれはモンキー・D・ルフィ!よろしくな!」
「私は赤髪海賊団の音楽家、ウタよ。よろしくね」
そう自己紹介し合う二人。ウタは歳の近い友人と自分の憧れを嬉しそうに語り、ルフィは回帰前に死んでしまった友人との時間を再び取り戻すように楽しそうに語り合うのだった。
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