「今度こそ終わりだ!リョウ・ゲキショウ!」
リョウにダフィエルの刀が振り下ろされるその瞬間
ガキィィン
何かが刃を防いだ。リョウがまぶたを開ける。すると
『銀雪花…なんで…』
リョウの目の前には先ほど後ろに投げ捨てた銀雪花が宙に浮いてリョウを守るように刃を防いでいた。
「バカな!?太刀が勝手に移動して来ただと!?」
ダフィエルは驚愕し、一旦リョウから離れる。
すると、銀雪花は地面に落ちた。
『よく分かんねえけど、戦えってことか…』
リョウは銀雪花を拾い上げ、ダフィエルを睨む。
『リタに物騒なもん向けやがって…俺はてめえを許さねえ!』
リョウがそう言った途端リョウの身体が光はじめる。オーバーリミッツである。
さらに、銀雪花の刀身が炎をまとった。
『ぶっ飛べ!!炎王爆炎斬!!』
リョウはダフィエルに直進し背後へ移動した瞬間、ダフィエルの周囲が大爆発を起こした
「ガハッ!?バカな!?」
ダフィエルは上空へ吹き飛ばされ、地面に叩きつけられた。
リョウはすぐさまリタに駆け寄る。
『リタ!大丈夫か!?』
「あたしは大丈夫よ。それより、あんたのほうがボロボロじゃない!」
『そうだな…でも、ダフィエルは…「この私が深手を負わされるとはな…」
「『え!?』」
ふたりがダフィエルのいた方を見ると、ダフィエルが傷だらけでありながらも立っていた。
「今回は私の負けだ…リョウ・ゲキショウ!次こそは必ず貴様を殺す!必ずだ!」
そう言い残し、ダフィエルは去って行った。
『待て!ダフィエル!……ぐあっ』
ドサッ
リョウはダフィエルを追おうとしたが、その場で倒れてしまった。
「リョウ!しっかりして!リョウ!」
リタはリョウに何度も呼びかけるが、反応はない。
「なにか大きな声がしなかったか?」
「誰かの声!?誰かいるの?こっちに来て!」
「なんだ?どうした?」
リタの声を聞いた3人の騎士が現れた。
騎士のひとりがリョウを見て
「どうしたんだ!?ひどい怪我じゃないか!」
「一体何があったんだ?」
「説明は後よ!早く医者に」
「わ、分かった。とりあえずダングレストまで運ぼう」
リョウは騎士に抱えられダングレストまで運ばれた。
ダングレストの宿の一室
「・・・・」
宿のベッドに寝かされたリョウは一向に目を覚ます気配がない。
「リョウは・・・・リョウは大丈夫なの?」
「最善は尽くした。だが、目が覚めるかは本人の体力次第だ」
そう言って医者は部屋から出て行った。
「リョウ・・・・死なないで、お願いだから。リョウがいなくなったらあたし・・・・」
そう祈ることしかできないリタだった。
To be continued