魔法先生ネギま~とある妹の転生物語~   作:竜華零

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今回はガールズラブ・並びにキャラ崩壊注意報です。

NGな方はご注意ください。


第21話「2日目・夜」

Side 明日菜

 

「朝倉に魔法がバレた~!?」

 

 

ホテルのロビーで、ネギが涙目になりながら、そんなことを相談してきた。

 

 

「あ、朝倉さんですか・・・」

 

 

桜咲さんも、麻帆良のパパラッチ、朝倉にバレたとあって、呆然としてる。

なんでよりにもよって、朝倉なのよ・・・!

 

 

「だいたい、あんたはすぐに魔法を使いすぎなのよ! そんなにオコジョになりたいわけ!?」

「だ、だって~」

 

 

情けない顔でアワアワするネギ。

こっちの方がもっと情けないわよ。

 

 

「そ、それで・・・どうするんですか?」

「ど、どうしよう~」

 

 

桜咲さんの言葉にも、アワアワするだけだし・・・ああ、もう!

ど、どうすんのよ・・・そうだ!

 

 

「アリア先生に相談すればいいじゃない!」

「え・・・?」

「・・・そうですね。アリア先生なら・・・何か良い方法を考えてくれるかもしれません」

 

 

私の言葉に、桜咲さんも賛成してくれる。

でも、ネギはあんまり乗り気じゃないみたい。

 

 

「妹に心配かけたくないってのはわかるけど、このままじゃヤバいわよ?」

「朝倉さんにバレということは、世界にバレたも同然ですからね・・・」

 

 

私たちがそう説得すると、乗り気ではなさそうなものの、ネギも納得したみたい。

まったく・・・いじっぱりなんだから。

 

 

 

 

 

Side アリア

 

「なるほど・・・」

 

 

ことり、とカップをテーブルにおいて、私は目の前の3人を見据えました。

明日菜さん、刹那さん・・・そして、ネギ兄様。

相談がある、というので宮崎さんの事かと思えば、朝倉さんに魔法が知られたと・・・。

 

 

ちらり、と兄様を見れば、私の答えを待っている様子。

私がにべもなくつっぱねるとは、欠片も思っていなそうな顔。

・・・刹那さんがいなければ、そうしてもよかったのですが。

 

 

「・・・・・・それで?」

「え?」

「それで、兄様は私にどうしてほしいのですか?」

 

 

魔法がバレた、とだけ言われても対応に困ります。

 

 

「魔法が一般人に知られた場合、私たちが取り得る手段は、原則三つしかありません」

「三つ?」

「口を封じるか、記憶を改竄するか、説得するかです」

 

 

まぁ、最初の2つは教師として選べませんが、と断った上で、私は再び紅茶を口にします。

あえて間をとることで、兄様自身にも考える時間を与えます。

 

 

「となれば、説得することしかできません」

「で、でも・・・」

「朝倉さんは確かに一部の行動に問題がある生徒ではあります。が、けして物事の判断ができない方ではありません。むしろ一人のジャーナリストとして、他人が傷つく記事を書かないことを信条としている立派な方です」

 

 

まぁ、多少おふざけが過ぎる面もありますが、3-Aの生徒の中では飛び抜けて個性的な方でもありません。

 

 

「以前、明日菜さんに魔法を知られた時にもお話ししたかと思いますが、兄様自身が魔法を使ったことを後悔していないというのならば、私にできることなど、何もありません」

 

 

というか、構いたくありません。

さて、そろそろ新田先生のところに行って、今夜の見回りについて話し合わねばなりませんね。

昨日は好意に甘えて早くに休みましたが、今日は参加させていただきましょう。

 

 

「・・・刹那さん、明日菜さん。兄様のことでご迷惑をおかけして、申し訳ありません」

「い、いえそんな」

「まぁ、ほうっておけないし、ね?」

「そう言っていただけると救われます。では兄様、私は仕事がありますので」

「あ、うん」

 

 

兄様たちと一緒に外に出た後、兄様たちと別れます。

さて、ロビーにでも向かいますか。

 

 

 

 

 

Side ネギ

 

行っちゃった・・・。

 

 

明日菜さんに言われて、アリアに相談してみたけど、結局、朝倉さんにお願いするしかないってことになった。

 

 

うう・・・、状況はなんにも変ってない。

そういえば、明日菜さんのことでも、同じような感じだったような。

でも、あの時はアリアからも言ってくれるって言ってたかな・・・。

 

 

ど、どうしよう。カモ君はいないし・・・。

朝倉さん、黙っててくれるかなぁ・・・。

 

 

・・・あ、あと魔法具について聞くのも忘れてた。

けど、部屋のどこにもそれらしき物はなかったけど、どこにしまってあるんだろう?

 

 

 

 

 

Side 刹那

 

「なんというか、本当にしっかりしてるわよねー」

「そうですね・・・」

 

 

アリア先生と別れた後、神楽坂さんが感心したように何度も頷いていた。

確かに、アリア先生は教師としても、また魔法使い、戦う者としても尊敬できる人だ。

とても年下とは思えない。

昨夜も、アリア先生のおかげでお嬢様を取り戻せもした。

 

 

「それにしても、ネギってアリア先生の前だとやけに静かね?」

「あ、あんまりアリアと話したことってないから・・・どう接したらいいか」

「はぁ?」

 

 

兄妹と聞いているし、仲も悪くはないように感じる。

それでも、接し方が分からないと言うのは・・・。

 

 

「そういえば、ネギ先生からアリア先生に話しかけたところは、あまり見たことがありませんね」

「たしかに・・・」

 

 

その逆は、よく見るが、頻度で言えばアリア先生からの方が、やはり多いだろう。

 

 

「そういえば、さっきもアリア先生ばっかり喋ってたわね」

「うぅ・・・」

 

 

神楽坂さんはネギ先生の様子を見かねたのか、さらに事情を聞くことにしたようだ。

・・・そういえば。

 

 

明日菜さんと話しているネギ先生を見て、ふと思った。

アリア先生には仕事があるのに、ネギ先生には、ないのだろうか?

考えてみれば、あまり授業以外で教師らしいことをしているところを見たことがないような。

気のせいか・・・? と、私が深く考え始めた時。

 

 

「おーい。ネギ先生~」

「兄貴~っ」

 

 

乱入者が現れた。

 

 

 

 

 

Side アリア

 

仕事を求めてホテルのロビーに行くと、よくわからないことになっていました。

 

 

「あ、アリア先生~」

 

 

ロビーの端で、見覚えのある生徒(複数)が正座していました。

何をやっているのでしょう?

 

 

「日本の修学旅行では、正座が流行・・・?」

「・・・? 先生、何言ってるの?」

「い、いえ別に・・・」

 

 

我ながら意味のわからないことを言いました。

 

 

「それで、まき絵さんはどうしてこんなところに?」

「えーとねぇ、えへへ・・・」

 

 

ごまかすように笑うまき絵さん。可愛らしいですがここではあまり関係ありませんね。

・・・おや?

 

 

「・・・長谷川さんまで、何をしているんですか?」

「・・・私は巻き込まれただけだ」

 

 

憮然とした表情で告げる長谷川さん。現実主義者が珍しい。

巻き込まれる・・・何に?

 

 

「アリア先生!」

 

 

突然、背後から声をかけられました。

突然だったのでびっくりしてしまいました・・・新田先生?

 

 

「あ、と・・・新田先生、こんばんは」

「こんばんはじゃありませんよ、まったく3-Aは!」

 

 

火を噴きそうな勢いの新田先生。

事情を聞くと、どうも3-Aの生徒がホテル中を駆けまわっているとか。

私は背後の生徒たちを見ますが、目をそらされました。

こ、この人たちは・・・!

 

 

「元気なのは結構なことですが、やんちゃすぎるのも駄目です!」

「は、はい、おっしゃる通りで・・・」

「アリア先生はよくやってくれていますが・・・それでもたまにはビシッと言ってくれねば困ります!」

「は、はい、はいぃ・・・」

 

 

な、なぜ私がこのような目に・・・!

 

 

 

 

 

Side エヴァンジェリン

 

「おい、何をしている」

「ひっ・・・」

「真祖の・・・!」

 

 

仮契約の魔力を感じて、茶々丸とさよを伴って旅館を探ってみると、朝倉とかいうクラスメートと、ぼーやの所のオコジョが、やたらテレビが置かれている部屋で何かしていた。

 

 

「あ、ネギ先生たちです~」

 

 

さよが興味津々といった感じで、画面を覗き込んでいる。

肉体は15歳設定だが、外に出たことが無いという意味では私を上回るからな、仕方あるまい。

 

 

「・・・ふん、大方、ぼーやの仮契約による戦力強化だろう」

「そ、その通りでさぁ!」

 

 

私の言葉に勢いづくオコジョ。

なぜ朝倉が絡んでいるかは知らんが、思ったよりもつまらん理由だったな。

 

 

「あ、アリア先生です~」

「・・・うん?」

 

 

画面のひとつに、アリアの姿があった。

なにやら悲壮な様子で、生徒たちを捕まえている。

 

 

『おお、アリア先生、勝負アル『南斗水鳥拳・朱雀展翔(非切断型)!!』ねええぇえっ!?』

『く、クーが一撃で!? 今度は拙者が相手でござ『南斗孤鷲拳・南斗猛鷲飛勢(非刺突型)!!』るぅううぅうっ!?』

 

 

・・・・・・いや、やりすぎだろう!?

何をやっているんだあいつは・・・明らかに『闘(ファイト)』とか言う魔法具を使っているな。あらゆる武術を使用できるとかいう、バグみたいな魔法具だったか。

 

 

魔法が使えん代わりに、魔眼と魔法具。

最初に聞いた時はどんなバグだと思ったが・・・まぁ、私の従者ならあれくらい当然だがな。

む、従者、か・・・・・・。

 

 

「・・・おい、オコジョ、見逃してやるから一つ頼まれろ」

「へ、へぇ」

 

 

がくがくと頷くオコジョ、くくく・・・アリアの驚く顔が目に浮かぶわ。

あははははははは!

 

 

「なんだか、エヴァさん楽しそうですね~」

「何かを企むマスター・・・記録中・・・」

 

 

 

 

 

Side アリア

 

生徒たちを捕縛しつつ、旅館内を駆け回ります。

 

 

「手こずらせて・・・!」

 

 

長瀬さんやクーフェイさんなど、やけに戦い慣れした方も何人かいましたが、力づくでねじ伏せました。

早くしなければ新田先生のお説教が・・・!

 

 

「・・・誰ですか!」

 

 

角を曲がった辺りで気配を感じ、視線を向けます。

 

 

「・・・ネギ兄様?」

 

 

そこには、なぜかフラフラとした足取りで歩く兄様の姿がありました。

兄様は無言のまま、私に気付いたのか近づいてきました。

・・・なぜ、あんなにフラフラしているのでしょう?

 

 

「・・・兄様?」

 

 

私の声に答えることなく、そのまま近付いてくる兄様。

そして・・・。

 

 

「・・・に、兄様?」

 

 

ぎゅっ・・・と、私を抱きしめてきました。

こ、これはいったい・・・?

 

 

「ア・・・リア?」

「は、はい、なんでしょう?」

 

 

相変わらず私を抱きしめたまま、兄様が囁きます。

み、耳に息が・・・!

 

 

「え、ええと、は、離れてくれますか?」

 

 

本能的に、軽い恐怖を覚えます。

な、なんでこんな・・・。

 

 

「・・・いやだ」

 

 

しかし兄様は離れてくれません。むしろ、私を抱きしめる腕に力を込めました。

 

 

「な、なんですか? ホームシックですか・・・?」

 

 

声が、震えます。

こんなこと、今までされたことがありません。

 

 

「アリア・・・お願いがあるんだけど・・・」

「な、なんですか?」

 

 

それを聞いたら、離してくれるのでしょうか?

兄様は虚ろな様子で、言いました。

 

 

 

「キス、して・・・いい?」

 

 

 

その瞬間、私は兄様を殴り飛ばしました。

しかも『殲滅眼(イーノ・ドゥーエ)』で魔力を殺す勢いで奪い取りました。

 

 

・・・まさか兄様が私をそんな目で見ていたとは・・・。

 

 

「・・・おや?」

 

 

壁に叩きつけられた兄様が、ボフンッと音を立てて、人型の紙になりました。

 

 

「式神だったんですか・・・」

 

 

どうりで反応がおかしいと思いましたよ。

というか、式神だったとしても、あの反応はないでしょう・・・。

眼が万全なら一目で見破れたんですけど。

 

 

「ここにいたか、アリア」

「発見です!」

 

 

そこへ、エヴァさんとさよさんがやってきました。

エヴァさんは不敵に笑って、さよさんはどこかもじもじしながら。

 

 

「エヴァさん、さよさん、申し訳ありませんが、ロビーで正座してもらいましょう」

 

 

しかし今の私は教師、仕事を優先します。

けして新田先生の恐怖に屈したわけではありません。あしからず。

 

 

「ふっ断る。・・・と言いたいところだが、アリア、目を閉じてじっとしていろ」

 

 

どういうつもりなのか、そんなことを言ってくるエヴァさん。

私が訝しんでいると。

 

 

「命令だ」

 

 

と、言ってきました。

・・・命令なら仕方ありませんね・・・。

 

 

「・・・わかりました。その代わり正座してもらいますよ」

 

 

そこは譲れません。くどいようですが恐怖に屈したわけではありません。

 

 

「わかったから早くしろ」

「はぁ・・・」

 

 

そして目を閉じる私。

すると。

 

 

「くっくっく・・・」

 

 

・・・? やけにすぐそばでエヴァさんの声が・・・。

 

 

ちゅっ。

 

 

・・・はい!?

 

 

唇に感じる柔らかい感触に、慌てて目をあけると、エヴァさんの顔がやけに近く―――!!

 

 

「んっ、ん~っ!?」

「ふ、んっ・・・・・・くくく、いただきだ」

 

 

そういって笑うエヴァさんの手には、一枚のカード。

私の絵が描かれているあれは・・・パクティオーカード?

え、ちょ・・・え?

 

 

「よし、さよ!」

「は、はいっ・・・!」

 

 

呆然としている私の前に、顔を赤くしたさよさんが進み出てきました。

 

 

「し、失礼しましゅ!」

「・・・んむっ!?」

 

 

こ、今度はさよさんですかっ・・・!?

く、唇の感触ってやっぱり違うんですねってそうではなくて!?

 

 

「えへへ・・・」

 

 

恥ずかしそうに私から離れるさよさん。

そして私の手には・・・さよさんが描かれたパクティオーカード・・・。

な、なぜ魔法陣もなく仮契約が・・・い、いえ、それよりも・・・。

 

 

「・・・・・・ぐすっ」

 

 

 

 

 

Side エヴァンジェリン

 

くくくっ、これでアリアは正式に私の従者だ。

あのオコジョに命令して、私に限り私を主として契約できるようにしたからな。

まさか、さよまで興味を示してくるとは思えなかったが、まぁいい。

私はアリアが描かれた仮契約カードを見ながら、にやつく顔を抑えられなかった。

 

 

「・・・・・・ぐすっ」

 

 

すると、どういうわけかアリアの様子が・・・。

 

 

「・・・って、なぜ泣く!?」

 

 

アリアが泣きだした!

 

 

「ううぇええぇぇぇぇ~ん!!」

「あ、アリア!?」

「アリア先生~!?」

 

 

泣きだしたアリアが、どこかに走り去りおった!

 

 

「ど、どうしましょう~」

「お、追いかけるぞ!」

 

 

さよとともにアリアを追いかけることに。

何故だ!? 私の何が不満だと・・・。

 

 

「はじめてだったのに~~~~っ!!」

 

 

・・・なん・・・だと?

 

 

 

 

 

 

Side アリア

 

なんとかエヴァさん達を振り切り、屋上の片隅にまで逃げ込みました。

涙は止まりましたが、未だにショックからは抜け切れていません。

 

 

ぐしぐしと、目をこすります。

右眼からも流れているので、視力がなくても涙は流れるんだなぁ、と、どうでもいいことを考えます。

 

 

そういえば、途中どこかでネギ兄様と宮崎さんがなんだかいい雰囲気になっていたような・・・。

どうでもいいですね、うん。

 

 

それにしても、どうして魔法陣もなく、仮契約が成立したんでしょう?

思い当たる原作イベントは、カモと朝倉さんが共謀してのイベントでしょうか?

でも、朝倉さんはネギ兄様に説得されたはずでは・・・?

それにカモも、私の前でそんなことをするはずが・・・。

・・・・・・明日、問いただすとしましょう。

眼が万全なら、すぐに確認できるのですけれど。

 

 

それにつけてもエヴァさんめ、です。

初めては、将来の旦那様に取っておきたかったです・・・。

言ってくれれば、仮契約くらいしたのに・・・・・・他の方法で。

 

 

さよさんにも問題はありますが、たぶんエヴァさんについてきただけでしょうね。

・・・・・・やっぱりエヴァさんが悪いですね。これはお仕置きをしなければ。

まずニンニクの海に放りこんで、それから・・・・・・・・・。

 

 

とその時、ガチャリと屋上の扉が開く音がしました。

エヴァさんかと思って身構えるも、そこにいたのは・・・。

 

 

「・・・戻りましょう、アリア先生。・・・・・・お部屋に」

「ちゃ、茶々丸さん!」

 

 

私は、迷うことなく飛び込みました。

迎えに来てくれた茶々丸さんの胸の中に。

もしこれがペル○ナなら、コミュが発生してもおかしくないですよ・・・!

 

 

・・・・・・・・・あれ?

 

 

私を「よしよし」してくれる茶々丸さん(「これが・・・至福」とか言ってます)ですけど。

さっきの騒動に参加もしていませんけど・・・・・・止めもしていないんですよね。

 

 

・・・え?

い、いやいや、そんな、まさか。

茶々丸さんに限ってそんな馬鹿な・・・でも、今顔を見るのはやめておきます。

某新世界の神みたくニヤリと笑っていたら、立ち直れないような気がしますので。

家族を疑うのはいけないことですよね、シンシア姉様。

 

 

 

 

 

アリアは、一つ大人になりました。

 




アリア:
アリア・スプリングフィールドです。
今回は不覚をとりましたが。次回で巻き返して見せます。

現在、私のパートナー(従者)的存在のアイデアを多くいただいております。
素敵なアイデアの数々、誠にありがとうございます。
もしそうしたものを作るとして、学園祭編以降の登場を予定しております。


アリア:
さて、次回は3日目の朝のお話です。
・・・・・・「お仕置き」の回、という別名を付けたいですね。
個人的には。
ではまた、お目にかかる日を楽しみに・・・。

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