ルフィたちはレッドフォース号を離れ、村の外の森の傍までやってきていた。着いてきた仲間たちはシャンクスとルフィを遠巻きに囲みながら見ている。そして、シャンクスは正面に対峙するルフィに煽るようにして話しかけた。
「おいおい、ルフィ。なんでもこんな遠くまで来なくてもいいじゃないか。酒場の正面でと思ったのにこんな遠くまで引っ張ってきて…」
シャンクスのその言葉にルフィはちょっとムキになって腕をバタバタさせながら答える。
「いや!勝負の余波で他の人に迷惑かけちゃいけないからな!遠くまで来たんだ!」
その言葉にシャンクスは一瞬呆気にとられて大きな声で笑い出す。
「ルフィとの勝負でそんな被害が…うわっはっはっはっは!みんな傑作だぞこれは!はっはっは!」
シャンクスは自身の仲間と大笑いしてルフィをあおる。それに対してルフィは怒りながら今にも飛び出しそうに構えている。
「おい!おれのことバカにしすぎだぞ!じゃあいくぞ!!」
ルフィはそう言うと完全に油断しきっているシャンクスへむけて、覇王色の覇気を発散した。
「っっっっ!!!!!」
覇王色の覇気による威圧を受けたシャンクスは一瞬驚いて硬直した後すぐにルフィに向けて覇王色の覇気を発散する。その結果覇王色の覇気の衝突が発生してその場に衝撃波が発生した。
「これはいったい…!!」「なぜルフィが…!」
二人の覇王色の覇気による衝撃波に耐えているシャンクスの仲間たちからそんな事をルフィとシャンクスを囲んでいた全員が口々に叫ぶ。
そしてその勝負の始まりを見ていたウタは興奮したような、呆気にとられたような表情をしながら二人を眺めている。
「ルフィ…すごい…。もしかしたらシャンクスに勝っちゃうかも…」
覇気の衝突が発生した後ルフィはニカッと笑い、油断なくシャンクスに向かい合いあっている。そして…
「言っただろ!バカにすんなって!」
そう叫んだルフィは驚きのあまり硬直しているシャンクスに向かって飛びかかっていく。
「武装色硬化!!!」
そう言って腕に武装色を纏い、シャンクスに向かって腕を振りかぶりこう叫ぶ。
「ゴムゴムのーー!!」
腕がルフィの後ろに伸びていき、その反動で拳が勢いよく戻って来てインパクトの瞬間、覇気を纏いガードするシャンクスと再び覇気の衝突が発生して大気を揺るがした。
「ーーピストル!!!!」
そして、腕を戻し驚愕で目を見開くシャンクスを見てルフィは言った。
「みたか!俺のパンチはピストルみたいに強いんだ!」