天を照らす銀河   作:浮雲のソル

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第25話 解放

昇降機を使って下に降りると、そこは労働者キャンプで労働者がキュモール隊の騎士に無理矢理働かされていた。

何人かの騎士を蹴散らし労働者を解放していく。

騒ぎを聞き、キュモールとイエガーがリョウ達の前に現れた。

 

 

「ユーリ・ローウェル!どうしてここに!?ひ、姫様も……!」

 

 

「今すぐここの人々を解放しなさい!」

 

 

エステルがそう言うが、キュモールは聞く耳を持たない。それどころか

 

 

「世間知らずの姫様にはここで消えてもらったほうが楽かもね。イエガー!やっちゃいなよ!」

 

 

「イエス、マイロード」

 

 

イエガーと黒装束の男が数人構える。

 

 

『黒装束の方は任せた。俺はイエガーって奴に話がある』

 

 

リョウはひとりでイエガーに向かって行く

 

 

「お、おい!しゃあねえな……」

 

 

ユーリは黒装束の男を相手することにした。

 

 

 

 

 

対峙するリョウとイエガー

 

 

『あんたは俺を知っているのか?』

 

 

「奇妙なクエスチョンですね……」

 

 

『俺は記憶喪失でね。さっきあんたと目が合った時、動揺しただろ?

だから、俺のことを知っているのかと思ったんだ』

 

 

「リョウ・ゲキショウ……」

 

 

『なんで名前を!?』

 

 

「やはりそうですか……全く同じですね」

 

 

『どういうことだ?』

 

 

「ミーのフレンドと同じということです。ネームも容姿も……」

 

 

『俺とお前が友人……だと?』

 

 

「それはありえまセーン。ビコーズ、リョウは10年前に……死んだのですから!!」

 

 

イエガーはそう言い終わると、武器の鎌を持って向かって来る。

 

 

キィィン

 

 

とっさに銀雪花でイエガーの攻撃を防ぐ

 

 

『待て!訳が分からない!俺は10年前に死んでいるだと?』

 

 

「もう話すことはありまセーン。ユーはミーの敵なのですから!」

 

 

『くそっ』

 

 

銀雪花を振るが、イエガーの姿はなかった。

 

いつに間にかイエガーはリョウの背後に回っており

鎌から変形した銃を構えていた。

 

 

〖しまった!〗

 

 

撃たれると思ったが、イエガーは撃ってこない。

それどころか武器を収めた。

 

 

「ミーにはできません……」

 

 

『イエガー……』

 

 

「キュモール様!フレン隊です!」

 

 

突然、キュモール隊の騎士が報告に現れた。

 

 

『フレンが?』

 

 

「ここはエスケープするのがベターですね。ゴーシュ、ドロワット」

 

 

「はい。イエガー様」

 

 

「やっと出番ですよ~」

 

 

ふたりの少女が現れ、煙幕が周りに立ち込める。

 

 

『待て!イエガーまだ話は……全然見えねえ』

 

 

「リョウ!大丈夫か?」

 

 

煙の中からユーリが話しかけてきた。

 

 

『大丈夫だ。俺はイエガーを追う』

 

 

「オレ達もキュモールの野郎を追う」

 

 

『じゃあ、後はフレンに任せて行くぞ!』

 

 

リョウ達はイエガーとキュモールを追ってヘリオードを出た。

 

 

 

 

 

リョウは10年前に……死んだのですから!!

 

俺が10年前に死んだ?どういうことだ?

 

訳が分からない……わけがわからない……ワケガワカラナイ……

 

……リョウ?……リョウ!

 

 

「リョウ!!」

 

 

『うお!!なんだ?』

 

 

気が付くと目の前にはリタがいた。

 

 

『どうした?リタ?』

 

 

「それはこっちの台詞よ。さっきからボーっとして。早く行くわよ」

 

 

『え?どこに?』

 

 

「フェローっていう魔物と、凛々の明星(ブレイブヴェスペリア)のことを話してもらうためにトリム港に行くんでしょ。あと、俺様の用事も」

 

 

『そうだったなレイヴン……あれ?なんでレイヴンがいるんだ?』

 

 

「ちょ!?気付いてなかったの?すごいショックなんだけど」

 

 

『わりい……ちょっと考え事してた……』

 

 

「リョウ君どうしたの?」

 

 

『ちょっとな……俺もトリム港で話すよ』

 

 

とりあえずトリム港へ向かうリョウ達であった。

 

 

To be continued

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