天を照らす銀河   作:浮雲のソル

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第30話 闘技場都市

フィエルティア号は無事にノードポリカへ到着した。

 

 

カウフマン「ご苦労様。どうもね」

 

 

カロル「こちらこそ。大助かりだよ」

 

 

カウフマン「じゃ、もう行くわね。フィエルティア号、大事に使ってあげて」

 

 

カウフマンは立ち去った。

 

 

パティ「んじゃ、うちは行くのじゃ」

 

 

リョウ『宝探しの続きか?』

 

 

パティ「じゃの。いろいろと世話になったな」

 

 

リョウ『船の操縦ありがとな。気をつけろよ』

 

 

パティも去っていった。

 

 

レイヴン「んじゃ、こっちはこっちの仕事してきますかね」

 

 

ジュディス「手紙、届けるのよね?ベリウスに」

 

 

カロル「ボク達も行ってみようよ」

 

 

ユーリ「そうだな。フェローのこと知ってそうだしな」

 

 

エステル「ベリウスさんはどこにいるのです?」

 

 

カロル「騎士の殿堂(パレストラーレ)の首領(ボス)だから、闘技場に行けば、会えるんじゃないかな?」

 

リョウ達は闘技場へ向かった。

 

 

 

 

 

闘技場内部

 

 

リョウ達はベリウスに会うため、奥の部屋へ行こうとしたが、ひとりの男が扉の前にいた。

 

 

?「この先は我が主、ベリウスの私室だ。約束のない者とは会わない」

 

 

レイヴン「ドン・ホワイトホースの使いの者でも?」

 

 

?「ドン……こ、これは失礼。我が名はナッツ。この街の総統代理を務めている。

我が主への用向きなら私が承けたまろう」

 

 

レイヴンは手紙を見せ

 

 

レイヴン「すまないねぇ、一応ベリウスさんに直接渡せってドンから言われてんだ」

 

 

ナッツ「そうか…しかしながら、ベリウス様は新月の晩にしか人に会われない。

できれば、次の新月の晩に来てもらいたいのだが……」

 

 

レイヴン「そうかい。じゃあ、出直しますか」

 

 

ナッツ「わざわざ、悪かったな。ドンの使いの者が訪れたことは連絡しておこう」

 

 

リョウ『満月はつい最近だったよな。新月までまだまだ先だな』

 

 

ジュディス「じゃあ、今のうちにフェローと砂漠の情報を集めてはどう?」

 

 

リタ「あたしとリョウはエアルクレーネの情報探したいんだけど」

 

 

レイヴン「おっさんは先に宿に行っててもいい?ドンに経過報告の手紙出しとくわ」

 

 

リョウ『じゃあ、行こうぜ』

 

 

 

 

 

闘技場を出ると、パティが街の人と会話をしていた。

 

 

リョウ『パティのやつ。何してんだ?』

 

 

エステル「買い物みたいですね」

 

 

女性「あ、あの……もううちにはあまり、来ないでいただけますか、ね……」

 

 

その言葉を聞いたリョウは

 

 

リョウ『おいおい、お客様にそんなこと言っていいのか?』

 

 

女性「あなたは知らないんですか?この娘が大悪党アイフリードの孫だってこと」

 

 

リョウはドスの利いた声で

 

 

リョウ『だから?こいつはパティだ。アイフリードじゃないぐらい見て分かんねえのかよ』

 

 

パティ「リョウ。いいのじゃうちはすぐにこの街を出ていくのじゃ」

 

 

パティは走り去っていった。

 

 

リョウ『リタ、俺は宿に戻るわ。なんか胸くそ悪くなったからな』

 

 

リタ「じゃあ、あたしも戻るわ」

 

 

リョウとリタは宿に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

次の日、リョウ達は宿を出て、闘技場から出ようとすると、ひとりの男が近づいてきた。

 

 

?「あ、あの」

 

 

カロル「あなたは……遺構の門(ルーインズゲート)の首領ラーギィさん?」

 

 

リョウ『カロル。なんだその、るーいんずげーとって?』

 

 

カロル「魔導器発掘を専門としているギルドだよ。でもその首領がなんの用?」

 

 

ラーギィ「じ、実はお願いしたいことが」

 

 

カロル「遺構の門のお願いなら断れないね……て言いたいとこだけど今はボク達の仕事があるから……」

 

 

エステル「話を聞くだけでもいいのでは?」

 

 

カロル「そうだね」

 

 

ラーギィ「この戦士の殿堂を乗っ取ろうとしている男……闘技場のチャンピオンを倒していただきたいのです」

 

 

ジュディス「いきなり物騒な話ね」

 

 

ラーギィ「し、しかもその男の背後には海凶の爪がいるんです!海凶の爪はこの騎士の殿堂を乗っ取って、と、闘技場を資金源にして、ギ、ギルドの制圧を……!」

 

 

ユーリ「キュモールの野郎のあたりが考えてそうな話だな…」

 

 

リョウ『どうすんだ?引き受けるのか?』

 

 

カロル「う、うん。ギルドとしても放っておけない話、かもしれないし…」

 

 

レイヴン「んじゃ、闘技場に誰が出るわけ?」

 

 

リョウ『俺が出ようか?』

 

 

カロル「これは遺構の門に対して凛々の明星が受ける話だもん。リョウには頼めないよ」

 

 

ユーリ「じゃあ、オレでいいだろ?」

 

 

カロル「うん、じゃあお願いユーリ」

 

 

こうしてラーギィの依頼を受けることになった。

 

 

To be continued

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