天を照らす銀河   作:浮雲のソル

27 / 78
第27話 魚人退治

「リョウ!起きて!起きなさい!」

 

 

朝がきてリタはリョウを起こす。

 

 

『ん……?リタ、おはよう……』

 

 

まだ寝ぼけているリョウ。

 

 

「さっさと準備して、ユーリ達についていくわよ」

 

 

『一緒に行くのか?』

 

 

「ふたりでエアルクレーネの調査とあんたの記憶探しをするのもいいけど、みんなといた方が安全でしょ」

 

 

『そうだな……またダフィエルが襲ってくるかもしれないし』

 

 

「じゃあ、決まりね!」

 

 

こうしてふたりはユーリ達と一緒にまた旅をすることになった。

 

 

 

 

 

砂漠とノードポリカがあるデズエール大陸へ向かうには船に乗らないといけないため港に向かうリョウ達。

 

 

「うーん。困ったわね……」

 

 

波止場に着くと、なにやら考え事をしている女性がいた。エステルとユーリが

 

 

「あれ?あの人は」

 

 

「たしか……カウフマンだっけ?」

 

 

すると、カロルが

 

 

「し、知り合いなの?」

 

 

「いや、前に一度だけ。おまえこそ知り合い?」

 

 

「知り合いって……5大ギルドのひとつ、幸福の市場(ギルド・ド・マルシェ)の社長(ボス)だよ」

 

 

「つまり、ユニオンの重鎮よ」

 

 

レイヴンが付け足す。

 

 

「あの人なら海を渡る船を出してくれるかも」

 

 

カロルがそう言うと、カウフマンに話を聞きに行く。

 

カウフマンはユーリに気付き

 

 

「あら、あなたはユーリ・ローウェル君。いいところで会ったわ」

 

 

『手配書の効果ってすげえな。すっかり有名人じゃねえかユーリ』

 

 

「うるせえ」

 

 

「あなたにピッタリの仕事があるんだけど」

 

 

「ってことは荒仕事か?」

 

 

「察しがいいわね。この季節、魚人の群れが船の積荷を襲うから大変なの」

 

 

「オレ達もギルド作ってな。今、仕事の最中で他の仕事は請けられねえ」

 

 

ユーリが断るが、カロルは

 

 

「ユーリ!船はどうするの?」

 

 

「船?なるほどなるほど……」

 

 

カウフマンは少し考える。そして

 

 

「じゃあ、ギルド同士の協力でどう?それに今なら魚人を退治して、私達の目的が済んだら、この船を進呈するわ」

 

 

『破格の条件だなそれは。受けた方がいいんじゃねえかユーリ?』

 

 

「しょうがねえな」

 

 

「契約成立ね。じゃあ、さっそく出航するわよ」

 

 

こうしてリョウ達の船旅が始まった。

 

 

 

 

 

 

後に進呈される船、フィエルティア号で海を渡る。その甲板の上

 

 

『船旅ってのもいいな~』

 

 

リョウは潮風にあたりながらのんびり座っていた。

 

 

「リョウ、隣いい?」

 

 

『いいぜ』

 

 

リタがやってきてリョウの隣に座る。

 

 

『リタは船酔いしないのか?』

 

 

「あたしはしないわね。リョウは?」

 

 

『今のところ大丈夫だな。もし気分が悪くなったら介抱してくれよ』

 

 

「分かったわ。でもどうやればいいの?」

 

 

『キスでもしてくれたら一発で治るかな』

 

 

「な、何言って//////……「おふたりさん、なにイチャついてるの?」

 

 

突然、レイヴンが話に入ってきた。

 

 

『おいレイヴン、俺とリタの時間を邪魔するなよ』

 

 

「ごめんごめん。おっさん暇でさあ」

 

 

『じゃあ、海に飛び込んで魚人をおびき寄せるエサになるのはどうだ?』

 

 

「それいいわね」

 

 

「ちょ!?リョウ君もリタっちもひどい……」

 

 

ドォォォォン

 

 

突然、船が大きく揺れた。

 

 

『どうやらお客さんみてえだな』

 

 

数匹の魚人が甲板に上がってくる。そのうちの1匹から

 

 

「ちょっと、船酔いをしたのじゃ……」

 

 

「魔物が喋った!?」

 

 

リタが驚く

 

 

喋った魚人はリョウ、リタ、レイヴンの方に向かって来る。

 

 

『(あの魚人もしかして……)俺にまかせろ!』

 

 

リョウは魚人の懐に近づき

 

 

『オラァッ』

 

 

腹部に鉄拳を入れる。すると、魚人はなにかを吐き出し、倒れた。

魚人が吐き出したものそれは、海賊服を着た見覚えのある少女パティだった。

 

 

「「ぱ、パティ?」」

 

 

リタとレイヴンが驚く

 

 

『人を飲み込んでいるとは思ったけど、まさかパティだったとはな』

 

 

「おーい。こっちの魚人は片付いた……ってパティ?」

 

 

向こうからユーリがやってきて同じく驚く。パティは目を覚まして

 

 

「ユーリ!久しぶりなのじゃ」

 

 

「なんでおまえがここに……「うわぁぁぁぁぁぁぁ」

 

 

向こうの方から操船士の叫び声が聞こえた。魚人に襲われていた。

 

 

『まだ1匹いたか!魔神剣!!』

 

 

魔神剣が命中し、最後の魚人を倒す。

 

 

『エステル!手当を!』

 

 

「分かりました」

 

 

エステルはすぐに操船士の治療をする。

 

 

「治癒術はかけましたが、当分安静した方がいいです」

 

 

「困ったわね……あなた達の中で操船できるひとは……「うちがやれるのじゃ」

 

 

カウフマンが困っていると、パティが手を上げた。

 

 

『パティが?できるのか?』

 

 

「世界を旅する者、船の操縦ぐらいできないと笑われるのじゃ」

 

 

『そ、そうか……じゃあ、まかせた!!』

 

 

操縦をパティにまかせることにより船旅を続けることができたのであった

 

 

To be continued

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。