ルフィより攻撃を受けたシャンクスは驚愕していた。
(…っ!なんだ!今ルフィの腕が伸びたような…!まさかいつの間にかゴムゴムの実を…?!)
チラッとラッキールゥが持ってきていたゴムゴムの実を見るが
(ゴムゴムの実はまだあった…。じゃあ一体なぜ腕が伸びた?!まさか、
実際にはシャンクスは攻撃を受けてなく、その場から一歩も動いていない
(まさかルフィの覇気の威圧だけで一歩後退りしてしまうとは…)
冷や汗をかきながらそう考えるシャンクスをあまり気にもせずルフィは首をかしげながら自分の拳を見ていた。
「あれー?いま自分の腕が伸びる気がしたんだけどな…。まだたべてないし気のせいだったかな?まあいいや今度こそいくぞ!シャンクス…!」
シャンクスに対しそう言うと今度は接近して攻撃するべく飛び出していく。
「ルフィ…!その覇気はいったい…!」
「おれの修行の成果だ…!」
勢いよく突撃してくるルフィにシャンクスは後退りしながらも完璧にいなし続けていく。動揺して防戦一方になっているように見えるが、冷静さを取り戻してきていた。
(最初はルフィの歳にしては強すぎる覇気に圧倒されたが力やリーチはまだまだ子供だな…力は大分強いが…。だが、戦闘時の駆け引きは子供のそれとは一線を画している…。このままずっとこの勢いが続くとなればちょっと面倒かもな…)
そう考えるシャンクスであったがルフィは内心大焦りであった。
最初に覇気を発散したときに使いすぎてしまったためもう余裕があまり残されていないのだ。ルフィはその場から飛び退くとヤバいなと呟き思案する。それに対しシャンクスはルフィに煽るように声をかける。
「ルフィ~どうしたんだ?もうバテたのか?そんなんで俺に勝てるとおもってるのか~?」
外面は余裕の表情を取り繕い言う。
「シャンクスこそおれにたいして全然攻撃してきてないぞ!おれをなめんな!」
「はっはー!こんなガキに対して本気だしてたら大人げないだろ?そう言うのはもっと大人になってから言うもんだぞ」
と、憤るルフィにシャンクスは笑いながら返事を返す。
ルフィはそれに対応するようにバテバテの体で覇気をどんどん高めていき拳に集約させていく。
(前の時は悪魔の実を食べていなくても強い人なんてたくさんいた…!おれも今まで高めた覇気で、しかもこの子供のからだのままでも少しでも近付けるはずだ…!じいちゃんみたいに…!)
「今のおれの最高の一撃…!これにすべてをかける…!受けてみろシャンクス!」
「…!おもしろそうだ!こい!ルフィ!」
そう言ってシャンクスのもとへ駆け出すルフィ。その腕の周囲は強すぎる覇気によって歪みその強さを物語っていた。
シャンクスも覇気を纏いその攻撃を耐える備えをする。
ルフィの攻撃がシャンクスに当たる瞬間、戦闘の初めと同じように覇気が衝突する衝撃波が周囲に吹き荒れる。その瞬間二人は
その衝突が収まり、おたがいがそのままの姿勢で固まっているとシャンクスが動きだし再度満面の笑みでニコっと笑うとこう言う。
「俺の勝ちだな、ルフィ」
シャンクスはそう言うと手をルフィのおでこの前に持っていき覇気の籠った手でデコピンをする。ルフィはそのまま少しだけ吹き飛び覇気を使いすぎた疲れもあったのか気絶してしまった。
「ルフィ楽しかったよ。でも、悪いなそれでも負けるわけにはいかなかったんだ」
────勝者 シャンクス